・教皇、司教省の役員に初の女性3人を任命

A photo collage (from left) of Sr. Petrini, Sr. Reungoat, and Dr. ZervinoA photo collage (from left) of Sr. Petrini, Sr. Reungoat, and Dr. Zervino 
  バチカンの司教省の初の女性役員に任命された3人。左から、ペトリーニ、ランゴア、ゼルビーノの3氏。

(2022.7.13 Vatican News Deborah Castellano Lubov)

 教皇フランシスコは13日、バチカンの司教省の役員として、枢機卿、大司教と並んで、3名の女性を任命された。司教省は、全世界の司教となる人物を特定する重要な任務を負っており、その任務を担う役員に女性が選ばれるのは初めてだ。教皇が推進しておられる教会における女性の役割向上の一環だ。

 女性初の役員に任命されたのは、バチカン市国行政庁のシスター・ラファエラ・ペトリーニ次官(聖体のフランシスコ修道女会)、扶助者聖母会(F.M.A)の シスター・イボンヌ・ランゴア前総長、そして、世界カトリック女性団体連盟会長、マリア・リア・ゼルビーノ博士。 ゼルヴィーノ博士は、女性として初めての一般信徒の教皇庁の役員となる。

 司教省の他のメンバーとして、アンデルス・アルボレリウス枢機卿(スウェーデン・ストックホルム司教)、ホセ・アドビンクラ枢機卿(フィリピン・マニラ大司教)、ジョゼ・トレンティーノ・デ・メンドンサ枢機卿(バチカン図書館・総館長)、マリオ・グレック枢機卿(シノドス事務局・事務局長)の4名の枢機卿、また、アーサー・ロシュ大司教(典礼秘跡省長官)、兪興植=ユ・フンシク=大司教(聖職者省長官)、ジャン-マルク・アベリーヌ大司教(仏・マルセイユ大司教)、オスカル・カントーニ司教(伊・コモ司教)ら8月末の公開枢機卿会議で新たに枢機卿に叙任される大司教・司教4名、さらに3名の聖職者が任命された。

(編集「カトリック・あい」)

2022年7月14日

・「家庭の愛:召命と聖性への道」テーマに第10回世界家庭大会、26日まで

(2022.6.22-25 バチカン放送)

世界家庭大会初日:教皇参加の開会フェスティバル

 カトリック教会の「世界家庭大会」が22日に始まった。第10回目を迎える大会のテーマは「家庭の愛:召命と聖性への道」。新型コロナの世界的大感染で二年ぶりの開催となった今回は、バチカンおよびローマでのミサやイベントを中心に、中継を交えつつ、世界の教区のそれぞれの行事と並行して、26日まで行われる。

  主会場となるバチカンでは、初日のイタリア時間22日午後6時(日本時間23日午前1時)から、教皇フランシスコが出席され、パウロ6世ホールで開会フェスティバルが催された。23日から25日まで、連日バチカンおよびローマ市内で、ミサ・講演・パネルディスカッションが予定されている。

 ミサは、聖ペトロ大聖堂・司教座の祭壇で、イタリア時間23日午前8時半(日本時間同日午後3時半)から英語によるミサ、同24日午前8時半からイタリア語によるミサを予定。25日午後5時15分(日本時間26日午前0時15分)から、教皇フランシスコによるミサが聖ペトロ広場で捧げられ、日曜日の26日正午(日本時間26日午後7時)の教皇の「お告げの祈り」の集いをもって終了する。

 パウロ6世ホールで連日開かれる講演会は、「家庭教会と共働性」、「結婚当初の司牧」、「キリスト者の家庭のあり方と使命」などをテーマに、パネルディスカッションは、「夫婦たちと司祭、共に教会を築くために」、「デジタル時代のキリスト者」、「家庭の交わり、教会の交わりの形」などをテーマに、バチカンやローマの小教区を会場に行われる。

 「世界家庭大会」は、国連が1994年を「世界家族年」と定めたのを受けて、聖ヨハネ・パウロ2世が同年10月に最初の大会をローマで開いた。以来、3年毎に開かれ、家庭司牧を司牧者と信者が共に考える貴重な機会を提供してきた。

世界家庭大会2日目:「家族愛」テーマに、講演やパネル会議

「第10回世界家庭大会」パネル会議 2022年6月23日 バチカン・パウロ6世ホール「第10回世界家庭大会」パネル会議 2022年6月23日 バチカン・パウロ6世ホール 

 この朝、聖ペトロ大聖堂の司教座の祭壇でミサに与った家族たちは、パウロ6世ホールを会場とする講演会とパネル会議に出席した。25日まで続く一連の研究集会は、日毎に異なるメインテーマを冠している。23日は「家族愛」をメインテーマに、2つの講演、4つのパネル会議が行われた。

 午前と午後にそれぞれ行われた講演は、「家庭教会とシノダリティ」と「結婚初期の司牧」を主題にしたもの。一方、パネル討論では、午前に「夫婦たちと司祭、共に教会を築くために」、「若者と高齢者、共に未来の教会のために」、午後に「試練の中の家族愛」、「父親・母親に寄り添う」をテーマに、家族や司牧者が自らの体験を紹介しながら、家庭司牧をめぐる提案を行った。

 午前のパネル会議「夫婦たちと司祭、共に教会を築くために」では、ラトビア出身の夫婦と司祭が、既婚者の司牧の重要性に触れるとともに、「夫婦たちは司祭を手助けするだけでなく、自分たちの召命とカリスマにおいて、教会生活に実りをもたらす、真の主役となるべき」と呼びかけた。

 また、ローマ教区で家庭司牧に携わるイタリア人の夫婦は、「司祭たちと夫婦たちの間で完全な協力関係がある時、教会は新たにされ、その満ちあふれる息吹は教会全体に伝わっていく」、「家族たちは世の中に深く接しており、時に小教区の中に閉じ込められた司祭たちに新鮮な空気を与えることができる」と話した。

 23日のワークショップは、祈りの時間と共に一日を終えた。

世界家庭大会3日目:「召命」テーマに研究集会続く

「第10回世界家庭大会」パネル会議 2022年6月24日 バチカン・パウロ6世ホール「第10回世界家庭大会」パネル会議 2022年6月24日 バチカン・パウロ6世ホール 

 カトリック教会の「第10回世界家庭大会」は3日目を迎えた24日は、バチカンでは「召命」をメインテーマに研究集会が続けられた。

 この日もワークショップの一日は、聖ペトロ大聖堂でのミサから始まり、その後、パウロ6世ホールを会場に、午前は「キリスト者の家庭のアイデンティティーとミッション」、午後は「結婚のカテキズムを学ぶ人々」をタイトルに、2つの講演が行われた。

 さらに、同会場で、午前に「デジタル時代のキリスト者」、「社会の片隅での召命とミッション」、午後に「霊的指導者と育成者を育てる」をテーマにした、3つのパネル会議が催された。

 パネル会議「デジタル時代のキリスト者」では、ジャーナリストで、教皇庁立サンタ・クローチェ大学コミュニケーション学部で教鞭をとるラファエッレ・ブシェーミ氏が、家庭生活にも深く入り込んでいるインターネットについて「現実の世界に対して、インターネットという架空の世界があるわけではない、インターネットも生身の人間が関わる一つの現実と認識すべきだ」と指摘。

 また、「世の中には様々なメディアがあるが、それを使う人のアイデンティティーは一つだ」とし、「キリスト者として言動一致を生きるなら、オフラインでは良い人でも、オンラインでは別の態度をとる、というような”二重生活”があってはならない」と話した。

 夜からは、「家庭の交わり、教会の交わりの形」をテーマにした4つ目のパネル会議が、ローマ市内の小教区で開かれた。

 「第10回世界家庭大会」4日目、25日は、「聖性の道」をメインテーマに最後のワークショップが開かれる。そして、18時半(日本時間6月26日午前1時半)から、聖ペトロ広場で、教皇フランシスコによるミサがとり行われる。

世界家庭大会4日目:「聖性への道」めぐり講演と会議

 「世界家庭大会」の4日目の25日、バチカンで「聖性への道」をメインテーマに最終ワークショップが行われた。

 「聖性への道」をメインテーマに据えたこの最終ワークショップでは、「ベルトラメ・クアットロッキ:聖性への道としての家庭」をタイトルに講演が行われた。

 ここでは、2001年に夫婦共に列福されたルイジ・ベルトラメ・クアットロッキ(1880-1951)とマリア・コルシーニ(1884-1965)夫妻の信仰に基づいた家庭について、孫(次女エンリケッタの養子)フランチェスコ・ベルトラメ・クアットロッキ氏が証言した。

 同氏は、「福者クアットロッキ夫妻の家庭は、普通の人々によって築かれたごく普通の家庭でしたが、夫妻は毎日の言動一致と、模範、祈りを通して、子供たちに『喜びのうちに生き、考えること』を教え、『常に天の御父に愛されている』という自覚のもとに、自由な心をもって、あらゆる出来事・試練を超えて神を愛するように、子供たちを導きました」と語った。

 また、この日、「聖性への道」、「聖なる夫婦たちへの支援」について、2つのパネル会議が催された。

 そして、同日夕方、参加者らは、翌日の同大会閉会を前に聖ペトロ広場での記念ミサに参列した。

(編集「カトリック・あい」)

2022年6月23日

Intentional or not, Pope offers valuable conclave tip on abuse baggage1(Crux)

(2022.6.19 Crux Editor  John L. Allen Jr.)

ローマ–教皇フランシスコが8月27日に彼の最新の教会会議を上演し、カトリック教会の最も高級なクラブに20人の新しいメンバーを紹介する前でさえ、このイベントはなんとかニュースを生み出すことができました。

そこに、しかし、かつての枢機卿-そうしない人を指名します。先週の木曜日、ベルギーの司教会議は、80歳の元ゲント司教ルーカス・ヴァン・ルーイが、神祇官が彼の伝統的な日曜日に発表した枢機卿としての任命を拒否する許可を教皇フランシスコから取得したと発表しました

レジーナ・チェリは5月29日に演説します。撤回の理由は、聖職者虐待スキャンダルに関するヴァンルーイの記録が非難され、必然的に、彼を枢機卿にすることは、虐待の生存者に対して鈍感で攻撃的であると見なされるためです。

物語についてはいくつかの未回答の質問がありますが、最大のポイントはこれです:彼が意図したかどうかにかかわらず、教皇フランシスコは、その瞬間が来るかもしれないときはいつでも、思い出させることによって彼の後継者を選ぶ枢機卿に好意を示しました

彼らは、彼らが選んだ人は誰でも虐待スキャンダルに対してきれいな健康法案を持っていなければならない、さもないと次の教皇は決して衰えることのない雲の下で始まるだろうと彼らは言った。

ROME – Even before Pope Francis stages his latest consistory on Aug. 27, inducting 20 new members into the Catholic Church’s most exclusive club, the event has managed to make news – in this case, not so much for the new cardinals who’ll be there, but the one erstwhile cardinal-designate who won’t.

This past Thursday, the bishops’ conference of Belgium announced that the 80-year-old former Bishop of Ghent, Lucas Van Looy, had obtained permission from Pope Francis to refuse his appointment as a cardinal, which the pontiff had announced during his traditional Sunday Regina Caeli address on May 29.

The reason for the withdrawal is that Van Looy’s record on the clerical abuse scandals has come under fire, and, inevitably, making him a cardinal therefore would be seen as insensitive and offensive to abuse survivors.

There are a handful of unanswered questions about the story, but the biggest take-away is this: Whether he meant to or not, Pope Francis has done a favor to the cardinals who will elect his successor, whenever that moment may come, by reminding them that whoever they choose must have a clean bill of health vis-à-vis the abuse scandals, or the next papacy will begin under a cloud that may never abate.

 

 

Van Looy himself, we should be clear, was never a serious candidate for the top job. For one thing, he was among the “honorary” picks by Pope Francis, meaning a cardinal already over the age of 80 and thus ineligible to take part in the next conclave.

However, if even a relatively symbolic appointment can generate such a ferocious reaction, just think what the blowback would be if the honor were infinitely greater, i.e., the papacy itself.

To briefly recap the bill of indictment against Van Looy, who was appointed to Ghent in 2004 and resigned in 2019, he’s accused of several failures on abuse cases.

In 2007, Van Looy assigned another unnamed Belgian priest who’d been found guilty of sexually assaulting a minor in 1994 to a new parish. When the case was reported by local media in 2010 Van Looy defended the decision: “After much deliberation, we decided that we could give him another chance,” Van Looy said. “There were also no new allegations. He has made mistakes, but they are in the past.”

In 2010, testifying before a Belgian parliamentary committee on sexual abuse, Van Looy acknowledged that he had not reported six complaints against priests to civil authorities, saying their cases seemed “less pressing” because they had all retired. It’s not clear whether Van Looy forwarded those complaints to the Vatican’s Congregation for the Doctrine of the Faith, as he was obliged to do under the terms of a 2001 motu proprio from Pope John Paul II.

 

In 2013, Van Looy, who’s also a member of the Salesian religious order, was aware of a decision to allow another Belgian priest named Father Luk Delft to accept an appointment in the Central African Republic with the global Catholic charity Caritas, despite the fact that Delft had been convicted in Belgium the year before on two counts of child abuse and possessing child pornography. In the CAR, Delft was accused of two additional acts of abuse.

All this is on top of the fact that critics say Van Looy favored two controversial groups within the Belgian church, Het Werk (“The Work”) and Blauwe Zusters (“Blue Sisters”), both of which have been accused of abuses of conscience and authority.

Presumably, none of this was why Francis chose to bestow a red hat on Van Looy, who was tapped by the pope to a leadership role in Caritas in 2015 and was also named one of the pope’s personal delegates to a 2018 Synod of Bishops on Youth. Most likely, Francis wanted to offer a sort of “thank you” to Van Looy for those past services.

 

 

Still, the troubling part of the story is that everything noted above about Van Looy’s record on the abuse crisis was available to anyone with access to Google; indeed, the Delft story was given prominent coverage by CNN in 2019 under the headline, “The case of the predator priest.”

Van Looy is not the only cardinal-designate in this latest crop to have a debated past.

オスカル・カントーニ司教(イタリア・コモ教区、イタリア、71)

Bishop Oscar Cantoni of Como in northern Italy also has drawn criticism for his role in a pre-seminary sponsored by the Como diocese, previously located on Vatican grounds until it was moved by Pope Francis, in which abuse allegedly occurred. Cantoni was summoned to testify before a Vatican tribunal in February 2021 in the case, among other things about his role in ordaining one of the alleged (but eventually acquitted) abusers to the priesthood.

The court found that while there was clearly a sexualized atmosphere in the pre-seminary, it wasn’t proven the behavior at issue constituted abuse. For his part, Cantoni conceded that he had received negative reports about the future priest between 2006 and 2012, but he described them merely as evidence of a “transitory homosexual tendency linked to adolescence.”

 

 

Francis obviously is aware of that episode, since the trial unfolded with his permission and inside the Vatican itself.

Naturally, one presumes Francis had information which led him to decide to make Van Looy and Cantoni cardinals, despite the question marks surrounding both men.

However, the episode nevertheless offers a reminder that if a new cardinal’s reputation can be damaged by association with those scandals, to the point where one of them actually feels compelled to back out, even though his intended position was almost entirely symbolic – well, as the Italians would say, magari un papa!

Imagine, in other words, if it were the new pope.

Of course, shortly after Francis was elected there was just such a brief-lived attempt to link him to a couple of mishandled abuse cases during his time in Argentina, but that effort fell apart when it became clear the offending priests weren’t from Buenos Aires and were never under then-Cardinal Jorge Mario Bergoglio’s direct authority. Much like the similar attempt to sully the new pope’s record on Argentina’s “Dirty War,” critical examination largely dispelled the early doubts.

Memo, therefore, to the 133 cardinal-electors who will be eligible to vote in the next election after Aug. 27: You might want to be sure that any doubts about whomever you may be considering can be similarly resolved, because the last thing the Church probably needs is a Van Looy-esque scenario on an infinitely larger scale.

2022年6月21日

・バチカン改革の総仕上げー教皇庁組織改編の全容明らかに

(2022.6.14 カトリック中央協議会)

教皇フランシスコは、使徒憲章『プレディカーテ・エバンジェリウム』(2022年3月19日発表、6月5日発効)によって教皇庁組織を以下のように再編成され、それぞれの長を以下のようにされた。

国務省 [SEGRETERIA DI STATO] 長官 ピエトロ・パロリン枢機卿 [Segretario di Stato: Cardinale Pietro Parolin]

  • 総務局 [Sezione per gli Affari Generali] 局長 エドガル・ペーニャ・パラ大司教 [Sostituto: Arcivescovo Edgar Peña Parra]
  • 外務局 [Sezione per i Rapporti con gli Stati e le Organizzazioni Internazionali] 局長 ポール・リチャード・ギャラガー大司教 [Segretario: Arcivescovo Paul Richard Gallagher]
  • 外交官人事局 [Sezione per il Personale di ruolo diplomatico della Santa Sede] 局長 ヤン・ロメオ・パウウォフスキ大司教 [Capo: Arcivescovo Jan Romeo Pawlowski]

省 [DICASTERI]

  • 福音宣教省 [Dicastero per l’Evangelizzazione]                                                                    ・世界宣教部門 [Sezione per le questioni fondamentali dell’evangelizzazione nel mondo]                                        ・
    初期宣教部門 [Sezione per la prima evangelizzazione e le nuove Chiese particolari] 
  • 教皇庁宣教事業 [Pontificie Opere Missionarie]  -教皇庁信仰弘布事業 [la Pontificia Opera della Propagazione della Fede]
    • 教皇庁使徒聖ペトロ事業 [la Pontificia Opera di San Pietro Apostolo]
    • 教皇庁児童宣教事業 [la Pontificia Opera dell’Infanzia Missionaria]
    • 教皇庁宣教者連合 [la Pontificia Unione Missionaria]
  • 教理省 [Dicastero per la Dottrina della Fede] 長官 ルイス・フランシスコ・ラダリア・フェレール枢機卿 [Prefetto: Cardinale Luis Francisco Ladaria Ferrer, S.J.]
    ・教理部門 [La Sezione Dottrinale] 局長 アルマンド・マッテオ神父 [Segretario: Mons. Armando Matteo]
  •   ・規律部門 [La Sezione Disciplinare] 局長 ジョン・ジョゼフ・ケネディ神父 [Segretario: Mons. John Joseph Kennedy]
     

    教皇庁聖書委員会 [la Pontificia Commissione Biblica] 委員長ラダリア・フェレール枢機卿 [Presidente: Cardinale Luis Francisco Ladaria Ferrer, S.J.]

  •   教皇庁国際神学委員会 [la Commissione Teologica Internazionale] 委員長 ラダリア・フェレール枢機卿 [Presidente: Cardinale Luis Francisco Ladaria Ferrer, S.J.]
  •   教皇庁未成年者保護委員会 [la Pontificia Commissione per la Tutela dei Minori]
  • 教皇庁支援援助省 [Dicastero per il Servizio della Carità]
  • 東方教会省 [Dicastero per le Chiese orientali]
  • 典礼秘跡省 [Dicastero per il Culto Divino e la Disciplina dei Sacramenti]
  • 列聖省 [Dicastero delle Cause dei Santi]
  • 司教省 [Dicastero per i Vescovi]
    • ラテン・アメリカ委員会 [la Pontificia Commissione per l’America Latina]
  • 聖職者省 [Dicastero per il Clero]
  • 奉献・使徒的生活会省 [Dicastero per gli Istituti di Vita Consacrata e le Società di Vita Apostolica]
  • いのち・信徒・家庭省 [Dicastero per i Laici, la Famiglia e la Vita] 長官 ケビン・ジョゼフ・ファレル枢機卿 [Prefetto: Cardinale Kevin Joseph Farrell]                          次官 アレシャンドレ・アウィ・メロ神父 [Segretario: Padre Alexandre Awi Mello]
  • キリスト教一致推進省 [Dicastero per la Promozione dell’Unità dei Cristiani]
    • ユダヤ教委員会 [la Commissione per i rapporti religiosi con l’ebraismo]
  • 諸宗教対話省 [Dicastero per il Dialogo Interreligioso]
    • ムスリム委員会 [Commissioni, fra cui quella per promuovere i rapporti con i Musulmani]
  • 文化教育省 [Dicastero per la Cultura e l’Educazione]
  • 総合人間開発省 [Dicastero per il Servizio dello Sviluppo Umano Integrale]長官 マイケル・チェルニー枢機卿 [Prefetto: Cardinale Michael Czerny, S.J.] 次官 アレッサンドラ・スメリッリ修道女 [Segretario: Suor Alessandra Smerilli, F.M.A.]
  • 法制省 [Dicastero per i Testi legislativi] 長官 フィリッポ・イアノーネ大司教 [Presidente: Arcivescovo Filippo Iannone] 次官 フアン・イグナシオ・アリエタ・オチョア・デ・チンチェトゥル司教 [Segretario: Vescovo Juan Ignacio Arrieta Ochoa de Chinchetru]
  • 広報省 [Dicastero per la Comunicazione]

法務機関 [ORGANISMI DI GIUSTIZIA]

  • 内赦院 [Penitenzieria Apostolica] 内赦院長 マウロ・ピアチェンツァ枢機卿 [Penitenziere Maggiore: Cardinale Mauro Piacenza]
  • 使徒座署名院最高裁判所(最高裁判所) [Supremo Tribunale della Segnatura Apostolica] 長官 ドミニク・マンベルティ枢機卿 [Prefetto: Cardinale Dominique Mamberti] 次官 アンドレア・リパ司教 [Segretario: Vescovo Andrea Ripa]
  • ローマ控訴院(控訴院) [Tribunale della Rota Romana] 裁判所長 アレハンドロ・アレジャーノ・セディージョ神父 [Decano: Mons. Alejandro Arellano Cedillo]

財務機関 [ORGANISMI ECONOMICI]

  • 財務評議会 [Consiglio per l’economia] 議長 ラインハルト・マルクス枢機卿 [Coordinatore: Cardinale Reinhard Marx] 副議長 ジョセフ・F. X.ザーラ氏 [Vice Coordinatore: Dott. Joseph F. X. Zahra]
  • 財務事務局 [Segreteria per l’economia] 長官 フアン・アントニオ・ゲレーロ・アルベス神父 [Prefetto: Padre Juan Antonio Guerrero Alves, S.J.] 事務局長 マクシミノ・カバジェーロ・レド氏 [Segretario Generale: Dott. Maximino Caballero Ledo]
  • 使徒座管財局 [Amministrazione del Patrimonio della Sede Apostolica] 局長 ヌンツィオ・ガランティーノ司教 [Presidente: Vescovo Nunzio Galantino] 次長 ファビオ・ガスペリーニ氏 [Segretario: Dott. Fabio Gasperini]
  • 監査室 [Ufficio del Revisore Generale] 監査室長 アレッサンドロ・カッシーニス・リギーニ氏 [Revisore Generale: Signore Alessandro Cassinis Righini]
  • 機密保持委員会 [Commissione di Materie Riservate]
  • 投資監査院 [Comitato per gli Investimenti] 議長 ケビン・ジョゼフ・ファレル枢機卿 [Presidente: Cardinale Kevin Joseph Farrell]

部局 [UFFICI]

  • 教皇公邸管理部 [Prefettura della Casa Pontificia]
  • 教皇儀典室 [Ufficio delle Celebrazioni Liturgiche del Sommo Pontefice] 儀典長 ディエゴ・ジョバンニ・ラベッリ神父 [Maestro delle Celebrazioni: Mons. Diego Giovanni Ravelli]
  • 教皇空位期間管理 [Camerlengo di Santa Romana Chiesa] カメルレンゴ =ケビン・ジョゼフ・ファレル枢機卿 [Camerlengo: Cardinal Kevin Joseph Farrell] 副カメルレンゴ= イウソン・ジ・ジェズス・モンタナリ大司教 [Vice Camerlengo: Arcivescovo Ilson de Jesus Montanari]

弁護士 [AVVOCATI]

  • 教皇庁弁護士名簿 [Albo degli Avvocati presso la Curia romana]
  • 聖座弁護団 [Corpo degli Avvocati della Santa Sede]

聖座関連機関 [ISTITUZIONI COLLEGATE CON LA SANTA SEDE]

  • バチカン文書館 [L’Archivio Apostolico Vaticano]
  • バチカン図書館 [Biblioteca Apostolica Vaticana]
  • 聖ペトロ大聖堂管理部 [La Fabbrica di San Pietro]
  • 考古学委員会 [La Pontificia Commissione di Archeologia Sacra] 議長 ジャンフランコ・ラバージ枢機卿 [Presidente: Cardinale Gianfranco Ravasi]
  • 教皇庁科学アカデミー [la Pontificia Accademia delle Scienze]
  • 教皇庁社会科学アカデミー [la Pontificia Accademia delle Scienze Sociali]
  • 教皇庁生命科学アカデミー [la Pontificia Accademia per la Vita] 議長 ビンチェンツォ・パリア大司教 [Presidente: Arcivescovo Vincenzo Paglia]
  • カトリック大学・学部の評価機関 [l’Agenzia della Santa Sede per la Valutazione e la Promozione della Qualità delle Università e Facoltà Ecclesiastiche]
  • 財務情報監視局 [L’Autorità di Supervisione e Informazione Finanziaria] 局長 カルメロ・バルバガッロ氏 [Presidente: Dott. Carmelo Barbagallo]

 

また、統廃合された評議会 [Pontifical Councils]は以下の通り(既に実施されているものも含む。

  • 信徒評議会 [Pontifical Council for the Laity](⇒いのち・信徒・家庭省へ)
  • 家庭評議会 [Pontifical Council for the Family](⇒いのち・信徒・家庭省へ)
  • 正義と平和評議会 [Pontifical Council for Justice and Peace](⇒総合人間開発省へ)
  • 開発援助促進評議会 [Pontifical Council “Cor Unum”](⇒総合人間開発省へ)
  • 移住・移動者司牧評議会 [Pontifical Council for the Pastoral Care of Migrants and Itinerant People](⇒総合人間開発省へ)
  • 保健従事者評議会 [Pontifical Council for Health Pastoral Care](⇒総合人間開発省へ)
  • 文化評議会 [Pontifical Council for Culture](⇒文化教育省へ)
  • 新福音化推進評議会 [Pontifical Council for Promoting New Evangelization](⇒福音宣教省へ)
2022年6月17日

・ベルギーの退任大司教が枢機卿任命を辞退、教皇認める-性的虐待への対応で批判の声受け

 教皇フランシスコは17日、8月27日の枢機卿会議で正式任命を予定していた21人の新枢機卿のうち、ベルギーのルーカス・ファン・ローイ退任司教がから出されていた枢機卿任命を辞退するとの申し出を受理された。

 任命辞退の申し出の理由は、教皇から枢機卿任命の内示を受けた後、「司牧者の立場から、聖職者による性的虐待について常に十分に強力な対応をしていなかった」と彼に対する批判の声が出たため。

 教皇は5月29日に21人の新枢機卿任命を発表していたが、それから20日も経ないうちに、本人に関する批判の声を受けて、辞退を申し出ることになったわけだ。

 ベルギーの司教協議会は17日に声明を発表し、「ローイ司教の枢機卿任命の発表は、多くの前向きの反応をもたらしたが、同時に、彼がゲント教区長を務めていた2004年から2020年の間に、司牧責任との関係で、性的虐待について常に十分に強力な対応をしていなかった、という批判が起きた」とし、「そうした虐待の犠牲者が、司教の枢機卿任命でさらに傷つくのを防ぐために、教皇に任命辞退を受け入れてくださるよう求め、教皇もこれを受け入れられた」と説明した。

 ベルギー司教協議会議長のヨーゼフ・デ・ケセル枢機卿は、ベルギーのすべての司教と共に、「ローイ司教の判断に感謝し、この機会に、カトリック教会におけるあらゆる形の虐待との戦いを揺らぐことなく続け、犠牲者とその親族を第一に考える、という約束を改めて確認する」と語っている。

 ローイ退任司教は、1941年9月28日にベルギーのティーレンで生まれ、1961年にサレジオ会に入会し、1970年9月12日に司祭叙階。1980年代と90年代にサレジオ会の指導的地位にあった。2003年に62歳でベルギー北西部のゲント教区の司教に任命され、2019年11月に78歳で司教を退任した。

 司教は2010年にベルギー議会の性的虐待問題委員会に呼ばれ、「ベルギーと世界のカトリック教会が性的虐待のスキャンダルが揺らいでいることを、深く恥じている」と語るとともに、教会には聖職者に寄る性的虐待のいかなる疑惑についても、当局に報告する義務があることを確認していた。

  教皇フランシスコが5月27日に発表した新枢機卿21人のうち、5人は教皇選挙権の無い80歳以上で、ローイ退任司教はその一人だった。

(編集・翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

2022年6月17日

・教皇、訪問延期のコンゴ出身者たちと7月3日にバチカンでミサを約束

(2022.6.13 バチカン放送)

 教皇フランシスコが13日、アフリカ宣教会のローマ本部で開かれた同宣教会総会の参加者とお会いになり、7月上旬に予定されていたコンゴ民主共和国と南スーダンへの司牧訪問を治療中の膝のために延期せざるを得なかったことについて、「とても残念です」とされたうえで、7月3日に、バチカンでローマ在住の同国出身者たちとミサを祝う考えを示された。と告げられ、

 参加者たちへの挨拶で、教皇は「実際、この歳で宣教に出掛けるのは容易ではありません」とユーモアを交えながら話され、「皆さんの祈りと模範に元気づけられ、いつも思っている国々の方々のところに会いに行ける日を信じて、待っています」と語られた。

 そして、教皇は、7月上旬に予定していたアフリカ二か国訪問で、コンゴ民主共和国の首都キンシャサでミサを捧げる計画だったことを思い起こされ、同じ7月3日にバチカンで共にミサを奉げる考えを明らかにされた。

 アフリカ宣教会は、1868年に当時アルジェリアのアルジェ大司教だったシャルル・ラヴィジェリ枢機卿(1825-1892)によって創立された「アフリカに生まれた、アフリカのための」宣教会。

 教皇は、アフリカ宣教会の今総会のテーマ「預言的証しとしての宣教」に触れつつ、「世界の変化とともにアフリカも変化していきますが、創立者ラヴィジェリ枢機卿のカリスマから、キリストとその福音に基づく宣教の意味と力を汲み取り続けるように」と会員たちを励まされ、さらに、「あなたがたは使徒、使徒以外の何者でもない」というラヴィジェリ枢機卿の言葉を引用して、「使徒とは証し人。証しとは『祈りと兄弟愛』、すなわち『神に向けて開く心と、兄弟姉妹に開かれた心』です」と説かれた。

(編集「カトリック・あい」)

2022年6月14日

・教皇、欧州委員会委員長と会談、”ウクライナ戦争”終結への努力を確認

(2022.6.10 Vatican News staff reporter)

 教皇フランシスコが10日、は、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長と会談され、ウクライナにおける戦争を終結させるという、双方の決意を確認された。Ms. Von der Leyen greets the Pope

 バチカン広報局のマッテオ・ブルーニ局長は会談後の記者会見で、2人の会談は「心のこもった」ものだった、としたうえで、「バチカンとEUの良好な関係と、ウクライナにおける戦争を終結させるための努力が会談の焦点となり、特に、この戦争継続が引き起こしている人道的問題と世界の食料供給への重大な影響に関心が払われた」と説明。

 また、委員長は、欧州で脱炭素と経済成長の両立を実現する「欧州グリーンディール」の一環としてローマで開かれた「新欧州バウハウス」(市民、専門家、企業、行政機関などが共創することで、芸術、文化、科学技術、環境、経済などの幅広い分野を融合して新たな生活様式・空間を構築することを目指すプロジェクト)の会議に参加していたが、バチカンの発表文では「この会議の、欧州の未来と欧州連合の将来の仕組みへの影響についての結論」についても取り上げられた、としている。

 さらに、記者の質問に答える形で、局長は、この会談では、「ウクライナにおける戦争、気候、そして持続可能な構造」についても話し合われた、と述べた。

 委員長は、教皇との会談の後、パロリン国務長官とギャラガー大司教とも会談した。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2022年6月11日

・教皇、アフリカ訪問を延期ー膝の治療の効果を無駄にしないように

写真資料 2019年9月 教皇フランシスコのマダガスカル訪問写真資料 2019年9月 教皇フランシスコのマダガスカル訪問  (Vatican Media)

 教皇フランシスコが7月上旬に予定していたアフリカ2か国訪問を延期されることになった。

 バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長が10日発表したもので、教皇は2日から7日にかけてコンゴ民主共和国および南スーダンへの司牧訪問を予定されていたが、「現在受けている治療の効果を無駄にしないため」外国訪問は控えるように、との医師団の助言を受け入れ、延期を決められた、という。

 新たな日程は後日発表される見通し。

(編集「カトリック・あい」)

2022年6月11日

・ 日本・バチカン80周年を記念ー「結ぶ」テーマに生け花とダンス、天正少年使節ゆかりの教会で献花

(2022.6.3 バチカン放送)

 日本とバチカン間の外交関係樹立から80年を記念し、6月2日、「結ぶ」をテーマに、ローマ市内のカンチェレリア宮殿で、伝統的な生け花と現代的なダンスを融合した日本の若い芸術家たちによる演技が披露された。サンタ・マリア・デッロルト教会内の福者中浦ジュリアンの肖像前では、小原流五世家元・小原宏貴氏による献花が行われた。

 カンチェレリア宮殿は、カンポ・ディ・フィオーリに隣接する16世紀初頭の建造物で、内部には教皇庁の裁判所(最高裁判所・内赦院、控訴院)が置かれている。

 この催しでは、ルネッサンス様式をそのままに伝える同宮殿の広間で、「結ぶ」をテーマに、いけばな小原流五世家元・小原宏貴氏による生け花とインスタレーション*、舞踊家・振付師のセイシロウ氏による現代舞踏が、衣装デザイナーの齋藤ヒロスミ氏の協力で行われた。

1970年代以降一般化した、絵画彫刻映像写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿っ て空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術(Wikipediaより)

 記念イベントの開催で挨拶した岡田誠司・駐バチカン大使は、この80年間に強められた日本バチカンの関係を振り返り、最近の記念すべき出来事として2019年の教皇フランシスコの訪日、そして今年5月の岸田首相のバチカン訪問を挙げるとともに、「日本伝統の生け花にとどまらず、新しい芸術のあり方について創造的な活動を行っている小原氏と、舞踏家のセイシロウ氏とのコラボレーションによる全く新しい芸術を楽しんでいただきたい」と述べた。

 また、教皇庁文化評議会次長、タイ・ポール・デスモンド師は、日本の芸術に触れるこの機会に喜びを語り、「芸術は、それぞれの歴史や社会を背景に育まれたものであっても、その美は普遍の言語を語り、すべての人の魂に触れることができます」と語った。

 インスタレーションでは、まず、広間に組み立てられた木材に、バチカンと日本の絆の歴史を象徴するように、結んだ帯が一つひとつ取り付けられ、小原氏の手で組んだ木の間に枝や葉また花が入れられる中で、インスタレーションは生き生きとした表情と奥行きを帯びていった。

 小原氏によれば、インスタレーションに使用された帯は、小原流いけばなの会員たちの寄贈によるもので、これには”持続可能性”への思いがあるという。

 続いて、完成したインスタレーションの前で、セイシロウ氏が帯をアレンジした純白の衣装をまとい、静と動が共存する、ストーリーと情感あふれるダンスを力強く舞った。

ルネッサンスの雰囲気が漂う重厚な広間で、日本の若い芸術家たちが挑む伝統と現代芸術が融合した演技に、観客は惜しみない拍手を送った。

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 また、この催しと並行して、ローマ市内のサンタ・サンタ・マリア・デッロルト教会・福者中浦ジュリアン肖像前に、小原流五世家元・小原宏貴氏による献花 2022年6月1日マリア・デッロルト教会内の福者中浦ジュリアン神父の肖像(三牧樺ず子氏作)ので、小原流五世家元・小原宏貴氏による献花が行われた。

 ローマのトラステヴェレ地区にあるサンタ・マリア・デッロルト教会は、日本と深いつながりを持っている。

 1585年、天正遣欧少年使節団がローマに到着した。使節のローマ滞在中のある日、歓待行事の一つとして、テベレ川を舟で下り、オスティア方面の海へと向かう遠足が企画された。テベレ川の舟着き場「リーパ・グランデ」から乗船する前に、少年たちは近くのサンタ・マリア・デッロルト教会に立ち寄り、祈りを捧げた。

 海に近づき、教皇シスト5世が派遣した楽隊を乗せた別の小舟も加わって、宴が行われようとした時、突然の激しい嵐に見舞われ、何隻もの舟が波にのまれそうになった。だが、使節の少年たちが、乗船前に訪れた同教会の聖母を心に留め、熱心に祈ると、嵐は急におさまり、すべての舟は無事ローマに戻ることができた。

 この出来事から、3年後、シスト5世は、サンタ・マリア・デッロルト教会に付属する信心会(コンフラテルニタ)を、複合的な大きな信心会(アルチコンフラテルニタ)に引き上げた。現在でも、同教会の聖母の祭日(10月第3日曜日)には、1585年の出来事を思い起こし、ミサの中で感謝の賛歌「テ・デウム」が捧げられる。

 日本から初めてローマを訪れた天正遣欧少年使節は、サンタ・マリア・デッロルト教会の歴史にも、日本とローマを結ぶ一つの絆を残した。こうしたゆかりから、中浦ジュリアン神父が列福された翌年、2009年、同福者の肖像画が寄贈されている。

(編集「カトリック・あい」)

 

2022年6月4日

・教皇フランシスコ、新たに枢機卿21人を任命、総数229人うち”有権者”131人

The Consistory for the creation of the 21 new cardinals will be on 27 AugustThe Consistory for the creation of the 21 new cardinals will be on 27 August  (Vatican Media)

(2022.5.29 Vatican News staff writer )

   教皇フランシスコは29日の正午の祈りの後、新たに21人の枢機卿を任命することを明らかにされた。そして、8月27日に枢機卿会議を開いて正式に任命、続く29、30両日に世界の全枢機卿を招集し、先に発表されたバチカン改革の使徒憲章Praedicate evangeliumを考察する、と発表された。

 現在の世界の枢機卿の総数は208人でうち117人が教皇選挙権を持っているが、新枢機卿の任命により8月27日時点では、総数229人、うち教皇選挙権を持つ枢機卿は131人となる予定だ。

  新任される21人の枢機卿は世界の多種多様な文化、司牧分野などを反映した形をとり、地域別では、8人が欧州(仏、伊、ベルギーなど)で最も多く、6人がアジア(インド、東チモール、モンゴル、シンガポール)4人が中南米(ブラジル、コロンビア、パラグアイ)、2人がアフリカ(ナイジェリア、ガーナ)、北米(米国)が1人、となっている。また現在の教区長以外の職責では、バチカンの典礼秘跡省長官、聖職者省長官、バチカン市国の首長が、それぞれ大司教から枢機卿に昇格。イエズス会士の神学教授、聖ペトロ大聖堂付き参事会員が各1人となっている。

 21人の氏名、現在の肩書、出身国などは以下の通り。

1. Archbishop Arthur Roche – Prefect of the Congregation for Divine Worship and the Discipline of the Sacraments

2. Archbishop Lazzaro You Heung sik – Prefect of the Congregation for the Clergy

3. Archbishop Fernando Vérgez Alzaga, L.C. – President of the Pontifical Commission for Vatican City State and President of the Governorate for Vatican City State

4. Archbishop Jean-Marc Aveline – Metropolitan Archbishop of Marseille (France)

5. Bishop Peter Okpaleke – Bishop of Ekwulobia (Nigeria)

6. Archbishop Leonardo Ulrich Steiner, O.F.M. – Metropolitan Archbishop of Manaus (Brazil)

7. Archbishop Filipe Neri António Sebastião di Rosário Ferrão – Archbishop of Goa and Damão (India)

8. Bishop Robert Walter McElroy – Bishop of San Diego (U.S.A)

9. Archbishop Virgilio Do Carmo Da Silva, S.D.B. – Archbishop of Dili (East Timor)

10. Bishop Oscar Cantoni – Bishop of Como (Italy)

11. Archbishop Anthony Poola – Archbishop di Hyderabad (India).

12. Archbishop Paulo Cezar Costa – Metropolitan Archbishop of Brasília (Brazil)

13. Bishop Richard Kuuia Baawobr, M. Africa – Bishop of Wa (Ghana)

14. Archbishop William Goh Seng Chye – Archbishop of Singapore (Singapore)

15. Archbishop Adalberto Martínez Flores – Metropolitan Archbishop of Asunción (Paraguay)

16. Archbishop Giorgio Marengo, I.M.C. – Apostolic Prefect of Ulaanbaatar (Mongolia)

17. Archbishop Jorge Enrique Jiménez Carvajal – Archbishop Emeritus of Cartagena (Colombia)

18. Archbishop Lucas Van Looy, S.D.B. – Archbishop Emeritus of Gent (Belgium)

19. Archbishop Arrigo Miglio – Archbishop Emeritus of Cagliari (Italy)

20. Fr. Gianfranco Ghirlanda, S.J. – Professor di Theology

21. Msgr. Fortunato Frezza – Canon of Saint Peter’s Basilica

*以下は、2022.5.30 カトリック中央協議会ニュースより

 アジアで働く新枢機卿任命者の5人は、インド・ゴア教区のフィリペ・ネリ・アントニオ・セバスティアオ・ド・ロザリオ・フェラオ大司教、東ティモール・ディリ教区のビルジリオ・ド・カルモ・ダ・シルバ大司教、インド・ハイデラバード教区のアンソニー・プーラ大司教、シンガポール教区のウィリアム・ゴー・セン・シー大司教、イタリア出身でモンゴル・ウランバートル使徒座知牧区長のジョルジョ・マレンゴ司教。

 教皇フランシスコが発表した新枢機卿21人の氏名と役職、出身地、年齢(叙任の時点)は以下の通りです。

〔80歳未満の16人〕

  1. アーサー・ローチ大司教(教皇庁典礼秘跡省長官、英国、72歳)

  2. ユ・フンシク(兪興植)大司教(教皇庁聖職者省長官、韓国、70歳)

  3. フェルナンド・ベルヘス・アルサガ大司教(教皇庁バチカン市国委員会委員長・バチカン市国行政長官、スペイン、77歳)

  4. ジャン=マルク・アベリーヌ大司教(フランス・マルセイユ教区、アルジェリア、63歳)

  5. ピーター・エベレ・オクパレケ大司教(ナイジェリア・エクウロビア教区、ナイジェリア、59歳)

  6. レオナルド・ウルリッヒ・シュタイナー大司教(ブラジル・マナウス教区、フランシスコ会、ブラジル、71歳)

  7. フィリペ・ネリ・アントニオ・セバスティアオ・ド・ロザリオ・フェラオ大司教(インド・ゴア教区、インド、69歳)

  8. ロバート・ウォルター・マッケロイ司教(米国・サンディエゴ教区、米国、68歳)

  9. ビルジリオ・ド・カルモ・ダ・シルバ大司教(東ティモール・ディリ教区、東ティモール、54歳)

  10. オスカル・カントーニ司教(イタリア・コモ教区、イタリア、71歳)

  11. アンソニー・プーラ大司教(インド・ハイデラバード教区、インド、60歳)

  12. パウロ・セザル・コスタ大司教(ブラジル・ブラジリア教区、ブラジル、55歳)

  13. リチャード・クウイア・バーウォブル司教(ガーナ・ワー教区、アフリカ宣教会、ガーナ、63歳)

  14. ウィリアム・ゴー・セン・シー大司教(シンガポール教区、シンガポール、65歳)

  15. アダルベルト・マルティネス・フロレス大司教(パラグアイ・アスンシオン教区、パラグアイ、71歳)

  16. ジョルジョ・マレンゴ司教(モンゴル・ウランバートル使徒座知牧区長、淳心会、イタリア、48歳)

〔80歳以上の5人〕

  1. ホルヘ・エンリケ・ヒメネス・カルバハル名誉大司教(コロンビア・カルタヘナ教区、コロンビア、80歳)

  2. ルーカス・ファン・ローイ名誉大司教(ベルギー・ゲント教区、サレジオ修道会、ベルギー、80歳)

  3. アリーゴ・ミリオ名誉大司教(イタリア・カリャリ教区、イタリア、80歳)

  4. ジャンフランコ・ギルランダ神父(教会法教授、イエズス会、イタリア、80歳)

  5. フォルトゥナート・フレッツァ神父(聖ペトロ大聖堂祭式者、イタリア、80歳)

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2022年5月29日

・教皇、31日にローマの聖マリア大聖堂でウクライナなど世界の平和を願うロザリオの祈り

(2022.5.26 Vatican News  Deborah Castellano Lubov)

 5月・ロザリオの月の最終日、31日に教皇フランシスコがローマのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂で、ウクライナはじめ世界中の戦争で苦しむ人々のために平和を願うロザリオの祈りを、世界の信徒と共に捧げることになった。Ave Regina Pacis statue at Basilica di Santa Maria Maggiore

 バチカンの新福音化推進評議会が26日に発表したもので、教皇は、ローマ時間の31日午後6時(日本時間6月1日午前1時)から、同大聖堂の「Maria Regina Pacis(平和の元后)」の聖母マリア像(写真)の前で、ロザリオの祈りを唱えられる。

 同評議会は声明で、「聖母マリアの月の終わりに、教皇フランシスコは、現在も続いているウクライナでの戦争、そして他の多くの暴力行為で深く傷ついた世界に希望のしるしをもたらすことを希望しておられます」とし、世界のすべての信徒に対して、教皇と祈りを共にするよう呼びかけた。

 同大聖堂の聖母マリア像には、特別な歴史がある。教皇ベネディクトゥス十世が1918年、第一次世界大戦の終結を聖母マリアに願うために、バチカン美術館の副所長だった彫刻家のグイド・ガリに制作を依頼した。

 聖母マリアは、 戦争の終結を命じるしるしとして、左手を上げ、平和を象徴するオリープの枝を落とす用意をしている幼子イエスを右手に抱いている。 土台には花が彫られており、平和の復活とともに生命の開花を象徴している。

 31日に、教皇はこの像の前で、聖母に祈りを捧げ、慣習に従って、像の元に特別の意向を書き記した小片を置く前に、花輪を捧げる予定だ。

 この祈りには、教皇と共に、 ここ数週間に初聖体と堅信を受けた子どもたち、スカウトの子供たち、ローマ在住のウクライナ出身の家族、Marian Ardent Youth (GAM)の代表、バチカン警察とスイス衛兵、そして、平和の元・乙女マリアの名にちなんだローマの三つの小教区、教皇庁からも代表が参加する。

  また、戦争の悲劇を経験しているウクライナ人の家族、戦争犠牲者と関係のある人々、犠牲となった部隊の従軍司祭が、ロザリオを一連ずつ唱えることになっている。

 31日のロザリオの祈りは、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂と世界のinternational shrineをインターネットで結ぶ、動画配信の形で行われ、現在の戦争、紛争に直接かかわりを持つウクライナの神の母聖堂、イラクのSayidat al-Najat (救いの聖母)大聖堂、シリアの平和の聖母大聖堂、バーレーンのMary Queen of Arabia大聖堂をはじめ、平和と良い航海の聖母聖堂(フィリピン)、救い主と母マリアの国際聖堂(ナイジェリア)、Shrine of Jasna Góra(ポーランド)、韓国の殉教者の国際聖堂(韓国)、ロレートの聖なる家(イタリア)、International Shrine Our Lady of Knock(アイルランド)、グアダルーペの聖母聖堂(メキシコ)、ルルドの聖母聖堂(フランス)なども参加の予定だ。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

2022年5月26日

・「『ブチャ』は、平和を当然視する私たちへの警鐘」バチカン外務局長、ウクライナ外相と共同会見

共同記者会見する、バチカン外務局長ギャラガー大司教とクレバ・ウクライナ外相 2022年5月20日 ウクライナ・キーウ共同記者会見する、バチカン外務局長ギャラガー大司教とクレバ・ウクライナ外相 2022年5月20日 ウクライナ・キーウ 

(2022.5.21 バチカン放送)

 ウクライナを3日間にわたり訪問したバチカン外務局長ギャラガー大司教は、最終日の20日、ウクライナのクレバ外相と会談後、共同記者会見を行い、「訪問を通し、この国の傷に手で触れることになった」と語った。

 大司教は、特に20日朝訪問したブチャについて、ヨーロッパにおいて「最も恐ろしいことが起きた場所として、残念ながら21世紀の歴史に残るだろう」と述べ、「これは『平和はあって当然のものと思ってはいけない』という、私たちへの警鐘だ。平和は神の賜物であると同時に、宗教や政治的帰属を超えた善意の人々の絶え間ない努力を必要とするもの。その努力がなければ、この危険はわたしたちのものとなる。ブチャはそれを雄弁に語っています」と強調した。

 また、「多数の死者、あらゆる種類の暴力、都市の破壊、家族の離散、非常に多くの難民」に対する教皇フランシスコの大きな悲しみを伝え、「教皇庁は真の和平プロセスに協力する用意がある」ことを確認。「そのためには当事者双方からの要請が必要」と指摘した。

 さらに、「カトリック教会は、即時の、あるいは長期にわたる人々の精神的・物質的必要に応えるよう努めている」とするとももに、現地ウクライナでのカトリック教会をはじめキリスト教諸教会の平和と連帯のための取り組みに感謝を述べた。

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 ギャラガー大司教は、5月18日から3日間の日程で、戦争に苦しむ人々に教皇フランシスコと教皇庁の寄り添いを伝えるためにウクライナ入りし、初日は、リヴィウで、ラテン典礼の大司教、ギリシャ典礼カトリックの大司教と、それぞれ会見した他、避難民を受け入れているリヴィウの小教区や修道院を訪問。二日目の 19日は、リヴィウの州知事、市長と会見。その後、首都キーウに移動。ギリシャ典礼カトリック、キーウ=ハールィチ大司教区の大司教との出会いを持った。最終日の20日は、多数の市民が犠牲になったキーウ近郊の町ブチャ、ヴォルツェル、イルピンを訪れ、深刻な破壊の跡を目にした。特にブチャでは正教会の聖堂を訪問、集団墓地で祈りを捧げた。また、ヴォルツェルでは神学校が受けた被害状況を視察した。

(編集「カトリック・あい」)

2022年5月22日

・教皇、修道会などの長に非聖職者選ぶことを可能にする詔書

Pope Francis signing a letter (File photo)Pope Francis signing a letter (File photo) 

(2022.5.18 Vatican News   Deborah Castellano Lubov)

 教皇フランシスコは18日に布告された詔書で、バチカンの奉献・使徒的生活会省に対し、聖職者でない者が修道会、修道院など宗教共同体の会長、院長など長を務めることを認める権限を与えられた。即日、発効する。

 教皇は就任以来、カトリック教会の刷新・活性化の一環として、バチカンの諸機関の統治に関する様々なポストに一般信徒が就かせる方策を次々を打ち出しておられるが、それからさらに一歩踏み込んだものとして注目される。

 詔書によれば、今回の変更は、教会法(CIC)の宗教コミュニティの聖職者による統治を定めた588条2項の規定を、一定の条件のもとに免除する、というもの。その条件とは以下の三点だ。

①奉献生活の会または使徒的生活の会の評議会議長は、評議会の同意のもとに、非聖職者を地域の共同体の統治者として指名できる。

②評議会会長は、評議会の同意を得て判断し、奉献・使徒的生活会省から書面による認可を受けた後、非聖職者を長として指名できる。

⓷非聖職者は、そのようなケースを規定する法に従って、評議会会長ないし長として選出されることができるが、選出にあたっては、奉献・使徒的生活会省からの書面による確認を必要とする。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

2022年5月19日

・教皇、7月に、教会運営寄宿学校で先住民大量虐待発覚のカナダを訪問

(2022.5.14 カトリック・あい)

 教皇フランシスコが7月にカナダを訪問される。バチカン広報局が13日発表したところによると、カナダ訪問は市民および教会当局、先住民コミュニティからの招待を受けたもので、7月24日から30日まで一週間にエドモントン、ケベック、イカルイトの各都市を訪れる予定だ。

  カナダでは、19世紀から1970年代にかけて15万人以上の先住民族の子供たちが、カナダ社会への同化運動の一環として、国が資金提供するカトリックなどキリスト教の学校に通うことを強制された。現在のカナダ政府は、これらの学校では、児童、生徒たちが母国語を話すことで殴打される暴行が頻繁に起き、身体的および性的虐待が蔓延していたことを認めている。

 問題が表面化したのは、昨年6月にブリティッシュ・コロンビア州カムループスの先住民の子どもたちの寄宿学校の跡地の墓地から215人の遺体が、さらにサスカチュワン州レジーナで先住民の子供たちを収容していた寄宿学校で印のない751人の遺体が埋められているのを発見したことが、先住民の団体によって相次いで明らかにされたため。カナダ全土に大きな衝撃が広がり、先住民同化政策を推進した当時の政府、それに協力して学校運営に関わったカトリック教会の責任を問う声も高まった。

 さらに、カナダ全土に約130もあった同様の寄宿学校に収容されていた数千人の子供の行方が不明になっていることも明らかになって、関係者の間に「人道に対する犯罪だ」などと衝撃が広がり、トルドー首相は「心が痛む。我々は真実を認め、過去から学ばなければならない」とする声明を出している。

 教皇フランシスコも、昨年6月の主日の正午の祈りで「この悲しい発見は過去の苦しみを知ることでいっそう大きくなりました」とし、カナダ全土の先住民寄宿学校で亡くなったすべての子どもたちの魂を主に委ねるとともに、深い哀悼の意を示された。さらに、今年に入って、3月から4月にかけて先住民団体の代表やカナダの司教団と会われた際、彼らの言葉や証言を高く評価され、カナダを訪問し、現地で祈り、再会することに期待を表明されていた。

 13日のバチカン広報局の声明によると教皇が訪問を予定されている3か所のうちエドモントン市は、同国で先住民人口が最も多く、同市のあるアルバータ州には25のカトリック教会運営の寄宿学校があった。イカルイトは人口8000人弱の町だが、イヌイットの人口が3900人とカナダの都市の中で最も多い。またケベック州のサンタンヌ・ド・ボープレは北米で最も古く、最も人気のある巡礼地の1つで、カナダ全土および世界中から毎年先住民やその他の人々が集まる大聖堂がある。

2022年5月14日

・国連事務総長の”正教会の復活祭(24日)ウクライナ停戦”呼びかけに教皇も賛同

(2022.4.21 バチカン放送)

 国連のグテーレス事務総長が19日、ウクライナのギリシャ典礼カトリック教会の最高責任者、シェウチューク大司教との合意のもとに、ロシア、ウクライナ両国指導者に対して、正教会暦で24日の復活祭を機とする停戦の呼びかけを行ったが、教皇フランシスコもこの呼びかけに賛同された。バチカン広報局が21日発表した。

 教皇は10日の「受難の主日」に、復活祭停戦を呼びかけておられたが、カトリック教会歴の17日の停戦は実現せず、ロシア軍のウクライナのマウリポリなど東部地域を中心とした軍事攻撃は止まる気配がない。

 教皇と教皇庁は、ロシア軍の攻撃で避難できずにいるマウリポリなどの人々に人道回廊を確保し、平和を切望する人々の叫びに耳を傾け、一刻も早く平和を回復させるよう、関係国指導者に願い、「神にできないことは何一つない」(ルカ福音書1,章37節)の確信のうちに、主に祈り続けている。

(編集「カトリック・あい」)

2022年4月22日