☩「『家庭の愛:召命と聖性への道』へ世界中の信徒の参加を」ー来年6月に「世界家庭大会」

(2021.7.2 バチカン放送)

 教皇フランシスコが2日、来年6月にローマで開催される「第10回世界家庭大会」に向けたビデオメッセージを発出され、概要を説明するとともに、ローマでの本大会とともに世界中の教区で企画される催しに、多くの信徒たちが参加するよう呼びかけられた。大会は、今年6月に開催を予定していたが、新型コロナウイルスの世界的大感染のために1年延期されている。

 教皇のメッセージは以下のとおり。

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 親愛なる兄弟姉妹の皆さん

 次回の世界家庭大会は、2022年6月にローマで開催されます。大会のテーマは、「家庭の愛:召命と聖性への道」です。新型コロナウイルスの世界的大感染による一年の延期の後、皆が再び出会うことへの思いは大きなものです。

 これまでの大会では、多くの家族は家にいて、大会は遠く離れたものとして認識されていました。テレビで中継を見るか、あるいは多くの家庭では、まったく知られていないものでした。

 次回の大会は、今までにない形で行われます。それは、すべての家族がこの大会に関わり、教会共同体の一部であると感じることのできるイベントを実現するための、摂理的な機会となるでしょう。

 大会は、多角的で広範な形をとり、世界中の教区の参加を助けるものとなるでしょう。メイン会場のローマでは、家庭司牧における代表者らが参加し、「家庭の祭典」、「司牧会議」、そしてミサが行われ、それは全世界に中継されます。

 この期間、各教区は地域の家庭や共同体のための集いの中心となることができます。こうして、ローマに来ることができない、すべての人々も大会に参加できることになります。

 こうしたことから、諸教区の中で可能なところは、教区の共同体でこの大会への取り組みを計画するようお招きします。その際、大会のテーマを基礎に、ローマ教区が現在準備している大会ロゴを用いてください。ローマでのイベントと歩調を合わせ、皆さんの教区の催しを家族たちと計画するにあたり、皆さんが活気にあふれ、行動的かつ創造的であることを願います。

 これは、夫婦や家族、司牧者らが一体となって、家庭司牧に情熱をもって貢献する貴重な機会です。

 世界中の教区や小教区でこの集いを計画するために、互いに助け合うよう、親愛なる司牧者の皆さん、家族の皆さんに励ましを送ります。

 次回の「世界家庭大会」に向けて良き歩みを!そして、私のために祈ることを忘れないでください。ありがとう!

(編集「カトリック・あい」)

 

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2021年7月3日