(2021.7.10 Vatican News)
4日に手術を受けられた教皇フランシスコは順調に回復を続け、徐々に公務を再開されておられる。
バチカンのマッテオ・ブルーニ局長は10日正午に発表した声明で、「教皇の9日の血液検査は満足のいくものであり、治療を継続されている。公務も徐々に再開され、院内の廊下を散歩も続けられている。9日午後には、院内の小聖堂でミサを捧げられ、夕食は、お世話をしている人たちとお取りになった」と述べた。
また、「聖父は、ご自分を助けてくれている医師、看護師たちの献身的な働きを身をもって体験され、注意深さと思いやりをもって苦難に直面することを選択した人たち、病気の人、特に最も弱々しく、傷つきやすい人たちと関わる人たちすべてに、特別の思いを示された」と説明した。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)
(2021.7. 5 La Croix Élise Descamps | Vatican City)
バチカンの高位聖職者が絡んだロンドンを舞台とした巨額不動産不正取引事件は、バチカン検察当局が前列聖省長官のアンジェロ・ベッキウ枢機卿を含む10人と3つの法人を複数の罪で起訴するという事態に発展し、バチカン裁判所での審理が27日から始まる。
ベッキウ枢機卿の”犯行”当時の上司だったピエトロ・パロリン国務長官・枢機卿が4日、訪問先のフランス・アルザスでLaCroixとの会見に応じ、「バチカン裁判所から出廷要請があれば、応じる用意がある」と語った。
長官は「彼ら(検察当局)が『起きたこと(起訴対象となっている事柄)すべてについて(私に)責任がある』と言うのであれば、私には間違いなく、それに答えることがある」とし、「彼らが私に責任が無いと考えるのなら、法廷で証言することは求めないだろう」と述べた。
パロリン長官は3日に起訴された10人の中には入っていないが、起訴対象となっているロンドンの不動産不正購入のためのバチカン銀行(正式名称「宗教事業協会=IOR])による融資に影響力を持つ国務省の最高責任者だ。問題は、ベッキウ枢機卿が関わる不正取引と不正なバチカン資金の流用について、長官が知っていたのか、それとも、まったく知らされていなかったのか、だ。
また、長官はLaCroixに対し、起訴と裁判の開始について「司法当局がこの決定に達するまでに1年半以上かかった。今回の決定は私にとって極めて悲しいことであるとしても、捜査の結論で出たことはよいことだ」とも述べた。
パロリン枢機卿は、バチカンで最も経験を積んだ外交官の一人とされ、将来の教皇候補の可能性も取りざたされている。、今回の事件の起訴内容については「まだ公式文書を読んでない」として、言及を避ける一方、 「私は人を裁くことをしない。おそらく、誰かが悪い振る舞いをしたのだろう。裁判所の判断はすべての要素がテーブルに置かれた段階でなされるだろうし、真実に到達することができるように願っている」と語り、「裁判が短期間で済むことを希望している。なぜなら、この事件が多くの人々を苦しめ、多くの人々が苦しみ続けているからだ」とも述べた。
また、国務省が民事訴訟を起こしたことについては、「それは教皇フランシスコのご判断の結果だ」とし、「我々はすべての捜査について直接知らされなかった。我々は犠牲者、と考えている。我々は、聖座の名誉を守らねばならない。そしてまた、失われた資金のいくらかを取り戻す力を持つ必要がある」と説明した。
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(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)
(注:L A C ROIX internationalは、1883年に創刊された世界的に権威のある独立系のカトリック日刊紙LA CROIXのオンライン版。急激に変化する世界と教会の動きを適切な報道と解説で追い続けていることに定評があります。「カトリック・あい」は翻訳・転載の許可を得て、逐次、掲載していきます。原文はhttps://international.la-croix.comでご覧になれます。
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(2021.7.8 バチカン放送)
教皇フランシスコは術後4日目の8日も落ち着いた一日を過ごされている。7日夜に一時、発熱があったが、8日朝の検査では陰性が確認された。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長の8日正午の発表は以下の通り。
「教皇は、ご自分で食事し、動かれながら、落ち着いた一日を過ごされている。7日午後、近くの小児腫瘍科と小児神経外科の小さな入院患者たちに、ご自身の寄り添いを示すことを願われ、子どもたちに愛情を込めた挨拶を届けられた。7日夜、教皇に一時、発熱が見られた。8日朝、定例の検査、細菌検査のほか、胸部・腹部CT検査を受けられたが、その結果は陰性であった。
教皇は、今後も計画された治療と、口からの食事の摂取を続けられる。この特別な時にあって、教皇は苦しむ人々に眼差しを向けられ、治療を必要とする人はもとよりすべての病者に、寄り添いの気持ちを表明されている」
(編集「カトリック・あい」)
(2021.7.7 Vatican News)
教皇フランシスコは、4日夜に3時間にわたる結腸憩室の手術を受けられた後、経過は順調で、これまでに多くの人々から寄せられた祈りと励ましのメッセージに、感謝と祈りを捧げられている、という。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長が7日午後発表した声明によると、教皇は着実に回復を続けられており、定期的に食事をされ、点滴は必要なくなっている、という。切除した部位の組織検査の最終結果によれば、憩室硬化症の兆候をともなう重大な狭窄が確認された。今回の手術でこの部分が切除されている。
同日午後、教皇は、手術・入院後最初のメッセージをTwitter(@PONTIFEX)で送られ、この中でも、同様の感謝の意を示された→https://www.vatican.va/content/vatican/en.htmlでご覧になれます。
(翻訳・編集「カトリック・あい」)
(2021.7.6 バチカン放送)
教皇フランシスコは、4日夜の3時間にわたる結腸の手術から3日目の6日、朝食をとり、歩かれるなど、順調な回復をされている。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長の発表によれば、ローマ市内のサクロ・クオーレ・カトリック大学付属のアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院に入院中の教皇は5日夜をゆっくりお休みになったあと、6日朝には、朝食をとられ、何紙かの新聞に目を通された後、ベッドを離れ、少しお歩きになった。
担当の医師団の所見によれば、教皇の術後経過は順調で、検査の結果も良好という。
(編集「カトリック・あい」)
(2021.7.4 バチカン放送)
教皇フランシスコは4日午後、予定されていた結腸の手術のために、ローマの病院に入られた。同日正午、バチカンでお告げの祈りを聖ペトロ広場に集った信者と共に行われた教皇は、午後、お住いのサンタ・マルタ館から、ローマ市内のアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院へ赴かれた。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長によれば、教皇の手術は前もって予定されていたもので、狭窄を伴う結腸の憩室症のためという。手術は、セルジョ・アルフィエーリ教授が担当した。
(2021.7.5 バチカン放送)
教皇の結腸の手術は、イタリア時間4日(日本時間5日未明)、無事終了した。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長の発表によれば、教皇は、同日午後、アゴスティーノ・ジェメッリ総合病院で、S状結腸の憩室による狭窄のために予定されていた手術を受けられた。手術は、結腸左半切除術を3時間かけて行われ、教皇は全身麻酔による手術に良好に反応した。
手術は、セルジョ・アルフィエーリ教授の担当のもと、ルイジ・ソフォ教授、アントニオ・トルトレッリ医師、ロベルタ・メンギ医師のサポートで行われ、麻酔は、マッシモ・アントネッリ教授、リリアーナ・ソラッツィ教授、ロベルト・デ・チッコ医師、マウリツィオ・ソアーヴェ医師が担当。他に2名の教授が立ち会った。
(2021.7.5 バチカン放送)
教皇は、手術から一夜明け、現在良好な状態にある。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長の5日正午の発表によれば、前日にローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院で結腸の手術を受けた教皇は、全体的に良好な状態にあり、目覚め、自発呼吸をされている。
合併症がない限り、およそ7日間の入院を予定しているという。
(2021.6.29 Vatican News Robin Gomes)
聖ペトロ・聖パウロの祝日の29日、教皇フランシスコは、アジア地域で4名の司教を新任された。国別内訳は、インドが二人、フィリピンとカザフスタンが各一人。首都大司教区であるにもかかわらず補佐司教が3年以上にわたって空席になっているほか、仙台教区、大分教区の各司教も空席のままの状態が続いている日本については今回も任命が見送られた。空席だった駐日バチカン大使が任命されて3か月余りが経過するなかで、一刻も早く対応が求められる。
今回司教に新任されたのは、インドがティルチラパリ教区のサバリムス・アロキアラジ神父(66)とポート・ブレア教区のビスマサム・セルバラジ神父(55)、フィリピンがマレイバレイ教区のノエル・P・ぺドレゴサ神父(58)、カザフスタンがカラガンダ教区のエフゲニー・ジンコフスキー神父(45)。
(編集「カトリック・あい」 )
The Council of Cardinals meeting in 2019. (© Vatican Media)
(2021.6.25 Vatican News)
教皇の諮問機関である枢機卿顧問会議が25日、教皇フランシスコの参加のもとに、オンライン方式で開かれ、10月から始まる”シノドスの旅”や教皇庁の財務監督、新型コロナ感染問題など、教皇庁と普遍教会に関係するいくつかの問題について協議した。
バチカン報道局によると、この会議には、ホンジュラスのオスカル・ロドリゲス・マラディアガ、ドイツのラインハルト・マルクス、米国のショーン・パトリック・オマリー、インドのオズワルド・グラシアス、コンゴ民主共和国のフリドリン・アンボンゴ・ベスングの5人の枢機卿が参加した。バチカン国務長官のピエトロ・パロリン枢機卿は、以前から決まっていた別の予定のため欠席した。
また、協議については、教皇フランシスコによる挨拶の後、枢機卿たちは、それぞれが代表する地域における新型コロナウイルスの感染状況などについて報告。関連して、グラシアス枢機卿は、ミャンマーの困難な状況に対して教皇が深く思いを寄せ、現地の教会との連帯を強調されたことに謝意を表明した。
続いて、”シノドスの旅”や教皇庁の財務監督、新型コロナ感染問題など、教皇庁と普遍教会に関係するいくつかの問題について協議が行われ、教皇は、「世界の教区、各国レベルで始められつつある”シノドスの旅”の重要性」を強調したうえで、ここ数週間でバチカンのシノドス事務局が着手した幅広い取り組みにどのようにして反映していくべきかについて、説明があった。
教皇フランシスコは、「教区および全国レベルで進行中の教会会議プロセスの重要性、およびそれらがここ数週間で司教会議の事務局によって開始されたより広範な運動にどのように反映されなければならないかを繰り返した」。
次回の会議は9月に開かれる予定だ。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)