【教皇ポルトガル訪問3日目】「行動で愛を実践することは素晴らしい」障害者・高齢者支援事業関係者に

Pope Francis during encounter with charitable workers

(2023.8.4 バチカン放送)

 教皇フランシスコは、ポルトガル訪問3日目の4日、リスボン市内のバスコ・ダ・ガマ庭園で、世界青年の日(WYD)大会に参加する若者たちのために「赦しの秘跡」をなさった後、郊外セラフィーナ地区にある聖ビンセンシオ・ア・パウロ小教区センターを訪れ、障害者や高齢者などの支援事業に携わる人々との出会いを持たれた。

 同センターは、地域の高齢者や、若者、子どもたちに安らぎの場を与え、困窮した家庭を支え、必要とする人に医療ケアを提供している。子どもたちのコーラスに迎えられた教皇は、同センターをはじめ、他のいくつかの支援組織の代表らの話に耳を傾けられた。

 関係者への言葉で教皇は、「行動で愛を実践することは素晴らしい」と讃えられ、「愛(カリタス)は、キリスト者の歩みの出発点であり、ゴールでもあります」とされて、愛について「共に生き、助け合い、愛し合うこと」、「自らの手を汚して働く、抽象的ではない、具体的な愛」「最も弱い立場の人たちに寄り添うこと」の3つを強調された。

 そして、「WYD大会にもこうした視点、体験が必要。他者に寄り添い、貧しい人々を助けるために、自らの手を汚し、働くることで、若者たちは新しい人生を創造し続けていくでしょう」と語られた。

(編集「カトリック・あい」)

 

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2023年8月4日