【3月の巻頭言】
・2月は、ロシアの非道極まるウクライナ軍事侵攻が始まって1年、ミャンマーの軍部によるクーデターと政権支配・カトリック教徒などへの弾圧が始まって2年を迎えるなど辛いニュースが続きましたが、教会関係は”シノドスの道”のアジア大陸レベル会議、教皇のアフリカ2か国訪問など以外には目立った動きがありませんでした。また、月間日数が前月よりも3日少ない28日となったこともあり、月間閲覧件数は1万1000件台にとどまりました。
・閲覧内容では、教皇の回勅「兄弟の皆さん」の「カトリック・あい」訳、英訳・日本語訳が合わせて約100件でトップ。2位が「教皇、四旬節を前にメッセージ」。次いで、「民主主義に関する言論NPO調査」、「長崎教区多額損失発生」などとなっており、大きな問題が改めて読み直されているようです。世界や長崎の教会の性的虐待がらみの記事にも強い関心が持たれています。コラムも「Sr.阿部のバンコク通信」「愛ある船旅…」「ガブリエルの信仰見聞思」「竹内神父の午後の散歩道」などよく読まれ、最近一週間で見ると、四旬節、アジア大陸シノドス関連に関心が集まっています。
・3月は四旬節で、教会は世界も、日本も4月の復活祭に向けた準備の期間となります。”シノドスの道”は上旬で大陸レベル会議がすべて終わり、あとは作業文書のとりまとめなど、10月の世界代表司教会議に向けた準備に入ります。日本の教会の取り組みは、小教区レベル、教区レベルともに依然として低調ですが、あと半年、大陸レベルの会議結果を教区に持ち帰り、それをもとに小教区レベルに立ち戻って歩みを続けるなど、なんとか司教団に真剣な取り組みを望みたいものです。
・教会の国内予定としては、3月10日の「性虐待被害者のための祈りと償いの日」がありますが、これまでのところ、司教協議会の会長談話が2月17日付けで発表された以外、各教区レベルを含めて全く具体的な予定が明らかにされていないようです。会長談話もかなりの長文で、会長ご本人の誠意は感じられますが、ガイドラインの作成、窓口の設置、会長直轄の新部門の開設などこれまでやってきた形を並べるにとどまり、具体的に誰に対して「祈り、償う」のか分からない。2020年4月に司教団が発表した「聖職者による未成年者への性虐待の対応に関するアンケート」を受けて、各教区が具体的に何をしてきたか、何をしようとしているのか、が全く見えません。
・長崎教区、仙台教区でそれぞれ性的虐待に対する訴訟が起きており、長崎教区では、裁判所から元大司教の心ない言葉に”二次被害”を受けた原告に賠償するよう命令が出たあと、教区としてどのように対応したのか、被害者に謝罪し、精神的なケアをしたのか、などの説明は公にされないまま。10日の「祈りと償いの日」にも、今のところ何も予定が入っていないようです。これで本当に「性的虐待被害者のために祈り、償い」がされるのでしょうか。
・そもそも、カトリック中央協議会の「子どもと女性の権利擁護のためのデスク」のホームページをみると、3月1日現在になっても、「ご不便をおかけしております。現在、こちらのサイトはメンテナンス中です。ご理解のほど、宜しくお願いいたします」とあるのみで、各教区の予定など皆無。まったく誠意が見られず、結局、せっかくの会長談話も説得力を欠く結果となっています。
・欧米の教会では、相次いで聖職者による性的虐待のニュースが続いており、米国では多額の損害賠償に耐え切れず、破産を申し立てる教区が相次いでいますが、日本の司教団は、被害者が声を上げにくい風土もあり表面に出ている虐待案件は数えるほどしかないのをいいことに、会長談話一本で、”不都合な真実”に目を背けているのではありませんか。司教団そのものの信頼に関わる問題です。「祈りと償いの日」までの限られた期間に、誠意のある具体的な取り組みを見せることを期待します。
(「カトリック・あい」代表・南條俊二)
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《主要記事の見出し》
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*▷が付いている画像は動画です。▷をクリックしていただくとご覧になれます。
*見出しの頭の【☩】は教皇の言葉です。
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新☩「目を見開き、神の賜物に驚くことができるように」四旬節第四主日の正午の祈り⇒
☩「悔い改めと信頼の心で、私たちは神の慈しみの賜物を受ける」ー「主のための24時間」で⇒動画配信中▷
☩「伝統宗教が持つ叡智と人間性が世界に兄弟愛を育てるように」台湾の仏教僧侶たちに⇒
新*「人間の思いが生み出した枠を捨て、主をまっすぐ見つめる」菊地大司教の四旬節第四主日メッセージ⇒
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【教皇フランシスコ着座10周年】
+☩バチカンが着座10周年を記念して「Popecast」を発刊ー「欲しいのは平和」と教皇⇒
Popecast – Podcast – Radio Vaticana – Vatican News
☩「司祭の独身制は”当座の処方箋”」-教皇、着座10周年を前にアルゼンチンのメディアと会見(VN)⇒
☩「教会は一部の人の家ではない、すべての人のための家だ」スイス公共放送の着座10年インタビューで⇒
*(評論)劇的な10年を経て…”ゴルバチョフ・ジレンマ”に直面する教皇フランシスコ(Crux)⇒
*(評論)教皇フランシスコ在位10周年:慈しみと平和の願いを込めた宣教の熱意(VN)⇒
*教皇フランシスコ在位10年-物議を醸した5つのポイント(Crux)⇒
*(評論)教皇フランシスコ着座10周年を前にー左派対右派の論争は”信徒の教会離れ”と関係なし(CRUX)⇒
*教皇、”枢機卿顧問団”を刷新ーオロリッシュ枢機卿など新メンバーに⇒
*「同性カップルの祝福をドイツの教会が勝手に進めることはできない」とバチカン国務長官(Crux)⇒
*「司教任命に関する中国との暫定合意は期待通りにいっていない」とバチカン外務局長、EWTNとの会見で⇒
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【3月の教皇の祈りの意向と「性虐待被害者のための祈りと償いの日」】
☩「性的虐待被害者のために祈り、赦しを求めるだけでは不十分、具体的な行動が必要」と教皇、3月の祈りの意向で⇒
*3月10日の「祈りと償いの日」を前に日本カトリック司教協議会会長が呼びかけ⇒
*評論「祈りと償いの日」を誰が”風化”させているのか(「カトリック・あい」)⇒
*「『祈りと償いの日』を誰が”風化”させているのか」に共感の声相次ぐ⇒
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*「複数の神父からパワハラ、PTSD発症」で裁判始まるー被告の長崎大司教区は全面否認⇒
*聖職者性的虐待ー長崎教区は賠償命令、仙台教区は和解勧告、信頼回復へ問われる新教区長2人の対応⇒
*「司祭のわいせつ行為巡る高見大司教の発言」で長崎地裁が大司教区に賠償命令-翌日に中村新大司教着座式⇒
(性的虐待・読者の反響)”形”を整えただけで中身は無し、教区にやる気無し-”聖職者主義”の壁も⇒
(評論)多額損失発生事件、性的虐待裁判の長崎教区で大司教辞任-なぜ今なのか(「カトリック・あい」)⇒
*「神父による性暴力被害者の会」設立-曖昧な日本の司教団の対応(評論)⇒
*日本の司教団が2020年4月7日に「聖職者による未成年者への性虐待の対応に関するアンケート」結果発表+解説⇒
【欧米では…】
新*ヨハネ・パウロ二世教皇の大司教時代の”性的虐待隠蔽疑惑”報道でポーランド国内に波紋⇒
*未成年者性的虐待の罪で公判中のマカリック元枢機卿が認知症理由に提訴棄却を申請(Crux)⇒
*サクラメント教区も破産検討ー聖職者性的虐待訴訟急増で、カリフォルニア州だけで3教区目⇒
*未成年性的虐待で訴訟400件ー米サンディエゴ大司教区が破産申請へ(Crux)⇒
*米カンザス州捜査局が州内4教区の聖職者188人の性的虐待容疑について中間報告(Crux)⇒
*教皇、”性的被害問題”抱えるクエレット司教省長官の辞表受理、後任にペルーのチクラヨ教区長のプレボスト司教を指名(Crux)⇒
*レイプ、殺人、汚職への関与で訴えられたインドの司教をバチカンが”休職”に(Crux)⇒
*大司教の性的虐待隠ぺいがもたらした教会の信頼危機、ケルンの信徒たちの動揺深刻(Crux)⇒
*イエズス会、性的虐待容疑のルプニク神父で声明発表、さらに厳しい措置(VN)⇒
*「枢機卿を含む司教11人が性的虐待・隠ぺいで告発を受けている」仏司教協議会会長が認める(VaticanNews)⇒
*ポルトガルの教会でも性的虐待の被害者が過去70年間で5000人にー独立調査委員会報告(Crux)⇒
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*ロシアのウクライナ軍事侵攻1年‐教皇の繰り返しの和平への祈りと訴えもかなわず…⇒
☩「不条理で残酷なウクライナ戦争を終わらせよ」-ロシアの軍事侵攻開始1年で教皇が訴え⇒
☩「戦争が子供たちの笑顔を奪っている、だが希望を無くしてははならない」教皇在位10年を前に、イタリアのTV番組で⇒
☩「世界全体が戦争と自滅の中にある。間に合ううちに止めねばならない」教皇、帰国途上の機中会見で警告⇒
☩「核戦争の脅威、自由侵害の危機に直面する今、改めて平和構築への協力が求められている」外交団との年頭会見で⇒
*中国カトリック教会「一会一団」が指導者合同会議を開催-「習近平思想に導かれ、中国共産党大会の精神を完全に実施」を確認⇒
*ニューデリーで2000人のキリスト教徒が、インド全土での迫害に抗議のデモ⇒
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【ロシアのウクライナ侵略】
☩「ウクライナのために祈って」-ミサイル攻撃で多くの犠牲者出したドニプロの悲劇に深い哀悼⇒
☩「戦争で子供たちを亡くしたウクライナとロシアの母親たちのために祈ろう」⇒
☩「救い主の誕生が平和をもたらすように」ー東方教会の降誕祭を迎えるウクライナの人々に⇒
*「ロシアの軍事侵略に対する闘いは、『人の尊厳』を守る闘い」とウクライナの大司教⇒
☩「核の脅しに屈するな、平和の叫びを天に上げよう」教皇、諸宗教指導者との祈りの集いで⇒
☩「核兵器で世界を壊滅させるな。暴力と死の連鎖を止めるように」教皇、プーチン大統領に懇願⇒
☩「ウクライナ自衛のための武器提供は道徳的であり得る」「戦争を始めた者との対話は困難でも必要」教皇、機中会見で(VN)⇒
☩「核の脅しに屈するな、平和の叫びを天に上げよう」教皇、諸宗教指導者との祈りの集いで⇒
☩「核兵器で世界を壊滅させるな。暴力と死の連鎖を止めるように」教皇、プーチン大統領に懇願⇒
☩「ウクライナ自衛のための武器提供は道徳的であり得る」「戦争を始めた者との対話は困難でも必要」教皇、機中会見で(VN)⇒
☩「戦いを止め、平和をもたらしてください」-教皇の「マリアの穢れなき御心への奉献の祈り」全文バチカン放送訳+中央協議会訳⇒
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【3月のコラム】
・Sr.阿部のバンコク通信(76)「八十寿祝いにいただいた特別の贈り物は、進行した癌!」⇒
・ガブリエルの信仰見聞思㉙神の無限の素晴らしさと美しき御業を垣間見る・その2⇒
・愛ある船旅への幻想曲 ㉕「私たちはいつ、”復活”できるのだろうか?」⇒
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【”シノドスの道”大陸レベル会議】
☩「四旬節の旅は”シノドスの旅”でもある」教皇、四旬節入りでメッセージ⇒
*”シノドスの道”アフリカ大陸レベル会議が閉幕ー秋の世界代表司教会議に向けた8つの優先課題決定⇒
*”シノドスの道”アフリカの大陸レベル会議ー1年半の歩みの経験を分かち合う
☩「Sinodalityの重要性を再認識した公会議決定の完全な実践にあと40年必要」と教皇⇒
*菊地・司教協議会会長が”シノドスの道”アジア大陸レベル会議報告⇒
*アジア大陸レベル会議閉幕、「アジアの教会は世界に多くのことを与えられる」とオロリッシュ枢機卿が激励⇒
*アジア大陸レベル会議で女性たち「私たち声も聴いてほしい」(VN)⇒
*「様々な困難の中で”シノドスの道”を共に歩もう」菊地FABC事務局長・大司教が開会ミサ(VN)⇒
*”シノドスの道”の中東大陸レベル会議ー若者たちは「変化の原動力」に⇒
*”シノドスの道”大陸レベル会議が中東でも始まる‐冒頭にトルコ・シリア震災被災者への祈り⇒
*”シノドスの道”のオセアニア大陸レベル会議、声明発表して閉幕「『共働的』な教会へ、地域特性も配慮が必要」(Crux)⇒
*欧州の大陸レベル会議が、10月の世界代表司教会議に向け優先課題を提示⇒
*大陸レベルの”シノドスの道”始まるーまず5日から欧州とオセアニアで、次いで中東、北米、アジアなども⇒
*教会に関する戦略的研究:ドイツの教会がバチカンから離れたら、どうなるか(Crux)⇒
☩「”シノドスの道”でドイツの教会改革はイデオロギー的でエリートが作ったもの」と教皇が批判ーAP通信と単独インタビュー(Crux)⇒
*教会に関する戦略的研究:ドイツの教会がバチカンから離れたら、どうなるか(Crux)⇒
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*バチカンの”世紀の裁判”続く、教皇の”参謀”‐国務長官代理が弁護側の重要証人に(Crux)⇒
☩「同性愛者であることは罪でないが、結婚以外の性行為は罪」-教皇、LGBTQ推進のイエズス会士に手紙⇒
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(特集)2023年、バチカンをめぐる5大予想は…(Crux)⇒
*インドで相次ぐキリスト教徒襲撃はヒンズー・ナショナリストの脅威増大を反映(Crux)⇒
*インド・ケララ州の大聖堂が、ミサ典礼をめぐる対立抗争で閉鎖に(Crux)⇒
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☩「愛に根差した真理に従い、心を込めて話す」ー5月の「世界広報の日」に向けてメッセージ⇒
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【ミャンマー軍政】
新*ミャンマー国軍クーデターから3月9日で767日、死者3116人、1万6425人が拘留中(AAPP調べ)

Assistance Association for Political Prisoners » Blog Archive » Daily Briefing in Relation to the Military Coup (aappb.org)
☩教皇、ミャンマー、ウクライナのために平和の回復を強く祈る⇒
*ミャンマー、国軍クーデターから2年、死者は3000人、教会も破壊―ボー枢機卿”平和の巡礼”開始を訴え⇒
*「忘れられた人道危機を生きる人びと、ロヒンギャと共に」国境なき医師団がYouTubeトークイベント⇒
☩「ミャンマー、ウクライナ、カメルーンの平和のために祈ろう」教皇が訴え⇒
*ミャンマーのボ枢機卿、軍事政権が「国民への弾圧をエスカレートさせている」と非難⇒
☩教皇、「苦難続くミャンマーの人たちを忘れないように」と訴え⇒
*国連人権委・独立調査機関年次報告「ミャンマーで人権蹂躙の犯罪行為が激しさを増し、女性と子供たちが深刻な被害を受けている」⇒
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【聖職者による虐待2】
*「多くの司祭は『司教たちが自分を支持してくれる』とは信じていない」全米の調査結果(Crux)⇒
*フランスでも透明性を欠く「性的虐待司教へのバチカンの処分」が明らかに(LaCroix)⇒
*教皇が教皇庁未成年者保護委員会のメンバーを刷新、男女同数にー「委員会そのものが”被害者の声”になる」とオマリー委員長⇒
*(評論)性的虐待‐透明性を欠く高位聖職者などへの対応が教皇とバチカンの信頼を損なっている(LaCroix)⇒
*ノーベル平和賞受賞の東チモールの司教による性的虐待明らかに-バチカンは「処分済み」と⇒
*レバノン戦争孤児支援で世界的名声を得た神父が、未成年性的虐待で司祭職はく奪(La Croix)⇒
☩教皇「いかなる形の虐待も容認できない、各国の司教協議会に被害者対応にふさわしいセンター設置を」バチカン未成年者保護委員会に+説話全文⇒
*聖職者による未成年性的虐待への対処‐バチカンが手引書発行(英語版全文付き)⇒
*教皇が自発教令-性的虐待、隠ぺい防止の新規範を全世界の教区で実施へ⇒
⇒他の性的虐待関連の記事はページ上の「性的虐待」から検索してご覧になれます。
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【中国・人権】
*教皇フランシスコが香港で中国の”圧政”に立ち向かう陳枢機卿とお会いに⇒
*民主化勢力支援の陳枢機卿が香港の裁判所から有罪判決(VN)⇒
*ベネディクト16世は、対中国で”信教の自由で妥協の余地なし”の原則を貫いたが…⇒
*「第18回 東京-北京フォーラム」が 共同声明ー「アジアと世界の平和のためにあらゆるレベルの対話強化を⇒
*世界初・「台湾海峡」「ウクライナ侵略」について中国国民の意識はー言論NPO日中共同世論調査⇒
*中国政府は緊張回避の姿勢見せるーバチカンの「暫定合意違反」の批判に⇒
*教皇、米誌インタビューで、”中国問題”と”ロシアのウクライナ侵攻問題”で自身の立場説明(Crux)⇒
*バチカンが、中国の”無認可教区”での補佐司教就任を強く批判する声明⇒
*バチカンと中国の暫定合意再更新に、米国際信教の自由委員会が「非常に失望している」⇒
*バチカン、司教任命に関する中国との暫定合意を再更新を発表⇒
*「暫定合意は、中国での教会の日常活動の基本的要素」ーパロリン国務長官が再更新で説明⇒
*「中国国内の問題は認識しているが、対話継続が必要」ー暫定合意再更新でバチカン首脳たち(Crux)⇒
*バチカン、司教任命に関する中国との暫定合意を再更新へー陳枢機卿の逮捕、裁判は無視?(Crux)⇒
*中国共産党大会へ、プロテスタント「三自教会」が”中国化”推進の報告書提出(BW)⇒
*香港、陳枢機卿の裁判始まるーバチカン元高官の枢機卿が「彼が非難されることはない」と表明⇒
*中国、テレビ・ラジオ放送に新規制法ー「反対意見や宗教は禁止」(BW)⇒
*「新疆ウイグル自治区における少数民族虐待首謀者に制裁を」と4つの国際人権団体が米政府に発動求める(BW)⇒
*「香港は”警察国家”。24日を香港と中国で苦しむ人々のための祈りの日に」アジア司教協議会連盟会長が提唱(Crux)⇒
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【シノドスの道】Ⅱ
*「この世界にあって喜びに満ち、預言的な教会へ」国際神学委員会事務局長が”シノドスの道”の歩みを語る(VN)⇒
*”シノドスの道”で日本の司教団が「大陸ステージのための作業文書」に関するレポート⇒
*日本の教会のシノドスの今後の歩みについて、菊地・司教協議会会長メッセージ⇒
*”シノドスの道”大陸レベルの歩みへ事務局と各大陸代表者の会議開催⇒
*大陸レベルに入った”シノドスの道”のキーパーソンの女性二人に聞く(Vatican News )⇒
*”シノドスの道”ーバチカンがドイツの教会に改革推進”一時停止”を迫る(Crux)⇒
*「周辺部に向かうシノダル(共働)的な教会へ」ラ米司教協議会連盟が”シノドスの道”で中間まとめを発表(Crux)⇒
*シノドス事務局が世界の司教協議会報告もとに”シノドスの道”中間まとめ発表ー課題は浮き彫りだが解決策はまだ(Crux)⇒
*教皇、シノドス総会を2023年10月、2024年10月の異例の2セッション開催に⇒
*シノドス事務総局次官、”シノドスの道”の一年延長について語る(VN)⇒
*”シノドスの道”の歩みの「大陸段階の文書は”神の民の声”になる必要」バチカンの草案策定チームのペスコ氏がFABC総会で講演⇒
*「性的虐待、旧ラテン典礼、司教たちの不一致…癒されない傷」-米司教団、”シノドスの道”で報告書(Crux)
*”シノドスの道”「耳を傾ける教会の成否は、率直に語る信徒の声にかかっている」(LaCroix)⇒
*「一般信徒の役割拡大、反対意見に寛容な姿勢が必要」と、独司教団が”シノドスの道”報告書⇒
(評論)日本の司教団がバチカンに「日本の教会の回答書」を送ったが…”シノドスの道”には程遠い⇒
(読者からの投稿)「日本の司教も司教団も”シノドスの道”への教皇の思いを理解しているのか」⇒
【”シノドスの道”日本では】①コロナ禍”でも…東京教区の教会有志「共に歩む会」の取り組み⇒
【”シノドスの道”日本では】②広島教区は”教区シノドス”と合わせて二度のZOOM全体会議も⇒
【”シノドスの道”日本では】⓷「聖職者のあり方、若者や子供たちの信仰教育、教会運営…」西日本の有志の会⇒
*【特集】”シノドスの道”とは何か、なぜ今「ともに歩む教会ー交わり、参加、そして宣教」なのか、どう歩むか(「カトリック・あい」)⇒
☩教皇、2021年10月10日の”シノドスの道”開始ミサ「シノドスを祝うことは同じ道を共に歩むこと」⇒
☩”シノドスの道”始まるー全体集会で「聖霊に導かれ、すべての信徒、司祭の参加を」と教皇⇒
*「まず、神の民に耳を傾ける」ーバチカンの”シノドスの道”の準備文書⇒
→バチカンのシノドス準備文書全文の公式英語訳+日本語試訳⇒
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*教皇の補佐役、バチカン財政改革、そして性的虐待で逆転無罪のペル枢機卿が帰天、81歳(Crux)⇒
*教皇、カリタスの会長以下、幹部を更迭、暫定管理者に民間コンサルタント任命⇒
*教皇、バチカンの文化教育省次官など主要ポストに女性二人を任命⇒
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【アジア司教協議会連盟(FABC)総会】
新*タイ政府は中国から流入するウイグル人難民の扱いを誤っている(BW)⇒
*菊地大司教のFABC総会から(その4)無事閉幕、お祈りに感謝⇒
*「教会は、虐待や暴力に苦しむ人の側に立つ」FABC50周年記念総会・ボー会長が閉幕あいさつ⇒
*FABC50周年記念総会閉幕、総会メッセージ発表ー様々な課題、そして決意⇒
*FABC総会第三週の討議テーマ「新たな道を構想する」最終日ーメッセージ、最終文書を採択⇒
*「私たちの声を聴いて!」FABC総会で、女性修道者たちも主張(VN)⇒
*FABC50周年記念総会の責任枢機卿たちが記者会見「アジアの司教たちは”新たな課題”に情熱を持って取り組もうとしている」⇒
☩「聖霊があなたがたに語っているのは何だろうか」教皇がアジアの司教たちに問いかけ⇒
*「歴史が招き、聖霊が動くーアジアの教会を前進させよう」アジア司教協議会連盟会長が開会あいさつ⇒
*アジア司教協議会連盟の設立50周年記念総会始まるー「多様性の中で共に歩む道を定める」⇒
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【世界各地の危機】
*ニカラグアの司教逮捕・拘禁で、教皇の”対話推奨”に国外退去中の司教が反論(Crux)⇒
☩「敬意ある共生は対話を基礎に置かねばならない」‐教皇、ニカラグアでの教会弾圧に遺憾表明⇒
*ニカラグアで独裁大統領批判の司教が逮捕・軟禁-国連やラ米司教協議会などが批判、釈放要求⇒
☩「干ばつによるソマリアの致命的な人道危機にも注意を向けて」ー教皇が訴え⇒
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【バチカン改革】
*教皇、バチカンの”人事統括”責任者に一般信徒の法務・人事専門家を指名⇒
*枢機卿会議ーバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium(福音を宣べ伝える)」の理解深める⇒
*バチカン、社会教説に沿った新投資政策を実施へー不正不動産投資による巨額損失発生受けた措置か⇒
*バチカン、新規制でリスクの高い投資、ポルノ、兵器産業への投資を排除徹底(Crux)
*バチカン改革の総仕上げー教皇庁組織改編の全容明らかに⇒
*「福音宣教の積極推進」「一般信徒の主導的役割」がバチカン改革の柱ー新使徒憲章が発効(Vatican News )⇒
☩「バチカンと教会に本当に重要なのは人々の”ハート”と”マインド”の刷新」教皇、バチカン改革使徒憲章の本の中で⇒
*教皇フランシスコがバチカン改革の使徒憲章「Praedicate Evangelium」を公布、6月5日発効⇒
*使徒憲章“Praedicate evangelium”の英語概要仮訳(Wikipedia)とイタリア語原文全文⇒
(評論)新使徒憲章に盛り込まれたバチカン改革は”第二段階”がより重要となる(LaCroix)⇒
(評論)「福音宣教」と「一般信徒の役割」の強化が、新憲章が示すバチカン改革の二つの柱だ(VN)⇒
(評論)新使徒憲章ー教皇フランシスコが描く教皇庁のビジョンー主要ポストを女性含む一般信徒に開放(Crux)⇒
*「福音宣教に奉仕する小教区に」聖職者省が小教区刷新へ指導書発行(英語版全文付き)⇒
*(解説)意図しようとしまいと、指導書は、新型ウイルスで苦しむ小教区の青写真だ(Crux)⇒
(日本の教会は‥)
*東京大司教区の宣教司牧方針⇒
→菊地大司教の「宣教司牧方針解き明かし」動画配信開始▷その1・その2→https://youtu.be/4nO57M6Z6xo
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【ミサ典礼】
☩「典礼に関する論争を克服し、その素晴らしさを再発見しよう」教皇がミサ典礼で新使徒的書簡を発出⇒
*米ワシントン首都教区、教皇の自発教令に従い小教区のラテン語ミサ禁止ー「信徒の半分失う」と反対の声も(Crux)⇒
♰「オンラインでキリストを説くのに、失敗を恐れるな」”デジタル福音宣教”国際会議に⇒
*猛著に”海中ミサ”を捧げるのは犯罪か?イタリア・当局介入で議論(Crux)⇒
・・・・・・・・・・・
【バチカンの巨額不正取引裁判】
*教皇の元側近、ベッチウ枢機卿が無実を主張-ロンドン不動産投資・巨額損失事件の裁判で(LaCroix)⇒
*バチカンの不動産投資を巡るもう一つの裁判ー”ブダペスト宮殿”での敗北の教訓は…(Crux)⇒
*バチカンで巨額不動産不正取引の裁判難航、長期化も(VN)⇒
*「バチカン、巨額の損失を出して裁判がらみの資産売却」と英紙報道ーバチカン改革が問われている(Crux)⇒
*バチカンで枢機卿ら10人、3法人被告の巨額不正取引事件裁判始まるー27人の弁護団、前途多難
*「出廷を求められれば応じる」とパロリン国務長官-バチカン巨額不正取引裁判で(LaCroix)⇒
*バチカン検察当局、前列聖省長官の枢機卿ら10人をロンドンの不動産巨額不正取引で起訴(Crux)⇒
*コロナ禍でバチカンの赤字、6600万ユーロ(約86億円)に-地方教会支援は増額(CRUX)⇒
(日本では・・・)
*長崎教区「会計上の重大な不手際」で改めて説明ー教区報2021年12月号で⇒
*長崎教区、”会計不祥事”で司祭集会、小教区司祭と信徒代表の集会で大司教らが説明と謝罪⇒
*カトリック長崎教区が、詐欺に絡む多額の損失発生を高見大司教名で認め、謝罪を発表⇒
⇒その他の関連記事は、ページ上の「バチカンの動き」「日本・アジアの動き」で検索しご覧になれます。
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【女性の教会での地位向上】
*教皇、司教省の役員に初の女性3人を任命⇒
*バチカン人間開発省ナンバー・ツーにシスター・スメリッリ任命⇒
*教皇、科学アカデミー会員にノーベル化学賞受賞者のダウドナ教授を任命⇒
*バチカン・シノドス事務局次長に女性が就任ー「女性に対する信任のしるし」⇒
*「女性の司祭叙階と女性の役割拡大は別問題」と国際修道会連盟事務局長⇒
*教皇、朗読奉仕者と祭壇奉仕者に女性を正式に認める自発教令発出-「男女平等」さらに⇒
*教皇が、バチカン財務の実権握る財務評議会議員に女性6人任命(Crux)⇒
*教皇フランシスコ、バチカンの要職に女性2人任命⇒
*教皇フランシスコ、女性助祭を「研究」する新委員会を設置⇒
*(解説)「既婚司祭」「女性助祭」の論争回避。可能性は排除せずー新使徒的勧告で(Crux)⇒
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【教会行事】
*教皇、2025年を「希望の巡礼」の聖年にー「コロナ禍からの再生のしるしに」⇒
*バチカンが聖年2025の公式ロゴを公募ー聖年に参加する世界の全ての信徒が対象⇒
・・・・・・・・・・・
【若者司牧関係】
*「世界青年の日」の「閉幕ミサ用の祭壇・周辺設備に7億円」に現地リスボンで批判の声(Crux)⇒
☩ 「壁ではなく、地平線を見つめよ」WYDリスボン大会へ若者たちにメッセージ⇒
☩教皇「国連ボランティアの日」に、2023年8月のWYDリスボン大会のボランティアたちを激励⇒
*2023年8月「世界青年の日・リスボン大会」参加募集開始、教皇が応募呼びかけ⇒
*2023年8月のWorld Youth Day(世界青年の日)に向けファティマで準備会合(Crux)⇒
☩「あなたがたは”崩れかけた共通の家”を建て直すよう呼ばれている」教皇、アッシジでの若者の集まりで⇒
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【回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」】
*回勅「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)」全文”カトリック・あい”日本語試訳⇒
*回勅「Fratelli tutti(All Brothers)」日本語試訳+公式英語版対訳⇒
*教皇「兄弟愛と社会的友愛」の新回勅「Fratelli tutti」の概要説明⇒
新*教皇が「Fratelli tutti(兄弟の皆さん)基金」を設立、教えを広める活動を支援⇒
☩「平等で持続可能な復興モデルの創出を」教皇、主要国蔵相・中央銀行総裁会合にメッセージ⇒
*2021年、北東アジアの平和を脅かすリスクは「北朝鮮問題」と「米中対立」ー日米中韓の専門家195氏採点(言論NPO)⇒
♰「”友愛”こそコロナ禍の危機の治療薬-民主主義の危機、信教の自由への影響も指摘」教皇、外交団に⇒
*教皇「破壊か否か、友愛の構築は今世紀最大の課題」国連・人類友愛国際デーに⇒
*バチカンが新回勅“Fratelli tutti(All Brothers)”ウエブサイト特設⇒
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【教皇アフリカ2か国訪問】
新☩「私の”夢”は果たされた」-教皇、一般謁見でコンゴ、南スーダン訪問を振り返る⇒
☩南スーダン訪問最終日:「イエスはあなたがた一人一人を知っておられ、愛しておられる」首都ジュバでのミサで⇒
⇒教皇の首都ジュバのジョン・ガラン霊廟でのミサ→動画配信中▷
☩南スーダン訪問2日目:「祈りは、神の救いを民の上に引き寄せる」ー平和のためのエキュメニカルな祈りで⇒
☩南スーダン訪問2日目:「あなたがたには、アフリカのために死ぬ覚悟のある勇敢な精神が必要」司教、司祭、修道者たちに⇒
☩南スーダン訪問初日:「流血を止めよ、今が平和構築の時だ」-大統領はじめ各界代表者たちに⇒
☩教皇コンゴ訪問4日目:「和解と平和の預言者としての使命を果たせ」ーコンゴの司教たちに⇒
☩教皇、コンゴ訪問3日目:「闇の中のともし火であれ」ー教会関係者との出会いで⇒
☩コンゴ訪問3日目:「憎しみあいや腐敗に抵抗し、より良い未来を築くのは君たちだ」若者たちとの集会(Crux)⇒
☩コンゴ訪問2日目「あまりの残虐さに言葉を失う… それでも暴力と”あきらめ”に『ノー』と言おう」コンゴ東部紛争の被害者との集い⇒
☩コンゴ訪問2日目:「暴力の連鎖、憎悪の糸を断ち切る”平和の宣教師”となれ」首都キンシャサでのミサ⇒
☩コンゴ訪問初日:「紛争と外国勢力の経済的植民地主義がこの国を荒廃させている」大統領ら代表者たちと会見して⇒