・教皇、現代社会に対応した「信徒カテキスタの務め」定めた自発教令を発出+解説+英語訳全文

Catechists and students in UgandaCatechists and students in Uganda 
2021年5月11日

・教皇、コロナ感染終息を願うロザリオの「祈りのマラソン」開始

(2021.5.2 バチカン放送)

 聖母月の初日にあたる5月1日、バチカンでの教皇フランシスコによるロザリオの祈りとともに、新型コロナウイルスの世界的大感染の終息を願う「祈りのマラソン」が始まった。

 「祈りのマラソン」は、コロナ感染終息を世界の全教会を挙げて祈るために、教皇ご自身が発案されたもので、5月中、日ごとに世界の異なる巡礼聖堂でロザリオの祈りが捧げられる。世界各地での祈りは、連日イタリア時間午後6時(日本時間 翌日午前1時)から、Vatican Newsのインターネットサイトを通して中継される。

聖母月初日、5月1日、教皇はバチカンで信者らと共にロザリオの祈りを唱えられ、これによって「祈りのマラソン」をスタートさせた。

 1日、教皇によるロザリオの祈りが行われた聖ペトロ大聖堂のグレゴリアーナ礼拝堂は、教皇グレゴリオ13世(在位1572-1585)の時代につくられたもので、祭壇の上部には旧大聖堂から伝わる「御助けの聖母」の聖画が掛けられている。この礼拝堂には、4世紀の司教教会博士、ナジアンズの聖グレゴリオの聖遺物も保管されている。

 同日夕方、グレゴリアーナ礼拝堂には、若者や、お年寄り、家族など、ローマとラツィオ州の小教区の信徒の代表が参加し、「御助けの聖母」の祭壇に献花された教皇は、祈りへの導入の言葉で、「この聖母月に、世界の巡礼地と信者たち、またすべての善意の人々と一致し、コロナ感染で苦しむ人類を聖母に託して祈りたい」と述べられた。

 そして、教皇は、コロナ感染で亡くなった方々とその遺族、患者と医療関係者、コロナとの闘いのために奉仕するすべての人々を、聖母の慈しみに委ね、ロザリオの祈りの「栄えの原義」を、信者たちと共に捧げられた。

 祈りの後、教皇は、「今日の世界を覆う苦しみと不安に満ちた悲劇的な状況に、聖母の保護を求めつつ、この辛い試練が終わり、希望と平和の訪れを見ることができるよう、私たちのために神に願ってください」と聖母に祈られた。そして、30本のロザリオを祝別。これらのロザリオは 「祈りのマラソン」に参加する世界30か所の巡礼聖堂にもたらされる。

2021年5月3日

・教皇が自発教令で、裁判における枢機卿、司教の”特権”撤廃

 

Judicial offices of Vatican City StateJudicial offices of Vatican City State 

(2021.4.30  Vatican News)

  教皇フランシスコが30日、バチカン市国の司法制度を変更する自発教令を発出された。
 カトリック教会の枢機卿と司教はこれまで、「バチカン市国の司法命令に関する」法律の第24条によって、枢機卿が長官を務める最高裁判所以外では裁かれない、と定められていたが、この自発教令は同条を廃止し、教皇の承認を受けた案件は一般の司祭などと同様に控訴院で裁くことが可能にするものだ。

 この自発教令の発出に当たって教皇は次のように言明された。「カトリック教会のすべての成員の平等、平等の尊厳と地位を確かなものとするために、法律の適切な見直しによって、裁判手続きの仕組みを改める取り組みは、最優先すべき課題。後戻りするようなことは、特権として認められず、成員一人ひとりが教会に対して持つ責任に合致しない」。

 新自発教令の実施によって、通常の犯罪(教会法をもとに裁かれる犯罪を除く)に関しては、枢機卿や司教も、原則として一般の信徒などと同様の扱いを受け、平等にまず、控訴院で裁かれることになる。また、今回の自発教令で、司法命令に関する6条に、「最高位の枢機卿および最高位の司教たちが関与する案件においては、教皇の事前の同意を得る」との内容が追加される。ただし、枢機卿と司教が裁かれる前に、教皇の承認が必要、との規定に変更はない。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

 

2021年5月1日

・聖母月、1日の教皇のロザリオの祈りで開始、世界の巡礼地から連日中継ー浦上教会の被爆マリア像でも21日に

ロザリオの祈りを捧げる教皇フランシスコ 2020年5月30日 バチカン庭園・ルルド洞窟前でロザリオの祈りを捧げる教皇フランシスコ 2020年5月30日 バチカン庭園・ルルド洞窟前で  (Vatican Media)

 この聖母月、毎日イタリア時間18時(日本時間 翌日午前1時)より、バチカン・ニュースのインターネットサイトを通し、世界各国の様々な聖母巡礼聖堂より、ロザリオの祈りの中継が行われる。

 すでに一年以上世界を苦しめているパンデミックの収束を願って繋げるこの「祈りのマラソン」は、教皇フランシスコの強い希望によるもの。教皇は、この祈りに世界中の聖母巡礼聖堂が、全教会の祈りのための道具となって、参加するすることを望まれた。

 そして、教皇は、「教会では熱心な祈りが捧げられていた」(参照 使徒言行録12章5節)という聖書の言葉の光の下に、この「祈りのマラソン」が実現することを願っておられる。

 教皇庁新福音化推進評議会は、教皇の希望を受けて「祈りのマラソン」を具体化するにあたり、この取り組みに参加する世界の巡礼聖堂の名と、日ごとの祈りの意向をリストにし、同評議会のホームページに掲載している。http://www.pcpne.va/content/dam/pcpne/pdf/Eventi/rosario2021/Shrine%20List%20Ing.pdf

 「祈りのマラソン」は、聖母月初日、イタリア時間1日午後6時(日本時間2日午前1時)、バチカン・聖ペトロ大聖堂グレゴリアーナ礼拝堂の「御助けの聖母」の前における教皇フランシスコのロザリオの祈りより始まり、聖母月最終日、イタリア時間5月31日18時(日本時間6月1日午前1時)、バチカン庭園からの教皇の祈りによって締めくくられる。

 この祈りに参加するのは、世界五大陸の30聖堂にわたり、上述のリストによれば、チェンストホヴァ(5月3日・月曜日)、ナザレ(4日・火)、アパレシーダ(6日・木)、ロレート(9日・日)、ファティマ(13日・木)、ルルド(18日・火)、グアダルーペ(26日・水)、ポンペイ(30日・日)などからをはじめ、21日(金)には、長崎の浦上教会の被爆マリア像を前に祈りの中継が行われる予定。

(編集「カトリック・あい」)

2021年5月1日

・5月・聖母月を通して、コロナ感染の終息の願うロザリオの祈りをー教皇が呼び掛け

Pope Francis recites the Rosary on 30 May 2020 in the Vatican's Lourdes GrottoPope Francis recites the Rosary on 30 May 2020 in the Vatican’s Lourdes Grotto  (Vatican Media)

(2021.4.22 Vatican News  Devin Watkins)

  5月は聖母マリアの月だが、教皇フランシスコは、5月を通して、新型コロナウイルスの世界的大感染の終息を願うロザリオの祈りを捧げるよう、世界中のカトリック教徒に対して進めておられる。

 教皇ご自身も、5月1日に聖母月の始まりを告げる祈りを捧げられ、バチカンの各種メディアを通して、世界に動画配信される予定だ。また、この月を通じて、Vatican Newsがこの企画に参加する世界各地の聖堂でのロザリオの祈りを、毎日、ローマ時間午後6時(日本時間翌日午前1時)から動画配信することになっている。

 バチカンの新福音化推進評議会は21日のプレス発表で、5月のロザリオの祈りは、新約聖書の使徒言行録の言葉をもとにした「全教会が神に、熱心に祈っていた」(12章5節参照)をテーマの下に行われる、とし、「この企画には、世界の全ての聖母マリアに捧げられた聖堂共同体が参加し、コロナ大感染の終息を願うロザリオの祈りへの、信徒、家庭、共同体の参加を勧めることになる」と説明している。

 

 

2021年4月27日

☩「司祭叙階は”神の民に仕える”贈り物」教皇、司祭叙階ミサで

Priesty ordination in St Peter's Basilica, 25 April 2021Priesty ordination in St Peter’s Basilica, 25 April 2021  (Vatican Media)
  教皇フランシスコは、復活節第4主日で、世界召命祈願日でもある25日朝(日本時間同日夕)、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられ、この中でローマ教区の9人の助祭が司祭に叙階された。
  叙階されたのは、ローマの神学院で学んだ助祭たちだが、出身国はイタリア、ブラジル、コロンビア、ルーマニア、年齢も26歳から43歳まで様々だ。

*いつもキリストに視線を向けて

 ミサ中の説教で教皇は、9人の新司祭たちに、「神の民に仕える時、いつもキリストに視線を向けるように」と促された。

 そして、司祭職の務めは、教師であり司祭であり牧者としてのキリストご自身の聖務の表出であり、「司祭は、司教団の確立された共働者であり、司教団と共に司祭職に加わり、司教団と共に神の民の奉仕に召されています」と述べられ、その主たる任務は「福音を宣べ伝え、羊である神の民の世話をし、そして神聖な典礼、特に聖体祭儀を司式すること」と付け加えられた。

*思いやりのある羊飼いに

 また教皇は、司祭になることで「あなたがたは、キリスト-羊飼いーのようになる。これは”専門的な職業”ではなく”仕えること”なのです」と強調され、神と人とに仕える姿勢として「4つの親密ー神へ、司教へ、互いへ、そして神の民への親密」を心がけるように、そして、これらすべてを「思いやりとやさしさ」をもって行うように、新司祭たちの求めた。

*問題を抱えている人に心を開け

 さらに、教皇は、「さまざまな問題に対して、心を閉じないように。問題を抱えている人の話を聴き、慰めることに時間をかけるのが、とても重要です。これは思いやりであり、赦し、慈しみにつながるのです」とされ、「慈悲深く、寛容でありなさい。神はすべてを赦され、赦すことに飽き飽きされません」と力説された。

*虚栄心に「ノー」と言おう

 続いて教皇は、虚栄心と”お金を自慢”することの危険を指摘され、「悪魔は、あなたの懐からやって来る。貧しくなりなさい。神の聖なる忠実な人々が貧しいように」と忠告された。

 そして説教の最後に、「先に述べた『”4つの親密』は、羊飼いになるための道。なぜなら、イエスは良い羊飼いであるがゆえに、羊飼いたちを、お慰めになるからです」とされて、次のように新司祭たちを励まされたー「イエスに慰めを求めなさい。そして、あなたがたの人生で十字架を負いなさい。恐れないように。すべて、きっとうまくいきますから」。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

 

2021年4月25日

・7月25日の第一回「祖父母と高齢者の世界祈願日」のテーマは、「私は、いつもあなたがたと共にいる」

(2021.4.24 カトリック・あい)

 教皇フランシスコは1月31日に毎年7月の第四日曜を「祖父母と高齢者のための世界祈願日」とすることを発表されているが、今年7月25日(日)となる第一回のテーマとして教皇が「私は、いつもあなたがたと共にいる」(マタイ福音書28章20節)を選ばれた。 

 バチカンの信徒・家庭・いのち省がこのほど発表したもので、教皇はこのテーマを通して、特に、今日の新型コロナ・ウイルスの世界的大感染による試練の中で、お年寄りたちに対する神と教会の寄り添いを伝えることを希望されている、という。

 同省はテーマ発表の声明で、「私は、いつもあなたがたと共にいる」という主イエスの言葉は、高齢者と若者たち双方が願い求める寄り添いと希望の約束であり、「若者が高齢者の生活に積極的に関わる一方で、高齢者は福音の告知と祈りを通して若者に信仰を伝える」という相互の使命を強調した。

 この記念日が各国の教会で有意義な形で行われるよう、6月中旬ごろ、現在開催中の「愛のよろこびの家族年」の特設サイトwww.amorislaetitia.vaを通して、司牧的提案を示したい、と同省は説明している。

2021年4月24日

・11日「神の慈しみの主日」教皇ミサはサント・スピリト教会で

ローマのサント・スピリト・イン・サッシア教会ローマのサント・スピリト・イン・サッシア教会 

 「神の慈しみの主日」は、聖ヨハネ・パウロ二世が2000年の大聖年に制定され、復活祭の次の日曜日(復活節第二主日)に記念される。

 バチカンに近接するサント・スピリト・イン・サッシア教会には、聖ファウスティナ・コヴァルスカ修道女(1905-1938)が広めた「神の慈しみの信心」のための霊性センターが置かれている。

 ミサは、11日午前10時半から始まり、終わりに、教皇が「レジーナ・チェリ」の祈りを唱えられる。ミサは、バチカン・ニュースのインターネットサイトで動画中継される。

(編集「カトリック・あい」)

2021年4月10日

・「欧州除くすべての大陸で信徒数が増加」2021年版世界カトリック統計年報

 世界のカトリック信徒の地域別割合は、南北アメリカが48.1%を占め、次いで欧州が21.2%、アフリカが18.7%、アジア(中国を除く)が約11%、オセアニアが0.8%の順。

 世界の司教の数は536で前年末より13人減ったが、司祭の総数は教区、修道会合わせて41万4336人と前年末よりも271人増えている。地域別に見ると、欧州が40.6%を占め、アフリカとアジアが合わせて28%。伸び率では、アフリカとアジアが目立ち、前年末比でそれぞれ3.45%と2.91%の増加。欧州は1.5%、南北アメリカが約0.5%の微増。

 また、教区と修道会の神学生は、世界的に微減を続けており、2019年末で11万4058人と前年末に比べ1.6%減っている。

 終身助祭は前年比1.5%増加したが、その97%は南北アメリカと欧州に偏在している。

 また司祭でない修道士は2018年末の5万941人から5万295人に微減を続けた。修道女は2018年末の64万1661人から63万99人と1.8%減少している。

2021年4月6日

・教皇の聖週間から復活祭の儀式は聖ペトロ大聖堂・司教座祭壇で・人数制限で

教皇フランシスコ 2020年度の受難の主日のミサで教皇フランシスコ 2020年度の受難の主日のミサで  (Vatican Media)

 教皇フランシスコの聖週間から復活祭にかけての儀式予定が、教皇典礼管理室から発表された。

 儀式はすべて、新型コロナウイルス感染予防のため、参加者の人数を縮小して行われ、聖週間初日「枝に主日」「受難の主日」の28日は、イタリア時間午前10時30分(日本時間同日午後5時30分)から、教皇はバチカンの聖ペトロ大聖堂の司教座の祭壇でミサを司式される。これまで「受難の主日」に記念されていた教区レベルの「世界青年の日」は、「王であるキリストの主日」、2021年11月21日に記念される。

 聖木曜日の4月1日は午前10時(日本時間同日午後5時)から、聖ペトロ大聖堂・司教座の祭壇で「聖香油のミサ」を捧げられる。この後、枢機卿会主席のジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿によって現地時間午後6時(日本時間2日午前1時)から大聖堂・司教座の祭壇で「主の晩餐の夕べのミサ」が予定されているが、教皇の参加されない。

 聖金曜日の2日は、午後6時(日本時間4月3日午前1時)から、教皇は聖ペトロ大聖堂・司教座の祭壇で「主の受難の祭儀」を捧げられ、午後9時(日本時間4月3日午前4時)からバチカンの聖ペトロ広場で「十字架の道行き」を主宰される。

 聖土曜日の3日は、午後7時30分(日本時間4日午前2時30分)から、聖ペトロ大聖堂・司教座の祭壇で「復活の聖なる徹夜祭」を祝われる。

 復活祭を迎える4日は、午前10時(日本時間同日午後5時)から、聖ペトロ大聖堂・司教座の祭壇で「復活の主日の日中のミサ」を捧げられる。

 そして、同日正午(日本時間同日午後7時)、教皇は同大聖堂・司教座の祭壇で、復活祭のメッセージとローマと世界に向けた教皇祝福「ウルビ・エト・オルビ」をされる予定。

(編集「カトリック・あい」)

2021年3月27日