☩「祈りは、戦争で引き裂かれた世界への信仰の息吹」ー2024年「祈りの年」に

 

Pope Francis prays at Mass in MongoliaPope Francis prays at Mass in Mongolia  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

 教皇は続けて、「祈りの年」が、それぞれの教会で行われている司牧的な活動を損なうべきではない、とも指摘。むしろ、「さまざまな司牧的な行事が勧められ、個人的にも教会共同体としても、さまざまな形や表現で、祈る喜びを再発見できる機会」となることを強調された。

そして、「私たちの心に、父がお聞きになる私たちの口に、どのようにして正しい言葉を置くかをご存じなのは主であり、それゆえに、聖霊から流れ出る祈りのための場を作る謙遜さを持つこと」を勧められた。

 また教皇はこの序文で、司教、司祭、助祭、カテキスタたちのために祈られ、「2025年の聖年が今の困難な時期に大きな影響を与える希望の宣言となる基盤に祈りを置く最も適切な方法を、この『祈りの年』に見つけることができる」というご自分の確信を、彼らに保証され、また、修道者たち、特に観想修道会の貢献を「非常に価値あるもの」と強調された。

 教皇は序文の最後に、「世界のすべての教会、祈りのための特別の場所で、祈りが積極的に行われ、巡礼者たちが平穏な”オアシス”を見つけ、慰めに満ちた心を持って旅に出ること」を希望され、世界のすべての人々に、「個人的な、そして共同体としての祈りが、主イエスのご意向に従って、妨げを受けることなく、絶え間なくなされ、それによって神の王国が広がり、福音が、愛と赦しを願うすべての人々に届くように」と祈られた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2024年1月24日