【新年の初めに】
・あけましておめでとうございます。「カトリック・あい」は2023年10月で創刊7周年を迎えることになりました。皆様のご支援、ご愛読に心から感謝します。2022年は前年から持ち越したコロナ禍、そして2月に発生したロシアによる非道極まりないウクライナ軍事攻撃の二つに象徴される辛い年になりました。2023年こそ、世界も、日本も、そして皆さまも、心安らかに、充実した1年となりますよう、祈願いたします。(カトリック・あい:南條俊二、林好、高橋哲夫、山内継祐)
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*「カトリック・あい」の2022年・・・年間の総閲覧件数は15万7556件と増加傾向を続けました。閲覧内容では、教皇フランシスコが2020年10月に出され、「カトリック・あい」の日本語試訳・英語訳を同11月下旬から掲載している回勅「兄弟の皆さん」が1140件でトップ。掲載開始から合計では4640件となりました。次いで、これも数年前から掲載している「定年まで10年以上残して辞任する司教が3人も、日本の教区割、司教定員見直しも必要」が945件で二位。次いで多いのが教皇の連続講話「十戒」や主日の説教、教皇のウクライナ戦争への対応などで、それぞれ300件以上も読まれています。
・項目で目立つのは、長崎教区関連で、「多額の損失発生・・」が813件で4位。「パワハラ裁判始まる」が428件で11位、ほかに「性的虐待を許さない会会長会見」346件、「高見大司教発言で長崎地裁が教区に賠償命令」337件、「問われる長崎、仙台の新司教の対応」336件などが17位以内に入っており、長崎教区の相次ぐ不祥事とその対応に、長崎教区に限らず日本の信徒たちが強い懸念と関心を持っているのを示しているようです。
*2023年の課題は・・・最も重要視されるのは、速やかな和平実現が強く求められるウクライナなど危機が続く世界情勢と教会の対応、これも速やかな終息が望まれる新型コロナ感染の動向と教会の対応です。ウクライナでは2022年の最後の日、12月31日にも首都キーウなどでロシアのミサイル攻撃があり、朝日新聞の記者が負傷。年末からミサイル発射で挑発行為を重ねている北朝鮮も新年1月1日未明に、日本海に弾道ミサイルを撃ち込むなど、平和とは程遠い状態です。
・ポスト・コロナの教会取り組み―コロナ禍で顕著になった日本の教会の問題への対応、性的虐待などへの隠ぺい体質の脱却、口だけでなく行動で弱者の思いやりを行動で示す教会への取り組みも求められます。御不自由な体を押して、2023年もアフリカの紛争地域など海外訪問を続けられる予定の教皇フランシスコに私たちも倣う必要があります。
・教皇が2021年10月に始められた“シノドスの道”の歩みの関連では、2月下旬にアジア司教協議会連盟の大陸レベル・シノドスがあり、8月に「世界青年の日・リスボン大会」、そして10月に世界代表司教会議PhaseⅠが予定されています。
・日本を含めアジアの教会の取り組みはこれまではかばかしくありませんでした。教皇は2022年10月に、”シノドスの道“の当面の終着地となる世界代表司教会議を2024年10月にもPhaseⅡを開くことを決められましたが、アジア地域に限らず、”歩み”の遅い地域が足並みをそろえるように、1年余裕を作る、というお考えかも知れません。日本の各教区、司教団の積極的、具体的な対応を期待したいと思います。
(代表・南條俊二)
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*編集委員より
・スマホやタブレット、パソコンなど、簡単にいろんな情報にアクセスできる機器が溢れています。小学校の授業でもタブレットやパソコンが使われています。先日、小学校1年生の孫が「クローム・ブック」パソコンを使いこなすのを目の当たりにして、驚きました。我々の幼少期には得られなかった情報に容易に接することができる環境が整いつつあるのは、うらやましい限りです。
しかし、容易な情報手段を手に入れて、SNSなどでの発信が“炎上”することも増えました。結果、あらぬ中傷の被害に会う人が増えたのではないでしょうか。情報を“がぶ飲み”するあまり、むせてしまわないかと心配しています。創刊7年を迎える「カトリック・あい」の創刊の趣旨の下で、多くの方の信仰生活が豊かになるよう努力を重ねていくつもりです。 (高橋哲夫)
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《主要記事の見出し》2022年1月29日更新
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*見出しの頭の【☩】は教皇の言葉です。
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新☩「”霊において貧しい人”となるために、”使い捨て文化”に打ち勝つことが求められる」-年間第4主日の正午の祈りで⇒
新*教皇、31日からアフリカ2か国訪問ー「言葉と証しで、和平実現の助けとなるように」⇒
新☩「”シノドスの道”でドイツの教会改革はイデオロギー的でエリートが作ったもの」と教皇が批判ーAP通信と単独インタビュー(Crux)⇒
新☩「同性愛者であることは罪でないが、結婚以外の性行為は罪」-教皇、LGBTQ推進のイエズス会士に手紙⇒
*「教会内部の”意見相違”は新しいことではない、健全なものであり得る」と教皇側近でシノドス総括責任者のオロリッシュ枢機卿(Crux)⇒
新*「世界こども助け合いの日」に子供たちの幸せを願うー菊地大司教の年間第4主日メッセージ⇒
☩「私たちは皆、同じキリストの体の一部だ」教会一致祈祷週間の終わりの晩課で
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☩「愛に根差した真理に従い、心を込めて話す」ー5月の「世界広報の日」に向けてメッセージ⇒
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☩教皇、ミャンマー、ウクライナのために平和の回復を強く祈る⇒
*ミャンマー、国軍クーデターから間もなく2年、死者は3000人近く、教会も破壊ーボー枢機卿”平和の巡礼”開始を訴え⇒
ミャンマー北西部、チャンターで14日、聖母被昇天教会が国軍の攻撃で町と共に破壊された
☩「核戦争の脅威、自由侵害の危機に直面する今、改めて平和構築への協力が求められている」外交団との年頭会見で⇒

*教皇フランシスコの1,2月の主要日程ー月末からコンゴ、南スーダン歴訪へ⇒
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(特集)2023年、バチカンをめぐる5大予想は…(Crux)⇒
新*インドで相次ぐキリスト教徒襲撃はヒンズー・ナショナリストの脅威増大を反映(Crux)⇒
☩「福音を伝えないミサ典礼は”本物”ではない」ー教区典礼担当者研修の参加者たちに⇒
☩ 「壁ではなく、地平線を見つめよ」WYDリスボン大会へ若者たちにメッセージ⇒
☩「キリスト教一致と”シノドス”の道は繋がっている」ー教皇、世界代表司教会議総会を前に9月30日に「キリスト教一致の徹夜の祈り」⇒
*「この世界にあって喜びに満ち、預言的な教会へ」国際神学委員会事務局長が”シノドスの道”の歩みを語る(Vatican News)⇒
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【1月のコラム】
・竹内神父の午後の散歩道 ㉓新年に改めて祈り求めたいことは…平和⇒
・Sr.阿部のバンコク通信 (73) 命をいっぱいに生きる年にしたい!⇒
・愛ある船旅への幻想曲 ㉓新しい年、イエスの喜ばれる顔に出会いたい⇒
・(読者投稿)新しいミサの式次第の祈りの言葉に思う⇒
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【ロシアのウクライナ侵略】
☩「ウクライナのために祈って」ーミサイル攻撃で多くの犠牲者出したドニプロの悲劇に深い哀悼⇒
☩「戦争で子供たちを亡くしたウクライナとロシアの母親たちのために祈ろう」8日の正午の祈りで⇒
☩「救い主の誕生が平和をもたらすように」ー東方教会の降誕祭を迎えるウクライナの人々に⇒
☩「主の降誕を迎え、戦争の悲劇の重荷を負わされているウクライナの子供たちのために祈ろう」一般謁見で⇒
*「教皇の心は、ウクライナの人々の苦しみに張り裂けそうだ」現地で活動の支援援助省長官⇒
*バチカンの支援援助省長官、再びウクライナを訪問、防寒着や発電機届ける⇒
*「ロシアの軍事侵略に対する闘いは、『人の尊厳』を守る闘い」とウクライナの大司教⇒
☩「核の脅しに屈するな、平和の叫びを天に上げよう」教皇、諸宗教指導者との祈りの集いで⇒
☩「核兵器で世界を壊滅させるな。暴力と死の連鎖を止めるように」教皇、プーチン大統領に懇願⇒
☩「ウクライナ自衛のための武器提供は道徳的であり得る」「戦争を始めた者との対話は困難でも必要」教皇、機中会見で(VN)⇒
☩「戦いを止め、平和をもたらしてください」ー教皇の「マリアの穢れなき御心への奉献の祈り」全文バチカン放送訳+中央協議会訳⇒
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【聖職者による虐待】
新*米カンザス州捜査局が州内4教区の聖職者188人の性的虐待容疑について中間報告(Crux)⇒
新*レイプ、殺人、汚職への関与で訴えられたインドの司教をバチカンが”休職”に(Crux)⇒
*大司教の性的虐待隠ぺいがもたらした教会の信頼危機、ケルンの信徒たちの動揺深刻(Crux)⇒
*「ルプニク神父は、”告解の秘跡の乱用”でいったん破門」とイエズス会総長語る⇒
*著名なイエズス会士の芸術家が、性的虐待訴えで司祭職を制限される⇒
*多額の性的虐待損害賠償で破産相次ぐ米カトリック教会ーサンタローザ教区も破産申請へ(Crux)⇒
*ポーランドで、青年司牧のリーダーのイエズス会士による未成年性的虐待が明らかに(Crux)⇒
*フランス司教団の性的虐待スキャンダル公表に、バチカンも衝撃(LaCroix)⇒
*「枢機卿を含む司教11人が性的虐待・隠ぺいで告発を受けている」仏司教協議会会長が認める(VaticanNews)⇒
*「多くの司祭は『司教たちが自分を支持してくれる』とは信じていない」全米の調査結果(Crux)⇒
*フランスでも透明性を欠く「性的虐待司教へのバチカンの処分」が明らかに(LaCroix)⇒
*教皇が教皇庁未成年者保護委員会のメンバーを刷新、男女同数にー「委員会そのものが”被害者の声”になる」とオマリー委員長⇒
*(評論)性的虐待‐透明性を欠く高位聖職者などへの対応が教皇とバチカンの信頼を損なっている(LaCroix)⇒
*ノーベル平和賞受賞の東チモールの司教による性的虐待明らかに-バチカンは「処分済み」と⇒
*レバノン戦争孤児支援で世界的名声を得た神父が、未成年性的虐待で司祭職はく奪(La Croix)⇒
☩教皇「いかなる形の虐待も容認できない、各国の司教協議会に被害者対応にふさわしいセンター設置を」バチカン未成年者保護委員会に+説話全文⇒
*聖職者による未成年性的虐待への対処‐バチカンが手引書発行(英語版全文付き)⇒
*教皇が自発教令-性的虐待、隠ぺい防止の新規範を全世界の教区で実施へ⇒
⇒他の性的虐待関連の記事はページ上の「性的虐待」から検索してご覧になれます。
(日本では…)
*「複数の神父からパワハラ、PTSD発症」で裁判始まるー被告の長崎大司教区は全面否認⇒
*聖職者性的虐待ー長崎教区は賠償命令、仙台教区は和解勧告、信頼回復へ問われる新教区長2人の対応⇒
*「司祭のわいせつ行為巡る高見大司教の発言」で長崎地裁が大司教区に賠償命令-翌日に中村新大司教着座式⇒
(性的虐待・読者の反響)”形”を整えただけで中身は無し、教区にやる気無し-”聖職者主義”の壁も⇒
(評論)多額損失発生事件、性的虐待裁判の長崎教区で大司教辞任-なぜ今なのか(「カトリック・あい」)⇒
*「神父による性暴力被害者の会」設立-曖昧な日本の司教団の対応(評論)⇒
*日本の司教団が2020年4月7日に「聖職者による未成年者への性虐待の対応に関するアンケート」結果発表+解説⇒
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【中国・人権】
*教皇フランシスコが香港で中国の”圧政”に立ち向かう陳枢機卿とお会いに⇒
*民主化勢力支援の陳枢機卿が香港の裁判所から有罪判決(VN)⇒
*ベネディクト16世は、対中国で”信教の自由で妥協の余地なし”の原則を貫いたが…⇒
*「第18回 東京-北京フォーラム」が 共同声明ー「アジアと世界の平和のためにあらゆるレベルの対話強化を⇒
*世界初・「台湾海峡」「ウクライナ侵略」について中国国民の意識はー言論NPO日中共同世論調査⇒
*中国政府は緊張回避の姿勢見せるーバチカンの「暫定合意違反」の批判に⇒
*教皇、米誌インタビューで、”中国問題”と”ロシアのウクライナ侵攻問題”で自身の立場説明(Crux)⇒
*バチカンが、中国の”無認可教区”での補佐司教就任を強く批判する声明⇒
*バチカンと中国の暫定合意再更新に、米国際信教の自由委員会が「非常に失望している」⇒
*バチカン、司教任命に関する中国との暫定合意を再更新を発表⇒
*「暫定合意は、中国での教会の日常活動の基本的要素」ーパロリン国務長官が再更新で説明⇒
*「中国国内の問題は認識しているが、対話継続が必要」ー暫定合意再更新でバチカン首脳たち(Crux)⇒
*バチカン、司教任命に関する中国との暫定合意を再更新へー陳枢機卿の逮捕、裁判は無視?(Crux)⇒
*中国共産党大会へ、プロテスタント「三自教会」が”中国化”推進の報告書提出(BW)⇒
*香港、陳枢機卿の裁判始まるーバチカン元高官の枢機卿が「彼が非難されることはない」と表明⇒
*中国、テレビ・ラジオ放送に新規制法ー「反対意見や宗教は禁止」(BW)⇒
*「新疆ウイグル自治区における少数民族虐待首謀者に制裁を」と4つの国際人権団体が米政府に発動求める(BW)⇒
*「香港は”警察国家”。24日を香港と中国で苦しむ人々のための祈りの日に」アジア司教協議会連盟会長が提唱(Crux)⇒
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【ミャンマー軍政】
*ミャンマー軍事クーデターから12月14日で682日、2589人が国軍に殺され、1万3082人が監禁されている(AAPP調べ)
Assistance Association for Political Prisoners » Blog Archive » Daily Briefing in Relation to the Military Coup (aappb.org)
*「忘れられた人道危機を生きる人びと、ロヒンギャと共に」国境なき医師団が10月8日にYouTubeトークイベント⇒
☩「ミャンマー、ウクライナ、カメルーンの平和のために祈ろう」教皇が訴え⇒
*ミャンマーのボ枢機卿、軍事政権が「国民への弾圧をエスカレートさせている」と非難⇒
☩教皇、「苦難続くミャンマーの人たちを忘れないように」と訴え⇒
*国連人権委・独立調査機関年次報告「ミャンマーで人権蹂躙の犯罪行為が激しさを増し、女性と子供たちが深刻な被害を受けている」⇒
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*教皇の補佐役、バチカン財政改革、そして性的虐待で逆転無罪のペル枢機卿が帰天、81歳(Crux)⇒
【ベネディクト16世帰天】
新・岸田首相、イタリア訪問でベネディクト16世逝去に弔意と供花⇒
*ベネディクト16世 の墓が一般公開、訪問可能に⇒
☩「ベネディクト、あなたの喜びが今、全きものとなりますように」葬儀ミサで⇒
*逝去に伴う証書「ロジト」ー「信仰の本質的真理について豊かな遺産を残された」⇒
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*インドケララ州の大聖堂が、ミサ典礼をめぐる対立抗争で閉鎖に(Crux)⇒
*教皇、カリタスの会長以下、幹部を更迭、暫定管理者に民間コンサルタント任命⇒
*教皇、バチカンの文化教育省次官など主要ポストに女性二人を任命⇒
*11月の全米司教協議会総会でオハイオ州の教区統合を採決ー日本の教会は?(Crux)⇒
*教皇フランシスコが、高松教区の諏訪司教の辞表受理ーまた司教空席の教区が日本に⇒
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【シノドスの道】
新*”シノドスの道”で日本の司教団が「大陸ステージのための作業文書」に関するレポート⇒
*日本の教会のシノドスの今後の歩みについて、菊地・司教協議会会長メッセージ⇒
*「分かち合いの声をお聞かせください」-菊地・東京大司教が”シノドスの道”の歩みで呼びかけ⇒
*”シノドスの道”大陸レベルの歩みへ事務局と各大陸代表者の会議開催⇒
*大陸レベルに入った”シノドスの道”のキーパーソンの女性二人に聞く(Vatican News )⇒
*”シノドスの道”ーバチカンがドイツの教会に改革推進”一時停止”を迫る(Crux)⇒
*「周辺部に向かうシノダル(共働)的な教会へ」ラ米司教協議会連盟が”シノドスの道”で中間まとめを発表(Crux)⇒
*シノドス事務局が世界の司教協議会報告もとに”シノドスの道”中間まとめ発表ー課題は浮き彫りだが解決策はまだ(Crux)⇒
*教皇、シノドス総会を2023年10月、2024年10月の異例の2セッション開催に⇒
*シノドス事務総局次官、”シノドスの道”の一年延長について語る(VN)⇒
*”シノドスの道”の歩みの「大陸段階の文書は”神の民の声”になる必要」バチカンの草案策定チームのペスコ氏がFABC総会で講演⇒
*「”シノドスの道”は、第二バチカン公会議の”成熟した果実”だ」ーシノドス事務局長が講演⇒
*バチカンのシノドス事務局が”シノドスの道”の歩みの現状を検証し、今後を展望するビデオ⇒
*「率直な声に耳を傾け続けるように」”シノドスの道”でバチカン事務局長が米国の教会などに期待(Crux)⇒
*米司教団が”シノドスの道”で報告書を公表、178教区、約70万人の信徒が参加⇒
*「性的虐待、旧ラテン典礼、司教たちの不一致…癒されない傷」-米司教団、”シノドスの道”で報告書(Crux)
*”シノドスの道”「耳を傾ける教会の成否は、率直に語る信徒の声にかかっている」(LaCroix)⇒
*”シノドスの道”第二段階(5大陸レベル)にーオロリッシュ枢機卿が中間評価と展望を語る⇒
*「一般信徒の役割拡大、反対意見に寛容な姿勢が必要」と、独司教団が”シノドスの道”報告書⇒
(評論)日本の司教団がバチカンに「日本の教会の回答書」を送ったが…”シノドスの道”には程遠い⇒
(読者からの投稿)「日本の司教も司教団も”シノドスの道”への教皇の思いを理解しているのか」⇒
【”シノドスの道”日本では】①コロナ禍”でも…東京教区の教会有志「共に歩む会」の取り組み⇒
【”シノドスの道”日本では】②広島教区は”教区シノドス”と合わせて二度のZOOM全体会議も⇒
【”シノドスの道”日本では】⓷「聖職者のあり方、若者や子供たちの信仰教育、教会運営…」西日本の有志の会⇒
*【特集】”シノドスの道”とは何か、なぜ今「ともに歩む教会ー交わり、参加、そして宣教」なのか、どう歩むか(「カトリック・あい」)⇒
☩教皇、2021年10月10日の”シノドスの道”開始ミサ「シノドスを祝うことは同じ道を共に歩むこと」⇒
☩”シノドスの道”始まるー全体集会で「聖霊に導かれ、すべての信徒、司祭の参加を」と教皇⇒
*「まず、神の民に耳を傾ける」ーバチカンの”シノドスの道”の準備文書⇒
→バチカンのシノドス準備文書全文の公式英語訳+日本語試訳⇒
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【アジア司教協議会連盟(FABC)総会】
新*タイ政府は中国から流入するウイグル人難民の扱いを誤っている(BW)⇒
*菊地大司教のFABC総会から(その4)無事閉幕、お祈りに感謝⇒
*「教会は、虐待や暴力に苦しむ人の側に立つ」FABC50周年記念総会・ボー会長が閉幕あいさつ⇒
*FABC50周年記念総会閉幕、総会メッセージ発表ー様々な課題、そして決意⇒
*FABC総会第三週の討議テーマ「新たな道を構想する」最終日ーメッセージ、最終文書を採択⇒
*「私たちの声を聴いて!」FABC総会で、女性修道者たちも主張(VN)⇒
*FABC50周年記念総会の責任枢機卿たちが記者会見「アジアの司教たちは”新たな課題”に情熱を持って取り組もうとしている」⇒
☩「聖霊があなたがたに語っているのは何だろうか」教皇がアジアの司教たちに問いかけ⇒
*「歴史が招き、聖霊が動くーアジアの教会を前進させよう」アジア司教協議会連盟会長が開会あいさつ⇒
*アジア司教協議会連盟の設立50周年記念総会始まるー「多様性の中で共に歩む道を定める」⇒
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【世界各地の危機】
*ニカラグアの司教逮捕・拘禁で、教皇の”対話推奨”に国外退去中の司教が反論(Crux)⇒
☩「敬意ある共生は対話を基礎に置かねばならない」‐教皇、ニカラグアでの教会弾圧に遺憾表明⇒
*ニカラグアで独裁大統領批判の司教が逮捕・軟禁-国連やラ米司教協議会などが批判、釈放要求⇒
☩「干ばつによるソマリアの致命的な人道危機にも注意を向けて」ー教皇が訴え⇒
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【バチカン改革】
*教皇、バチカンの”人事統括”責任者に一般信徒の法務・人事専門家を指名⇒
*枢機卿会議ーバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium(福音を宣べ伝える)」の理解深める⇒
*バチカン、社会教説に沿った新投資政策を実施へー不正不動産投資による巨額損失発生受けた措置か⇒
*バチカン、新規制でリスクの高い投資、ポルノ、兵器産業への投資を排除徹底(Crux)
*バチカン改革の総仕上げー教皇庁組織改編の全容明らかに⇒
*「福音宣教の積極推進」「一般信徒の主導的役割」がバチカン改革の柱ー新使徒憲章が発効(Vatican News )⇒
☩「バチカンと教会に本当に重要なのは人々の”ハート”と”マインド”の刷新」教皇、バチカン改革使徒憲章の本の中で⇒
*教皇フランシスコがバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium」を公布、6月5日発効⇒
*使徒憲章“Praedicate evangelium”の英語概要仮訳(Wikipedia)とイタリア語原文全文⇒
(評論)新使徒憲章に盛り込まれたバチカン改革は”第二段階”がより重要となる(LaCroix)⇒
(評論)「福音宣教」と「一般信徒の役割」の強化が、新憲章が示すバチカン改革の二つの柱だ(VN)⇒
(評論)新使徒憲章ー教皇フランシスコが描く教皇庁のビジョンー主要ポストを女性含む一般信徒に開放(Crux)⇒
*「福音宣教に奉仕する小教区に」聖職者省が小教区刷新へ指導書発行(英語版全文付き)⇒
*(解説)意図しようとしまいと、指導書は、新型ウイルスで苦しむ小教区の青写真だ(Crux)⇒
(日本の教会は‥)
*東京大司教区の宣教司牧方針⇒
→菊地大司教の「宣教司牧方針解き明かし」動画配信開始▷その1・その2→https://youtu.be/4nO57M6Z6xo
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【ミサ典礼】
☩「典礼に関する論争を克服し、その素晴らしさを再発見しよう」教皇がミサ典礼で新使徒的書簡を発出⇒
*米ワシントン首都教区、教皇の自発教令に従い小教区のラテン語ミサ禁止ー「信徒の半分失う」と反対の声も(Crux)⇒
♰「オンラインでキリストを説くのに、失敗を恐れるな」”デジタル福音宣教”国際会議に⇒
*猛著に”海中ミサ”を捧げるのは犯罪か?イタリア・当局介入で議論(Crux)⇒
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【バチカンの巨額不正取引裁判】
*教皇の元側近、ベッチウ枢機卿が無実を主張-ロンドン不動産投資・巨額損失事件の裁判で(LaCroix)⇒
*バチカンの不動産投資を巡るもう一つの裁判ー”ブダペスト宮殿”での敗北の教訓は…(Crux)⇒
*バチカンで巨額不動産不正取引の裁判難航、長期化も(VN)⇒

*「バチカン、巨額の損失を出して裁判がらみの資産売却」と英紙報道ーバチカン改革が問われている(Crux)⇒
*バチカンで枢機卿ら10人、3法人被告の巨額不正取引事件裁判始まるー27人の弁護団、前途多難
*「出廷を求められれば応じる」とパロリン国務長官-バチカン巨額不正取引裁判で(LaCroix)⇒
*バチカン検察当局、前列聖省長官の枢機卿ら10人をロンドンの不動産巨額不正取引で起訴(Crux)⇒
*コロナ禍でバチカンの赤字、6600万ユーロ(約86億円)に-地方教会支援は増額(CRUX)⇒
(日本では・・・)
*長崎教区「会計上の重大な不手際」で改めて説明ー教区報2021年12月号で⇒
*長崎教区、”会計不祥事”で司祭集会、小教区司祭と信徒代表の集会で大司教らが説明と謝罪⇒
*カトリック長崎教区が、詐欺に絡む多額の損失発生を高見大司教名で認め、謝罪を発表⇒
⇒その他の関連記事は、ページ上の「バチカンの動き」「日本・アジアの動き」で検索しご覧になれます。
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【女性の教会での地位向上】
*教皇、司教省の役員に初の女性3人を任命⇒
*バチカン人間開発省ナンバー・ツーにシスター・スメリッリ任命⇒
*教皇、科学アカデミー会員にノーベル化学賞受賞者のダウドナ教授を任命⇒

*バチカン・シノドス事務局次長に女性が就任ー「女性に対する信任のしるし」⇒
*「女性の司祭叙階と女性の役割拡大は別問題」と国際修道会連盟事務局長⇒
*教皇、朗読奉仕者と祭壇奉仕者に女性を正式に認める自発教令発出-「男女平等」さらに⇒
*教皇が、バチカン財務の実権握る財務評議会議員に女性6人任命(Crux)⇒
*教皇フランシスコ、バチカンの要職に女性2人任命⇒
*教皇フランシスコ、女性助祭を「研究」する新委員会を設置⇒
*(解説)「既婚司祭」「女性助祭」の論争回避。可能性は排除せずー新使徒的勧告で(Crux)⇒
*バチカン高官がカトリック教会の”男性優位”を批判、女子修道会のあり方見直し提唱(Crux)⇒
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【教会行事】
*教皇、2025年を「希望の巡礼」の聖年にー「コロナ禍からの再生のしるしに」⇒
*バチカンが聖年2025の公式ロゴを公募ー聖年に参加する世界の全ての信徒が対象⇒
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【回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」】

*回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」全文”カトリック・あい”日本語試訳⇒
*回勅「Fratelli tutti(All Brothers)」日本語試訳+公式英語版対訳⇒
*教皇「兄弟愛と社会的友愛」の新回勅「Fratelli tutti」の概要説明⇒
新*教皇が「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)基金」を設立、教えを広める活動を支援⇒
☩「平等で持続可能な復興モデルの創出を」教皇、主要国蔵相・中央銀行総裁会合にメッセージ⇒
*2021年、北東アジアの平和を脅かすリスクは「北朝鮮問題」と「米中対立」ー日米中韓の専門家195氏採点(言論NPO)⇒
♰「”友愛”こそコロナ禍の危機の治療薬-民主主義の危機、信教の自由への影響も指摘」教皇、外交団に⇒
*教皇「破壊か否か、友愛の構築は今世紀最大の課題」国連・人類友愛国際デーに⇒
*バチカンが新回勅“Fratelli tutti(All Brothers)”ウエブサイト特設⇒
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【若者司牧関係】
☩教皇「国連ボランティアの日」に、来年8月のWYDリスボン大会のボランティアたちを激励⇒
*2023年8月「世界青年の日・リスボン大会」参加募集開始、教皇が応募呼びかけ⇒
*2023年8月のWorld Youth Day(世界青年の日)に向けファティマで準備会合(Crux)⇒
☩「あなたがたは”崩れかけた共通の家”を建て直すよう呼ばれている」教皇、アッシジでの若者の集まりで⇒
☩「イエスと共に夢を見、人生をしっかりつかむように」-「王であるキリストの主日」「青年の日」ミサで若者たちに⇒
☩「一人の若者が立ち上がれば、世界全体が立ち上がる」11月21日の「世界青年の日」に⇒
*「世界青年の日」リスボン大会は2023年8月1-6日に(VN)
*世界青年の日の十字架、2023年「王であるキリスト」の日に開く予定のリスボンへ⇒

♰「教育は希望の行為」と教皇、教育テーマの青年シンポジウムで⇒
♰「今が方向を変える時。若者たちの希望を奪わないように」教皇、「気候野心サミット」にメッセージ⇒
♰「若者たちよ、起き上がりなさい、そして世界を変える努力を」-4月5日・世界青年の日に⇒
♰「聖家族に倣い、家族が互いに支え合うように」教皇、”ケータイ家族”に警告⇒
(解説)スマホ、ゲーム… 「読解力」低下どころではない「思考能力」「思いやり」の喪失!⇒
*スマホなどでゲーム、若者の2割が平日3時間以上-「生活で一番大切」、心身に障害も-国の全国調査⇒
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☩「分裂と紛争の世界で『対話と平和』の旅となった」教皇、バーレーン訪問を振り返る⇒
☩「聖霊は、人類の心の砂漠を潤す地下水」教皇、カトリック関係者との出会いを最後に帰国⇒
☩「世の中のパン種として成長せよ」バーレーンの若者たちの集いで⇒
◎「いつも愛しなさい、全ての人を愛しなさい」-教皇、バーレーン国立競技場でミサ→動画配信中▷
◎「求められているのは『多様性の中の一致』と『命の証し』」ー正教会などキリスト教指導者たちと祈りの集い⇒
◎「私たちが”命の源泉”を掘り起こさないなら、人類の砂漠はさらに荒れ、死をもたらす」イスラム指導者たちに⇒
◎「神への礼拝を隣人愛と一致させ、平和の構築者となろう」バーレーン・フォーラムで⇒
*教皇、バーレーン訪問開始、国王と会見、各界代表たちにあいさつ「砂漠に兄弟愛の水を、人類の根を枯らさないように」⇒