・”シノドスの道”アフリカ大陸レベル会議が閉幕ー秋の世界代表司教会議に向けた8つの優先課題決定

Cardinal Fridolin Ambongo addresses the assemblyCardinal Fridolin Ambongo addresses the assembly 

 参加者の一人、シスター・ホセ・マリアは会議の前に「”私”ではなく、”アフリカの神の1つの教会の家族”として考えねばなりません。お互いに耳を傾け、聖霊に耳を傾けています」と述べ、報告に盛り込むべき課題について、「これまで 15の小グループで話し合いが行われましたが、優先課題は5つに絞りたい」としていた。

 だが、その希望通りにすることは難しく、結局、報告書草案取りまとめチームによって、次の8つの優先課題が草案に盛り込まれた。

1.  離婚、壊れた結婚、再婚した人々、一人親など現在の課題に焦点を当てた家庭への司牧ケア。

2. 1995年の最初のアフリカ司教会議以来、神の家族としての教会の概念にすでに大切にされているものとしてのアフリカの文化的価値観を、教会の教義を無視することなく深化すること。

3. 共同責任と相互補完性が 基本原則のUbuntu(人と人との忠誠心を持った関係)、Ujamaa(同胞)、Indaba(重要な問題を議論するための会議)、Palaver(時間のかかる交渉)などの様々な哲学を背景に表現されるアフリカの共同社会の文化について考慮すること。

4. アフリカにおける戦争と社会的な紛争につながることの多い「天然資源の搾取」と戦うことを約束すること。

5. 礼拝の規範に従って、信徒の積極的な参加のために典礼の刷新を促進すること。

6. 教会の統治において共働性を促進する方法として、包括性の考え方が強調される神の民を育てること。

7. 女性たち、若者たち、そして疎外感をもつすべてのグループの人々を包含すること。

8. 環境の危機に対処するためのsynodal(共働的)変化をもたらす方法としてのEcological justice(肌の色や出身国、所得の多寡に関係なく、誰もが公正に扱われ、安全な環境で暮らせるようにすること)とstewardship(天然資源にの責任ある計画と管理を行う倫理的価値)の重要性。

・・・・・・・・・

 そして会議は、3時間以上続いた最終セッションの終わりに、司教たちが交替で閉会の挨拶をした。まず主催地アディスアベバの大司教でエチオピア司教協議会会長のベルハナエソス・ソラフィエル枢機卿が、アフリカ・マダガスカル司教協議会連盟(SECAM)が会議開催地としてにアディスアベバを選んだこと、会議参加者全員で大陸レベルと世界レベルの”シノドスの道”の歩みのための報告書をまとめる対話ができたことに感謝を述べた。

 SECAM副会長でモザンビーク教区長のルシオ・ムアンデラ司教は、今会議に先立つアクラとナイロビでの2つの準備会合を含むプロセス全体の責任者を務めたが、「兄弟が共に住むことは何という幸せ… 頭の上に注がれたかぐわしい油のようだ。それは、ひげに滴り落ちる。衣の襟にまで垂れるアロンのひげに… それはシオンの山々に滴り落ちる」という詩編133章の言葉を引用し、「この言葉が、今回の会議で私たちが経験したことを要約しています」と語った。

 また、世界代表司教会議のまとめ役であるジャン=クロード・オロリッシュ枢機卿は、今回会議で示された”シノドスの道”の精神を高く評価し、「互いに耳を傾け合う時間を親愛なる兄弟姉妹の皆さんと過ごせたことを感謝します。会議で皆さんが述べられたことすべてに感謝します」と語り、「まさに重要なのは、Sinodality(共働性)、交わり、参加、そして使命です」と強調した。

 そして閉会のあいさつに立ったSECAM会長のフリドリン・アンボンゴ枢機卿は、開催地エチオピアの政府、カトリック教会、そしてエチオピアの人々のもてなしに感謝し、バチカン、SECAM、およびアフリカ全土のすべての代表者、専門家チームを含む関係者全員に感謝を表明。

 「今回の会議は、アフリカの教会刷新のための最初の集まりであり、Kairos(機会)でした。学び、sinodality(共働性)を生きる時を過ごしました。アフリカの”神の家族”を体験する時でもありました。互いに耳を傾け、アフリカ大陸に影響を与える繊細な問題について、聖霊の言葉に耳を傾けました。 ここアフリカで、私たちの使命を互いに更新し合うためのsinodal(共働的)な集まりになりました」と締めくくった。

 ”シノドスの道”のアフリカ大陸レベル会議が終わり、今秋の世界代表司教会議に向けた歩みが続く。現在起きている宗教上のイデオロギー的過激主義など、アフリカの教会と人々にとって大きな懸念となっている難問に解を見つけるための時間は十分にはなかったようだ。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2023年3月7日

・菊地・司教協議会会長が”シノドスの道”アジア大陸レベル会議報告

(2023.3.3 週刊大司教)

2023asiasynod02 教会は2021年から2024年に向かって、”シノドスの道”を歩んでいるのは、ご存じの通りです。

 全体としては、それぞれの教区での取り組みに始まって、大陸レベルの取り組み、そしてローマでの会議と続いていきますが、その行事とは別に、教会が交わりの共同体として「共に歩む」ことを基本的な姿勢として身につけることを、この取り組みは求めています。

 御聖体と御言葉の内に現存される主イエスに生かされる神の民は、互いに耳を傾け、支え合いながら、祈りをともにすることで、教会に対する聖霊の導きを識別し、この世界にあって主イエスの与えられた福音宣教の使命を果たしながら、御父に向かって正しい道を歩み続ける教会共同体であることを目指しています。

 したがって”シノドスの道”は、ローマでの会議へ向けた一連の出来事と、それぞれの教会での取り組みの継続という、二つの道を同時にたどる歩みです。

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 そのシノドスの道の、大陸別会議が、現在相次いで開催されており、アジアの会議も、先日2月23日から27日まで、タイのバンコク大司教区司牧センター「Baan Phu Waan」を会場に、80名近い参加者を得て開催されました。

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 今回の会議は、各国からの回答書をもとにバチカンのシノドス事務局によって昨年10月末に作成された文書、「あなたの天幕に場所を広く取りなさい」(イザヤ 54・2)に基づいて、アジアではこの1月15日までにFABC(アジア司教協議会連盟)に提出されたアジア各国の回答書をもとに分かち合いを行いました。

 2月24日と25日の小グループでの分かち合いに基づいて「識別と文書作成チーム」によってアジア大陸レベルの回答書が作成され、26日には全体会議でその枠組みを承認。さらに会議が終わり参加者が帰国を始めた27、28両日、同チームが作業を続け、出来上がった回答書は、3月3日の日本時間の午後にオンラインで開かれるFABCの中央委員会(各国の司教協議会会長がメンバー)で採択、バチカンに送付される予定です。

 バチカンのシノドス事務局は、これらに基づいて6月頃までに作業文書を作成し、それに基づいて10月の世界代表司教会議第一セッションがローマで行われます。

 様々な段階で作成されている文書の邦訳は、中央協議会のこちらをご覧ください

 今回のアジアの大陸別シノドスは、正式名称を「Asian Continental Assembly on Sunodality(シノドス性についてのアジア大陸会議)」と言い、全体では、6名の枢機卿、5名の大司教、18名の司教、28名の司祭、5名の女性奉献生活者、18名の信徒が参加しました。またバチカンからは、事務局長のグレック枢機卿、会議のRelatorであるオロリッシュ枢機卿、事務局秘書のシスター・ナタリーも参加し、さらにバチカンの広報からかなり大がかりなチームが参加して、発信をしていました。

 参加者については、事前にバチカンの事務局から、各国の司教協議会会長に加えて、あと二名と指定があり、しかもそのカテゴリーにも指定があったため、FABC事務局でその指定にあったカテゴリーを各国に振り分けました。

 日本には、会長の司教の他に、若い教区司祭と女性信徒の指定があり、英語での会議参加などの条件を勘案して、高松教区の高山徹神父とJLMM事務局の辻明美さんに、代表として参加していただきました。

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 また文書を作成するための「識別と文書作成チーム」は、中央・南・東南・東アジアからそれぞれ一人ずつ出すことになり、東アジアからは、これも英語で自由に文書作成の作業ができる人と言うことで人選に難儀しましたが、中央協議会で翻訳などのお手伝いもいただいているセルヴィ・エバンジェリー会員の西村桃子さんにお願いしました。

 このチームにはこれ以外に、司祭の神学者が2名、信徒の神学者が2名(男女一人ずつ)、そして事務局次長が加わりました。現場でチームの応援団として事務局長のわたしと会長のボ枢機卿で作業を見守りましたが、短時間に集中して文書を作成したチームには、感謝しかありません。

 今後、参加してくださった方々からの振り返りも含めて、カトリック新聞などで発信がある予定ですが、それを通じて、さらにシノドスの道程を深めていくことができればと思います。ともに歩む道程には、常に主ご自身が共にいてくださることを心に留めたいと思います。

(菊地功=きくち・いさお=カトリック日本司教協議会会長、東京大司教)

(編集「カトリック・あい」)

2023年3月4日

・”シノドスの道”アフリカの大陸レベル会議ー1年半の歩みの経験を分かち合う

Participants at the Continental Assembly for AfricaParticipants at the Continental Assembly for Africa 

(2023.3.3 Vatican New  Andrew Kaufa, SMM – Addis Ababa)

 エチオピアの首都アディスアベバで開かれていた”シノドスの道”のアフリカ大陸レベル会議で、参加者たちは2021年10月に”シノドスの道”の歩みが始まってから経験したことに喜びをもって感謝している。

 会議ではアフリカ全土から集まった枢機卿、司教、司祭、修道者、若者を含む信徒が10 人づつの小グループに分かれて意見交換をし、過去 1 年半の”シノドスの道”の歩みで経験し、学んだことを分かち合った。

 ある英語圏の国々のグループの参加者は「sinodality(共働性)は、アフリカでの私たちのやり方の一部になっており、アフリカの教会で進んで受け入れられています。将来の教会につながる歩みを促進しています」と評価。

 他の英語圏グループの参加者は「歩みの中で、聖霊が、若者も女性も障害者も、アフリカの教会として共に歩むよう私たちを招いておられることを感じました  。 また、教会の所有権は私たち全員に属している、ということを確認し、一般信徒も教会の所有、運営に責任をもち、改善に率先して自由に行動することができるできるという認識を持ちました。これはまだ進行中ですが、それがアフリカの教会のあり方にならねばならない、と確信しました」と述べた。

 

*”ピラミッド構造”の教会は、参加型で”耳を傾ける”教会に変わる必要

 フランス語圏のあるグループの代表者は、「現在の”ピラミッド構造”の教会は、参加型で”耳を傾ける”新しい教会に道を譲らねばならない、と認識しました」とし、「”シノドスの道”は、教会の新しい”ライフスタイル”として受け入れられる必要があり、そのために一般信徒の積極的な関与が欠かせません。”シノドスの道”の枠組みは、私たち全員が『宣教師』になることを求めており、私たちに与えられた使命について説明責任を負うことを求めています」と強調。

 また別のグループは「教会の”ピラミッド”構造は、シノドスの精神によってのみ改善される。そして、聖体拝領などの秘跡を受けるのを妨げられているキリスト教徒に秘跡への道を開くことができるのです」と指摘した。

 

*教会における女性と若者の役割を高める必要

 参加者たちはまた、”シノドスの道”の歩みが、将来の教会における女性と青少年の役割に関するいくつかの洞察を深めるのに役立った、と口をそろえた。そして、「女性は教会の主要なメンバーです。 多くの女性たちが取り残されている。教会や社会で賜物を分かち合うことが許されねばならない。また、青少年は教会の希望の源。 彼らは自己表現の機会が与えられることを希望しています。 彼ら自身の生活に影響を与える否定的な力を黙って受け入れてはならないのです」と強調した。

 

*新たな教理教育の必要

 ”シノドスの道”を歩む経験の中で、アフリカの教会の聖職者、一般信徒が重要視した他の側面には、聖体拝領の精神性を高める必要、”ピラミッド型”の教会構造の改革、教会に対する帰属意識と所有権の感覚を高め、聖職者主義のリスクに対処する取り組み、などがある。

 ある参加者は「これらすべての課題に対応するために、新たな教理教育が必要です」と述べ、また「”シノドスの道”を共に歩むのは、重要なことですが、困難を伴うのも事実。”シノドスの道”は、改革をもたらすことを意味し、そのために忍耐も必要です」と語った。

 また 別のグループは、「誰もが教会に提供するものを持っており、”シノドスの道”の歩みは、人と人との絶え間ないコミュニケーションを必要とし、互いに耳を傾け、教会で信徒は司祭と共同責任を果たしていくもの」と付け加えた。

 

2023年3月4日

☩「Sinodalityの重要性を再認識した公会議決定の完全な実践にあと40年必要」

 教皇フランシスコがベルギーのカトリック系週刊誌「テルティオ」のインタビューに答えられた内容が28日発表された。。

 それによると、同誌のヴァン・リエルデ編集長が、教皇と第二バチカン公会議の関係について質問。「あなたの在位期を理解する鍵は、第二バチカン公会議にあるのではないか。同公会議の内容の実践を推進しようとするのは、どうしてですか」と聞いた。

 これに対して、教皇はまず、「歴史家たちによれば、一つの公会議の決定が完全に効力を表し、それが実践されるまで一世紀かかると言われています。私たちがそこに至るまで、今からさらに40年が必要です」と前置きされたうえで、「第二バチカン公会議がもたらしたものは、教会の刷新だけではありません。『教会を常に生き生きしたものにする』という挑戦でした」と強調。

 さらに「公会議は教会を新たにするのではなく、若返らせるのです。教会は常に前進する母です。第二バチカン公会議は、教会が時代のしるしと共にさらに成熟するための扉を開きました」とされ、「たとえば、『教会憲章』は、最も伝統的な公文書であると同時に、最も近代的なものでもあります。『教会』という仕組みの中で、伝統は常に新しい。なぜなら、『伝統』とは常に発展、成長していくものだからです」と語られた。

 また「第二バチカン公会議の内容の適用と実践には、sinodality(共働性)の促進も含まれていると思いますが」の問いに、教皇は「パウロ6世は、公会議の終わりに、東方典礼カトリック教会がsinodal(共働的)側面を保つ一方で西方教会がそれをほとんど失ってしまったことに衝撃を受けられた。そして、シノドス事務局の設立を決め、教会に新しいsinodalityを推進しようとされました」と述べ、「第二バチカン公会議がsinodality(共働性)の重要さを再認識する契機」となったことを指摘された。

 続いて、リエルデ編集長が「ベルギーの教会では、聖職者の数も、信徒の数も減少しています。教会の指導者たちは典礼と福音宣教に焦点をあてる傾向がありますが、今、教会が注目されるためには、社会的・預言的面に注力すべきではないでしょうか」と聞いたのに対して、教皇は「それらは互いに矛盾するものではありません。祈りと礼拝と信心業は、”香部屋に引きこもる”ことを意味しない。ミサを捧げない教会は、教会ではない。しかし、”香部屋に身を隠す教会”も、教会とは言えません」と解答。

 さらに、「ミサには、その後にもたらされるものがあります。ミサでパンを裂きますが、それは『社会的義務を果たし、他者の世話をする』よう促します。祈りと仕事、神の礼拝と兄弟姉妹への奉仕は並行するもの。すべての兄弟姉妹の中に、私たちはイエス・キリストを見るからです」と語られた。

 「新自由主義的経済モデルは、限界に達したように思われるが、それに代わるものはあるのか」という問いには、「経済は、”社会的な経済”でなくてはなりません。市場経済に『社会的』という言葉を加えたのは、ヨハネ・パウロ2世でした」とされたうえで、「現在の経済危機は深刻。世界の多くの人が、食べるためにも、生きるためにも事欠いている。豊かさは大企業を動かす一部の人々の手の中にあり、これらの企業は時として人々を搾取する傾向にある。経済は、常に社会に奉仕するもの、社会的なものであるべきです」と述べられた。

(編集「カトリック・あい」)

2023年3月1日

・アジア大陸レベル会議閉幕、「アジアの教会は世界に多くのことを与えられる」とオロリッシュ枢機卿が激励

   “シノドスの道”アジア大陸レベル会議は26日、最終日を迎えた。この日の全体会合で講演したシノドスの総括担当者であるジャン=クロード・オロリッシュ枢機卿(ルクセンブルク大司教は、現在進められている”シノドスの道”に求められている「調和と回心」について語り、「アジアの教会は、世界に多くのことを与えることができる」と激励した。

 最終日の会合は、 フィリピン出身でシノドスの神学委員会のメンバー、エステラ・パディラ教授が進行役を務める形で、フィリピンのパブロ・デビッド司教、台湾・中国地域司教協議会シノドスチームの テレサ・ウー氏など参加者による分かち合いが行われた。

 

*”交響曲”としてのシノドス

 オロリッシュ枢機卿が冒頭、この日の議事を方向付けるために 3 つのポイントを提示。まず、相乗効果、連帯、調和としての”交響曲”を挙げた。作業グループの 1 つによって行われた省察を取り上げ、 「”交響曲”には反復と規律が含まれており、すべての演奏者は自分の楽器を大事にする必要があります。もしピアノがうまく調律されていなければ、”不協和音”のひどい演奏になってしまうでしょう」とし、「共働的な回心は、”楽器を調律”すること。 回心は常にキリストに向かっています」と述べた。

 

*共働的回心と洗礼に基づく一致

 そして、「回心には、互いを見て、私たち一人一人の中にある洗礼によって与えられた尊厳を理解するために、私たち自身のエゴを手放す謙虚さが必要です」としたうえで、「 聖体拝領ではなく洗礼から始めることは、洗礼に基づく教会一致の”新しい春”をもたらすことになるでしょう」と述べた。

 

*「創造」のシノドス的解釈

 三つ目のポイントとして、枢機卿は「創造のシノドス的解釈」を提示した。 そして、聖書に書かれた創造のシノドス的解釈は、「男」、「男と女」、あるいは婚姻制度と家族の創造として見るのではなく、「人間性」の創造と見ること、と指摘。 「私たちは教会として、想像された人類の一部であり、人類に奉仕するよう召されています。 ですから、シノドス(共働)的な教会とは、キリストによって宣教され、福音を宣言する教会です。 もし私たちが世界に仕えなければ、誰も[私たちの]福音の宣教を信じないでしょう」と述べた。

 

*デジタル時代にシノドス的教会が与えられるものは

 また枢機卿は、シノドス的教会が世界に与えることができるものは、他宗教との対話と、デジタル文化で促進される個人化に、共同体社会をもたらすことで実証される、としたうえで、「 私たちはデジタル時代の”0年”におり、『私たちの時代への変換』が必要です。 若い人たちはすでに ”0.1 年”に進んでいます….  にもかかわらず、私たち司教は、デジタル時代の前、”マイナス 0.1 インチ”の状態にあることもある」と指摘。”シノドスの道”を歩むことは、「教会共同体を共同生活の中心に戻すことであり、新しい時代に奉仕することです」と強調した。

 講話の最後に枢機卿は、会議の参加者たちに「私たちは皆、キリストと共に、聖霊の導きのもとに歩んでいます。そして、アジア教会は、世界に与えるべきものをたくさんもっています」と激励した。

 

 

*大陸文書草案の最終まとめを執筆チームに一任

 参加者による分かち合い、オロリッシュ枢機卿の講演の後、沈黙の祈りがされ、識別と大陸文書起草チームのメンバー、クラレンス・デヴァダス神父から、文書案初稿をもとに今回会議で出された意見を受けた最終草案のの更新された草案の説明があった。

 これを受けて、進行役のパディラ教授が、会議参加者に対し、修正草案について静かに熟考する時間をとることを提案。その後、 活発な議論が行われ、修正草案が彼らの意見を反映していることを評価。さらなる修正を執筆チームに委任し、修正草案に執筆チームが今回の会議から得られた最終的な所見を取り入れた後、最終案をアジア司教会議連盟(FABC)に加盟する全司教協議会に提示し、承認を得る方針が了承された。最終文書は FABC からバチカンのシノドス事務局に送付される。

 

*「秋の世界代表司教会議に向け、アジアの教会の更なる貢献を」とシノドス事務局長

 最終日の午後のセッションでは、参加者は、教会のシノドリティを強化するために教会の構造をどのように変更または作成できるか、およびシノドスの 2023 年 10 月と 2024 年 10 月のセッションで何が起こることを望んでいるのかについて、熟考し、議論し、報告した。

 閉会にあたってバチカンのシノドス事務局長のグレック枢機卿があいさつし、参加者たちに、素晴らしい経験をしたことへの感謝を述べ、 「今回の経験で、私はアジアの教会を忘れることができなくなります。sinodality(共働性)に関する大陸レベルのこの会議は、シノドスは神の民についてのもの。問うべきは『教会とは何か』ではなく、『教会とは誰か』です」と語った。

 そして「すべての人が、『共に歩む』よう招かれており、そうすることでキリストは今日、人々に出会うことができるようになるでしょう。そうして、sinodal(共働的な)教会は福音宣教の目標に向かって進んで行くのです」と強調。

 また、「sinodality(共働性)は一世紀のキリスト教徒の経験からの教会の特質であり、取り戻す必要がある。 ”シノドスの道”を歩む旅の素晴らしさは、私たちが sensus fidelium(信者の感覚ないしは信仰の感覚)と聖職者団の職務の適切なバランスを見つけようとすることにあります。 今回の会議で、皆さんは正しいバランスを保つことができました。皆さんの教会のアジアの特徴は、世界の教会全体に利益をもたらします」と評価した。

 そして、「このような鍛錬をもって、皆さんが取りまとめる文書は、今秋の世界代表司教会議に向けた準備に貢献すること、そしてsynodality (共働性)が変化をもたらすことを期待しましょう」と語り、それぞれの国に戻った参加者たちが、信徒たちに教皇と自分の感謝の意を伝えてくれるように、そして「新たな福音宣教の原動力」を提供するsynodality (共働性)の種を播き続けてくれるように、と願った。

*菊地FABC事務局長が閉会の辞

 この後、アジア司教協議会連盟(FABC)事務局長の菊地・東京大司教が閉会の辞で、会議を成功に導いた参加者全員の積極的な貢献に謝意を述べ、会議は終了。

 参加者たちは、FABC 議長のチャールズ・ボー枢機卿が主宰する四旬節第一主日のミサに参加。ボ―枢機卿はミサ中の説教で、主の復活を祝い、悪徳を放棄してもすぐその悪徳に戻ってしまう、という多くのカトリック信者の傾向に疑問を呈したうえで、「英語の『Lent(四旬節)』は、synodal conversion(共働的回心)に導く”頭文字”を内包しています。『L』は letting go(前に進む)、『E』はencounter(出会う)、『N』はneighborliness(隣人を大切にする)、そして『T』は transformation(変わる)です」と四旬節の意味を強調した。

 

2023年2月27日

・「私たちにも耳を傾けて…」とシノドス・アジア大陸レベル会議に参加の女性たち

(2023.2.25 Vatican News  Sr Bernadette Reis, fsp – Bangkok)

  ”シノドスの道”のアジア大陸レベル会議には一般信徒の女性たちも12人参加している。そのうちの6人がVatican News のビデオ・インタビューに以下のように意見を表明した。

 バングラディッシュのリタ・コスタ氏は自国の女性たちに 「私たちは、”シノドスの道”を皆さんと共に歩んでいます。私たち女性の声に耳を傾けてもらいたい。 私たちの声を考慮してください。私たちは排除されてはならない」と述べ、「皆が一緒になって、世界に変化をもたらすことができるのです」と強調した。

 フィリピンのジョイ・カンデラリオ氏は 「私は、福音宣教に積極的に関わっているすべての信徒と共に歩みます」とする一方、「 教会では私たちの声に十分に耳を傾けてもらっていません。でも、いつの日か、すべての人が歩みに参加し、教会に自分たちの場を持てるようになることを希望します」と語った。

  マレーシア/シンガポール/ブルネイを代表して参加しているアンナ・アマンダス氏は「結婚して 5 年以上経過っても子供に恵まれない夫婦たちの声を、この会議に届けています。彼らが、この会議から実りあるメッセージを受け取れるように望んでいます」とし、「彼らには、あきらめることなく、何があっても神への信仰を持ち続けるよう希望しています。私たちにはそれぞれの存在理由があると信じていますから」と述べた。

  ミャンマーのロザリア・ティン氏は、 「会議に参加して幸せです。恵みの瞬間です」とかたり、「でも、自分のためだけに会議に出席しているわけではない。私は、自分の国の人たち、自分の国、そして自分の教会と共にあります。 私は私のためだけでなく、私の国のためにここにいる。いつも私の国の平和と正義を祈っています」と語った。

 台湾のテレサ・ウー氏は「台湾の信徒たちの声と期待をこの大陸会議に届けることができて光栄に思います。 この会議で、私たちは声を上げ、耳を傾けました。 できれば、この会議の成果を台湾に持って帰りたい」と希望を述べた。

 日本の辻明美氏は、「文化間および宗教間の理解と民族間の対話」の必要性を訴え、「このことは、アジアにおいて重要なことです」と説明した。

 フィリピンの エステラ・パリーダ氏は、識別および草案執筆チームのメンバーでFABC 事務局のメンバーだが、「草案には、先住民族の声が欠けているように感じます。世界の先住民族の 60% がアジアに住んでいます。 私たちは彼らについて語っているが、彼らは声を上げていません。 他の人が代弁しているだけです。 先住民の人々、特に女性は、私たちが継承している先住民族の土着文化の担い手です。土着の 母親として、自分たちの文化、素晴らしい知恵を子供たちに伝えます。また、土着の信仰療法の担い手の大半は、女性です。彼らの声を聴くことができて良かった」と語った。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2023年2月26日

・”シノドスの道”アジア大陸レベル会議でグループ別協議など進む(VN)

 「第二バチカン公会議を受容する今、synodalityは第三・千年紀の教会に対する神のご意思として認識され、(2020年5月に開かれた)若者をテーマとしたシノドス(世界代表司教会議)でその意味が明確にされています」としたうえで、そのシノドスで行われた「若者の声に耳を傾け、識別する」から得られた成果の1つは「今、信仰を伝える唯一の方法は… 『synodal church(共働的教会)』になること」と皆が理解したことだった、と述べた。

 

*”シノドスの道”は”回心と変容の道”とシノドス事務局次長

 さらに、「synodalityにはkenosisすなわちself-emptying(ケノーシス=本来は「キリスト人間一体化するために自らの意志行なった神性放棄」を意味するが、この場合は『自己を空にする』という意味で使っているようだ)が必要。それは、謙虚に語り、相手に耳を傾ける大いなる勇気が求められる”回心と変容の道”です」と強調。そして、「 内なる真理について聖霊の動きに注意を向ける必要があります」と述べた。

 

*”未知”への恐れを越え”核心”に導かれる

 またナタリー次長は、「感謝の気持ちもsynodalityに大切な要素です」とし、 「私たちがすでに受け取っているsynodalityの賜物を識別することができればできるほど、未来のために過去をもっと語ることになるでしょう。なぜなら、synodalityは創造的な道だからです」と語った。

 そして、現在の”シノドスの道”の自分たちを、マタイ福音書14章に書かれた、湖を渡らねばならなかった弟子たちになぞらえ、「そこには未知の世界があり、私たちも弟子たちのように恐れるかもしれません。しかし湖を渡ることは、私たちをsynodalityの核心に導き、時のしるしについての私たちの識別力を深めることになります」と強調した。

 

 

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2023年2月26日

・”シノドスの道”アジア大陸レベル会議で、バチカンのシノドス事務局長などが講演

(2023.2.24 Vatican News   Sr Bernadette M. Reis, fsp – Bangkok)

 

 

*会議の結果を聖霊の導きに委ねる

 続いて、シノドス事務局の方法論委員会メンバーであるクリスチーナ・ケング博士が登壇し、” circularity(円形)”が教会の”シノドスの道”における新しいアプローチの仕方だということを指摘したうえで、バチカンのシノドス事務局がまとめた大陸レベルのシノドスの準備文書について説明。

 準備文書の内容には、アジア司教会議(FABC)に属する各国の司教協議会からシノドス事務局に出された20件の報告が含まれているが、修正も可能であることを強調。現在の内容は、各国の司教協議会レベルの報告を基にまとめたものであり、今回の会議で、”共同識別”を通してアジア大陸レベルの識別がなされることを期待する、と語った。

 「私たちは、この会議に、白紙で臨み、聖霊の導きに委ねています。この会議が最終日の日曜にどのような結論を出すのか分かりません… 私たちが耳を傾け、分かち合い、祈り、深く考える中で、聖霊が私たちをどのような洞察に導くのかーそれは、グループとしての感じ取ることです」と述べた。

 

*「霊的対話」に必要なのは

 次に、キルギスの教区管理者であるアンソニー・コーコラン神父(イエズス会)が「識別」について講演し、 「識別と聖霊の賜物は、魅力的です…。 識別力は実践とともに成長しますが、”微調整”が必要です」と述べ、「神は信徒たちに “sensus fidei(信仰の感覚)”の賜物を与えられます。このことは、『神の御言葉、司教たちに導かれた幅広いキリスト教共同体、教導権、伝統』に識別力は根差していなければならない、ということを意味します」と指摘。

 また会議参加者たちに、聖霊の臨在のしるしー慰め、希望、信仰、そして真の愛ーを思い起こさせ、教皇の言葉を引用して、「識別は、『驚きに心を開いたままにすること』を意味します」としたうえで、「霊的対話」の要素として、「耳を傾けること」「筋道を立てて簡潔に話すこと」「互いに敬意を払うこと」を挙げた。

 

*準備文書はアジアの提案を受けて第二草案を作成へ

  準備文書起草グループのメンバーであるクラレンス・デバダス神父は、この会議が検討、識別、修正する余地を残した準備文書に言及し、これまでに22件の提案があり、うち21件が受理され、それらをもとに起草グループの9人が1月30日から2月4日までバンコクに集まり、アジア大陸の教会の多様性など”アジア的要素”を入れた作業文書の修正草案をまとめたことを説明。

 また、アジアからの追加提案の要点の一つは「貧困問題」であり、「国連の発表で、アジアでは3億2000万人以上が極度の貧困にある、と指摘していることからも重要な課題」としたほか、「秋の世界代表司教会議で、アジアのカトリック教会が少数派でありながら、信徒家族が増える展望が存在することが認識されるのを、起草グループは期待している」と述べた。

 (翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

2023年2月25日

・「様々な困難の中で”シノドスの道”を共に歩もう」菊地FABC事務局長・大司教が開会ミサ

*”連帯”は生きる希望を生み出す

  2 つ目の経験は、1987 年から 1994 年までガーナ南部の村で教区司祭として過ごした時のこと。 貧困経済と深刻な干ばつで地元の農家が家族を養うことができなくなっていたが、「人々は幸せそうに暮らしているように見えた。特に日曜日のミサのために教会に来たときにそうだ」ということに気づいた。特に歌と踊り、人々の笑顔が印象に残っているが、彼らに「あらゆる困難にもかかわらず、どうしてこんなに幸せになれるのですか」と尋ねると、「自分たちはガーナマジックを持っている」と答えた。「 誰かが助けに来てくれる。 誰かが自分のことをいつも気にかけてくれる。 それが、彼らの言う『マジック』だったのです」。

 これら 2 つの経験から、大司教は次のように結論付けたー「”無関心”は助けを必要としている人々を殺すかもしれないが、”連帯”は生きる希望を生み出すのです」。

*”2月”に始まり今も危機が続くミャンマー、ウクライナの平和を祈ろう

 さらに菊地大司教は、(一昨年と昨年の)それぞれ2 月に始まり、今も続いている 2 つの危機を思い起した。「 2 年前、アジアの仲間であるミャンマーの平和と安定が奪われた。そこに平和な国を再建するには、さらに祈りが必要です。そして、ちょうど1年前に、ウクライナの危機が始まりました。 ウクライナの人々とこの戦争に関わったすべての人々を思い起し、平和を祈るべきです」と述べ、「”無関心”は絶望を生み、”連帯”は生きる希望を生むことを忘れてはなりません」と強調した。

 

 

*希望を生み出す中心

 新型コロナ大感染と二つの武力紛争の両方によって、「私たちは、光のない暗闇の中をさまようことを余儀なくされ、次に何が起こるかについて、誰も確信を持つことができません… しかし”無関心”が人を殺す可能性がある… 生きる希望を生むために”連帯”が必要です」と大司教は繰り返した。

 そして「私たちは生きることを願っています。 『希望を生み出す中心に立つこと』、決して『絶望や悲しみの源にならないこと』ーこれが教会の使命です。 私たちは、命の福音、希望の福音を持っており、希望の源でなければなりません・・・私たちは”シノドスの道”を共働して共に歩む者です」と訴えた。

 最後に、大司教は出席者に次のように勧めて説教を締めくったー「慈しみ深い御父に、聖霊を送ってくださるよう願いましょう。そうすれば、私たちは、神の民となるための神の道を見い出すことができ、シノドスの道を連帯して歩むことができるようになるでしょう」と。

 

 

*「神の光」に伴われて

 ミサの終わりに、その日の3人のモデレーターの1人であるジョイ・カンデラリオ氏は、アジアのさまざまな宗教が「光の祭典」を祝うため、3日間の集会中に「光のシンボル」が代表者に同行すると説明しました。 12 の小グループのそれぞれの代表者がテーブルにろうそくを持ってくるように求め、「神の光が、私たちの心を温め、アジアの様々に異なる国から来てそれぞれのテーブルを囲む代表たちが小さなsynodal(共働的な)共同体を作ることができるように、そして、アジアのさまざまな状況、文化、課題の中で、神の意志を識別するを助けてくれるようにすること」が目的だ、と説明。そして次のように祈ったー「この数日の会議の間に、神の光が、新しい”シノドスの道”を発見する力を私たちに与えてくれますように」。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2023年2月24日

・”シノドスの道”のアジア大陸レベル会議が24日、タイのバンコクを会場に始まる

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*参加者は

 参加者は、枢機卿6名、司教23名、 司祭28名、女性の宗家4名、一般信徒男女19名。FABC の指導者、事務局、17 の司教協議会の会長、2 つの東方正教会のシノドスを代表している。また FABC準会員3団体からの司教と代議員。 司教協議会とシノドスのそれぞれから 2 名の代議員。 アジアのシノドス評議会および委員会メンバー。 およびFABCタスクフォースのメンバーとなっている。

 また、アジアの FABC 加盟 29 カ国のうち 代表が参加したのは23 カ国で、内訳はカンボジア、ラオス、インドネシア、フィリピン、モンゴル、バングラデシュ、マレーシア、ブルネイ、ミャンマー、日本、香港、台湾、インド、東ティモール、パキスタン、 韓国、スリランカ、タイ、ベトナム、ネパール、カザフスタン、マカオ、キルギス。

*議題は

 毎日提供されるオリエンテーション セッションに加えて、参加者は、シノドスの大陸段階のワーキング ドキュメント(DCS)に対する書面による回答を熟考し、識別します。 この草案は金曜日と土曜日に修正され、最終草案が議論され、最終日の26日に承認される。

*総会までの流れ

 FABC シノドス・ タスク フォースは、2022 年 10 月 12 日から 30 日までバンコクで開催される FABC 50 総会を、「総会前の集まり」であり、「大陸会議で行われるより深い対話のための重要な出発点」と見なしています。 11 月の第 1 週に、DCS の一部が印刷され、すべての総会参加者に配布され、デジタル コピーがすべての FABC メンバーに電子メールで送信された。

 FABC に属する 17 の司教会議と 2 つのイースタン ライト シノドスのそれぞれが、DCS について考察し、パラグラフ 106 で概説されている 3 つの質問、「直観」、「質問または問題」、および「 優先事項、繰り返されるテーマ、行動を促すフレーズです。」 1 月 30 日から 2 月 4 日まで、FABC シノダル タスク フォース、および参加するよう招待された他の人々は、報告書を検討し、DCS に応じてそれらから暫定草案を作成した。

*出てきたテーマ

 23日に配布されたプレスリリースでは、暫定草案で浮上したテーマについて、貧困、宗教的対立、聖職者主義を挙げている。

*ライブストリーミングイベント

 シノダリティに関するアジア大陸会議では、3 つのイベントがライブ配信されます。

• 開会ミサ:2月24日。 午前 8 時 30 分~午前 9 時 30 分 (中央ヨーロッパ標準時 2 時 30 分~3 時 30 分、東部標準時午後 8 時 30 分~午後 9 時 30 分)
• 最終セッション: 2 月 26 日。 午後 4 時~午後 5 時 30 分 (中央ヨーロッパ標準時午前 10 時~午前 11 時 30 分、東部標準時午前 4 時~午前 5 時 30 分)
• 閉会ミサ:2月26日。 午後 5 時 30 分~午後 6 時 30 分 (中央ヨーロッパ標準時午後 1 時 30 分~午後 2 時 30 分、東部標準時午前 5 時 30 分~午前 6 時 30 分)

これらのイベントは、次のチャンネルでライブ ストリーミングされます。

www.youtube.com/fabc

www.youtube.com/catholicthailand
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(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2023年2月23日