◎教皇連続講話「祈りについて」⑲「聖霊は、祈りの『内なる達人』『生ける伝統職人』」

Pope Francis at the General Audience - file photoPope Francis at the General Audience – file photo  (Vatican Media)

*炎を生き続けさせる

 そして、これは、「慈悲、奉仕、祈りで、聖霊によってキリストの『尺度』をもって形作られた多くの祈る人々が、経験することであり、修道士と隠修士だけでなく、神との対話の長い歴史を紡いできた一般人が経験すること」とし、「神を探し求める人々は、福音の中に、聖体の中に、そして助けを求めている人々の顔の中に、『秘められた炎』のように臨在される神を、お守りするのです」と述べられ、「このような神の臨在の炎を生き続けさせることは、『キリスト教徒の第一の仕事』であり、カトリック教会の幕屋にご聖体が臨在する前に昼夜を問わず燃える光のランプによって象徴される仕事です」と強調された。

*キリスト教の祈りの達人

 最後に教皇は、「カトリック教会のカテキズム」を再度引用され、「聖霊は、キリスト教の祈りの『内なる達人』… 祈りの『生ける伝統職人』です。祈りを捧げる人それぞれの独特で様々な『沢山の祈り方』を鼓舞するのが聖霊です… 終わることの聖なる地で、唯一の神、愛の三位一体は、さまざまな証しを花開かされますーすべては尊厳さにおいて等しいが、神の慈しみがご自分の子どもにされる一人ひとりの中に表されること、聖霊が望まれる素晴らしさにおいても、他に類を見ないのです」と述べられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2021年3月17日