・日本の教会のシノドス総会第二会期に向けた取り組み発表

(2024.1.27 カトリック・あい)
 日本の司教団が26日付けでシノドス特別チーム担当の菊地功・司教協議会会長名で、10月のシノドス総会第二会期に向けた日本の教会としての取り組みを以下のように発表した。

日本のカトリック教会の皆様

シノドス特別チーム 担当:菊地功
世界代表司教会議 第16回通常総会第2会期に向けての取り組みについて

教皇庁シノドス事務局からの2023年12月11日付書簡「2024年10月に向けて」に記載されている指示に従う形で、今後の日本の教会での取り組みを検討するため、昨年末に司教協議会にシノドス特別チームが設置されました。メンバーはアジアの大陸別シノドスに参加した三名(西村桃子さん、辻明美さん、高山徹神父)に小西広志神父と私で構成しています。当チームは以下に示す取り組みを計画し、この度司教協議会の承諾を得ましたので皆様にお知らせします。
なお、準備に必要な公文書などは、邦訳されて中央協議会のホームページで公開されていますので、ご参照ください。

 

*教皇庁シノドス事務局の指示は、主に次の二点です。

  1. 「シノドス的」教会のあり方についての意見書の、5月15日までの提出。
  2. 「シノドス的」な活気ある取り組みの報告。

これを踏まえ、さらに教皇フランシスコの言葉、「このシノドスとはシノダリティについてのものであり、他のあれこれのテーマについてではありません。……重要なのは、考察する方法、つまりシノドス的方法です」から示唆を得て、以下の三点を計画しました。特別チームの一番の願いは、「シノドス的方法」を多くの方々が知り、体験してくださることです。

 

*2024年10月の第二会期に向けての日本での取り組み。

  • 「シンドス的方法」を紹介する『シノドス ハンドブック』の作成と配布
  • 各教区レベルでの「シノドスの集い」の開催と、そのための支援。
  • 日本の教会レベルでの「シノドスの集い」の開催。

それぞれの具体的内容については、今後、準備ができ次第、お知らせいたします。
なお第二番目の教区レベルでの「シノドスの集い」については、第二会期開始前の本年9月末ころまでの開催を希望します。

また三番目については、以下の要綱で開催します。

 日本の教会におけるシノドスの集い=日時:2024年3月7日(木)午後3時から8日(金)午後3時まで ・会場:日本カトリック会館(東京都江東区潮見)・参加者:各教区の司教全員、それぞれの教区の、司祭、奉献生活者、信徒の代表1名ずつ。

詳細は別途、各教区事務局にお知らせいたしますが、具体的には各教区から4名の参加者は、一堂に会して丸テーブルを囲みながら「霊における会話」を実施します。

そこで生まれてきた意見や提案を教皇庁シノドス事務局に提出します。これはシノドス事務局からの書簡「2024年10月に向けて」にある指示に沿ってのものです。

しかし、この取り組みは、シノドス事務局への提出文書を作成するためにするのではなく、むしろ、「ともに歩む」教会の実際を参加者が体験するためするものだと考えます。

これからもシノドスの歩みは続いてまいります。日本の教会の皆様には、中央協議会のホームページなどを通じて必要な情報を提供してまいりますので、ご一緒に道を歩んでくださるようお願い申し上げます。

以上

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2024年1月27日