■4月の教皇と日本の教会の祈りの意向

教皇の祈りの意向: 女性の役割について

*女性の尊厳と価値があらゆる文化で認められ、さまざまな差別に終止符が打たれますように。

(2024.4.2 バチカン放送)

 教皇フランシスコは、この祈りの意向について、ビデオを通し次のように話された。

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 世界の多くの場所で、女性たちは最初に切り捨てられるべき物のように扱われています。

 ある仕事を始めるため、あるいは学校に行くための支援にアクセスすることを女性に禁じる国々があります。さらに、これらの場所では、女性たちはある種の服装を義務付ける法を課せられています。そして、多くの国で、今日もなお、女性器切除が行われています。

 女性たちから声を奪わないようにしましょう。虐待の犠牲者であるこれらすべての女性たちからその声を奪ってはなりません。彼女たちは搾取され、疎外されています。

 男性と女性は人間として同じ尊厳を持っていると、私たちは皆、理論上は同意しますが、実際にはその通りになりません。

 あらゆる場所で、政府が、差別的な法律を無くすように取り組み、女性の人権が保証されるように努力することが必要です。

 女性を尊敬しましょう。女性の尊厳と基本的権利を尊重しましょう。そうしなければ、私たちの社会は前進しません。

 祈りましょう。女性の尊厳と価値があらゆる文化で認められ、世界各地で女性たちが被っているさまざまな差別に終止符が打たれますように。

 

日本の教会の意向: 日本司教団アドリミナについて

*日本の司教団がペトロの後継者との絆をさらに深め、よい牧者として日本の教会を導いていくことができますように。

  注*アドリミナとは、各国司教団が5年おきにローマを訪問し、教皇に謁見して各国・各教区の状況を報告するものだが、世界的なコロナ禍で遅れていた。

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2024年3月30日