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・聖金曜日・十字架の道行き: ウクライナ、ロシアの家族も参加、「兄弟に振り上げた拳を収めさせてください」と教皇
(2022.4.15 Vatican News Devin Watkins)
教皇フランシスコが15日の聖金曜日に、ローマのコロッセオで十字架の道行きを主宰され、新型コロナ感染の影響で2019年以来3年ぶりの開催となった道行きには、1万人を超す信徒たちが参加。ウクライナから戦火を逃れてきた家族など15組の家族が代表して、戦争の恐怖や生活の上での苦難などを分かち合った。
今年は教皇の使徒的勧告「(家庭における)愛の喜び」の公布5周年を祝う家族年であることから、カトリックのボランティア団体や共同体に関わる15の家族が14留それぞれの瞑想のテーマを書いた。「不満、不安、欠乏、心に負った傷」だけでなく、「勇気、許し、祈り、そして希望…」。世界中のすべての家族の暮らしに関連するこれらのテーマは、今回のコロッセオでの聖金曜日の十字架の道行きにおける瞑想の基調となった。
*「父なる主の平和の家」で一つの家族となる
十字架の道行きは、Adoramus Te(We Adore You)から始まり、教皇フランシスコが、苦しみとキリストの十字架に隠された力、そして家庭生活の多くの側面と試練の中で見出された希望を思い起こさせる開式の祈りを唱えられ、その中で「復活されたイエスは、人類に救いの賜物をくださり、皆の涙を拭き、『愛と平和のあなたの家に住む一つの大家族』にすることを約束されました」と語られた。
道行きの14の留ではそれぞれに、代表する家族が十字架を担い、祈りの意向と共に福音書の箇所を唱え、全員で黙想した。そして教皇が祈りで各留を締めくくり、聖歌隊は Stabat Mater「悲しみの聖母」歌った。
*戦争で引き裂かれたウクライナとロシアの女性二人が共に十字架を担って…
十字架の道の14留のそれぞれの黙祷のテーマは、カトリックのボランティアグループに関係する15の家族によって書かれ、世界中の家族が直面している試練と苦難のさまざまな側面を表現した。
黙祷のハイライトは、2人の女性ーロシア人のアルビナとウクライナ人のイリーナーが十字架を共に運ぶ第13留だった。準備された祈りの言葉の代わりになされた長い沈黙は、どのような言葉よりも雄弁に二人の思い、家族の思いを伝えた。二人はローマで看護師をしている友達同士だが、十字架を共に担い、戦火にある兄弟姉妹たちすべての苦しみ、平和と和解への強い希望を表す瞳で互いを見つめていた。一瞬の沈黙のうちに、参加者全員が神の平和の賜物をくださるように祈った。
*苦しみの闇の中に福音の光
十字架の道行きの間、教皇は説教も、ご自分の思いを語ることもせず、家族の代表たちが、それぞれの体験を語れるようになさった。そして道行きの最後に、「喜びと悲しみ、試練と希望の中で、福音の光がすべての家族の心に照らし続けられるように。あなたを遠ざけようとする私たちの”反抗的な心”に、赦しと平和が打ち勝つようにしてください」と次のように、神に祈られた。
「主よ、私たちの反抗的な心を、あなた自身の心に向けるようにしてください。そうしてくだされば、私たちは平和の計画を追求することを学ぶことができます。敵対する者同士が握手をするように、互いに赦し合うように励ましてください。憎しみのあるところに和解がもたらされるように、兄弟に振り上げた兄弟の拳を収めさせてください。私たちがキリストの十字架の敵として振る舞うことを絶対にしないように、私たちがキリストの復活の栄光を分かち合うことができますように。アーメン」
*家族生活の歩みの中で
黙祷は、家族生活の歩みを反映する形で、十字架の道行き第一留は、若いカップルの経済的な苦労から親としての試練、そして喪失の痛みから戦争のような非常に困難な状況へと進む。若いカップルは、友人の結婚が失敗するのを目の当たりにする、彼らの愛はまだ試練に遭っていない、そして彼らの目的を達成するための闘いを含む彼らの困難を映す形で、十字架の道行きが始まる。
「結婚は”ロマンチックな冒険”にととまらず、”ゲッセマネの園”でもあります。他の人のために体を壊す前に私たちが感じる苦痛があります」
そして第二留。宣教活動に携わる家族は、戦争の恐ろしさを目の当たりにし、暴力で対抗するやり方に共感を覚え、神の摂理を信頼することの難しさを痛感している。日々、キリストの兄弟姉妹の中で、キリストを裏切る誘惑に抵抗するのに苦労し続けている。
*子供のない老夫婦と子供たち
*戦争がもたらす死と破壊
第13留の言葉は、現在の政治的状況からは互いに対立するウクライナとロシアの家族によって書かれた。両方の家族は、死と破壊の痛みについて述べている。戦いによって、人生がどのように意味を失い、憎しみが絶望と沈黙に道を譲るように見えるかーそして、二つの家族が、共に、イエスの死を印す第13留へ十字架を運ぶ。
彼らは祈る。「私たちは朝起きて少しの間、幸せを感じますが、その後、突然、これらすべてに自分自身を満たすのがどれほど難しいかを考えます。主よ、どこにおられますか? 死と分裂の沈黙の中で私たちに話しかけてください。私たちが平和を築く者に、兄弟姉妹になること、そして爆弾が破壊したものを立て直すことを、私たちに教えてください」
*戦争避難民は陽の光を求めている
第15留は、戦争のために故郷を追われた避難民の家族からの言葉だ。
自宅では、家族は大切な存在だった。だが、今は、単なる”番号””分類”だ。カトリック教徒であることさえも、避難民であることの次に置かれる。そして、子供たちが、爆弾、血、迫害を見ることのない人生の機会をえるように、毎日のように、親たちが命を落としている。
「私たちが諦めないなら、それは、墓の入り口をふさいでいる大きな石が、いつか転がされることを、知っているからです」。
・「時代遅れの国粋主義的関心に閉じこもる権力者がもたらす戦争の闇。だが平和の夢を消してはならない」教皇、マルタの各界代表に
(2022.4.2 バチカン放送)
マルタ訪問中の教皇フランシスコは2日、首都バレッタの大統領官邸でヴェッラ大統領、アベラ首相と会談後、同国の各界代表と会見された。
教皇は、各界代表への挨拶の中で、マルタが「地中海の中心」と定義されるのは、「その位置だけでなく、この地で交差してきた歴史や文化が作り出す活気と文化によるもの」とされたうえで、マルタの社会や政治を特徴づけてきた「様々な世界からの風(影響)」を、古地図に描かれる羅針図(コンパスローズ)をイメージしながら語られた。
そして、「北から吹く風、それは欧州から来るものです」として、特に、平和を守ることにおいて「一致した大きな家族の家としての欧州連合の存在」を示され、「この地は、正義や社会平等の価値、環境保護を推進する最前線にあります」。
さらに、「この北の風は、時に西方の風と共に吹く。そこからは自由と民主主義の大きな価値を得る一方で、進歩への熱望によって、『自らのルーツを切り離す危険』に注意しなくてはなりません」とされ、「健全な発展のためには、記憶を守り、世代間の調和を醸し、画一化やイデオロギー的植民地主義に飲み込まれないように努め、すべての人の尊厳と命を尊重する必要があります」と説かれた。
次に南方に目を向けた教皇は、「希望を求めて欧州にやって来る多くの兄弟姉妹の存在」に言及され、「福音の精神の下にこれらの人々を受け入れるマルタ政府と国民」に感謝を表されるとともに、「地中海が再び、『連帯の舞台』となるために、欧州の共同責任を必要としています。地中海を『文明の墓場』にしてはなりません」と訴えられた。
そして、ロシアの軍事侵略で危機に陥っているウクライナに思いをはせ、戦火を逃れ、国際社会に助けを求めているウクライナの人々を温かく受け入れるようアピール。さらに、「陽がのぼる東からは、暗い戦争の風が吹いて来ている。他国を侵略、残酷な市街戦を展開し、核兵器の使用をほのめかして威嚇するようなことは、遠い過去のこと、と私たちは考えていました。戦争の冷たい風は、ただ死と破壊と憎しみをもたらすだけ」と強調。
「時代遅れの国粋主義的な関心に閉じこもった権力者が紛争を起こす中で、普通の人々は未来を築く必要を感じています」とされ、「今、戦争の闇が人類の上に降りて来ています。そうした中にあっても、平和の夢を消してはなりません」と呼びかけられた。
また、レバノン、シリア、イエメンなど、様々な問題や暴力に引き裂かれた中東の国々にも思いをはせた教皇は、「マルタの共存と調和の力を、これらの国々も必要としています。マルタが神の助けの下に、地中海の心臓として、希望と、命へのいたわり、他者の受け入れ、平和への熱望を、鼓動として響かせていただきたい」と願われた。
(編集「カトリック・あい」)
・「『ウクライナの首都訪問』は机上にある」教皇、マルタへの機上で同行記者団に

(編集「カトリック・あい」)
・「互いを受け入れることは、永遠の挑戦」教皇、マルタ・ゴゾ島のタ・ピヌ巡礼聖堂で祈り
(2022.4.2 バチカン放送)
教皇フランシスコがマルタ訪問初日の2日午後、ゴゾ島の巡礼地、タ・ピヌを訪問され、祈りの集いを持たれた。
およそ3千人の信者たちに迎えられてタ・ピヌの聖堂に到着された教皇は、聖堂内の礼拝堂に掲げられた聖母画に金の薔薇を捧げられ、信者たちと共に、聖母が願ったように「アヴェ・マリア」の祈りを3回唱えられた。
次いで、教皇は聖堂前の広場での集いで、マルタの信者の代表者たちが語る信仰の体験に耳を傾けられ、説教で、「イエスの十字架上の受難の時、それは終わりではなく、新しい命の始まりをしるすものでした」とされ、「十字架上で私たちに両腕を開き、ご自身の死を通して、私たちを永遠の命の喜びへと導く、キリストの慈しみの愛を観想するように」と促された。
そして、タ・ピヌのかつての小さな教会が、今や多くの巡礼者が訪れるマルタ共和国の国立巡礼聖堂となった歴史を思い起こされ、「ここでは人々は聖母に悲しみや喜びを託し、皆が受け入れてもらうことの喜びを感じることができます」と話された。そして、「失われたかのように思われたが、今、信仰と希望の再生の地となったこの場所で、私たちもイエスの時、救いの時への招きを受け入れ、信仰と教会の宣教を新たにしましょう」と呼びかけられた。
さらに、霊的・司牧的豊かさに恵まれたマルタの教会の貴重な歴史に触れる一方で、「教会生活を”単なる過去の遺産”として生きるのではなく、”大きな未来の構築”に向かうものとするように」と願われた。
また教皇は、十字架の下でイエスが、弟子ヨハネを御母に、御母をヨハネに託されたことに注目され、「教会の皆が唯一の家族として、互いに受け入れ合い、愛し合うことの大切さ」を指摘され、「互いを受け入れることは、キリストの名において、永遠の挑戦です」とされたうえで、「地中海の十字路に位置し、使徒言行録に記された素晴らしい人間性を持つマルタの人々が、これからも貧しさや暴力に苦しむ人々、困難にある人々を受け入れ続けることができるように」と祈られた。
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タ・ピヌ巡礼聖堂の起源は少なくとも16世紀にさかのぼる。この時代、すでに聖母に捧げた小さな礼拝堂が建っていたが、完全に荒廃していたために、1575年、マルタを視察に訪れた教皇特使に取り壊しを命じられた。しかし、その作業が始まったとたんに作業員が腕を負傷した。これにしるしを見た人々は取り壊しを中止。後に、礼拝堂は小さな教会として修復・再建された。1883年に一人の農婦が「アヴェ・マリアを3回唱えてください」との聖母の声を聞いて以来、病者の快癒など特別な出来事が続き、さらに、1887年、ゴゾ島は奇跡的にコレラ感染を逃れたことから、タ・ピヌには次第にマルタ全土から信者が訪れるようになった。1931年、同地に新しい巡礼聖堂が献堂された。
1990年、教皇聖ヨハネ・パウロ2世はタ・ピヌの巡礼聖堂を訪問している。教皇フランシスコが訪問したこの日、4月2日は、聖ヨハネ・パウロ2世の命日でもある。
(編集「カトリック・あい」)
・教皇フランシスコ、2日間のマルタ訪問開始ー大統領。首相と会見
(2022.4.2 バチカン放送)
教皇フランシスコが2日、マルタ共和国への訪問を二日間の日程で開始された。
同日午前8時半過ぎ、ローマのフィウミチーノ空港から特別機で出発された教皇は、約1時間半の飛行の後、午前10時前にマルタ国際空港に到着された。
出発前のローマは悪天候だったが、到着したマルタでは晴れ間も見られ、空港で、教皇は、ヴェッラ大統領や現地の司教たちの出迎えを受け、子どもたちから花束を受け取られた。空港での歓迎式の後、教皇は首都バレッタの大統領官邸に向かわれた。
官邸では、ヴェッラ大統領、アベラ首相とそれぞれ会談を持たれ、官邸の芳名帳に、「地中海の中心で『まれなる人間性の脈打つ』マルタに巡礼者として迎えられました。国を治める人々に賢明といつくしみを、国民そして世界に一致と平和を神に祈ります」と記帳。この後、官邸の広間で、マルタの各界代表、および同国駐在外交団に挨拶をおくられた。
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今回の訪問は、マルタ政府と同国の司教団の招きに応えるもの。教皇フランシスコにとって、36回目の海外司牧訪問で、マルタ共和国を訪問する3人目の教皇となる。マルタ側にとって、教皇を迎えるのは今回が4度目。これまで、聖ヨハネ・パウロ2世は1990年と2001年の2回、ベネディクト16世は2010年にマルタを訪れている。
教皇のマルタ訪問は、4月2日、3日の2日間で、旅程は以下のとおり。
4月2日(土)=午前、特別機でマルタへ出発。マルタ国際空港到着後、空港で歓迎式。⇒首都バレッタの官邸に大統領を表敬訪問。同官邸内で首相、および各界要人と会見⇒午後、ゴゾ島へ。タ・ピヌ巡礼聖堂で祈りの集い⇒夜、ラバトのバチカン大使館へ。
4月3日(日)=午前、ラバトの大使館で、イエズス会会員らと私的な集い⇒ラバトの聖パウロ教会・「聖パウロの洞窟」訪問⇒フロリアーナの広場でミサ⇒午後、ハル・ファの移民センターで移民たちとの出会い⇒マルタ国際空港での送別式を経て、ローマへ。
・「搾取や尊厳の欠如で皆さんを傷つけた教会関係者の行為を恥に思う」カナダ先住民の代表団に

教皇フランシスコが1日、バチカンを訪問中のカナダ先住民の代表団との出会いで、先住民たちを傷つけたカトリック関係者に代わって悲しみと恥の念を表された。
カナダでは、以前の政府による「先住民同化政策」の下で、カトリック教会が運営する寄宿学校で多くの子供たちが亡くなり、無名のまま密かに埋葬され、最近になって大量の遺体が発見され、教会に対して真相を明らかにし、謝罪するよう求める運動が高まっている。
代表団は教皇を始めとするバチカンの関係の高位聖職者に対して、真相究明や適切な対応を求めるために、バチカンを訪れているもので、イヌイット、メティス、ファーストネーションの3つのグループで構成され、ここ数日、バチカンに滞在、バチカン側と会合を重ねてきた。
教皇はこの間、それぞれのグループと会見し、人々の苦しみの体験に耳を傾けてこられたが、1日は、教皇は代表団の全員と会見、”植民地主義的イデオロギー”によって、「カナダの先住民の多くの人が、独自の文化や伝統、土地や環境との結びつきを断たれ、家族と引き離されるという悲劇を体験させられたこと」に、ご自身の深い悲しみと恥の念を表明、「カナダの司教たちと謝罪のうちに一致したい」と話された。
そして、「今回、皆さんの声を通し、先住民が受けた苦しみ、差別、搾取に、大きな悲しみをもって触れることができました」と述べ、特に「劣等感を植え付け、文化的アイデンティティーや伝統を根絶しようとする考え方」があったことを知ってショックを受けた、と語られ、「こうした体験が先住民の方々に与えた世代にわたるトラウマ」に強い痛みを覚えられた。
さらに、「搾取や尊厳の欠如によって先住民たちを傷つけたカトリック関係者、特に教育責任者たちのために、悲しみと恥を感じます」とされ、「これらの行為のすべてはイエスの福音に反するもの」と強調された。
最後に、教皇は、今回の代表団との出会いが、共に進むべきさらなる道を開くことを願いつつ、「兄弟愛の精神のもと透明性ある真相追求と癒しと和解の推進に取り組む」ように、司教はじめカトリック関係者に求められるとともに、「カナダの先住民の土地を訪れ、直接、寄り添いを伝えることができれることを願っています」と、カナダ訪問への意志を示された。
(編集「カトリック・あい」)
・教皇フランシスコ主宰の聖週間の日程発表
(2022.3.31 カトリック・あい)
バチカン広報は31日、今年の聖週間の教皇フランシスコが主宰される司式の日程を発表した。
それによると、10日の「受難の主日・枝の主日」は、午前9時15分(日本時間午後4時15分)に祭儀に教皇と共に参加するローマ在住の総主教、枢機卿、大司教、司教が聖ペトロ大聖堂のサン・セバスチャン礼拝堂に集合、午前10時(同午後4時)から聖ペトロ広場で教皇がオリーブの枝を祝別、枝の行列のあと、聖体の儀式を主宰される。
14日の聖木曜日は午前9時半(同午後4時15分)から、聖ペトロ大聖堂で、教皇が、ローマ在住の総主教、枢機卿、大司教、司教、修道会の代表らと共に、ミサを奉げる。
15日の聖金曜日「主の受難」は午後5時(同16日午前零時)から、聖ペトロ大聖堂で、教皇主宰の御言葉の祭儀、聖十字架の崇敬、聖体拝領が行われる。さらに午後9時15分(同午前4時15分)から、ローマ市内のコロッセオで教皇が十字架の道行きを主導され、説教、信徒の祝福をなさる。
16日から17日にかけての「主の復活」は、16日午後7時半(日本時間17日午前2時半)から聖ペトロ大聖堂で、教皇の聖火の祝福に始まり、過ぎ越しのロウソク行列、主の復活を祝うミサが捧げられる。
・ロシアのカトリック教会は「ロシアとウクライナの奉献」に強い希望を表明(VN)
(2022.3.25 Vatican News staff reporter)
Pope Francis will pray the Act of Consecration of Russia and Ukraine to the Immaculate Heart of Mary on Friday evening at 5 PM Rome time.
The Act will come near the end of the “24 Hours for the Lord” Lenten penitential service in St. Peter’s Basilica, and will be recited by Bishops across the globe in communion with the Pope.
Fr. Kirill Gorbunov, Vicar General of the Archdiocese of the Mother of God of Moscow, spoke to Vatican News’ Giancarlo La Vella ahead of the Consecration.
He said the Act of Consecration is an expression of deepest trust in, and devotion to, the Blessed Virgin Mary, adding that it is not a magic trick which will end all wars.
Here below is the full transcript of the interview:
Q: Fr. Kirill, what is the importance of the Pope’s act of consecration to Mary?
Already before the Holy Father announced that he would dedicate or consecrate Russia and Ukraine to the Immaculate Heart, a number of our believers had already asked the Bishops to do this Act of Consecration, because this is an act of deepest trust and devotion of the people to Mary as their mother in faith, the Mother of the Church.
And so, I believe that this Act shows the deepest hope that people have. It is not a magic act that will by some miracle transform the situation, but we believe that it can change people’s hearts to seek a peaceful solution for this tragedy.
Q: How are Russian Catholics living this moment?
We, like all people in Russia, are deeply unsettled and shocked by what is going on, because literally no one suspected that something like this would happen.
But, as Catholics, of course, we believe that there is God’s will about what is going on, and there is a revelation of what is right and what is wrong.
And we feel deepest trust the Lord—through this sacrifice which is unfortunately going on—that He will lead us to understand the necessity of peace and dialogue, and the necessity to understand, as the Holy Father says, that we live in one, single, small world, and we cannot divide it into different parts and be against one another.
Q: Is it an Act that concerns only Catholics, or also other people?
Or course, this Act of Consecration is very closely tied with the Fatima private revelation of Our Lady, and the Russian Orthodox Church is officially quite suspicious toward this Fatima revelation, especially about the conversion of Russia.
But we believe many believers will understand that this Act on the part of the Catholic Church is not to say that we doubt the authenticity of faith of other Christians and other believers in our homeland. Rather, we actually invite other people to be with us in this moment. And I hope that they will understand.
☩「前世紀の世界大戦の悲劇を忘れた私たちをお赦しください。戦争から私たちを解放してください」教皇、聖母へ奉献の祈り

教皇フランシスコは25日夕(日本時間26日未明)、バチカンで共同回心式を行われ、式の終わりに、ロシアとウクライナをマリアの汚れなき御心に奉献された。
「神のお告げの祭日」、聖ペトロ大聖堂では、復活祭をより良く迎えるためのゆるしの秘跡が、多くの聖職者、修道者、信徒ら参加のもと、共同回心式の形で行われた。
教皇はこの説教で、「赦しの秘跡にあずかることは、私たちから神への歩みよりではなく、私たちを包み、驚きをもたらし、感動させる、神から私たちに対する抱擁です」と強調。「すべての内的な再生、霊的な転換はいつでも、神の赦しから始まるのです」と話された。
神は私たちの弱さを知っておられ、私たちの過ちよりもずっと偉大な方、と教皇は述べ、「自分の弱さやみじめさを恐れることなく神の御前に置くことで、苦悩は復活の機会となるでしょう」と語られた。
天使がおとめマリアに、マリアが聖霊によって神の子を宿したことを告げた時、そこには多くの恐れるべき理由があったにもかかわらず、マリアは「はい」と答えた。マリアには「恐れることはない」(ルカ福音書1章30節)というお告げの天使の言葉、神が与える安心だけで十分だったからである。
「私たちは自分たちの確かさから出発し、その確かさを失った時にだけ神に向かう。しかし、これに対し聖母は、神から出発し、その信頼において、残りのすべては与えられることを教えてくれます」と教皇は説かれた。
ロシアの残虐非道なウクライナ攻撃が今も続けられていることについて言及された教皇は、「ウクライナの多くの無防備な兄弟姉妹たちの家々が爆撃される中、死のニュースや映像が次々届いています」とされ、「残忍な戦争は多くの人を殺し、苦しめ、一人ひとりに大きな恐怖や無力感を引き起こす中で、私たちは『恐れることはない』という言葉を聞きたいと感じています」と話された。
そして「世界を変えたいなら、まず私たち自身の心を変えなくてはなりません」と説かれ、「神はマリアと共に救いと平和の新しい歴史を始め、マリアの御心の扉をたたくことで歴史を変えられました。神の赦しを新たにした今日、私たちも、マリアの御心の扉をたたき、世界の司教と信者らと一致し、私たちが体験していることのすべてを、マリアの汚れなき御心に厳かに差し出しましょう。聖母において教会の奉献を新たにし、全人類、特にウクライナの人々とロシアの人々をその御心に奉献しましょう」と呼びかけられた。
神のお告げを受けたマリアの口から出た美しい言葉、「お言葉どおり、この身に成りますように」(ルカ福音書1章38節)は、「受け身の承諾でも、あきらめの言葉でもありません。それは神の平和のご計画への最も密接な参加を表すものでした」とされた教皇は、「私たちも、神のこの平和の計画に参与する者となるために、自らをマリアに奉献しましょう」と世界の全ての教会、信徒に促された。
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共同回心式の終了後、教皇は、聖母像の前で、ロシアとウクライナをマリアの汚れなき御心に奉献する祈りを唱えられた。
教皇はこの中で、「私たちは平和の道を見失いました。私たちは前世紀の悲劇の教訓を、(二度にわたる)世界大戦の無数の死者たちの犠牲を忘れました。国々の共同体としての義務を尊重せず、人々の平和への夢と、若者たちの希望を裏切りました」と述べ、「人類の強欲とエゴイズム、神に対する無視、欺瞞に満ちた生き方、自分たち以外のすべてに対する無関心」に、神の赦しを懇願された。
そして、「人間の罪のみじめさ、悪と戦争の不条理の中」で、聖母の救いと、慰め、助けを求めつつ、「戦争の嵐の中で私たちを遭難させないでください」、「憎しみを消し、復讐をなだめ、赦しを教えてください」、「戦争から私たちを解放し、核兵器の脅威から世界を守ってください」と願い、人類の兄弟愛と世界平和を祈った。
教皇は、マリアの汚れなき御心に、全人類を、特にロシアとウクライナを託して奉献し、「戦争を止め、世界に平和を整えてください」「あなたに全人類の未来と、人々の必要と願い、世界の苦悩と希望を奉献いたします」と厳かな祈りを捧げられた。
(編集「カトリック・あい」)
・「ウクライナ国民の苦難を終わらせるために仲介を」ゼレンスキー大統領、教皇と再び電話会談

教皇フランシスコが22日、ウクライナのゼレンスキー大統領と、2月26日に続く、2度目の電話会談を行った。
ゼレンスキー大統領は、この日、イタリア議会でビデオ中継を通し行った演説で、教皇と電話会談をしたことを明らかにし、「教皇は非常に重要なことを語られました。私は、彼に、ウクライナの人々が必死の抵抗を続けていることについて、『ウクライナ国民は悪を目にした時、軍隊となりました』とせつめいしました」と述べた。
大統領は、22日午前のツィートでも、「私は教皇と話し、ウクライナの人々が置かれている困難な人道状況と、救援を受けるための回廊がロシア軍によって妨げられていることを伝えました。人々の苦しみを終わらせるために、教皇庁が仲介の役割を果たしてくれるならばありがたい、と訴えるとともに、教皇が平和とウクライナのための祈ってくださっていることに感謝を申し上げました」としている。
(編集「かとりっく・あい」)
・25日午後5時(日本時間26日午前1時)からの「ロシアとウクライナの聖母への奉献に参加を」ー教皇が全世界の司教に呼びかけ

(2022.3.18 バチカン放送)
教皇フランシスコは25日に「ロシアとウクライナのマリアの穢れなき御心への奉献」を予定されているが、改めて、全世界の司教たちに参加を呼びかけておられる。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長が18日、声明の形で報じた。
既報のように、教皇は、イタリア時間25日午後5時(日本時間26日午前1時)から、バチカンの聖ペトロ大聖堂で予定される共同回心式の中で、ロシアとウクライナをマリアの穢れなき御心に奉献される。
また25日には、教皇のバチカンでの儀式に合わせ、ポルトガルの聖母巡礼地ファティマでも、教皇特使、コンラート・クライェフスキ枢機卿の司式で「聖母の穢れなき御心への奉献」が行われる予定だ。
カトリック教会では、教皇たちがこれまでも、様々な機会に、様々な形で、「マリアの穢れなき御心への奉献」を表している。
(編集「カトリック・あい」)
・教皇、ショルツ独首相と電話会談、「戦闘の即時中止、平和的解決」で一致

(2022.3.17 バチカン放送)
教皇フランシスコが16日、ドイツのショルツ首相と電話会談を行われた。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長が発表した声明によると、会談では、ウクライナにおけるロシアの軍事侵攻を中心に意見が交わされ、ロシアが直ちに戦闘行為を中止し、関係国が平和的解決に全力を挙げることが緊急かつ最大の課題、との認識で一致した。
(編集「カトリック・あい」)
・教皇、スロバキア首相とロシアのウクライナ侵略について意見を交換
