■教皇の祈りの意向: 基本的権利のために
独裁体制、権威主義体制、さらには危機にある民主主義体制のもとで、いのちの危険にさらされながら基本的権利のために戦う人々のために祈りましょう。
■日本の教会の意向: 平等な社会を目指して
あらゆる差別が撤廃され、人権が尊重される社会を築くことができますように。
独裁体制、権威主義体制、さらには危機にある民主主義体制のもとで、いのちの危険にさらされながら基本的権利のために戦う人々のために祈りましょう。
あらゆる差別が撤廃され、人権が尊重される社会を築くことができますように。
神の限りないあわれみを味わうために、和解の秘跡を新たな深みで体験することができますように。
→教皇フランシスコは、今月の祈りの意向をめぐり、ビデオの中で次のように話された。(バチカン放送)
「私が告解に行く時、それは癒しのため、魂を癒やすためです。より霊的な健やかさをもって、そこを後にするため、惨めさから慈しみへと移るためです。告解の中心にあるのは、私たちが告白する罪ではなく、私たちが受け取る神の愛です。私たちはそれをいつも必要としています。告解の中心には、イエスがおられます。イエスは私たちを待ち、耳を傾け、赦しを与えてくださいます。忘れないでください。神の御心においてより大切なのは、私たちの過ちよりも、私たち自身なのです。
祈りましょう。神の限りない憐れみを味わうために、和解の秘跡を新たな深みで体験することができますように。そして、神が教会に、責め立てる人々ではなく、憐れみ深い司祭たちを与えてくださいますように」
東日本大震災10年目にあたって、被災者の自立に向けてともに歩む決意を新たにし、復興に向けて尽力する人々を援助することができますように。
「暴力の犠牲となったすべての女性が社会によって守られ、その苦しみについての理解が深まりますように」
「子どもや女性の権利を擁護し、特に性虐待被害者の尊厳を回復する社会を築くことができますように」
諸宗教の兄弟姉妹と互いのために祈り、また、すべてに開かれて祈る中で、豊かな親交に結ばれて生きる恵みを、主が私たちに与えてくださいますように。
新型コロナウイルスの世界的大流行を体験した私たちが、自己の利益にとらわれることなく、共通善のもとに連帯し、協力していく世界を築くことができますように。
■12月
*ロボット工学と人工知能の進歩が常に人類に奉仕するものでありますように。
*25回目を迎える日韓司教交流会にあたり、両国が互いの理解と尊敬を深め、歴史的痛みを乗り越えて、東アジアの平和に寄与する関係を築いていくことができますように。
洗礼によって信徒となった人々、特に女性の信徒が教会の責任ある分野にいっそう参加することができますように。
医療や科学に携わる人々が、それぞれの専門分野を通して命に仕え、神の創造の業に参与することができますように。
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6月は特にキリストの聖心に捧げられています。イエスの聖心に対する信心は、霊性の大家たちにも、素朴な神の民たちにも、共通のものです。実際、イエスの人間的であると共に神的なる聖心は、私たちがいつでもそこから神の慈しみ、赦し、優しさを汲み取ることができる源泉なのです。
イエスの聖心からこうしたものを汲み上げるには、福音の一節に立ちどまり、イエスのすべての行いと言葉の中心に、愛、御父の愛を感じることが必要です。御父の愛は、御子と私たちの内にある聖霊の愛をおくられました。また、それは、聖体を礼拝することで可能となります。
聖体には神の愛が秘跡において存在します。こうして、私たちの心も、イエスの聖心に倣い、少しずつ、より忍耐強く、より寛大に、より慈し深いものとなることができるでしょう。
私が祖母から習った古い祈りがあります。それはこういう祈りです。「イエスよ。私の心を、あなたの聖心に似たものにしてください」。これは美しい祈りですー「私の心を、あなたの聖心に似たものに」。
この美しく、小さな祈りを、この6月に唱えましょう。さあ、さっそく、今一緒に唱えてみますか?「イエスよ。私の心を、あなたの聖心に似たものにしてください」。もう一度祈りましょう。「イエスよ。私の心を、あなたの聖心に似たものにしてください」。