🌸2月の祈りの意向
教皇の意向: 司祭職や修道生活への召命のために
*司祭職や修道生活を通してキリストの使命に奉仕するようにと呼びかけを感じている若者たちの憧れや疑いを、教会共同体がしっかりと受け止めますように。
日本の教会の意向: 病者のために
*キリストの受難に合わせて忍耐をもって苦しみを捧げる病者に、主キリストのいやしの恵みが与えられますように。
*司祭職や修道生活を通してキリストの使命に奉仕するようにと呼びかけを感じている若者たちの憧れや疑いを、教会共同体がしっかりと受け止めますように。
*キリストの受難に合わせて忍耐をもって苦しみを捧げる病者に、主キリストのいやしの恵みが与えられますように。
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*見出しの頭の【☩】は教皇の言葉です。
2月は大きな教会行事がないことなどもあり、例年、閲覧件数が少なくなる月でしたが、今回は14日に教皇フランシスコが入院・治療を始められてから、関連の記事閲覧が急増し、月間閲覧件数は、1か月の日数が28日と少ないにもかかわらず1万7000件を大きく上回り、教皇の病状を気遣い、早期快癒を祈る方が多いことを示しています。
世界は今、期限付き”独裁者”や期限なしの”独裁者“が、社会正義や人権を無視し、核を背景にした力で、民主主義のルールを破壊して、自己の主張を押し通そうとする、世界史的にみても極めて危険な事態に陥りつつあります。そうした中で、祈りと言葉だけでなく、行動でこれを諫め、希望の光をともそうと努力を重ねてこられた、世界の宗教界の貴重なリーダーが、一日も早く快癒され、第一線に復帰されるよう、心から主の助けを祈ります。
そして世界の、そして日本の教会のリーダーたち、そして信者たちが、内外で起きている「不都合な真実」から目を逸らし「きれいごと」を口にするだけで済ますことなく、教皇の祈り、言葉と行動に倣い、勇気をもって福音の証しに努めることを、主の死と復活の祝いの準備の季節に当たって、強く願いたいと思います。
今月の日本の教会の祈りの意向は「性虐待被害者のために」、そして21日は「性虐待被害者への祈りと償いの日」ですが、今のところ、言葉だけで、祈りも具体的な行動も見られません。その二日前の19日には東京地裁615法廷で、午後3時半から、女性信徒に繰り返し性的暴行をしたとされる会員司祭(当時)に関し所属していた神言会に対して損害賠償を求める裁判の8回目が開かれ、午後4時からは、隣接する東京弁護士会館の509号室で、当日の裁判の説明会と支援者集会が予定されています。当日はNHKも取材を予定しているそうで、関心が広がっています。
四旬節に入った今、教皇が日ごろから繰り返し強調しておられる「希望」に向けて、関係者が自ら範を示すことが求められています。孔子の『論語』の一節にある「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」にならないように!
(「カトリック・あい」代表・南條俊二)
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①キリスト教徒の生活に”不可欠な酸素”だ⇒ ② 教会は、迷い出た人たちを探すように常に求められている⇒ ③キリストに従う人々にとって、毎日が恵みの時⇒ ④謙虚さをもって神が近くにおられることを説け⇒ ⑤聖霊に祈り求めなければ宣教の火は消える⇒ ⑥洗礼を受けた全員が教会の福音宣教の使命で独自の役割を果たしている⇒ ⑦私たちは皆、使徒となるように呼ばれている⇒ ⑧ 福音を宣べ伝える教会は、まず自身を”福音化”する必要⇒ ⑨聖パウロのように人生を改め、”新たな 被造物”としていただく⇒ ⑩ 熱意に満ちた使徒たちは福音の新しさを喜び受け入れる⇒ ⑪現代の殉教者に倣い、私たちも福音を証し続けられるように⇒ ⑫「観想修道会の男女修道者たちは”普遍的な愛”を証明している」⇒ ⑬キリストの愛が、聖フランシスコ・ザビエルを遠く離れた日本の宣教に駆り立てた⇒ ⑭韓国の聖人キム・テゴンは”使徒的熱意の体現者”⇒ ⑮マテオ・リッチの中国の人々への愛は、霊的力の源泉⇒ ⑯幼いイエスの聖テレジアの『小さき道』に倣おう⇒ ⑰豪州で現地の教育に尽くした聖メアリー・マッキロップに学ぶ⇒ ⑱「福音は、”母語(現地の言葉)”を通して人々に伝えられる」⇒ ⑲ 聖カテリ・テカクウィタは、”小さな行い”も豊かな実りをもたらすことを教えている⇒ ⑳悲惨な人々の中にイエスを見た福者ホセ・グレゴリオ・エルナンデスに倣う⇒ ㉑聖ダニエル・コンボーニはアフリカへの熱意に満ちていた⇒ ㉒「聖ジュゼッピーナ・バキタ の一生は神の恵みを示している」⇒ ㉓聖シャルル・ド・フーコー は、イエスを沈黙のうちに振る舞うようにさせる⇒ ㉔”スラブ人の使徒”聖チリロと聖メトジオに「愛における自由」の道具となることを学ぼう⇒ ㉕「神の僕・マドレーヌ・デルブルは貧しい人々と福音の喜びを分かち合った」⇒」㉖使徒的熱意の4つの側面の一つ*イエスは私たちの「喜び」⇒ ㉖「イエスの福音は『皆のため』にある」⇒ ㉗「司牧のあり方についての回心が求められている」⇒ 最終回「『主を宣べ伝えたい』と思うほど、私は主を愛しているか?」⇒
・表紙は、河口湖から正午の富士山を望む(2025.2.13 南條俊二撮影)
・両サイドは、神奈川県・三浦海岸の満開の河津桜(2025.2.26 林好撮影)
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