【4月号の巻頭言】
・3月は、復活祭に備える期間で教会行事に大きなものが無かったことも影響してか、月間閲覧件数は前月を若干上回ったものの1万2000件弱にとどまりました。ただ、大きな行事が無かったと言っても、3月は、教皇の祈りの意向も、日本の教会の祈りの意向も「性的虐待被害者のために」であり、10日は日本の教会では「祈りと償いの日」でした。
・個別の閲覧件数をみると、トップのSr.阿部の癌告白のコラム(256件)を除くと、「祈りと償いの日を誰が風化させているのか」(2位、92件)「ヨハネ・パウロ二世教皇の大司教時代の”隠蔽疑惑”」「長崎教区の多額損失発生で大司教が謝罪したが」「複数神父からパワハラ、長崎で裁判始まる」(いずれも3位、68件)「日本の教会の『祈りと償いの日だが』」(一年前のもの)「コラム『私たちはいつ復活できるのだろう』」(いずれも4位、66件)と、聖職者による性的虐待関連が圧倒的に上位を占め、一般信徒や司祭の皆さんがこの問題を深刻にとらえているのが推察される結果となりました。東京カテドラルで教区2人を含め6人が司祭叙階されるという、教会にとっては大きなニュースがありましたが、50件にとどまったのも示唆的です。
・性的虐待・隠ぺい問題が長く尾を引き、教会離れの要因になっていることに心を痛めておられる教皇フランシスコは、祈りの意向に合わせたビデオメッセージで「性的被害者のために祈り、赦しを求めるだけでは不十分、具体的行動が必要」と訴え、この問題に対処する規範徹底へ、新たな自発教令を出されました。
対照的なのが日本の教会、司教団の対応です。3月の祈りの意向も、10日の「祈りと償いの日」も司教団自身で決めたはずですが、司教協議会会長がメッセージを出し、ミサを挙げたほかは、各教区のホームページには、このメッセージを転載する以外に行事も何も載せていません。
・3月の巻頭言で「日本の司教団は、被害者が声を上げにくい風土もあり表面に出ている虐待案件は数えるほどしかないのをいいことに、会長談話一本で、”不都合な真実”に目を背けているのではありませんか。司教団そのものの信頼に関わる問題です。誠意のある具体的な取り組みを見せることを期待します」としましたが、誠に残念ながら、その期待は裏切られました。
・特に疑問符が付くのは長崎教区の対応です。長崎地裁が、元大司教の心ない言葉でPTSDを悪化させたとの性的虐待被害者の訴えを認め、賠償命令を出し、さらに教区の「子供と女性の人権相談室」の元、として訴えているにもかかわらず、教区のホームページには、司教協議会会長メッセージ転載以外には、「祈り」も「償い」も皆無。3月号の教区報にも皆無です。
関連と言えば、教区報4月号の4ページ目に、ベタ記事で「子供と女性の人権相談室、本年から再開」が報じられています。つまり、相談室が受け皿となるはずの問題が相次いで起きているのに、3年前に閉鎖し、何もしていなかったのを、自らお認めになった…しかも、「祈りと償いの日」の前日、3月9日付けで大司教が決めた、としただけで、室の担当者名、電話、メールアドレスなど肝心な点は一切、記載がありません。
長崎教区が、教区報3月号に載せた「シノドス(世界代表司教会議)第16回通常総会に向けて―長崎大司教区のまとめ」には、「家族や仲間の多くが教会共同体から離れ、混迷し、うめきを上げる社会に対し、居場所を用意することも、癒しの受け皿となることもできなくなった長崎の教会」「長崎の教会を覆っている白けた無関心…」といささか自虐的な表現が目につきますが、そのような教会にしたことへの反省、自覚はまず、トップから始めるべきではないでしょうか。
・4月は2日の受難の主日で聖週間に入り、9日が復活の主日。教会で最重要のイエスの受難と復活を迎えます。ウクライナではロシアによる卑劣極まるウクライナ軍事侵攻が続き、アジアでもミャンマー軍事政権が民主化運動のせん滅、少数民族などへの弾圧を強めるなど、内外で心身に深い傷を負う人が増加を続ける中で、この機会に、苦しみの淵にある方々と心を合わせ、一刻も早く平和が取り戻されるよう祈り、そして可能な限り、具体的な行動に努めることが求められています。性的虐待問題への対応も含めて。
(「カトリック・あい」代表・南條俊二)
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《主要記事の見出し》
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*見出しの頭の【☩】は教皇の言葉です。
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新*教皇、順調に回復、4月1日に退院の見通し⇒
◎教皇連続講話「使徒的熱意について」⑩「聖パウロのように人生を改め、”新たな 被造物”としていただく」⇒
☩「歩き始めの幼子い頃のように、神に手を取っていただこう」四旬節第五主日の正午の祈りで⇒
*教皇、聖職者の性的虐待に対処する規範徹底へ改定自発教令を発出⇒
*「人と共に、人のために苦しむことが私たちに求められている」四旬節第五主日の菊地大司教メッセージ⇒
*教区司祭2人含め6人の新司祭が東京カテドラルで叙階⇒
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新*NHK・Eテレ「100分de名著」で4月3日から毎週月曜夜、「新約聖書 福音書」を放映⇒
新*「履物を脱いで」が”シノドスの道”の歩みのアジア的特徴―アジア大陸レベル会合の最終文書⇒
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*言論NPOなど世界10か国のシンクタンクによる東京会議、G7首脳会議へメッセージ⇒
【ロシアのウクライナ侵略】
☩「司教たち自身も平和構築の”建築家”、”職人”となれ」―”ウクライナ戦争”下の欧州の司教たちに⇒
☩教皇「ロシアとウクライナを聖母マリアに捧げる祈りを新たにしよう」⇒
☩「不条理で残酷なウクライナ戦争を終わらせよ」-ロシアの軍事侵攻開始1年で教皇が訴え⇒
☩「戦争が子供たちの笑顔を奪っている、だが希望を無くしてははならない」教皇在位10年を前に、イタリアのTV番組で⇒
☩「世界全体が戦争と自滅の中にある。間に合ううちに止めねばならない」教皇、帰国途上の機中会見で警告⇒
☩「核戦争の脅威、自由侵害の危機に直面する今、改めて平和構築への協力が求められている」外交団との年頭会見で⇒
*「ロシアの軍事侵略に対する闘いは、『人の尊厳』を守る闘い」とウクライナの大司教⇒
☩「核の脅しに屈するな、平和の叫びを天に上げよう」教皇、諸宗教指導者との祈りの集いで⇒
☩「核兵器で世界を壊滅させるな。暴力と死の連鎖を止めるように」教皇、プーチン大統領に懇願⇒
☩「ウクライナ自衛のための武器提供は道徳的であり得る」「戦争を始めた者との対話は困難でも必要」教皇、機中会見で(VN)⇒
☩「核兵器で世界を壊滅させるな。暴力と死の連鎖を止めるように」教皇、プーチン大統領に懇願⇒
☩「ウクライナ自衛のための武器提供は道徳的であり得る」「戦争を始めた者との対話は困難でも必要」教皇、機中会見で(VN)⇒
☩「戦いを止め、平和をもたらしてください」-教皇の「マリアの穢れなき御心への奉献の祈り」全文バチカン放送訳+中央協議会訳⇒
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【ミャンマー軍政】
新*ミャンマーの軍事指導者は、すべての反対者を「テロリスト」として弾圧(VN)⇒
*ミャンマー国軍クーデターから3月27日で785日、死者3166人、1万7009人が拘留中(AAPP調べ)

☩教皇、ミャンマー、ウクライナのために平和の回復を強く祈る⇒
*ミャンマー、国軍クーデターから2年、死者は3000人、教会も破壊―ボー枢機卿”平和の巡礼”開始を訴え⇒
*ミャンマーのボ枢機卿、軍事政権が「国民への弾圧をエスカレートさせている」と非難⇒
☩教皇、「苦難続くミャンマーの人たちを忘れないように」と訴え⇒
*国連人権委・独立調査機関年次報告「ミャンマーで人権蹂躙の犯罪行為が激しさを増し、女性と子供たちが深刻な被害を受けている」⇒
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【3月の教皇と日本の教会の祈りの意向は「性虐待被害者のために」】
*破産手続きで合意した米サンタフェ教区の大司教が、性的虐待被害者たちに陳謝の公開書簡(Crux)⇒
☩「性的虐待被害者のために祈り、赦しを求めるだけでは不十分、具体的な行動が必要」と教皇、3月の祈りの意向で⇒

*3月10日の「祈りと償いの日」を前に日本カトリック司教協議会会長が呼びかけ⇒
*評論「祈りと償いの日」を誰が”風化”させているのか(「カトリック・あい」)⇒
*「『祈りと償いの日』を誰が”風化”させているのか」に共感の声相次ぐ⇒
*「複数の神父からパワハラ、PTSD発症」で裁判始まるー被告の長崎大司教区は全面否認⇒
*聖職者性的虐待ー長崎教区は賠償命令、仙台教区は和解勧告、信頼回復へ問われる新教区長2人の対応⇒
*「司祭のわいせつ行為巡る高見大司教の発言」で長崎地裁が大司教区に賠償命令-翌日に中村新大司教着座式⇒
(性的虐待・読者の反響)”形”を整えただけで中身は無し、教区にやる気無し-”聖職者主義”の壁も⇒
(評論)多額損失発生事件、性的虐待裁判の長崎教区で大司教辞任-なぜ今なのか(「カトリック・あい」)⇒
*「神父による性暴力被害者の会」設立-曖昧な日本の司教団の対応(評論)⇒
*日本の司教団が2020年4月7日に「聖職者による未成年者への性虐待の対応に関するアンケート」結果発表+解説⇒
【欧米では…】
*ヨハネ・パウロ二世教皇の大司教時代の”性的虐待隠蔽疑惑”報道でポーランド国内に波紋⇒
*未成年者性的虐待の罪で公判中のマカリック元枢機卿が認知症理由に提訴棄却を申請(Crux)⇒
*サクラメント教区も破産検討ー聖職者性的虐待訴訟急増で、カリフォルニア州だけで3教区目⇒
*未成年性的虐待で訴訟400件ー米サンディエゴ大司教区が破産申請へ(Crux)⇒
*米カンザス州捜査局が州内4教区の聖職者188人の性的虐待容疑について中間報告(Crux)⇒
*教皇、”性的被害問題”抱えるクエレット司教省長官の辞表受理、後任にペルーのチクラヨ教区長のプレボスト司教を指名(Crux)⇒
*レイプ、殺人、汚職への関与で訴えられたインドの司教をバチカンが”休職”に(Crux)⇒
☩教皇「いかなる形の虐待も容認できない、各国の司教協議会に被害者対応にふさわしいセンター設置を」バチカン未成年者保護委員会に+説話全文⇒
*聖職者による未成年性的虐待への対処‐バチカンが手引書発行(英語版全文付き)⇒
*教皇が自発教令-性的虐待、隠ぺい防止の新規範を全世界の教区で実施へ⇒
⇒他の性的虐待関連の記事はページ上の「性的虐待」から検索してご覧になれます。
☩「同性愛者であることは罪でないが、結婚以外の性行為は罪」-教皇、LGBTQ推進のイエズス会士に手紙⇒
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【中国・人権】
*「宗教を信じない」との誓約が幼稚園入園の条件―中国・温州市で⇒
*中国カトリック教会「一会一団」が指導者合同会議を開催-「習近平思想に導かれ、中国共産党大会の精神を完全に実施」を確認⇒
*中国政府は緊張回避の姿勢見せるーバチカンの「暫定合意違反」の批判に⇒
*教皇、米誌インタビューで、”中国問題”と”ロシアのウクライナ侵攻問題”で自身の立場説明(Crux)⇒
*バチカンが、中国の”無認可教区”での補佐司教就任を強く批判する声明⇒
*中国政府は緊張回避の姿勢見せるーバチカンの「暫定合意違反」の批判に⇒
*教皇、米誌インタビューで、”中国問題”と”ロシアのウクライナ侵攻問題”で自身の立場説明(Crux)⇒
*バチカンが、中国の”無認可教区”での補佐司教就任を強く批判する声明⇒
*ニューデリーで2000人のキリスト教徒が、インド全土での迫害に抗議のデモ⇒
*インドで相次ぐキリスト教徒襲撃はヒンズー・ナショナリストの脅威増大を反映(Crux)⇒
*インド・ケララ州の大聖堂が、ミサ典礼をめぐる対立抗争で閉鎖に(Crux)⇒
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【3月のコラム】
・Sr.阿部のバンコク通信(76)「八十寿祝いにいただいた特別の贈り物は、進行した癌!」⇒
・ガブリエルの信仰見聞思㉙神の無限の素晴らしさと美しき御業を垣間見る・その2⇒
・愛ある船旅への幻想曲 ㉕「私たちはいつ、”復活”できるのだろうか?」⇒
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【”シノドスの道”大陸レベル会議】
☩「四旬節の旅は”シノドスの旅”でもある」教皇、四旬節入りでメッセージ⇒
新*・”シノドスの道”中南米大陸会合終了―「誰もが『自分の声』が反映されている、と感じる報告書に」⇒
*”シノドスの道”アフリカ大陸レベル会議が閉幕ー秋の世界代表司教会議に向けた8つの優先課題決定⇒
*”シノドスの道”アフリカの大陸レベル会議ー1年半の歩みの経験を分かち合う
☩「Sinodalityの重要性を再認識した公会議決定の完全な実践にあと40年必要」と教皇⇒
*菊地・司教協議会会長が”シノドスの道”アジア大陸レベル会議報告⇒
*アジア大陸レベル会議閉幕、「アジアの教会は世界に多くのことを与えられる」とオロリッシュ枢機卿が激励⇒
*アジア大陸レベル会議で女性たち「私たち声も聴いてほしい」(VN)⇒
*「様々な困難の中で”シノドスの道”を共に歩もう」菊地FABC事務局長・大司教が開会ミサ(VN)⇒
*”シノドスの道”の中東大陸レベル会議ー若者たちは「変化の原動力」に⇒
*”シノドスの道”大陸レベル会議が中東でも始まる‐冒頭にトルコ・シリア震災被災者への祈り⇒
*”シノドスの道”のオセアニア大陸レベル会議、声明発表して閉幕「『共働的』な教会へ、地域特性も配慮が必要」(Crux)⇒
*欧州の大陸レベル会議が、10月の世界代表司教会議に向け優先課題を提示⇒
*大陸レベルの”シノドスの道”始まるーまず5日から欧州とオセアニアで、次いで中東、北米、アジアなども⇒
*教会に関する戦略的研究:ドイツの教会がバチカンから離れたら、どうなるか(Crux)⇒
☩「”シノドスの道”でドイツの教会改革はイデオロギー的でエリートが作ったもの」と教皇が批判ーAP通信と単独インタビュー(Crux)⇒
*教会に関する戦略的研究:ドイツの教会がバチカンから離れたら、どうなるか(Crux)⇒
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☩「愛に根差した真理に従い、心を込めて話す」ー5月の「世界広報の日」に向けてメッセージ⇒
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【教皇フランシスコ着座10周年】
+☩バチカンが着座10周年を記念して「Popecast」を発刊ー「欲しいのは平和」と教皇⇒
Popecast – Podcast – Radio Vaticana – Vatican News
☩「司祭の独身制は”当座の処方箋”」-教皇、着座10周年を前にアルゼンチンのメディアと会見(VN)⇒
☩「教会は一部の人の家ではない、すべての人のための家だ」スイス公共放送の着座10年インタビューで⇒
*(評論)劇的な10年を経て…”ゴルバチョフ・ジレンマ”に直面する教皇フランシスコ(Crux)⇒
*(評論)教皇フランシスコ在位10周年:慈しみと平和の願いを込めた宣教の熱意(VN)⇒
*教皇フランシスコ在位10年-物議を醸した5つのポイント(Crux)⇒
*(評論)教皇フランシスコ着座10周年を前にー左派対右派の論争は”信徒の教会離れ”と関係なし(CRUX)⇒
*教皇、”枢機卿顧問団”を刷新ーオロリッシュ枢機卿など新メンバーに⇒
*「同性カップルの祝福をドイツの教会が勝手に進めることはできない」とバチカン国務長官(Crux)⇒
*「司教任命に関する中国との暫定合意は期待通りにいっていない」とバチカン外務局長、EWTNとの会見で⇒
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【シノドスの道】Ⅱ
*「この世界にあって喜びに満ち、預言的な教会へ」国際神学委員会事務局長が”シノドスの道”の歩みを語る(VN)⇒
*”シノドスの道”で日本の司教団が「大陸ステージのための作業文書」に関するレポート⇒
*日本の教会のシノドスの今後の歩みについて、菊地・司教協議会会長メッセージ⇒
*”シノドスの道”大陸レベルの歩みへ事務局と各大陸代表者の会議開催⇒
*大陸レベルに入った”シノドスの道”のキーパーソンの女性二人に聞く(Vatican News )⇒
*”シノドスの道”ーバチカンがドイツの教会に改革推進”一時停止”を迫る(Crux)⇒
*「周辺部に向かうシノダル(共働)的な教会へ」ラ米司教協議会連盟が”シノドスの道”で中間まとめを発表(Crux)⇒
*シノドス事務局が世界の司教協議会報告もとに”シノドスの道”中間まとめ発表ー課題は浮き彫りだが解決策はまだ(Crux)⇒
*教皇、シノドス総会を2023年10月、2024年10月の異例の2セッション開催に⇒
*シノドス事務総局次官、”シノドスの道”の一年延長について語る(VN)⇒
*”シノドスの道”の歩みの「大陸段階の文書は”神の民の声”になる必要」バチカンの草案策定チームのペスコ氏がFABC総会で講演⇒
*「性的虐待、旧ラテン典礼、司教たちの不一致…癒されない傷」-米司教団、”シノドスの道”で報告書(Crux)
*”シノドスの道”「耳を傾ける教会の成否は、率直に語る信徒の声にかかっている」(LaCroix)⇒
*「一般信徒の役割拡大、反対意見に寛容な姿勢が必要」と、独司教団が”シノドスの道”報告書⇒
(評論)日本の司教団がバチカンに「日本の教会の回答書」を送ったが…”シノドスの道”には程遠い⇒
(読者からの投稿)「日本の司教も司教団も”シノドスの道”への教皇の思いを理解しているのか」⇒
【”シノドスの道”日本では】①コロナ禍”でも…東京教区の教会有志「共に歩む会」の取り組み⇒
【”シノドスの道”日本では】②広島教区は”教区シノドス”と合わせて二度のZOOM全体会議も⇒
【”シノドスの道”日本では】⓷「聖職者のあり方、若者や子供たちの信仰教育、教会運営…」西日本の有志の会⇒
*【特集】”シノドスの道”とは何か、なぜ今「ともに歩む教会ー交わり、参加、そして宣教」なのか、どう歩むか(「カトリック・あい」)⇒
☩教皇、2021年10月10日の”シノドスの道”開始ミサ「シノドスを祝うことは同じ道を共に歩むこと」⇒
☩”シノドスの道”始まるー全体集会で「聖霊に導かれ、すべての信徒、司祭の参加を」と教皇⇒
*「まず、神の民に耳を傾ける」ーバチカンの”シノドスの道”の準備文書⇒
→バチカンのシノドス準備文書全文の公式英語訳+日本語試訳⇒
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*教皇の補佐役、バチカン財政改革、そして性的虐待で逆転無罪のペル枢機卿が帰天、81歳(Crux)⇒
*教皇、カリタスの会長以下、幹部を更迭、暫定管理者に民間コンサルタント任命⇒
*教皇、バチカンの文化教育省次官など主要ポストに女性二人を任命⇒
*11月の全米司教協議会総会でオハイオ州の教区統合を採決ー日本の教会は?(Crux)⇒
*教皇フランシスコが、高松教区の諏訪司教の辞表受理ーまた司教空席の教区が日本に⇒
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【アジア司教協議会連盟(FABC)総会】
新*タイ政府は中国から流入するウイグル人難民の扱いを誤っている(BW)⇒
*菊地大司教のFABC総会から(その4)無事閉幕、お祈りに感謝⇒
*「教会は、虐待や暴力に苦しむ人の側に立つ」FABC50周年記念総会・ボー会長が閉幕あいさつ⇒
*FABC50周年記念総会閉幕、総会メッセージ発表ー様々な課題、そして決意⇒
*FABC総会第三週の討議テーマ「新たな道を構想する」最終日ーメッセージ、最終文書を採択⇒
*「私たちの声を聴いて!」FABC総会で、女性修道者たちも主張(VN)⇒
*FABC50周年記念総会の責任枢機卿たちが記者会見「アジアの司教たちは”新たな課題”に情熱を持って取り組もうとしている」⇒
☩「聖霊があなたがたに語っているのは何だろうか」教皇がアジアの司教たちに問いかけ⇒
*「歴史が招き、聖霊が動くーアジアの教会を前進させよう」アジア司教協議会連盟会長が開会あいさつ⇒
*アジア司教協議会連盟の設立50周年記念総会始まるー「多様性の中で共に歩む道を定める」⇒
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【世界各地の危機】
*ニカラグアの司教逮捕・拘禁で、教皇の”対話推奨”に国外退去中の司教が反論(Crux)⇒
☩「敬意ある共生は対話を基礎に置かねばならない」‐教皇、ニカラグアでの教会弾圧に遺憾表明⇒
*ニカラグアで独裁大統領批判の司教が逮捕・軟禁-国連やラ米司教協議会などが批判、釈放要求⇒
☩「干ばつによるソマリアの致命的な人道危機にも注意を向けて」ー教皇が訴え⇒
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【バチカン改革】
*教皇、バチカンの”人事統括”責任者に一般信徒の法務・人事専門家を指名⇒
*枢機卿会議ーバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium(福音を宣べ伝える)」の理解深める⇒
*バチカン、社会教説に沿った新投資政策を実施へー不正不動産投資による巨額損失発生受けた措置か⇒
*バチカン、新規制でリスクの高い投資、ポルノ、兵器産業への投資を排除徹底(Crux)
*バチカン改革の総仕上げー教皇庁組織改編の全容明らかに⇒
*「福音宣教の積極推進」「一般信徒の主導的役割」がバチカン改革の柱ー新使徒憲章が発効(Vatican News )⇒
☩「バチカンと教会に本当に重要なのは人々の”ハート”と”マインド”の刷新」教皇、バチカン改革使徒憲章の本の中で⇒
*教皇フランシスコがバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium」を公布、6月5日発効⇒
*使徒憲章“Praedicate evangelium”の英語概要仮訳(Wikipedia)とイタリア語原文全文⇒
(評論)新使徒憲章に盛り込まれたバチカン改革は”第二段階”がより重要となる(LaCroix)⇒
(評論)「福音宣教」と「一般信徒の役割」の強化が、新憲章が示すバチカン改革の二つの柱だ(VN)⇒
(評論)新使徒憲章ー教皇フランシスコが描く教皇庁のビジョンー主要ポストを女性含む一般信徒に開放(Crux)⇒
*「福音宣教に奉仕する小教区に」聖職者省が小教区刷新へ指導書発行(英語版全文付き)⇒
*(解説)意図しようとしまいと、指導書は、新型ウイルスで苦しむ小教区の青写真だ(Crux)⇒
(日本の教会は‥)
*東京大司教区の宣教司牧方針⇒
→菊地大司教の「宣教司牧方針解き明かし」動画配信開始▷その1・その2→https://youtu.be/4nO57M6Z6xo
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【ミサ典礼】
☩「典礼に関する論争を克服し、その素晴らしさを再発見しよう」教皇がミサ典礼で新使徒的書簡を発出⇒
*米ワシントン首都教区、教皇の自発教令に従い小教区のラテン語ミサ禁止ー「信徒の半分失う」と反対の声も(Crux)⇒
♰「オンラインでキリストを説くのに、失敗を恐れるな」”デジタル福音宣教”国際会議に⇒
*猛著に”海中ミサ”を捧げるのは犯罪か?イタリア・当局介入で議論(Crux)⇒
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【バチカンの巨額不正取引裁判】
*教皇の元側近、ベッチウ枢機卿が無実を主張-ロンドン不動産投資・巨額損失事件の裁判で(LaCroix)⇒
*バチカンの不動産投資を巡るもう一つの裁判ー”ブダペスト宮殿”での敗北の教訓は…(Crux)⇒
*バチカンで巨額不動産不正取引の裁判難航、長期化も(VN)⇒

*「バチカン、巨額の損失を出して裁判がらみの資産売却」と英紙報道ーバチカン改革が問われている(Crux)⇒
*バチカンで枢機卿ら10人、3法人被告の巨額不正取引事件裁判始まるー27人の弁護団、前途多難
*「出廷を求められれば応じる」とパロリン国務長官-バチカン巨額不正取引裁判で(LaCroix)⇒
*バチカン検察当局、前列聖省長官の枢機卿ら10人をロンドンの不動産巨額不正取引で起訴(Crux)⇒
*コロナ禍でバチカンの赤字、6600万ユーロ(約86億円)に-地方教会支援は増額(CRUX)⇒
(日本では・・・)
*長崎教区「会計上の重大な不手際」で改めて説明ー教区報2021年12月号で⇒
*長崎教区、”会計不祥事”で司祭集会、小教区司祭と信徒代表の集会で大司教らが説明と謝罪⇒
*カトリック長崎教区が、詐欺に絡む多額の損失発生を高見大司教名で認め、謝罪を発表⇒
⇒その他の関連記事は、ページ上の「バチカンの動き」「日本・アジアの動き」で検索しご覧になれます。
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【女性の教会での地位向上】
*教皇、司教省の役員に初の女性3人を任命⇒
*バチカン人間開発省ナンバー・ツーにシスター・スメリッリ任命⇒
*教皇、科学アカデミー会員にノーベル化学賞受賞者のダウドナ教授を任命⇒

*バチカン・シノドス事務局次長に女性が就任ー「女性に対する信任のしるし」⇒
*「女性の司祭叙階と女性の役割拡大は別問題」と国際修道会連盟事務局長⇒
*教皇、朗読奉仕者と祭壇奉仕者に女性を正式に認める自発教令発出-「男女平等」さらに⇒
*教皇が、バチカン財務の実権握る財務評議会議員に女性6人任命(Crux)⇒
*教皇フランシスコ、バチカンの要職に女性2人任命⇒
*教皇フランシスコ、女性助祭を「研究」する新委員会を設置⇒
*(解説)「既婚司祭」「女性助祭」の論争回避。可能性は排除せずー新使徒的勧告で(Crux)⇒
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【教会行事】
*教皇、2025年を「希望の巡礼」の聖年にー「コロナ禍からの再生のしるしに」⇒
*バチカンが聖年2025の公式ロゴを公募ー聖年に参加する世界の全ての信徒が対象⇒
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【若者司牧関係】
*「世界青年の日」の「閉幕ミサ用の祭壇・周辺設備に7億円」に現地リスボンで批判の声(Crux)⇒
☩ 「壁ではなく、地平線を見つめよ」WYDリスボン大会へ若者たちにメッセージ⇒
☩教皇「国連ボランティアの日」に、2023年8月のWYDリスボン大会のボランティアたちを激励⇒
*2023年8月「世界青年の日・リスボン大会」参加募集開始、教皇が応募呼びかけ⇒
*2023年8月のWorld Youth Day(世界青年の日)に向けファティマで準備会合(Crux)⇒
☩「あなたがたは”崩れかけた共通の家”を建て直すよう呼ばれている」教皇、アッシジでの若者の集まりで⇒
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【回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」】

*回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」全文”カトリック・あい”日本語試訳⇒
*回勅「Fratelli tutti(All Brothers)」日本語試訳+公式英語版対訳⇒
*教皇「兄弟愛と社会的友愛」の新回勅「Fratelli tutti」の概要説明⇒
新*教皇が「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)基金」を設立、教えを広める活動を支援⇒
☩「平等で持続可能な復興モデルの創出を」教皇、主要国蔵相・中央銀行総裁会合にメッセージ⇒
*2021年、北東アジアの平和を脅かすリスクは「北朝鮮問題」と「米中対立」ー日米中韓の専門家195氏採点(言論NPO)⇒
♰「”友愛”こそコロナ禍の危機の治療薬-民主主義の危機、信教の自由への影響も指摘」教皇、外交団に⇒
*教皇「破壊か否か、友愛の構築は今世紀最大の課題」国連・人類友愛国際デーに⇒
*バチカンが新回勅“Fratelli tutti(All Brothers)”ウエブサイト特設⇒
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【教皇アフリカ2か国訪問】
新☩「私の”夢”は果たされた」-教皇、一般謁見でコンゴ、南スーダン訪問を振り返る⇒
☩南スーダン訪問最終日:「イエスはあなたがた一人一人を知っておられ、愛しておられる」首都ジュバでのミサで⇒
⇒教皇の首都ジュバのジョン・ガラン霊廟でのミサ→動画配信中▷
☩南スーダン訪問2日目:「祈りは、神の救いを民の上に引き寄せる」ー平和のためのエキュメニカルな祈りで⇒
☩南スーダン訪問2日目:「あなたがたには、アフリカのために死ぬ覚悟のある勇敢な精神が必要」司教、司祭、修道者たちに⇒
☩南スーダン訪問初日:「流血を止めよ、今が平和構築の時だ」-大統領はじめ各界代表者たちに⇒
☩教皇コンゴ訪問4日目:「和解と平和の預言者としての使命を果たせ」ーコンゴの司教たちに⇒
☩教皇、コンゴ訪問3日目:「闇の中のともし火であれ」ー教会関係者との出会いで⇒
☩コンゴ訪問3日目:「憎しみあいや腐敗に抵抗し、より良い未来を築くのは君たちだ」若者たちとの集会(Crux)⇒
☩コンゴ訪問2日目「あまりの残虐さに言葉を失う… それでも暴力と”あきらめ”に『ノー』と言おう」コンゴ東部紛争の被害者との集い⇒
☩コンゴ訪問初日:「紛争と外国勢力の経済的植民地主義がこの国を荒廃させている」大統領ら代表者たちと会見して⇒