【9月の巻頭言】シノドス総会第2会期目前、改めて日本の司教たちの姿勢を問う
・月間閲覧件数は1万9516件と前月を大きく上回りました。猛暑や豪雨が繰り返され、体調を崩される方も少なくないと拝察しますが、そうした中でのご愛読に感謝いたします。
・8月の閲覧状況で特徴的なのは、10月2日から約1か月にわたって開かれる世界代表司教会議(シノドス)総会第2会期会合を目前にしたシノドス関連記事、そして聖職者による性的虐待関連が引き続き多く読まれていることで、月間閲覧件数50件以上の記事25本のうち、前者が7件、後者が11件を占めています。読者の皆さんが、この二つの問題に強い関心を持ち続けていることの証しでしょう。
・第二会期に向けたシノドス事務局の準備要綱の「カトリック・あい」による全文試訳は、7月中旬の掲載開始からの閲覧が英語公式訳を合わせて200件を超えていますが、日本の司教団・中央協議会のホームページには、準備要綱発表から2か月もたって、9月7日にようやく翻訳が掲載されました。
8月上旬にはバンコクでアジア司教協議会連盟に加盟する17か国の司教や信徒の代表が集まって、準備要綱の検討を含め総会第2会期への対応を話し合いましたが、日本から参加したのは一般信徒の”代表”だけでした。
教皇フランシスコは2021年10月に”シノドスの道”の歩みを始めるにあたり、この歩みについて、「世界の教会のあらゆるレベルで行われる、互いに耳を傾け合う、大きな動き、として考えています…シノドス(共働性)という言葉には、私たちが理解すべき全てのものが含まれている。それは『共に歩く』ということです」(同年9月18日の講話)と語られました。日本の教会の”共に歩く”は、いまだにこの教皇の思いとはかけ離れた状態です。
・準備要綱で、シノドス総会第2会期に取り上げるべき課題として強調されているのは、「女性の活躍の促進」と「透明性と説明責任」です。
「基礎編」で、「教会生活のあらゆる領域における女性の役割」の考察に最も多くのスペースを割き、女性のカリスマと召命を「さらに十分に認める必要」を強調し、具体的な方策の検討に踏み込むことを求めています。
「本編」で「重要かつ緊急」を要する課題として7項にわたって触れられているのは、「透明性」と「説明責任」です。「シノダル(共働的)な教会には『透明性と説明責任を実践する』という文化が求められる」(73項)と指摘。 「現在、教会内における透明性と説明責任の要求は、財政上のスキャンダル、とどまることのない性的虐待、その他の未成年者や弱者への虐待などによる信頼性の喪失の結果として起きている」と現状分析し、具体的な取り組みの検討を提起しています。
・8月の記事別閲覧状況では、性的虐待関連は、東京教区の担当司祭の更迭、その後の謹慎処分が合わせて200件強。神言会元司祭の性的虐待裁判、北海道でのパリ外国宣教会司祭の性的虐待など、日本の教会の不祥事のほか、欧州や南米で新たに明るみに出た不祥事、関連の評論もよく読まれています。
その背景には、日本の教会、司教たちが、十分に説明責任を果たさず、透明性を欠いていることへの、信徒、読者の批判意識があるように思われますが、日本の司教たちはどのように受け止めているのでしょうか。それとも、不都合な批判には「耳を傾けること」さえしていないのでしょうか。
・シノドス総会第2会期の会合は「シノダル(共働的)な教会を目指すための課題への取り組み」(Vatican News 2024.2.17)の話し合いがなされます。女性助祭の叙階の是非など教義的、司牧的、倫理的諸課題や司教候補の選定基準・法的機能など10の課題はそれぞれの専門家による研究会で、2025年6月末までに結論を出すことになっており、教皇フランシスコが言われているように”シノドスの道“の歩みはもちろん、総会第2会議で終わるわけではありませんが、これまで3年間にわたる歩みが具体的な成果を生むための大きな節目を迎えていることは否定できません。
・太平洋諸島司教協議会(CEPAC)は3月のオンライン会議で、ライアン・ヒメネス会長が、一部の司祭が”シノドスの道“の歩みにいまだに参加していないことを認めたうえで、「この歩みに、聖霊が忍耐強く協力して働いてくださるように努めることが、私たちに求められているのです」と訴えました。この会議の主題は「舟に乗るのに遅すぎることはない」でした。
日本の司教たちも「努め」を放棄してはなりません。「遅すぎることはない」のです。
(「カトリック・あい」代表・南條俊二)
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《主要記事の見出し》
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*見出しの頭の【☩】は教皇の言葉です。
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【教皇、東南アジア・オセアニア4か国歴訪】
⇒12日、シンガポール:国立競技場スポーツ・ハブでのミサ・実況中▷
新☩12日:シンガポール、「すべての人々の利益のために『包摂と友愛の精神』を反映し続ける努力を」シンガポール政府・各界代表に⇒
新☩11日:シンガポール、「現代の課題に対処するため『質の高い適切な養成』が重要」-イエズス会士たちと懇談⇒
*11日:ティモール訪問終え、最終訪問地のシンガポールに到着⇒
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➡9月9日から11日の東ティモール訪問の記事は「特集」のページをご覧ください
➡9月6日から9日のパプアニューギニア訪問の記事は「特集」のページをご覧ください
➡9月3日から6日のインドネシア訪問の記事は「特集」のページをご覧ください
*教皇・東南アジア・オセアニア4カ国歴訪の詳細日程⇒
*「教皇が最も期待されているのは『出会い』」パロリン国務長官、教皇の東南アジア・オセアニア訪問について⇒
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☩9月1日「被造物を大切にする世界祈願日」:教皇「AIを人間と自然の支配に用いてはならない」⇒
☩「”AI革命”の今、『人間とは何か』という直面して、全てのキリスト教徒は、その尊厳を再確認せねばならない」⇒
☩「神は民と共に歩まれる」-教皇、9月29日の「世界難民移住移動者」へメッセージ⇒
*9月29日「世界難民移住移動者の日」のテーマは「神はご自分の民と共に歩まれる」⇒
☩「具体的な愛の業にならないなら、その祈りは虚しい」-教皇、11月17日「貧しい人々のための世界祈願日」に向けたメッセージ⇒
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*「私たちは、命を生かされている喜びに満ちあふれているだろうか」菊地大司教、年間第23日主日に
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【シノドス総会第2会期目前】
新*シノドス総会第2会期を前にアフリカの教会指導者たちが会議―障害は「家父長制の文化」「聖職者主義」そして「位階制主義」にある⇒
*アマゾン地域の教会の司教、司祭、信徒代表が、女性の役割強化、教会財政危機などで対応協議(Crux)⇒
*10月のシノドス総会第2会期を目前にアジア17か国の枢機卿、司教など38人が対応を検討、日本は?⇒
*アジア司教協議会連盟(FABC)が10月のシノドス総会第2会期を前に専門のウェブサイト開設⇒
*イタリアの司祭、妻と生まれてくる子供のために司祭職返上―「司祭独身制」巡る議論に一石(Crux)⇒
*「全ての信者の参加を強めることができるか」に9割が「ノー」-シノドス事務局、総会の成果に否定的なオンライン世論調査結果を一日で削除⇒
*シノドス通常総会第2会期の『討議要綱』発表―「女性の活躍の促進」や「教会の透明性と説明責任」などテーマ⇒
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☆シノドス総会第2会期討議要綱・「カトリック・あい」日本語試訳全文⇒
☆シノドス総会第2会期討議要綱・公式英語訳全文⇒
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新【9月のコラム】
・シノドスの道に思う ⑮総会第2会期の準備要綱を吟味するー「シノダリティ」と「ヒエラルキー」は”競合”しないのか⇒
・愛ある船旅への幻想曲(43) 広島の原爆記念館を見学し、「オッペンハイマー」を観て思ったこと⇒
・カトリック精神を広める⑩ 神様からの呼び掛けーマザー・テレサの場合⇒
・神様からの贈り物⑭ 私に望まれることを受け取る心の余白を用意していたい⇒
・Sr.阿部の「乃木坂の修道院から」④ 「今、ここに在り、私の人生を生きる」⇒
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*バチカン、教皇任命の天津司教を中国が追認したことを「長年の対話の成果」と歓迎⇒
(評論)中国政府・党の「天津司教」追認ーバチカンは、教皇の中国政策の勝利としているが…(Crux)⇒
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☩「いかなるキリスト教会も活動を止められてはならない」教皇、ウクライナ正教会のモスクワ総主教庁系の活動禁止措置に⇒
☩「ウクライナ、ミャンマー… 速やかな平和の回復を改めて祈る」水曜恒例の一般謁見で⇒
*「ミャンマーの内紛激化で、ロヒンギャの難民がさらなる危機に追い込まれている」国際援助機関が国際的な支援強化訴え(CRUX)⇒
*世界の国外への移民の約半数をキリスト教徒が占めている―有力調査機関が発表⇒
☩「ガザが深刻な人道危機に陥っている、一刻も早く停戦を」教皇、聖母被昇天の祝日に再度訴え⇒
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*2025年元旦「世界平和の日」のテーマは「私たちの過ちをお赦しください。私たちにあなたの平和をお与えください」⇒
*原爆投下79年、カトリック広島教区で8月6日、追悼ミサ、米国の大司教が説教で「核兵器のない世界のためのパートナーシップ」呼びかけ⇒
新*2024年の北東アジアの平和を脅かす最も大きなリスクは「朝鮮半島情勢」~日米中韓4カ国の外交・安保専門家161氏の評価結果⇒
*「新冷戦」を想起させるロシアと北朝鮮の動向が北東アジアの新たなリスクとして急浮上 ―日本の有識者388人が回答(言論NPO)⇒
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【10月のシノドス総会第2会期へ】
(評論)シノドス討議要綱でバチカンは教会の四つの統治改革を提示している(La Croix)⇒
*「教会での女性の役割を高めるために、一層の対話が必要」-シノドス総括のオロリッシュ枢機卿がCruxに語る⇒
*「10月のシノドス総会第2会期では『教会における女性の役割』に重点が置かれる」とインドのグラシアス枢機卿⇒
*シノドス総会・第2会期を前にーアフリカの教会は女性の助祭叙階の可能性を協議(CRUX)⇒
(評論)「対話は忍耐強く、平和的に行われる」-教皇 パウロ6世の回勅『Ecclesiam suam(彼の教会)』から60年(Vatican News)⇒
(評論)シノドスの討議要綱に書かれなかった課題―女性助祭、既婚の司祭、LGBTQ+…(Crux)⇒
*シノドス総会第一会期に提起され、検討すべき諸課題の研究部会・作業概要⇒
☩「シノドス総会2会期に向けた継続検討10課題について」-教皇フランシスコの事務局長あて書簡⇒
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【2025年「希望の巡礼」の聖年】
新*「福音を人々にもたらす素晴らしさと責任を確信する機会に」-バチカン福音宣教省副長官が「2025年聖年」について語る⇒
☩「私たちが希望を再び見出し、告げ、築けるように」教皇、「2025年聖年」を布告する勅書を全世界の教会に託す⇒
*バチカンが、2025年「希望の巡礼」の聖年に”聖地巡礼”などを全免償とする規範発表⇒
*教皇、2025年を「希望の巡礼」の聖年にー「コロナ禍からの再生のしるしに」⇒
【2024年は「祈りの年」】
*福音宣教省が「祈りの年」のガイドブックを発行―ウエブサイトでも閲覧可能に⇒
→教皇連続講話「祈りについて」全31回はこのページの最後【教皇の講話・使徒的勧告、指針など】でご覧になれます。
*教皇フランシスコが、2024年を、聖年に先立つ「祈りの年」とすることを発表⇒
*一連の祈りの冊子発行とともに、教皇が「祈りの学校」を開設―「祈りの年」で福音宣教省長官が会見⇒
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【聖職者の性的虐待】
新*「言葉だけの謝罪は空虚、行動が必要」-アイルランドで「宗教団体運営の学校における性的虐待調査報告」を受け、カトリック司教や教育関係団体が声明⇒
(評論)カトリック教会の”性的虐待危機”、収まる気配見えず、教皇の対応にも?(Crux)⇒
*ブラジルの青少年司牧の司祭が、複数の少女たちを性的虐待、一人に中絶を強要した容疑で逮捕⇒
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*被害者たちが切実な訴え―カトリック札幌教区が教会におけるハラスメント意識調査結果・後編を発表⇒
*性暴力の被害者が神言会に損害賠償求める裁判第4回口頭弁論で、被告側が、性的虐待をしたとされる司祭を「補助参加人」に⇒
*性暴力の被害者が加害司祭所属の神言道会に損害賠償求める裁判第3回口頭弁論で、被告・神言会側が「彼はやっていない」と否認⇒
*「パリ外国宣教会の釈明文に疑義」-帯広での性的虐待被害者の代理人弁護士が勝谷・札幌司教に書簡⇒
*「性的虐待の訴えをバチカンと仏司法当局に報告、捜査中。札幌司教と日本の教会にお詫び」とパリ外国宣教会⇒
*「東京教区の信徒に対して不適切な言動」の神父を謹慎、研修措置-東京大司教⇒
*改・カトリック東京教区が「子どもと女性の権利擁護委員会」担当司祭を更迭、休養扱いに-説明は今後に⇒
(評論)共に歩む教会に必要なのは互いの信頼、そのための努力が見えない+読者の声⇒
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*バチカン、性的虐待や財政上の不正行為で訴えられたペルー最大の福音宣教運動の創始者を追放⇒
*「ペルーの司教が複数の女性と不倫」との告発、バチカンが調査(Crux)⇒
*「児童性的虐待の被害者への対応で、カトリック教会などは隠ぺいなど自己利益を優先している」西オーストラリア州議会の調査委員会報告が批判⇒
*イタリアでカトリック学校の指導者の司祭が、未成年者への性的虐待で逮捕(Crux)⇒
*北アイルランドの司教が、前任司教が成人の若者が受けた司祭による性的虐待を軽視したことを謝罪(Crux)⇒
*ニュージーランドの調査委員会が、国、宗教団体、特にカトリック教会の施設で「想像を絶する虐待」と指摘(Crux)⇒
*フランスの故人の“聖人”神父が「数人の女性を性的虐待した」と本人が設立した福祉団体が報告書(LaCroix)⇒
*ポルトガルの性的虐待被害者たちが、司教団に「被害の”上塗り”を止める」よう訴え(Crux)⇒
☩「聖職者の性的虐待は容認できない、教会は対処にさらに努力が必要」教皇、米CBSの人気番組で⇒
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*教理省、教皇と第二バチカン公会議の正当性を拒否した元駐米大使、ヴィガノ大司教に破門判決⇒
*「『正義の戦争』の概念の見直しを検討中」-パロリン国務長官が言明⇒
*バチカン財政、2023年決算で赤字の増加は抑えられたが、長期的な悪化に懸念(CRUX)⇒
*バチカンで「巨額の不動産不正取引裁判」に勝った検察官、ロンドンでの裁判で”逆襲”も警戒必要(Crux)⇒
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*2027年「世界青年の日」開催都市ソウルの大聖堂の庭で、大司教ら聖職者と若者600人が”キャンプ”交流⇒
☩「自分の信念と信仰に忠実であり続けるように」-教皇、アジア太平洋地域の若者とオンライン対話⇒
☩「心から望んでいる旅」-教皇、来年のニカイア公会議1700周年にトルコの現地訪問意向⇒
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【小教区再編など】
*カトリック東京教区で11年ぶりの小教区統合―千葉寺教会と西千葉教会⇒
(評論)千葉寺教会と西千葉教会の統合の背景にある課題―小さな”告知“で済むものか?⇒
・11年ぶり、菊地大司教になって初の小教区統合、削減・・故岡田大司教は20余年前に「宣教協力体」への小教区再編成計画、3年で断念・・空白の20年、菊地大司教は「新宣教司牧方針」で「宣教協力体」の見直しを約束したが…・・その間にも、司祭の高齢化、減少が加速、東京の教区司祭は2000年末の83人から2022年末に69人、小教区数下回った・・修道会に大きく依存するも、一人の主任司祭が三つの小教区を兼務する事態に・・東京教区信徒は外国人流入などで増えているが、主日のミサ参加者は20年余の間に半減・・司祭高齢化、減少に具体的、計画的な対応策が急務・・新たな教会、新たな小教区を司祭、信徒が全力で作った経験から―小教区削減の重さが分かっているのか
*日韓など東アジアは「世界で最も”宗教心”の薄い地域」の一つ―米有力調査研究機関が報告(LaCroix)⇒
☩「人生の教訓は家庭で学ぶ、教会はコミュニティの中で育つ」教皇、ローマの共同住宅のガレージで「祈りの学校」⇒
(評論)教皇のローマ郊外の小教区訪問は、イタリアの教会の外国出身司祭への依存の高まりを象徴(Crux)⇒
*米ボルチモア大司教区が都市圏の小教区61を23に削減する再編計画-「人口動態に対応」と(Crux)⇒
☩「司祭、修道者の召命減少を諦めをもって眺めてはならない」-教皇、聖職者省の総会参加者たちに⇒
*米ワシントン大司教区では、前年の3倍近い16人が司祭叙階へ⇒
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【中国・人権】
☩「偉大な民族の遺産を無駄にしてはならない」-教皇、中国訪問の希望を改めて表明⇒
*中国政府・共産党が「厳格な宗教統治」をカトリックにも徹底へ(Bitter Winter)⇒
*教皇、中国との暫定合意を踏まえ、杭州大司教に楊永强・周村司教を任命⇒
*「少数民族や教会の一部への弾圧など中国国内の現実を明確に把握したうえで、対中改善を進めて」米国大使がバチカンに注文(Crux)⇒
*「(中国政府が心を)開けば、教皇は中国を訪問するだろう」-パロリン国務長官が語る⇒
*香港政府、海外に逃れた民主活動家6人のパスポート取り消しを発表(LaCroix)⇒
☩「共に一致を祈ろう」-香港のキリスト教一致運動の代表団と会見⇒
A member of the delegation from the Hong Kong Christian Council greets the Pope (Vatican Media)
*「中国の教会をめぐる状況は悪化、私たちは『見捨てられている』と感じている」(La Croix)⇒
*バチカン国務長官、中国との司教任命めぐる暫定合意、繰り返しの違反にも更新を希望(Crux)⇒
*バチカンで中国の高官や司教が参加するシンポジウム5月21日に―両者の関係に重大な動きの可能性(LaCroix)⇒
*「中国における信教の自由は一段と悪化している」ー米・国際信教の自由委員会2024報告書⇒
*アジアでは中国で重大な人権侵害が進んでいる、ミャンマー、インドでも」-米国務省、2023年度国別人権報告書を発表⇒
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【バチカン】
☩「若々しい勇気を出し合い、前進しよう」-ローマ教区の叙階40年以上の司祭たちに⇒
*バチカン教理省が超自然的現象の識別に関する新規則を発表⇒
*「新規範で”メジュゴリエでの聖母マリアご出現”に早期結論を期待」と教理省長官⇒
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【AI・スマホ】
☩「AIがもたらすチャンスとリスクに適切な対応を」教皇「世界広報の日」(5月12日、日本は5日)へメッセージ⇒
*教皇、6月にイタリアで開く主要国首脳会議(G7)の”AIセッション”に参加⇒
☩「スマホをやめて、他の人たちに注意を向けよう」ベネチアでの若者たちとの集いで⇒
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【ロシアのウクライナ侵攻2年】
*教皇の”白旗発言”に、ウクライナの政府、教会が激しく反発、ロシア政府は”歓迎”(Crux)⇒
*「教皇は『降伏する形で停戦交渉をせよ』などとは言っておられない」-バチカン報道局長がウクライナ戦争で⇒
☩「戦争は狂気、止めるために交渉する勇気を持て」スイスの公共放送のインタビューに⇒
☩教皇「永続的平和を目指し外交的解決」を改めて訴え-ロシアのウクライナ侵攻2年⇒
*「教皇の数知れぬ訴えは聴き入れられていない…」ロシアのクライナ侵略2年(Vatican News)⇒
ウクライナ・ミコライウの墓地 2022年3月 (ANSA)
*ロヒンギア難民の危機が忘れられている、彼らは「国際的無関心」の犠牲者だ⇒
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【日本の司教団のアド・リミナ】
*菊地大司教の「アドリミナ振り返って」①~⑥続く⇒
*9年ぶりの「アド・リミナ」-森山・大分司教の報告⇒
*東京と福岡の二つの神学院が統合、日本カトリック神学院として再出発ー菊地大司教の「週間大司教」⇒
*司教団のローマ訪問、教皇に謁見、そしてケルン教区訪問終了・・菊地大司教⇒
*教皇フランシスコが、ローマ定期訪問の日本司教団と会見⇒
*日本司教団との教皇会見は12日午前中の4つの謁見の一つ、バチカン側からも”リスト”発表のみ⇒
*菊地・司教協議会会長から司教団ローマ訪問の中間報告⇒
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【聖職者の性的虐待2】
☩教皇、「償いは、自分の罪を認めることから始まる」-(性的虐待という)取り返しのつかない行為への対応を話し合う国際会議⇒
☩「性的虐待に対して必要なのは、被害者への心の眼差しと寄り添いから生まれる具体的な行動だ」-教皇、未成年者・弱い立場の成人保護委員会メンバーへ⇒
*教皇、「未成年者・弱い立場の成人保護委員会」の事務局幹部人事、次長に女性の元米国州警察幹部を任命⇒
*教皇、米国で婦女暴行の罪を犯した神父の司祭職をはく奪(CNA)⇒
(評論)「自分は言い訳をし、抽象的で役に立たない言葉の後ろに隠れているだろうか、と自問するように」と教皇は言われるが…⇒
(投稿)主任司祭から受けたハラスメント、教区の担当チームの対応は… 聖職者主義の”文化”と”仕組み”を改めねば⇒
☩「”ジェンダー・イデオロギー”は現代の最も醜 い脅威」教皇、バチカン主催のシンポジウムで⇒
*イタリアの司教たちが性的虐待被害者と家族と面談、「対応不十分」と被害者団体(Crux)⇒
*「バチカンは強力な規範を出したが、現地教会で完全には適用されていない」と聖職者性的虐待の著名専門家、ゾルナー師(LaCroix)⇒
*元イエズス会士で著名な芸術家、ルプニクの性的虐待被害者が実名で会見、バチカン捜査に透明性求める(Crux)⇒
*豪州の前司教が多数の未成年など性的虐待容疑で逮捕・起訴(Crux)⇒
*修道者が減少、性的虐待など醜聞相次ぐ中で、世界の男女修道会代表がバチカンで会合(CRUX)⇒
*カナダで性的虐待集団訴訟の被告名簿に載った枢機卿が虐待を否定、大司教職は一時中断(CRUX)⇒
*カナダ・ケベックの枢機卿が現地の性的虐待集団訴訟の被告リストに(CRUX)⇒
*バチカン裁判所の控訴審が、イタリア人神父を未成年性的行為で懲役2年6か月の逆転有罪判決⇒
*ボリビアで性的虐待被害者の会がイエズス会の司祭9人とボリビア管区を相手取る裁判(CRUX)⇒
*教皇、醜聞にまみれたインドの司教の辞表を受理、だが聖職者としての活動に制限はない?(CRUX)⇒
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【中国・人権関連】
*中国で改正国家機密保護法が施行-「何が機密か」が機密、人権や”違法”宗教への弾圧強まるか(BW)⇒
*黒竜江省で集団礼拝中のプロテスタント200人以上を公安当局が逮捕・拘束⇒
*中国で新しい司教3人叙階の一方、逮捕され所在不明の司教が少なくとも3人⇒
*教皇、中国で司教任命-一週間で3人目の異例のピッチ、中国側の”先行任命”とも⇒
*教皇、新教区開設‐人権問題高まりの中、中国との”緊張緩和”政策を推進‐新司教任命(Crux)⇒
*中国、元旦施行の改訂愛国教育法で宗教団体に「習近平」思想教育の徹底指示(BW)⇒
*中国の人権活動家孫林氏が公安に撲殺?死因の公開求める親族や抗議の友人らも脅迫受ける(BW)⇒
*国連人権委の特別報告者3人が、中国共産党によるウイグル人子弟の”強制中国化”教育を批判する声明(BW)⇒
(評論)中国の一方的な決定から3か月遅れで教皇が上海司教任命―誰が勝ち、誰が負けたのか(BW)⇒
*共産党公認の中国カトリック教会が上海司教をバチカンの同意なしに任命⇒
*バチカンが、中国の”無認可教区”での補佐司教就任を強く批判⇒
* 中国で、すべての宗教活動施設に「習近平主席の社会主義思想の徹底」など義務付ける新規則(BW)⇒
*中国、マカオにも香港型「国家安全維持法」を導入へ(Bitter Winter)⇒
*中国の新スパイ対策法施行-共産党が好まない情報を発信する全員が”スパイ”の可能性(Bitter Winter)⇒
*「中国における『信教の自由』は一段と悪化している」-米・信教の自由委員会2023報告⇒
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【シノドス総会第2会期へ】
*「舟に乗るのに遅すぎることはない」-太平洋諸島の教会が、10月のシノドス総会に向けてオンライン会議⇒
*10月のシノドス総会第2会期に向けた教区司祭による国際会議、米国から5人参加(CRUX)日本は?⇒
*シノドスの10の作業グループの検討対象に「女性の助祭職」も(Crux)⇒
*シノドス事務局が今年10月の総会第2会期に向けた2つの文書発表⇒
(コラム)”シノドスの道”に思う⑨シノドスをドイツの視点から考える(その3)⇒
*「よりシノダル(共働的)な宣教する教会へ力を合わせよう」アメリカ大陸の司教代表が集結⇒
*バチカン3省連名でドイツ司教団に「シノドス評議会」設置の採決を中止させる⇒
*教皇、シノドス総会第1会期で注目された主要テーマの研究グループ設置、第2会期の日程発表⇒
*シノドス事務局長がフィリピンの代表団に、総会第一会期の結果と10月の第二会期への対応を語る⇒
*2024年10月のシノドス総会第2会期に向け、バチカンが世界の司教たちに書簡を送付-総括文書をもとに”シノドスの道”を歩み続けることを強調⇒
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(評論)傷ついた”羊”を守ろうとしない”牧者”たちに”シノドスの道”は歩めるか⇒
(評論)次期教皇の選挙権を持つ枢機卿たちは、皆が”同じ群れ”ではない(CRUX)⇒
*枢機卿や司教たち21人がプラハで”秘密会議”、ジェンダー問題など話し合い⇒
*4世紀の石棺側面装飾の女性像が示す、教会における女性たちの権威⇒
☩「”シノドスの道”で、女性の声に十分耳を傾けていないことに気づいた」新刊本の序文で⇒
*教皇、枢機卿顧問会議(C9)に英国国教会の主教含む女性3人を招き「女性の役割」議論⇒
*「秘跡の有効性を確保するため、公式の式文と構成要素を変えてはならない」教理省が文書⇒
*「結婚に関する教義は変わらない」バチカン教理省、同性カップル祝福で言明⇒
*シノドス事務局の総会第2会期に向けた取り組み書簡・全文⇒
☆シノドス総会第1会期「総括文書」全文の日本語試訳(「カトリック・あい」)⇒
*日本の教会のシノドス総会第二会期に向けた取り組み発表⇒
*カトリック中央協議会、シノドス総会第一期の総括文書(『まとめ』報告書)訳文掲載⇒
*シノドス第16回総会第一会期「総括文書」公式英語訳全文⇒
*“シノドスの道”に思う ⑥第16回総会第一会期の総括文書を『カトリック・あい』試訳で読む⇒
*総括文書発表—「すべての人を包み込み、世界の傷に寄り添う教会に」⇒
(総括文書解説)シノドス総会―”コンセンサス”を追求、争点のある問題は”弱音ペダル”で終える(Crux)⇒
*「ドイツの教会の”シノドスの道”はカトリック教会の一致を脅かしている」教皇、4人の女性神学者の訴えに返答⇒
☩「祝福するのは『カップル』ではなく、『祝福を願う人たち』」教理省関係者との集いで⇒
*「性転換者の受洗認める、同性愛者のカップルが代父母となることも条件付きで」バチカンがブラジルの司教に回答書(Crux)⇒
☩「『識別』は愛の行為を伴う」バチカン控訴院関係者との集いで⇒
☩教皇がシノドス総会閉幕ミサ—「神と隣人への愛が、すべての核心」⇒
*総会参加者が全世界の信者に宛てた「a Letter to the People of God(神の民への手紙)」を発表—来秋の総会Ⅱに向けてすべての人の参加を希望⇒
*(解説)「既婚司祭」「女性助祭」の論争回避。可能性は排除せず―新使徒的勧告で(Crux)⇒
*教皇、駐日教皇大使にエスカランテ・モリーナ大司教を任命⇒
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【性的虐待問題など不祥事】
*司祭の性的暴行裁判で仙台地裁が和解勧告-教区が被害女性に謝罪、解決金330万円支払う…で決着したが⇒
(評論)性的虐待に絡む仙台の裁判で和解-日本の教会は、司教団は苦しむ声に”耳を傾けて”いるか⇒
*「司祭から繰り返し性暴力」-女性信者、神言会を相手取り、損害賠償訴訟へ-朝日新聞が報道⇒
*カトリック東京教区が「子どもと女性の権利擁護委員会」担当司祭を更迭、休養扱い-理由説明は今後に⇒
*「2023年3月まで1年間で性虐待の申し立ては4教区、5件」-”ガイドライン”決定から2年半かけ「日本の教区での性虐待に関する監査報告」⇒
*死後13年経過したスイスの司教が性的虐待で訴えられ、後任司教が「被害者の苦しみを放置しないのは教会の責任」と言明⇒
*ロンドン巨額不正資金運用で元教皇側近の枢機卿に、バチカン裁判所が禁固5年半と罰金、公職追放の有罪判決⇒
(評論)バチカンの”世紀の裁判”はこれで決着したのか―即断はできない(Crux)⇒
*東京地検、麻薬特例法違反容疑で再逮捕・勾留されていた東京教区司祭を拘留期限待たずに釈放⇒
*覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された東京教区の司祭が、処分保留のまま別件の麻薬特例法違反容疑で再逮捕⇒
*「麻薬特例法違反で教区司祭再逮捕にお詫び、COP28と宣教地召命促進へお願い」菊地大司教メッセージ⇒
*カトリック東京教区の司祭が覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕-菊地大司教、「重く受け止め、捜査に全面協力」⇒
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☩「性的虐待は神が与えられた人間性への裏切り、虐待への”沈黙”を打ち破る必要」-教皇、仏西部ナントの被害者代表たちに⇒
☩教皇「女性に対する暴力という毒草の撲滅を」-25日の国連・女性に対する暴力をなくす国際デーに⇒
*「聖職者などによる性的虐待への対処改められず、真剣な対応必要」教皇の未成年者保護委員会が、新枢機卿叙任式とシノドス総会に強く要請⇒
*スペイン司教団が性的虐待の被害者たちに謝罪、ただし「一部メディアの”44万人”は真実でない」と⇒
*カトリック聖職者に性的虐待を受けた未成年者は20万人以上—スペインの独立調査委員会が推計⇒
*教皇、ルプニクの性的犯罪に対し、教会法の「時効」解除、成人への性的虐待も厳罰の姿勢明確に(Crux)⇒
*元イエズス会士、ルプニクの性的虐待被害者たちが、教皇に公開書簡ー「”Zero Torelance(容赦ない処罰)”はPRキャンペーンに過ぎない」(Crux)⇒
*司祭による性的不祥事続出で管理責任問われ、ポーランドの司教が辞任⇒
☩「性的加害者は子供たち、弱い人々の苦しみの中にイエスの眼差しを見るように」教皇、中南米未成年保護研修委員会の代表たちに⇒
*「破産申請の可能性が極めて高い」と米サンフランシスコ大司教が表明―聖職者の性的虐待訴訟の重圧で⇒
☩「聖職者の性的虐待は”疫病”、”ゼロ・トレランス”で真剣に対応必要」教皇、帰国途上の機中会見で(Crux)⇒
(コラム)日本の聖職者による性的虐待―”シノドスの道”からほど遠い、高位聖職者の”沈黙”、教区担当者の”驚きの発言”
*米司教団が未成年性的虐待など2022年・年次報告―年間の被害訴え1998人、2704件に“減少”だが⇒
*バチカン新教理省長官―「聖職者の性的虐待への対応は、訴えた人を信じ、適正な手続きを踏むこと」⇒
*ドイツのカトリック信者数が昨年一年で過去最大、52万人も減少―背景に性的虐待による信頼危機⇒
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【大阪、高松教区合併関連】
*教皇、大阪大司教区と高松教区を合併、「大阪・高松大司教区」に―教区の再編・統合含む抜本改革が司教団の緊急課題⇒
*「唐突な教区の『お知らせ』に違和感、信徒が知りたい情報が皆無」大阪教区との合併に、高松教区の有志信徒たちの声⇒
(コラム)愛ある船旅への幻想曲 ㉛「教会とは何か、聖職者とは何か」-”大阪・高松合併”で、また問い掛けが振り出しに…⇒
(読者投稿)”シノドスの道”から外れ、「信徒への思いやりと愛」の無い”合併劇”⇒
*高松教区管理者名で教区の司祭、信徒に”新教区設立、新教区長任命”のお知らせ⇒
*大阪教区、前田教区長名で同様の高松教区との”統合、新教区設立”のお知らせ⇒
*2022年の日本の信徒数は10年で5%弱の減少、主日ミサ参加者は4割弱、新規受洗者が3割弱、聖職者などが2割強も激減、”コロナ”の影響も⇒
*教皇フランシスコが、高松教区の諏訪司教の辞表受理ーまた司教空席の教区が日本に⇒
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*2023年11月の全米司教協議会総会でオハイオ州の教区統合を採決ー日本の教会は?(Crux)⇒
*米オハイオ州の二つの教区の合併交渉再開・信徒減少、司祭高齢化で-駐米バチカン大使の要請受け(Crux)⇒
*急速に縮む教会-オランダの司祭たちに”燃え尽き症候群”を起こしている(Crux)⇒
(関連)*バチカン、カナダの2教区の合併へ、まず教区長の兼務から始める-「互いの理解を深め、協力体制を作るため」と担当司教⇒
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*「主の前に身をかがめ、名声を求めず、淡々と語られる偉大な司祭だった」澤田神父帰天-菊地大司教が追悼⇒
*教皇、東京大司教区の補佐司教にアンドレア・レンボ師を任命⇒
(評論)レンボ・ミラノ外国宣教会管区長の東京補佐司教任命を機に考えるべきこと⇒
*森一弘・元東京大司教区補佐司教が帰天⇒
(評伝)第二バチカン公会議の貴重な体現者、闇にいる人たちを照らし続ける一本の蝋燭—森司教の死を惜しむ⇒
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【女性の教会での地位向上】
*教皇、バチカン奉献・使徒的生活者省の次官にシスター・シモーナ・ブランビッラを任命⇒
*教皇、バチカンの文化教育省次官など主要ポストに女性二人を任命⇒
*教皇、司教省の役員に初の女性3人を任命⇒
*バチカン人間開発省ナンバー・ツーにシスター・スメリッリ任命⇒
*教皇、科学アカデミー会員にノーベル化学賞受賞者のダウドナ教授を任命⇒
*バチカン・シノドス事務局次長に女性が就任ー「女性に対する信任のしるし」⇒
*「女性の司祭叙階と女性の役割拡大は別問題」と国際修道会連盟事務局長⇒
*教皇、朗読奉仕者と祭壇奉仕者に女性を正式に認める自発教令発出-「男女平等」さらに⇒
*教皇が、バチカン財務の実権握る財務評議会議員に女性6人任命(Crux)⇒
*教皇フランシスコ、バチカンの要職に女性2人任命⇒
*教皇フランシスコ、女性助祭を「研究」する新委員会を設置⇒
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【国際カリタス】
*国際カリタス総会閉幕、新執行部が会見-菊地・総裁以下、副総裁にロバートソン女史、事務総長にダットン氏が就任⇒
*国際カリタス総会で新総裁に菊地大司教を選出、日本人初⇒
*「カリタスの核心は『忘れられた人々』が希望を見つけるのを助けること」菊地新総裁、Vatican Newsに語る⇒
*「東京大司教の務めもおろそかにしない」国際カリタス総裁選任で菊地大司教がメッセージ⇒
【解説】菊地大司教に任された国際カリタス立て直し-”言葉”だけでないバチカンの支援が必要⇒
☩「世界的な慈善活動を通し、神の愛に応え続けて」教皇、国際カリタス総会参加者に⇒
(関連)教皇、国際カリタスの総裁ら幹部更迭、暫定管理者に民間人(2022.11.22)⇒
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【教皇モンゴル訪問】
新☩「モンゴルの草原の『果てしなく、静かな広がり』のように、視野を広く持とう」水曜恒例の一般謁見で⇒
☩教皇、「中国やロシアの問題行為を容認している」との批判に答える-モンゴルからの帰途の機上会見で(Crux)⇒
*教皇、モンゴル訪問終え、ローマへの帰途に⇒
☩「”無私の愛”が原動力となるように」-4日、「慈しみの家」の開所式で⇒
*「教皇様、私たちの教会を救ってください!」—ウランバートルでの教皇ミサに参加した中国の若者の叫び⇒
☩「皆さんは、私の心の中にいる、恐れることなく前に進んで」3日、ウランバートルでの主日ミサで⇒
☩ 「中国の信者たちが良いキリスト者、良い市民であるように」—ミサに参加した香港の新旧教区長ら中国からの信者に⇒
☩「宗教的信念と暴力、神聖さと抑圧が混在することがあってはならない」3日、諸宗教との対話集会で⇒
☩「主の下に全ての教会員を団結させ、シノダルな教会を目指せ」2日、モンゴルの教会関係者たちに⇒
☩「民主主義国家モンゴルの、人権と平和の促進への取り組みを讃える」-2日、要人、外交団との集会で⇒
【教皇ポルトガル訪問】
*「皆に開かれた場になっていたのか」-WYDリスボン大会に参加したアフリカ系ブラジル人の若者たちが、差別的言動を受けたと訴え⇒
☩「WYDリスボン大会は『キリストとの出会い』を体験する機会となった」水曜恒例一般謁見再開⇒
☩「大地が雨を求めるように、教会と世界はあなたがた若者を必要としている」WYD大会閉幕ミサ で⇒
*教皇、WYD大会閉幕ミサで、次回2027年大会はソウル、2025年にローマで「若者の聖年」と発表⇒
☩WYD大会参加の若者たちと夕の祈り「私たちの喜びは宣教にある、訓練を怠るな」⇒
☩「マリアはいつも私たちを歓迎し、急いで助けに来てくださる」ファティマの聖母巡礼聖堂で若い病者たちとロザリオの祈り⇒
☩「イエスは私たちと共に旅を続けておられる」WYD大会参加者と十字架の道行き⇒
☩「行動で愛を実践することは素晴らしい」障害者・高齢者や福祉・慈善団体代表を訪問⇒
☩「神のいない世界に未来はない」ポルトガル・カトリック大学の学生たちとの集いで⇒
☩「欧州よ、希望の光を灯せ・『世界青年の日』大会が未来へ漕ぎ出す機会となるように」各界代表、外交団に⇒
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【聖職者による性的虐待2】
*バチカンの未成年保護委員会が、性的虐待対処の新戦略発表⇒
☩「 性的虐待への不適切な対応が、神の愛に対する証しを台無しにしている」教皇、未成年保護委員会総会参加者に⇒
改*「聖職者の性的虐待の規制強化の自発教令形式による教皇使徒的書簡」の全訳⇒
*教皇、聖職者の性的虐待に対処する規範徹底へ改定自発教令を発出⇒
☩「性的虐待被害者のために祈り、赦しを求めるだけでは不十分、具体的な行動が必要」と教皇、3月の祈りの意向で⇒
*評論「祈りと償いの日」を誰が”風化”させているのか(「カトリック・あい」)⇒
*「『祈りと償いの日』を誰が”風化”させているのか」に共感の声相次ぐ⇒
*「複数の神父からパワハラ、PTSD発症」で裁判始まるー被告の長崎大司教区は全面否認⇒
*聖職者性的虐待ー長崎教区は賠償命令、仙台教区は和解勧告、信頼回復へ問われる新教区長2人の対応⇒
*「司祭のわいせつ行為巡る高見大司教の発言」で長崎地裁が大司教区に賠償命令-翌日に中村新大司教着座式⇒
(性的虐待・読者の反響)”形”を整えただけで中身は無し、教区にやる気無し-”聖職者主義”の壁も⇒
(評論)多額損失発生事件、性的虐待裁判の長崎教区で大司教辞任-なぜ今なのか⇒
*「神父による性暴力被害者の会」設立-曖昧な日本の司教団の対応(評論)⇒
*日本の司教団が2020年4月7日に「聖職者による未成年者への性虐待の対応に関するアンケート」結果発表+解説⇒
【欧米では…】
*ヨハネ・パウロ二世教皇の大司教時代の”性的虐待隠蔽疑惑”報道でポーランド国内に波紋⇒
*米国のマカリック前枢機卿、ウィスコンシン州で別の性的虐待で起訴(Crux)⇒
*米メリーランド州司法長官が、カトリック・ボルチモア大司教区の600件以上の児童性的虐待で報告書(Crux)⇒
*破産手続きで合意した米サンタフェ教区の大司教が、性的虐待被害者たちに陳謝の公開書簡(Crux)⇒
*未成年者性的虐待の罪で公判中のマカリック元枢機卿が認知症理由に提訴棄却を申請(Crux)⇒
*サクラメント教区も破産検討ー聖職者性的虐待訴訟急増で、カリフォルニア州だけで3教区目⇒
*未成年性的虐待で訴訟400件ー米サンディエゴ大司教区が破産申請へ(Crux)⇒
*米カンザス州捜査局が州内4教区の聖職者188人の性的虐待容疑について中間報告(Crux)⇒
*教皇、”性的被害問題”抱えるクエレット司教省長官の辞表受理、後任にペルーのチクラヨ教区長のプレボスト司教を指名(Crux)⇒
*レイプ、殺人、汚職への関与で訴えられたインドの司教をバチカンが”休職”に(Crux)⇒
☩教皇「いかなる形の虐待も容認できない、各国の司教協議会に被害者対応にふさわしいセンター設置を」バチカン未成年者保護委員会に+説話全文⇒
*聖職者による未成年性的虐待への対処‐バチカンが手引書発行(英語版全文付き)⇒
*教皇が自発教令-性的虐待、隠ぺい防止の新規範を全世界の教区で実施へ⇒
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【教皇フランシスコ着座10周年】
(評論)教皇フランシスコの健康を案じるなら、改革派教皇レオ13世の”術後”を振り返ろう(Crux)⇒
*教皇の一般謁見・特別謁見、7月中は慣例に従い休止、8月に再開⇒
+☩バチカンが着座10周年を記念して「Popecast」を発刊ー「欲しいのは平和」と教皇⇒
Popecast – Podcast – Radio Vaticana – Vatican News
☩「教会は一部の人の家ではない、すべての人のための家だ」スイス公共放送の着座10年インタビューで⇒
*(評論)劇的な10年を経て…”ゴルバチョフ・ジレンマ”に直面する教皇フランシスコ(Crux)⇒
*(評論)教皇フランシスコ在位10周年:慈しみと平和の願いを込めた宣教の熱意(VN)⇒
*教皇フランシスコ在位10年-物議を醸した5つのポイント(Crux)⇒
*(評論)教皇フランシスコ着座10周年を前にー左派対右派の論争は”信徒の教会離れ”と関係なし(CRUX)⇒
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【アジア司教協議会連盟(FABC)総会】
新*タイ政府は中国から流入するウイグル人難民の扱いを誤っている(BW)⇒
*菊地大司教のFABC総会から(その4)無事閉幕、お祈りに感謝⇒
*「教会は、虐待や暴力に苦しむ人の側に立つ」FABC50周年記念総会・ボー会長が閉幕あいさつ⇒
*FABC50周年記念総会閉幕、総会メッセージ発表ー様々な課題、そして決意⇒
*FABC総会第三週の討議テーマ「新たな道を構想する」最終日ーメッセージ、最終文書を採択⇒
*「私たちの声を聴いて!」FABC総会で、女性修道者たちも主張(VN)⇒
*FABC50周年記念総会の責任枢機卿たちが記者会見「アジアの司教たちは”新たな課題”に情熱を持って取り組もうとしている」⇒
☩「聖霊があなたがたに語っているのは何だろうか」教皇がアジアの司教たちに問いかけ⇒
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【バチカン改革】
*教皇、バチカンの”人事統括”責任者に一般信徒の法務・人事専門家を指名⇒
*枢機卿会議ーバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium(福音を宣べ伝える)」の理解深める⇒
*バチカン、社会教説に沿った新投資政策を実施へー不正不動産投資による巨額損失発生受けた措置か⇒
*バチカン、新規制でリスクの高い投資、ポルノ、兵器産業への投資を排除徹底(Crux)
*バチカン改革の総仕上げー教皇庁組織改編の全容明らかに⇒
*「福音宣教の積極推進」「一般信徒の主導的役割」がバチカン改革の柱ー新使徒憲章が発効(Vatican News )⇒
☩「バチカンと教会に本当に重要なのは人々の”ハート”と”マインド”の刷新」教皇、バチカン改革使徒憲章の本の中で⇒
*教皇フランシスコがバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium」を公布、6月5日発効⇒
*使徒憲章“Praedicate evangelium”の英語概要仮訳(Wikipedia)とイタリア語原文全文⇒
(評論)新使徒憲章に盛り込まれたバチカン改革は”第二段階”がより重要となる(LaCroix)⇒
(評論)「福音宣教」と「一般信徒の役割」の強化が、新憲章が示すバチカン改革の二つの柱だ(VN)⇒
(評論)新使徒憲章ー教皇フランシスコが描く教皇庁のビジョンー主要ポストを女性含む一般信徒に開放(Crux)⇒
*「福音宣教に奉仕する小教区に」聖職者省が小教区刷新へ指導書発行(英語版全文付き)⇒
*(解説)意図しようとしまいと、指導書は、新型ウイルスで苦しむ小教区の青写真だ(Crux)⇒
(日本の教会は‥)
*東京大司教区の宣教司牧方針⇒
→菊地大司教の「宣教司牧方針解き明かし」動画配信開始▷その1・その2→https://youtu.be/4nO57M6Z6xo
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【ミサ典礼】
☩「典礼に関する論争を克服し、その素晴らしさを再発見しよう」教皇がミサ典礼で新使徒的書簡を発出⇒
*米ワシントン首都教区、教皇の自発教令に従い小教区のラテン語ミサ禁止ー「信徒の半分失う」と反対の声も(Crux)⇒
♰「オンラインでキリストを説くのに、失敗を恐れるな」”デジタル福音宣教”国際会議に⇒
*猛著に”海中ミサ”を捧げるのは犯罪か?イタリア・当局介入で議論(Crux)⇒
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【バチカンの巨額不正取引裁判】
*教皇の元側近、ベッチウ枢機卿が無実を主張-ロンドン不動産投資・巨額損失事件の裁判で(LaCroix)⇒
*バチカンで巨額不動産不正取引の裁判難航、長期化も(VN)⇒
*「バチカン、巨額の損失を出して裁判がらみの資産売却」と英紙報道ーバチカン改革が問われている(Crux)⇒
*バチカンで枢機卿ら10人、3法人被告の巨額不正取引事件裁判始まるー27人の弁護団、前途多難
*バチカン検察当局、前列聖省長官の枢機卿ら10人をロンドンの不動産巨額不正取引で起訴(Crux)⇒
*コロナ禍でバチカンの赤字、6600万ユーロ(約86億円)に-地方教会支援は増額(CRUX)⇒
(日本では・・・)
*長崎教区「会計上の重大な不手際」で改めて説明ー教区報2021年12月号で⇒
*長崎教区、”会計不祥事”で司祭集会、小教区司祭と信徒代表の集会で大司教らが説明と謝罪⇒
*カトリック長崎教区が、詐欺に絡む多額の損失発生を高見大司教名で認め、謝罪を発表⇒
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【回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」】
*回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」全文”カトリック・あい”日本語試訳⇒
*回勅「Fratelli tutti(All Brothers)」日本語試訳+公式英語版対訳⇒
*教皇「兄弟愛と社会的友愛」の新回勅「Fratelli tutti」の概要説明⇒
*教皇が「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)基金」を設立、教えを広める活動を支援⇒
*バチカンが新回勅“Fratelli tutti(All Brothers)”ウエブサイト特設⇒