・国連事務総長の”正教会の復活祭(24日)ウクライナ停戦”呼びかけに教皇も賛同

(2022.4.21 バチカン放送)

 国連のグテーレス事務総長が19日、ウクライナのギリシャ典礼カトリック教会の最高責任者、シェウチューク大司教との合意のもとに、ロシア、ウクライナ両国指導者に対して、正教会暦で24日の復活祭を機とする停戦の呼びかけを行ったが、教皇フランシスコもこの呼びかけに賛同された。バチカン広報局が21日発表した。

 教皇は10日の「受難の主日」に、復活祭停戦を呼びかけておられたが、カトリック教会歴の17日の停戦は実現せず、ロシア軍のウクライナのマウリポリなど東部地域を中心とした軍事攻撃は止まる気配がない。

 教皇と教皇庁は、ロシア軍の攻撃で避難できずにいるマウリポリなどの人々に人道回廊を確保し、平和を切望する人々の叫びに耳を傾け、一刻も早く平和を回復させるよう、関係国指導者に願い、「神にできないことは何一つない」(ルカ福音書1,章37節)の確信のうちに、主に祈り続けている。

(編集「カトリック・あい」)

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2022年4月22日