祈りの意向

■2024年3月の教皇と日本の境界の祈りの意向

教皇の意向: 新たな殉教者のために

*世界各地で福音のために生命の危険にさらされている人々が、その勇気と宣教の思いを教会に伝える者となりますように。

 教皇フランシスコの3月の祈りの意向について、ビデオ・メッセージは以下の通り。

 「今日の教会を映し出す一つの話を語りたいと思います。それはあまり知られることのない信仰の証しです。レスボス島の難民キャンプを訪問した時、一人の男性が私に言いました。「自分はイスラム教徒です。妻はキリスト教徒でした。私の国にテロリストたちがやって来て、私たちに『宗教は何だ』と聞きました。彼らは十字架を身に着けている妻を見て、その十字架を地面に投げ捨てるように言いましたが、妻はそうしませんでした。すると彼らは私の目の前で、妻の喉を切ったのです」。このようなことがまさに起きたのです。

彼は恨みはもっていませんでした。妻の愛の模範、それを受け入れ、死に至るまでの忠実を貫いたキリストに対する愛の模範に、焦点を当てていたのです。兄弟姉妹の皆さん、私たちの間には常に殉教者たちがいることでしょう。それは私たちが正しい道の上にいることのしるしなのです。ある専門家は、キリスト教の初期よりも、現代の方がより多くの殉教者がいると、私に言いました。殉教者の勇気、殉教者の証しは、皆にとって神の恵みです。

祈りましょう。世界各地で福音のために生命の危険にさらされている人々が、その勇気と宣教の思いを教会に伝える者となりますように。そして、殉教の恵みに心を開く者となれますように」

(バチカン放送訳、「カトリック・あい」編集)

 

 

 

日本の教会の意向: 性虐待被害者のために

*聖職者によって心と体に深い傷を負った方々が、いつくしみ深い神のいやしによって慰められますように。

2024年2月28日

主な内容

2024年3月18日 更新(ニュース、評論などは、ほぼ毎日更新=「スマホ」でもお読みになれます!)
【3月の巻頭言】

2024年も早や3月に入りました。年初から国内では能登半島大地震で多くの方が犠牲になり、被災され、今も震災前の生活を取り戻せずに苦しんでおられる方も多数に上ります。改めて犠牲になられた方々の冥福をお祈りするとともに、一日も早く生活再建がなされるよう願います。世界では、ウクライナ、ガザ、ミャンマー、そしてアフリカの国々など至る所で紛争が続き、先の見えない苦しみの中に多くの方が置かれ続けています。速やかに、平和が取り戻されますように。

 

「カトリック・あい」の2月の月間閲覧件数は、日数が29日と前月よりも2日少なかったこともあり、5か月連続の2万件台とはならなかったものの、昨年同月比約6000件増の1万8000件弱となっています。

 

内容別閲覧件数では、残念ながら聖職者による性的虐待関連が依然として上位を占めており、トップが「女性信者が神言会に賠償求める裁判開始」で300件を大きく上回り、「イエズス会が性的虐待容疑で会員神父を厳重措置」関連が2,3位と6位に。「カトリック東京教区が『子どもと女性の権利擁護委員会』担当司祭を更迭、休養扱い」も4位、213件と高い関心。「麻薬特例法違反で東京教区の司祭が再逮捕(その後釈放)」も89件と読者の注目が続いています。

 

暗いニュースの一方で、コラムがよく読まれており、「愛ある船旅への幻想曲」が5位の101件、「故森司教の言葉再掲」が76件、「ChrisKyogetuの宗教と文学」が71件で10位前後。「神様からの贈り物」「Sr.阿部のバンコク通信」なども閲覧件数で上位に入っています。

 

2月29日まで一週間の閲覧件数をみると、性的虐待関連が上位を占め、前日28日夕から掲載を始めた「『言い訳をし、抽象的で役に立たない言葉の後ろに隠れていないか』を自問すべきは」という教皇の言葉をタイトルに使わせていただいた3月1日「性的虐待被害者への祈りと償いの日」に関する評論が、わずか丸一日で40件超に上っていることは、関心を持ってくださる読者の方が多いことを改めて示しているようです。

こうした中で、四旬節を迎え、教皇の説教師、カンタラメッサ枢機卿の「小さな黙想」の動画付き連載が4回目まですべて上位に入っているのは救われる思いです。

 

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3月はカトリック教会の暦年の最大行事、24日からの聖週間、そして31日に復活の主日を迎えます。よき準備ができるよう、「カトリック・あい」も教皇の言葉、「小さな黙想」の連載など、関連の記事の掲載に力を入れていきます。

 

また、1日は日本の司教団が定めた「性的虐待被害者の祈りと償いの日」ですが、評論でご説明した通り、日本に15ある教区として具体的な行事を予定しているのは大阪・高松教区のみ。教区も小教区レベルでも取り組みはほとんどなされていない、と言ってもいい状態です。3月の日本の教会の祈りの意向も「性虐待被害者のために」となっているのにどういうことでしょうか

 

11日には東京地裁第606法廷で、女性信徒が加害者司祭の所属修道会である神言会を訴えた裁判の第二回審理が行われました。閲覧状況を見ても大きな関心が集まっており、週刊誌(12日発売の「週刊女性」2024年3月26日号=主婦と生活社)も被害者女性のインタビューを3ページにわたって掲載しています。この問題を含め、高位聖職者をはじめ聖職者の自覚を促し、教会に対する信頼を回復させるためにも、しっかりとフォローしていきたいと思います。

 

(「カトリック・あい」代表・南條俊二)

 

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《主要記事の見出し》

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*⇒をクリックしていただくと、本文をお読みになれます。

*▷が付いている画像は動画です。▷をクリックしていただくとご覧になれます。

*見出しの頭の【☩】は教皇の言葉です。

 

 

 

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【四旬節】

新☩「賜物、赦しは神の栄光の真髄」教皇、四旬節第五主日の正午の祈りで

新☩「教会が深刻な状況にある今も、勇気を失わず、『希望を具体的に生きる』ように」福音宣教省世界部門の総会参加者に促す

新*「私たちの人生が『他者に希望をもたらすもの』でありたい」菊地大司教の四旬節第五主日メッセージ

☩「神の赦しを、教会の中心に置くように」-教皇が「主のための24時間」を主宰

☩「戦争の恐怖に苦しむ人たちのために祈り、四旬節の旅を続けよう」水曜恒例の一般謁見で

☩「皆で『もう、たくさんだ』と言おう!」教皇、ガザの戦闘時中止を訴え

Palestinians walk amid the rubble of destroyed houses in GazaPalestinians walk amid the rubble of destroyed houses in Gaza  (AFP or licensors)

*コプト教会が「同性愛者の祝福は受け入れられない」とカトリック教会との神学的対話を中断(Crux)

☩「荒れ野は私たちを成熟させる場。回心の勇気、隷属から抜け出す勇気を持つように」四旬節メッセージ

 

*カンタラメッサ枢機卿の「四旬節の小さな黙想」①「私は人生に何を求めているのだろうか」⇒ ②「私たちに必要な、ただ一つのことは」⇒ ③「『繋がり』は、信仰によって得られる」⇒ ④再びつまずいても、神と共に敵に立ち向かう⇒ ⑤イエスは言われるー「ぜひあなたの家に泊まりたい」と

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【シノドス関係・最新の動き】

新*シノドスの10の作業グループの検討対象に「女性の助祭職」も(Crux)

新*シノドス事務局が今年10月の総会第2会期に向けた2つの文書発表

(コラム)”シノドスの道”に思う⑨シノドスをドイツの視点から考える(その3)

 

 

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【3月の日本教会の祈りの意向は「性虐待被害者のために」だが】

改*司祭による性暴力被害者が神言会に損害賠償求める裁判、3月11日の東京地裁第二回口頭弁論を司祭、シスター、一般信徒50人傍聴-被告側「『使用責任』は争わない」・次回は5月8日

新*フランスで1400 人近い性的虐待被害者がカトリック教会に補償を要求-司教協議会の独立補償機構が報告書(La Croix)

新*教皇、「未成年者・弱い立場の成人保護委員会」の事務局幹部人事、次長に女性の元米国州警察幹部を任命

☩「性的虐待に対して必要なのは、被害者への心の眼差しと寄り添いから生まれる具体的な行動だ」-教皇、未成年者・弱い立場の成人保護委員会メンバーへ

*「あらゆるレベルの『透明性』が教会に必要、それなしに信頼回復はない」-未成年者・弱い立場の成人保護委員会のオマリー枢機卿

*教皇、米国で婦女暴行の罪を犯した神父の司祭職をはく奪(CNA)

*アルゼンチン最高裁、性的虐待司祭の有罪を確定、「教会の変革はまだ」と被害者たち

☩「正義を行うには、勇気の美徳が必要」教皇、バチカンの裁判所年度初めのあいさつ

(評論)「自分は言い訳をし、抽象的で役に立たない言葉の後ろに隠れているだろうか、と自問するように」と教皇は言われるが…

*「人間の尊厳をないがしろにする行為は神の掟に反する」-菊地大司教「性虐待被害者のための祈りと償いの日」に

 

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【3月のコラム】

新・Sr.阿部のバンコク通信(87) スマホなし、不便な生活の中で神と出会う―タイ北部の山岳民族の村で

・愛ある船旅への幻想曲 ㊲3月に二つの女性の日-人間として、当たり前に、自然に生きたい

(投稿)主任司祭から受けたハラスメント、教区の担当チームの対応は… 聖職者主義の”文化”と”仕組み”を改めねば

・故森司教の言葉・再掲 ④日本社会の隠れた悲惨さ

・竹内神父の午後の散歩道 ㉘四旬節-それは、変容の時⇒ 

・ガブリエルの信仰見聞思 ㉟四旬節の旅を思いめぐらす

・神様からの贈り物⑧「打ち明けた弱さが、誰かの生きる力になる」

・Chris Kyogetuの宗教と文学 ⑪「金銭的豊かさ」と「幸福」-アマルティア・セン経済学から

・カトリック精神を広める③若かりし頃の恩人たち

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【2024年は祈りの年】

*福音宣教Pope Francis has announced a Year of Prayer, beginning today, to prepare the Church for the upcoming Jubilee省が「祈りの年」のガイドブックを発行―ウエブサイトでも閲覧可能に

 →教皇連続講話「祈りについて」全31回は、このページの最後【教皇の講話・使徒的勧告、指針など】でご覧になれます。

*教皇フランシスコが、2024年を、聖年に先立つ「祈りの年」とすることを発表

☩「老いても、祈りと忍耐で希望の火を守るシメオンとアンナに倣おう」教皇、世界の修道者たちに

☩「イエスの愛こそが、私たちを一致させる」‐キリスト教一致祈祷週間の最後の夕べの祈りで

☩「祈りは、戦争で引き裂かれた世界への信仰の息吹」‐2024年「祈りの年」に

*一連の祈りの冊子発行とともに、教皇が「祈りの学校」を開設―「祈りの年」で福音宣教省長官が会見

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新☩「準備のためにイエスに倣って『主の祈り』を唱えよう」-5月25,26日の「第1回世界子どもの日」に向けてメッセージ

☩「AIがもたらすチャンスとリスクに適切な対応を」教皇、5月12日の「世界広報の日」に向けたメッセージ

*7月28日「祖父母と高齢者のための世界祈願日」テーマは「老いの日にも見放さないでください」

*9月29日「世界難民移住移動者の日」のテーマは「神はご自分の民と共に歩まれる」

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【ロシアのウクライナ侵攻2年】

*教皇の”白旗発言”に、ウクライナの政府、教会が激しく反発、ロシア政府は”歓迎”(Crux)

*「教皇は『降伏する形で停戦交渉をせよ』などとは言っておられない」-バチカン報道局長がウクライナ戦争で

☩「戦争は狂気、止めるために交渉する勇気を持て」スイスの公共放送のインタビューに

☩「地雷は戦争の冷酷な悲劇と罪なき人々の犠牲を思い起こさせる」対人地雷禁止条約発効25年

☩教皇「永続的平和を目指し外交的解決」を改めて訴え-ロシアのウクライナ侵攻2年

*「教皇の数知れぬ訴えは聴き入れられていない…」ロシアのクライナ侵略2年(Vatican News)

ウクライナ・ミコライウの墓地 2022年3月ウクライナ・ミコライウの墓地 2022年3月  (ANSA)

新*教皇、ブルキナファソでの教会、モスク襲撃、虐殺に深い悲しみ表明

*今年1月まで13か月に8222人以上殺害‐ナイジェリアでキリスト教徒の”静かな大虐殺”続く

☩「ミャンマー、パレスチナ、イスラエル…苦しむ人々に寄り添うように」―「病者の日」に

☩「二国家共存のオスロ合意履行以外、真のパレスチナ和平はない」教皇、伊紙のインタビュー

*ロヒンギア難民の危機が忘れられている、彼らは「国際的無関心」の犠牲者だ

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【性的虐待問題】

☩「”ジェンダー・イデオロギー”は現代の最も醜 い脅威」教皇、バチカン主催のシンポジウムで

*イタリアの司教たちが性的虐待被害者と家族と面談、「対応不十分」と被害者団体(Crux)

*「バチカンは強力な規範を出したが、現地教会で完全には適用されていない」と聖職者性的虐待の著名専門家、ゾルナー師(LaCroix)

*元イエズス会士で著名な芸術家、ルプニクの性的虐待被害者が実名で会見、バチカン捜査に透明性求める(Crux)

*豪州の前司教が多数の未成年など性的虐待容疑で逮捕・起訴(Crux)

*修道者が減少、性的虐待など醜聞相次ぐ中で、世界の男女修道会代表がバチカンで会合(CRUX)

*カナダで性的虐待集団訴訟の被告名簿に載った枢機卿が虐待を否定、大司教職は一時中断(CRUX)

*カナダ・ケベックの枢機卿が現地の性的虐待集団訴訟の被告リストに(CRUX)

*バチカン裁判所の控訴審が、イタリア人神父を未成年性的行為で懲役2年6か月の逆転有罪判決

*ボリビアで性的虐待被害者の会がイエズス会の司祭9人とボリビア管区を相手取る裁判(CRUX)

*教皇、醜聞にまみれたインドの司教の辞表を受理、だが聖職者としての活動に制限はない?(CRUX)

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【中国・人権】

新*中国で改正国家機密保護法が施行ー「何が機密か」が機密、人権や”違法”宗教への弾圧強まるか(BW)

*黒竜江省で集団礼拝中のプロテスタント200人以上を公安当局が逮捕・拘束

Artistic AI-generated image of a gathering of Christians in the icy-cold village of Xiaotuan in January.

*中国で新しい司教3人叙階の一方、逮捕され所在不明の司教が少なくとも3人

*教皇、中国で司教任命-一週間で3人目の異例のピッチ、中国側の”先行任命”とも

*教皇、新教区開設‐人権問題高まりの中、中国との”緊張緩和”政策を推進‐新司教任命(Crux)

*中国、元旦施行の改訂愛国教育法で宗教団体に「習近平」思想教育の徹底指示(BW)

*中国の人権活動家孫林氏が公安に撲殺?死因の公開求める親族や抗議の友人らも脅迫受ける(BW)

*国連人権委の特別報告者3人が、中国共産党によるウイグル人子弟の”強制中国化”教育を批判する声明(BW)

(評論)中国の一方的な決定から3か月遅れで教皇が上海司教任命―誰が勝ち、誰が負けたのか(BW)

*共産党公認の中国カトリック教会が上海司教をバチカンの同意なしに任命

*バチカンが、中国の”無認可教区”での補佐司教就任を強く批判

* 中国で、すべての宗教活動施設に「習近平主席の社会主義思想の徹底」など義務付ける新規則(BW)

*中国、マカオにも香港型「国家安全維持法」を導入へ(Bitter Winter)

*中国の新スパイ対策法施行-共産党が好まない情報を発信する全員が”スパイ”の可能性(Bitter Winter)

*「中国における『信教の自由』は一段と悪化している」-米・信教の自由委員会2023報告

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【シノドス総会第2会期へ】

*「よりシノダル(共働的)な宣教する教会へ力を合わせよう」アメリカ大陸の司教代表が集結

*バチカン3省連名でドイツ司教団に「シノドス評議会」設置の採決を中止させる

*教皇、シノドス総会第1会期で注目された主要テーマの研究グループ設置、第2会期の日程発表

*シノドス事務局長がフィリピンの代表団に、総会第一会期の結果と10月の第二会期への対応を語る

*2024年10月のシノドス総会第2会期に向け、バチカンが世界の司教たちに書簡を送付-総括文書をもとに”シノドスの道”を歩み続けることを強調

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(評論)傷ついた”羊”を守ろうとしない”牧者”たちに”シノドスの道”は歩めるか

(評論)次期教皇の選挙権を持つ枢機卿たちは、皆が”同じ群れ”ではない(CRUX)

*枢機卿や司教たち21人がプラハで”秘密会議”、ジェンダー問題など話し合い

*4世紀の石棺側面装飾の女性像が示す、教会における女性たちの権威

☩「”シノドスの道”で、女性の声に十分耳を傾けていないことに気づいた」新刊本の序文で

*教皇、枢機卿顧問会議(C9)に英国国教会の主教含む女性3人を招き「女性の役割」議論

*「秘跡の有効性を確保するため、公式の式文と構成要素を変えてはならない」教理省が文書

*「結婚に関する教義は変わらない」バチカン教理省、同性カップル祝福で言明

*シノドス事務局の総会第2会期に向けた取り組み書簡・全文

☆シノドス総会第1会期「総括文書」全文の日本語試訳(「カトリック・あい」)

*日本の教会のシノドス総会第二会期に向けた取り組み発表

*カトリック中央協議会、シノドス総会第一期の総括文書(『まとめ』報告書)訳文掲載

*シノドス第16回総会第一会期「総括文書」公式英語訳全文

*“シノドスの道”に思う ⑥第16回総会第一会期の総括文書を『カトリック・あい』試訳で読む

*総括文書発表—「すべての人を包み込み、世界の傷に寄り添う教会に」

(総括文書解説)シノドス総会―”コンセンサス”を追求、争点のある問題は”弱音ペダル”で終える(Crux)

*「ドイツの教会の”シノドスの道”はカトリック教会の一致を脅かしている」教皇、4人の女性神学者の訴えに返答

☩「祝福するのは『カップル』ではなく、『祝福を願う人たち』」教理省関係者との集いで

*「性転換者の受洗認める、同性愛者のカップルが代父母となることも条件付きで」バチカンがブラジルの司教に回答書(Crux)

☩「『識別』は愛の行為を伴う」バチカン控訴院関係者との集いで

☩教皇がシノドス総会閉幕ミサ—「神と隣人への愛が、すべての核心」⇒ 

*総会参加者が全世界の信者に宛てた「a Letter to the People of God(神の民への手紙)」を発表—来秋の総会Ⅱに向けてすべての人の参加を希望

*(解説)「既婚司祭」「女性助祭」の論争回避。可能性は排除せず―新使徒的勧告で(Crux)

*教皇、駐日教皇大使にエスカランテ・モリーナ大司教を任命

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【性的虐待問題など不祥事】

*司祭の性的暴行裁判で仙台地裁が和解勧告-教区が被害女性に謝罪、解決金330万円支払う…で決着したが

(評論)性的虐待に絡む仙台の裁判で和解-日本の教会は、司教団は苦しむ声に”耳を傾けて”いるか

*「司祭から繰り返し性暴力」-女性信者、神言会を相手取り、損害賠償訴訟へ-朝日新聞が報道

*カトリック東京教区が「子どもと女性の権利擁護委員会」担当司祭を更迭、休養扱い-理由説明は今後に

*「2023年3月まで1年間で性虐待の申し立ては4教区、5件」-”ガイドライン”決定から2年半かけ「日本の教区での性虐待に関する監査報告」

*死後13年経過したスイスの司教が性的虐待で訴えられ、後任司教が「被害者の苦しみを放置しないのは教会の責任」と言明

*ロンドン巨額不正資金運用で元教皇側近の枢機卿に、バチカン裁判所が禁固5年半と罰金、公職追放の有罪判決

(評論)バチカンの”世紀の裁判”はこれで決着したのか―即断はできない(Crux)

*東京地検、麻薬特例法違反容疑で再逮捕・勾留されていた東京教区司祭を拘留期限待たずに釈放

*覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された東京教区の司祭が、処分保留のまま別件の麻薬特例法違反容疑で再逮捕

*「麻薬特例法違反で教区司祭再逮捕にお詫び、COP28と宣教地召命促進へお願い」菊地大司教メッセージ

*カトリック東京教区の司祭が覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕-菊地大司教、「重く受け止め、捜査に全面協力」

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☩「性的虐待は神が与えられた人間性への裏切り、虐待への”沈黙”を打ち破る必要」-教皇、仏西部ナントの被害者代表たちに

☩教皇「女性に対する暴力という毒草の撲滅を」-25日の国連・女性に対する暴力をなくす国際デーに

*「聖職者などによる性的虐待への対処改められず、真剣な対応必要」教皇の未成年者保護委員会が、新枢機卿叙任式とシノドス総会に強く要請

*スペイン司教団が性的虐待の被害者たちに謝罪、ただし「一部メディアの”44万人”は真実でない」と

*カトリック聖職者に性的虐待を受けた未成年者は20万人以上—スペインの独立調査委員会が推計

*教皇、ルプニクの性的犯罪に対し、教会法の「時効」解除、成人への性的虐待も厳罰の姿勢明確に(Crux)

*元イエズス会士、ルプニクの性的虐待被害者たちが、教皇に公開書簡ー「”Zero Torelance(容赦ない処罰)”はPRキャンペーンに過ぎない」(Crux)

*司祭による性的不祥事続出で管理責任問われ、ポーランドの司教が辞任

☩「性的加害者は子供たち、弱い人々の苦しみの中にイエスの眼差しを見るように」教皇、中南米未成年保護研修委員会の代表たちに

*「破産申請の可能性が極めて高い」と米サンフランシスコ大司教が表明―聖職者の性的虐待訴訟の重圧で

☩「聖職者の性的虐待は”疫病”、”ゼロ・トレランス”で真剣に対応必要」教皇、帰国途上の機中会見で(Crux)

(コラム)日本の聖職者による性的虐待―”シノドスの道”からほど遠い、高位聖職者の”沈黙”、教区担当者の”驚きの発言”

*米司教団が未成年性的虐待など2022年・年次報告―年間の被害訴え1998人、2704件に“減少”だが

*バチカン新教理省長官―「聖職者の性的虐待への対応は、訴えた人を信じ、適正な手続きを踏むこと」

*ドイツのカトリック信者数が昨年一年で過去最大、52万人も減少―背景に性的虐待による信頼危機

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【大阪、高松教区合併関連】

*米オハイオ州の二つの教区の合併交渉再開・信徒減少、司祭高齢化で-駐米バチカン大使の要請受け(Crux)

*急速に縮む教会-オランダの司祭たちに”燃え尽き症候群”を起こしている(Crux)

*バチカン教理省が宣言「同性カップルに対する祝福が可能に-ただし結婚の承認は意味せず」

(関連)*バチカン、カナダの2教区の合併へ、まず教区長の兼務から始める-「互いの理解を深め、協力体制を作るため」と担当司教

再々改【特集】教皇、大阪大司教区と高松教区を合併、「大阪・高松大司教区」に―教区の再編・統合含む抜本改革が司教団の緊急課題

*教皇、ボッカルディ駐日教皇大使の退任を承認-この重要な時期に、”定年前倒し”の外交官規則”活用”とは?

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*「唐突な教区の『お知らせ』に違和感、信徒が知りたい情報が皆無」大阪教区との合併に、高松教区の有志信徒たちの声

(コラム)愛ある船旅への幻想曲 ㉛「教会とは何か、聖職者とは何か」-”大阪・高松合併”で、また問い掛けが振り出しに…

(読者投稿)”シノドスの道”から外れ、「信徒への思いやりと愛」の無い”合併劇”

*高松教区管理者名で教区の司祭、信徒に”新教区設立、新教区長任命”のお知らせ

*大阪教区、前田教区長名で同様の高松教区との”統合、新教区設立”のお知らせ

*2022年の日本の信徒数は10年で5%弱の減少、主日ミサ参加者は4割弱、新規受洗者が3割弱、聖職者などが2割強も激減、”コロナ”の影響も

*11月の全米司教協議会総会でオハイオ州の教区統合を採決ー日本の教会は?(Crux)

*教皇フランシスコが、高松教区の諏訪司教の辞表受理ーまた司教空席の教区が日本に

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*教皇、東京大司教区の補佐司教にアンドレア・レンボ師を任命

(評論)レンボ・ミラノ外国宣教会管区長の東京補佐司教任命を機に考えるべきこと

*森一弘・元東京大司教区補佐司教が帰天

(評伝)第二バチカン公会議の貴重な体現者、闇にいる人たちを照らし続ける一本の蝋燭—森司教の死を惜しむ

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【女性の教会での地位向上】

*教皇、バチカン奉献・使徒的生活者省の次官にシスター・シモーナ・ブランビッラを任命

*教皇、バチカンの文化教育省次官など主要ポストに女性二人を任命

*教皇、司教省の役員に初の女性3人を任命

*バチカン人間開発省ナンバー・ツーにシスター・スメリッリ任命

*教皇、科学アカデミー会員にノーベル化学賞受賞者のダウドナ教授を任命

*バチカン・シノドス事務局次長に女性が就任ー「女性に対する信任のしるし」

*「女性の司祭叙階と女性の役割拡大は別問題」と国際修道会連盟事務局長

*教皇、朗読奉仕者と祭壇奉仕者に女性を正式に認める自発教令発出-「男女平等」さらに

*教皇が、バチカン財務の実権握る財務評議会議員に女性6人任命(Crux)

*教皇フランシスコ、バチカンの要職に女性2人任命

*教皇フランシスコ、女性助祭を「研究」する新委員会を設置

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【国際カリタス】

*国際カリタス総会閉幕、新執行部が会見-菊地・総裁以下、副総裁にロバートソン女史、事務総長にダットン氏が就任

*国際カリタス総会で新総裁に菊地大司教を選出、日本人初

*「カリタスの核心は『忘れられた人々』が希望を見つけるのを助けること」菊地新総裁、Vatican Newsに語る

*「東京大司教の務めもおろそかにしない」国際カリタス総裁選任で菊地大司教がメッセージ

【解説】菊地大司教に任された国際カリタス立て直し-”言葉”だけでないバチカンの支援が必要

☩「世界的な慈善活動を通し、神の愛に応え続けて」教皇、国際カリタス総会参加者に

(関連)教皇、国際カリタスの総裁ら幹部更迭、暫定管理者に民間人(2022.11.22)

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【教皇モンゴル訪問】

新☩「モンゴルの草原の『果てしなく、静かな広がり』のように、視野を広く持とう」水曜恒例の一般謁見で

☩教皇、「中国やロシアの問題行為を容認している」との批判に答える-モンゴルからの帰途の機上会見で(Crux)

*教皇、モンゴル訪問終え、ローマへの帰途に

☩「”無私の愛”が原動力となるように」-4日、「慈しみの家」の開所式で

*「教皇様、私たちの教会を救ってください!」—ウランバートルでの教皇ミサに参加した中国の若者の叫び

☩「皆さんは、私の心の中にいる、恐れることなく前に進んで」3日、ウランバートルでの主日ミサで

☩ 「中国の信者たちが良いキリスト者、良い市民であるように」—ミサに参加した香港の新旧教区長ら中国からの信者に

☩「宗教的信念と暴力、神聖さと抑圧が混在することがあってはならない」3日、諸宗教との対話集会で

☩「主の下に全ての教会員を団結させ、シノダルな教会を目指せ」2日、モンゴルの教会関係者たちに

☩「民主主義国家モンゴルの、人権と平和の促進への取り組みを讃える」-2日、要人、外交団との集会で

【教皇ポルトガル訪問】

*「皆に開かれた場になっていたのか」-WYDリスボン大会に参加したアフリカ系ブラジル人の若者たちが、差別的言動を受けたと訴え

☩「WYDリスボン大会は『キリストとの出会い』を体験する機会となった」水曜恒例一般謁見再開

☩「大地が雨を求めるように、教会と世界はあなたがた若者を必要としている」WYD大会閉幕ミサ で

*教皇、WYD大会閉幕ミサで、次回2027年大会はソウル、2025年にローマで「若者の聖年」と発表

☩WYD大会参加の若者たちと夕の祈り「私たちの喜びは宣教にある、訓練を怠るな」

☩「マリアはいつも私たちを歓迎し、急いで助けに来てくださる」ファティマの聖母巡礼聖堂で若い病者たちとロザリオの祈り

☩「イエスは私たちと共に旅を続けておられる」WYD大会参加者と十字架の道行き

☩「行動で愛を実践することは素晴らしい」障害者・高齢者や福祉・慈善団体代表を訪問

☩「神のいない世界に未来はない」ポルトガル・カトリック大学の学生たちとの集いで

☩「欧州よ、希望の光を灯せ・『世界青年の日』大会が未来へ漕ぎ出す機会となるように」各界代表、外交団に

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【聖職者による性的虐待2】

*一審無罪だが原告が控訴中の性的虐待容疑のインドの司教の辞表、教皇が受理(Crux)

*ブラジルのカトリック教会でも聖職者108人による未成年者性的虐待発覚-氷山の一角?(Crux)

*イタリア最大のカトリック信徒団体幹部が未成年性的虐待で逮捕(Crux)

*バチカンの未成年保護委員会が、性的虐待対処の新戦略発表

☩「 性的虐待への不適切な対応が、神の愛に対する証しを台無しにしている」教皇、未成年保護委員会総会参加者に

改*「聖職者の性的虐待の規制強化の自発教令形式による教皇使徒的書簡」の全訳

*教皇、聖職者の性的虐待に対処する規範徹底へ改定自発教令を発出

*性的虐待対策の著名専門家が、バチカンの未成年保護委員会の委員を辞任-「機能に懸念、これ以上続けられない」と

*米国のマカリック前枢機卿、ウィスコンシン州で別の性的虐待で起訴(Crux)

*米メリーランド州司法長官が、カトリック・ボルチモア大司教区の600件以上の児童性的虐待で報告書(Crux)

*破産手続きで合意した米サンタフェ教区の大司教が、性的虐待被害者たちに陳謝の公開書簡(Crux)

☩「性的虐待被害者のために祈り、赦しを求めるだけでは不十分、具体的な行動が必要」と教皇、3月の祈りの意向で

*3月10日の「祈りと償いの日」を前に日本カトリック司教協議会会長が呼びかけ

*評論「祈りと償いの日」を誰が”風化”させているのか(「カトリック・あい」)

*「『祈りと償いの日』を誰が”風化”させているのか」に共感の声相次ぐ

*「複数の神父からパワハラ、PTSD発症」で裁判始まるー被告の長崎大司教区は全面否認

*聖職者性的虐待ー長崎教区は賠償命令、仙台教区は和解勧告、信頼回復へ問われる新教区長2人の対応

*「司祭のわいせつ行為巡る高見大司教の発言」で長崎地裁が大司教区に賠償命令-翌日に中村新大司教着座式

(性的虐待・読者の反響)”形”を整えただけで中身は無し、教区にやる気無し-”聖職者主義”の壁も

(評論)多額損失発生事件、性的虐待裁判の長崎教区で大司教辞任-なぜ今なのか(「カトリック・あい」)

*「神父による性暴力被害者の会」設立-曖昧な日本の司教団の対応(評論)

*日本の司教団が2020年4月7日に「聖職者による未成年者への性虐待の対応に関するアンケート」結果発表+解説

【欧米では…】

*ヨハネ・パウロ二世教皇の大司教時代の”性的虐待隠蔽疑惑”報道でポーランド国内に波紋

*未成年者性的虐待の罪で公判中のマカリック元枢機卿が認知症理由に提訴棄却を申請(Crux)

*サクラメント教区も破産検討ー聖職者性的虐待訴訟急増で、カリフォルニア州だけで3教区目

*未成年性的虐待で訴訟400件ー米サンディエゴ大司教区が破産申請へ(Crux)

*米カンザス州捜査局が州内4教区の聖職者188人の性的虐待容疑について中間報告(Crux)

*教皇、”性的被害問題”抱えるクエレット司教省長官の辞表受理、後任にペルーのチクラヨ教区長のプレボスト司教を指名(Crux)

*レイプ、殺人、汚職への関与で訴えられたインドの司教をバチカンが”休職”に(Crux)

☩教皇「いかなる形の虐待も容認できない、各国の司教協議会に被害者対応にふさわしいセンター設置を」バチカン未成年者保護委員会に+説話全文

*聖職者による未成年性的虐待への対処‐バチカンが手引書発行(英語版全文付き)

*教皇が自発教令-性的虐待、隠ぺい防止の新規範を全世界の教区で実施へ

⇒他の性的虐待関連の記事はページ上の「性的虐待」から検索してご覧になれます。

☩「同性愛者であることは罪でないが、結婚以外の性行為は罪」-教皇、LGBTQ推進のイエズス会士に手紙

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【教皇フランシスコ着座10周年】

(評論)教皇フランシスコの健康を案じるなら、改革派教皇レオ13世の”術後”を振り返ろう(Crux)

*教皇の一般謁見・特別謁見、7月中は慣例に従い休止、8月に再開

+☩バチカンが着座10周年を記念して「Popecast」を発刊ー「欲しいのは平和」と教皇

Popecast – Podcast – Radio Vaticana – Vatican News

☩「教会は一部の人の家ではない、すべての人のための家だ」スイス公共放送の着座10年インタビューで

*(評論)劇的な10年を経て…”ゴルバチョフ・ジレンマ”に直面する教皇フランシスコ(Crux)

*(評論)教皇フランシスコ在位10周年:慈しみと平和の願いを込めた宣教の熱意(VN)

*教皇フランシスコ在位10年-物議を醸した5つのポイント(Crux)

*(評論)教皇フランシスコ着座10周年を前にー左派対右派の論争は”信徒の教会離れ”と関係なし(CRUX)

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【教皇、マルセイユ訪問】

☩「教会、そして欧州には、”信仰の飛躍”が求められている」市内のスタジアムでのミサで

☩「地中海を『世界平和の基盤』とすることに貢献して」地中海沿岸国大会の閉幕式で

【教皇、ハンガリー訪問】

☩「人類の架け橋を築くとき『ルーツ』を忘れてはならない」ハンガリー訪問を振り返って

☩教皇「互いに出会い、支え合うことの大切さ」を強調、ハンガリーと欧州全土を聖母の保護に託し訪問終える

☩「ハンガリーの教会も、社会も、助けを求める人々に扉を開け!」教皇、ブタペストで復活節第三主日のミサで

☩「若者よ、人生の高みを目指せ!」教皇、ハンガリーの若者たちとの集会で

☩「『Charity(慈愛)の言葉』を語る、真の信仰を育むように」教皇、ハンガリー訪問2日目難民や貧しい人々との出会いで

☩「『悲惨な敗北主義』と『世俗的な順応主義』の誘惑に陥るな」ハンガリーの聖職者たちに警告

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【アジア司教協議会連盟(FABC)総会】

新*タイ政府は中国から流入するウイグル人難民の扱いを誤っている(BW)

*菊地大司教のFABC総会から(その4)無事閉幕、お祈りに感謝

*「教会は、虐待や暴力に苦しむ人の側に立つ」FABC50周年記念総会・ボー会長が閉幕あいさつ

*FABC50周年記念総会閉幕、総会メッセージ発表ー様々な課題、そして決意

*FABC総会第三週の討議テーマ「新たな道を構想する」最終日ーメッセージ、最終文書を採択

*「私たちの声を聴いて!」FABC総会で、女性修道者たちも主張(VN)

*FABC50周年記念総会の責任枢機卿たちが記者会見「アジアの司教たちは”新たな課題”に情熱を持って取り組もうとしている」

☩「聖霊があなたがたに語っているのは何だろうか」教皇がアジアの司教たちに問いかけ

*「歴史が招き、聖霊が動くーアジアの教会を前進させよう」アジア司教協議会連盟会長が開会あいさつ

*アジア司教協議会連盟の設立50周年記念総会始まるー「多様性の中で共に歩む道を定める」

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【世界各地の危機】

*ニカラグアの司教逮捕・拘禁で、教皇の”対話推奨”に国外退去中の司教が反論(Crux)

☩「敬意ある共生は対話を基礎に置かねばならない」‐教皇、ニカラグアでの教会弾圧に遺憾表明

*ニカラグアで独裁大統領批判の司教が逮捕・軟禁-国連やラ米司教協議会などが批判、釈放要求

☩「干ばつによるソマリアの致命的な人道危機にも注意を向けて」ー教皇が訴え

 

 

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【バチカン改革】

*教皇、バチカンの”人事統括”責任者に一般信徒の法務・人事専門家を指名

*枢機卿会議ーバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium‎‎(福音を宣べ伝える)」の理解深める

*バチカン、社会教説に沿った新投資政策を実施へー不正不動産投資による巨額損失発生受けた措置か

*バチカン、新規制でリスクの高い投資、ポルノ、兵器産業への投資を排除徹底(Crux)

*バチカン改革の総仕上げー教皇庁組織改編の全容明らかに

*「福音宣教の積極推進」「一般信徒の主導的役割」がバチカン改革の柱ー新使徒憲章が発効(Vatican News )

☩「バチカンと教会に本当に重要なのは人々の”ハート”と”マインド”の刷新」教皇、バチカン改革使徒憲章の本の中で

*教皇フランシスコがバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium」を公布、6月5日発効

*使徒憲章“Praedicate evangelium”の英語概要仮訳(Wikipedia)とイタリア語原文全文

(評論)新使徒憲章に盛り込まれたバチカン改革は”第二段階”がより重要となる(LaCroix)

(評論)「福音宣教」と「一般信徒の役割」の強化が、新憲章が示すバチカン改革の二つの柱だ(VN)

(評論)新使徒憲章ー教皇フランシスコが描く教皇庁のビジョンー主要ポストを女性含む一般信徒に開放(Crux)

*「福音宣教に奉仕する小教区に」聖職者省が小教区刷新へ指導書発行(英語版全文付き)

*(解説)意図しようとしまいと、指導書は、新型ウイルスで苦しむ小教区の青写真だ(Crux)

 

(日本の教会は‥)

*東京大司教区の宣教司牧方針

→菊地大司教の「宣教司牧方針解き明かし」動画配信開始▷その1・その2→https://youtu.be/4nO57M6Z6xo

 

 

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【ミサ典礼】

☩「典礼に関する論争を克服し、その素晴らしさを再発見しよう」教皇がミサ典礼で新使徒的書簡を発出

*米ワシントン首都教区、教皇の自発教令に従い小教区のラテン語ミサ禁止ー「信徒の半分失う」と反対の声も(Crux)

♰「オンラインでキリストを説くのに、失敗を恐れるな」”デジタル福音宣教”国際会議に

*猛著に”海中ミサ”を捧げるのは犯罪か?イタリア・当局介入で議論(Crux)

 

 

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【バチカンの巨額不正取引裁判】

*教皇の元側近、ベッチウ枢機卿が無実を主張-ロンドン不動産投資・巨額損失事件の裁判で(LaCroix)

*バチカンの不動産投資を巡るもう一つの裁判ー”ブダペスト宮殿”での敗北の教訓は…(Crux)

*バチカンで巨額不動産不正取引の裁判難航、長期化も(VN)

 

*「バチカン、巨額の損失を出して裁判がらみの資産売却」と英紙報道ーバチカン改革が問われている(Crux)

*バチカンで枢機卿ら10人、3法人被告の巨額不正取引事件裁判始まるー27人の弁護団、前途多難

*「出廷を求められれば応じる」とパロリン国務長官-バチカン巨額不正取引裁判で(LaCroix)

*バチカン検察当局、前列聖省長官の枢機卿ら10人をロンドンの不動産巨額不正取引で起訴(Crux)

*コロナ禍でバチカンの赤字、6600万ユーロ(約86億円)に-地方教会支援は増額(CRUX)

(日本では・・・)

*長崎教区「会計上の重大な不手際」で改めて説明ー教区報2021年12月号で

*長崎教区、”会計不祥事”で司祭集会、小教区司祭と信徒代表の集会で大司教らが説明と謝罪

*カトリック長崎教区が、詐欺に絡む多額の損失発生を高見大司教名で認め、謝罪を発表

⇒その他の関連記事は、ページ上の「バチカンの動き」「日本・アジアの動き」で検索しご覧になれます。

 

 

 

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【教会行事】

*教皇、2025年を「希望の巡礼」の聖年にー「コロナ禍からの再生のしるしに」

*バチカンが聖年2025の公式ロゴを公募ー聖年に参加する世界の全ての信徒が対象

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【若者司牧関係】

*「世界青年の日」の「閉幕ミサ用の祭壇・周辺設備に7億円」に現地リスボンで批判の声(Crux)

☩ 「壁ではなく、地平線を見つめよ」WYDリスボン大会へ若者たちにメッセージ

☩教皇「国連ボランティアの日」に、2023年8月のWYDリスボン大会のボランティアたちを激励

*2023年8月「世界青年の日・リスボン大会」参加募集開始、教皇が応募呼びかけ

*2023年8月のWorld Youth Day(世界青年の日)に向けファティマで準備会合(Crux)

☩「あなたがたは”崩れかけた共通の家”を建て直すよう呼ばれている」教皇、アッシジでの若者の集まりで

 

 

 

 

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【回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」】

Pope Francis signing "Fratelli tutti" Encyclical on the tomb of St. Francis of Assisi

*回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」全文”カトリック・あい”日本語試訳

*回勅「Fratelli tutti(All Brothers)」日本語試訳+公式英語版対訳⇒

*教皇「兄弟愛と社会的友愛」の新回勅「Fratelli tutti」の概要説明

新*教皇が「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)基金」を設立、教えを広める活動を支援

☩「平等で持続可能な復興モデルの創出を」教皇、主要国蔵相・中央銀行総裁会合にメッセージ⇒ 

*2021年、北東アジアの平和を脅かすリスクは「北朝鮮問題」と「米中対立」ー日米中韓の専門家195氏採点(言論NPO)

♰「”友愛”こそコロナ禍の危機の治療薬-民主主義の危機、信教の自由への影響も指摘」教皇、外交団に

*教皇「破壊か否か、友愛の構築は今世紀最大の課題」国連・人類友愛国際デーに⇒ 

*バチカンが新回勅“Fratelli tutti(All Brothers)”ウエブサイト特設

 

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【教皇アフリカ2か国訪問】

新☩「私の”夢”は果たされた」-教皇、一般謁見でコンゴ、南スーダン訪問を振り返る

☩南スーダン訪問最終日:「イエスはあなたがた一人一人を知っておられ、愛しておられる」首都ジュバでのミサで

⇒教皇の首都ジュバのジョン・ガラン霊廟でのミサ→動画配信中▷

☩南スーダン訪問2日目:「祈りは、神の救いを民の上に引き寄せる」ー平和のためのエキュメニカルな祈りで

☩南スーダン訪問2日目:「あなたがたには、アフリカのために死ぬ覚悟のある勇敢な精神が必要」司教、司祭、修道者たちに

☩南スーダン訪問初日:「流血を止めよ、今が平和構築の時だ」-大統領はじめ各界代表者たちに

☩教皇コンゴ訪問4日目:「和解と平和の預言者としての使命を果たせ」ーコンゴの司教たちに

☩教皇、コンゴ訪問3日目:「闇の中のともし火であれ」ー教会関係者との出会いで

☩コンゴ訪問3日目:「憎しみあいや腐敗に抵抗し、より良い未来を築くのは君たちだ」若者たちとの集会(Crux)

☩コンゴ訪問2日目「あまりの残虐さに言葉を失う… それでも暴力と”あきらめ”に『ノー』と言おう」コンゴ東部紛争の被害者との集い

☩コンゴ訪問2日目:「暴力の連鎖、憎悪の糸を断ち切る”平和の宣教師”となれ」首都キンシャサでのミサ⇒

☩コンゴ訪問初日:「紛争と外国勢力の経済的植民地主義がこの国を荒廃させている」大統領ら代表者たちと会見して

 

 

 

 

 

 

◎教皇の講話・使徒的勧告、指針など

 

新*【悪徳と美徳】(2023.12.27 ~   )

①悪の誘惑から、心をしっかりと守る」⇒ ②神の恵みは私たちが霊的な闘いで勝利するのを助けてくださる⇒ ③暴食は、神の賜物である「日々の糧」を歪める⇒ 

④「情欲の悪魔に抵抗し、純粋な愛を抱け」⇒ ⑤「貪欲は心の病、富は”負債”だということを忘れるな」」 ⑥「日が沈む前に、相手と和解し、怒りを解消する」⇒ 

⑦「悲痛のさなかに、イエスの復活からに慰めを受ける」⇒ ⑧「怠惰の試練に遭っても、信仰は価値を失わない」⇒  ⑨「神の力は弱さの中で完全に現れる」(コリントの信徒への手紙2・12章9節)

⑩「四旬節を「謙遜」をもって自分自身の高慢と戦う機会に」 ⑪人間の持つ素晴らしい可能性は「徳」

 

*【使徒的熱意について】(2023.1.11~12.13完)

①キリスト教徒の生活に”不可欠な酸素”だ⇒ ② 教会は、迷い出た人たちを探すように常に求められている⇒ ③キリストに従う人々にとって、毎日が恵みの時 ④謙虚さをもって神が近くにおられることを説け⇒ ⑤聖霊に祈り求めなければ宣教の火は消える⇒ ⑥洗礼を受けた全員が教会の福音宣教の使命で独自の役割を果たしている⇒ ⑦私たちは皆、使徒となるように呼ばれている⇒ ⑧ 福音を宣べ伝える教会は、まず自身を”福音化”する必要⇒ ⑨聖パウロのように人生を改め、”新たな 被造物”としていただく⇒ ⑩ 熱意に満ちた使徒たちは福音の新しさを喜び受け入れる⇒ ⑪現代の殉教者に倣い、私たちも福音を証し続けられるように⇒ ⑫「観想修道会の男女修道者たちは”普遍的な愛”を証明している」⇒ ⑬キリストの愛が、聖フランシスコ・ザビエルを遠く離れた日本の宣教に駆り立てた⇒ ⑭韓国の聖人キム・テゴンは”使徒的熱意の体現者”⇒ ⑮マテオ・リッチの中国の人々への愛は、霊的力の源泉⇒ ⑯幼いイエスの聖テレジアの『小さき道』に倣おう⇒ ⑰豪州で現地の教育に尽くした聖メアリー・マッキロップに学ぶ⇒ ⑱「福音は、”母語(現地の言葉)”を通して人々に伝えられる」⇒ ⑲ 聖カテリ・テカクウィタは、”小さな行い”も豊かな実りをもたらすことを教えている⇒ ⑳悲惨な人々の中にイエスを見た福者ホセ・グレゴリオ・エルナンデスに倣う⇒ ㉑聖ダニエル・コンボーニはアフリカへの熱意に満ちていた⇒ ㉒「聖ジュゼッピーナ・バキタ の一生は神の恵みを示している」⇒ ㉓聖シャルル・ド・フーコー は、イエスを沈黙のうちに振る舞うようにさせる⇒ ㉔”スラブ人の使徒”聖チリロと聖メトジオに「愛における自由」の道具となることを学ぼう⇒ ㉕「神の僕・マドレーヌ・デルブルは貧しい人々と福音の喜びを分かち合った」」㉖使徒的熱意の4つの側面の一つ*イエスは私たちの「喜び」⇒   ㉖「イエスの福音は『皆のため』にある」⇒ ㉗「司牧のあり方についての回心が求められている」⇒ 最終回「『主を宣べ伝えたい』と思うほど、私は主を愛しているか?」

 

 

 

 

 *「祈りの神秘」(2020.5.6~6.24完)

 

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【教皇の使徒的勧告、指針など】

 

FAQ

写真説明

 

・表紙は、「引かれていくイエス」のレリーフ(エルサレムにて 2017.11 南條俊二撮影)

・両サイドは、満開の河津桜(横浜・保土ヶ谷にて 2024.2.24 林好撮影)

 

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