・教皇、インドネシアの大司教、司教を新任-アジアで司教任命続く

A cross. (2021.7.4  カトリック・あい)

   バチカン広報局が3日発表したところによると、教皇フランシスコは同日、アジア地区から新たにインドネシアの大司教、司教それぞれ1名を任命された。

 この日、イタリア2名、チャドとメキシコ各1名の司教とともに任命されたのは、インドネシアの2名ーパレンバン大司教にヨハネス・ハルン・ユオノ司教(57)、バダン司教にビツス・ルビアント・ソリチン師(52)。

 ユオノ司教のパレンバン大司教昇格は、同教区長のアロイシウス・スダノ大司教が75歳の役職定年に伴い教皇に提出していた辞表が受理されたことに伴うものだ。

 アジアの新司教としては、6月29日に、インド2名、フィリピンとカザフスタンが各1名が選任されていた。今回の2名の新任はそれに続くもの。日本では、首都大司教区である東京が3年以上にわたって補佐司教が空席、仙台教区、大分教区の各司教も空席のままの状態が続いている。また、長崎の高見大司教は今年3月に役職定年を迎えており、交代時期に入っている。

 司教人事に大きな提供力を持つのは各国に駐在するバチカン大使だが、日本の場合、前任者の急逝で空席となっていたが、3月にレオ・ボッカルディ大司教が後任大使に任命されており、以来3か月余りたって、対応も整いつつあるはずであり、同大使とバチカン側の一刻も早い対応が求められる。

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2021年7月4日