・7月28日「祖父母と高齢者のための世界祈願日」テーマは「老いの日にも見放さないでください」

お年寄りと言葉を交わす教皇フランシスコお年寄りと言葉を交わす教皇フランシスコ  (ANSA)

(2024.2.16 バチカン放送)

 バチカンの信徒・家庭・いのち省は16日、教皇フランシスコが7月28日の「祖父母と高齢者のための世界祈願日」のテーマを「老いの日にも見放さないでください」(詩編71章9節)とされたことを発表した。

 カトリック教会の「祖父母と高齢者のための世界祈願日」は、教会暦でイエスの祖父母、聖ヨアキムと聖アンナの日(7月26日)に近い、7月の4番目の日曜日に定められており、今年は7月28日。

 教皇が、詩編71章から選ばれたテーマ「老いの日にも見放さないでください」は、多くの高齢者がしばしば切り捨ての文化の犠牲となり、いかに孤独を味わっているかを強調するもの。一人の年配者が、神との友情の物語を回想しながら、神に寄り頼み、祈りを捧げている姿を描いている。

 同祈願日は、祖父母や高齢者のカリスマ、お年寄りたちの教会生活への貢献を活かしつつ、「人が独りでいるのは良くない」(創世記2章18節)という聖書の言葉を自覚し、すべての教会共同体の、世代間の絆を築き、孤独と闘うための取り組みを促すことを願っている。

(編集「カトリック・あい」)

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2024年2月18日