・教皇、着実に回復、日曜正午の祈りは病院から予定(9日)

(2021.7.9 Vatican News staff reporter)

   ローマのジェメリ病院で結腸憩室狭窄を除去する「左半結腸切除術」を受けられ、療養中の教皇フランシスコは、その後も順調に回復を続けられ、8日からは徐々に公務を再開、治療や看護に携わっている人々とミサを捧げられた。11日の正午の祈りは病院から予定されている。

 バチカンのマッテオ・ブルーニ―局長は9日正午に発表した声明で「教皇は8日、静かな一日を過ごされ、規則正しく食事をされ、予定通りの治療を受けられた」と述べた。

 また、記者団の質問に答えて、「教皇は病室を出て廊下を歩かれ、文書類に目を通すなど公務を再開された。また、8日午後には院内の専用スペースにある小聖堂で、教皇の手術やその後の治療、看護などにあたっているすべての人たちと共にミサを捧げられた」と語り、7日の夜に一時発熱があり、若干心配された件では、「すぐに平熱に戻り、再度の発熱はみられていない」と説明した。

 さらに、年間第15主日に当たる11日の正午の祈りも中断されず、病院の10階からされる予定であり、 「聖父は、毎日受け取っている愛と親しみにあふれた多くの方々からのメッセージに感謝し、さらにご自分のために祈ってくださるように求めておられます」と語った。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2021年7月9日