・カナダで、さらにカトリック教会が運営していた先住民寄宿学校で 751人の遺体発見(Crux)

(2021.6.24 Crux  Associated Press)ー6.26改

Report: 751 bodies found at Indigenous school in Canada

Signs are pictured at a memorial outside the Residential School in Kamloops, British Columbia., Sunday, June, 13, 2021. The remains of 215 children were discovered buried near the former Kamloops Indian Residential School earlier this month. (Credit: Jonathan Hayward/The Canadian Press via AP.)

 カナダ・サスカチュワン州レジーナ発—カナダの先住民グループのリーダーが24日、かつて先住民の子供たちを収容していた寄宿学校で印のない751人の遺体が埋められているのを発見した、と発表した。先月、別の学校で215人の遺体が埋められていたことが明らかになったのに続くもの。

 発表者のサスカチュワン州の先住民連盟のボビー・キャメロン会長は「これは人道に対する罪であり、先住民に対するひどい扱いを示すものだ」と強く批判し、カナダ全土にある同様の寄宿学校跡から、さらに多くの遺体が見つかるだろう、と述べた。

 この問題に関してはカナダ全土に約130もあった同様の寄宿学校に収容されていた数千人の子供の行方が不明になっており、関係者の間に「人道に対する犯罪だ」などと衝撃が広がっている。トルドー首相は「心が痛む。我々は真実を認め、過去から学ばなければならない」とする声明を出した。

 今回多くの遺体が埋めらているが発見されたのは、1899年から1997年にかけて政府の委託を受けたカトリック教会が運営していたMarieval Indian Residential School跡地。現地の関係者は「埋葬場所にはかつて印が付けられていたが、学校を運営していたカトリック教会が、印を外してしまった… 教皇は、最近までなされていたことに謝罪する必要がある。謝罪は”癒しの旅”の第一段階だ」と強調している。

 先月、同国のブリティッシュ・コロンビア州カムループスの近くにあった同国最大の先住民寄宿学校だった場所に、3歳の幼児を含む215人の子供たちの遺体が埋められているのが発見された。これを知らされた教皇フランシスコは、「この悲しい事件」に光を当てるように、カナダの教会や政府関係者に強く求めたものの、先住民やカナダ首相が求めた謝罪には応じなかった。

 19世紀から1970年代にかけて、15万人以上の先住民族の子供たちが、カナダ社会への同化運動の一環として、国が資金提供するカトリックなどキリスト教の学校に通うことを強制された。現在のカナダ政府は、これらの学校では、児童、生徒たちが母国語を話すことで殴打される暴行が頻繁に起き、身体的および性的虐待が蔓延していたことを認めている。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2021年6月25日

・カナダの暗黒の歴史ー先住民の子どもたち強制収容のカトリック教会運営の寄宿学校跡地から215人の遺体ー教皇が哀悼

(2021.6.6 バチカン放送)

 カナダのブリティッシュ・コロンビア州カムループスの先住民の子どもたちの寄宿学校の跡地にある墓地から、215人の遺体が発見され、現地で大きな衝撃が広がり、その背景にある先住民同化政策を推進した当時の政府、学校運営に関わったカトリック教会の責任を問う声も高まっている。

 教皇フランシスコは6日日曜の正午の祈りで、「この悲しい発見は過去の苦しみを知ることでいっそう大きくなりました」とし、カナダ全土にあった先住民寄宿学校で亡くなったすべての子どもたちの魂を主に委ねるとともに、深い哀悼の意を示された。

 そして、カナダの政府、カトリック教会、国民に向けて、「この試練の時は、植民地主義的モデルから脱皮して、あらゆる国民が対話と相互尊重のうちに共に歩み、すべての人々の権利と文化的価値を認めるように、改めて強く求められている」と述べ、カナダの政治指導者やカトリック教会の指導者たちに対して、悲劇の解明に力を合わせ、和解といやしの道と歩む努力を強く求められた。

 カナダ政府は先住民同化政策のもとに、1863年から1998年に至るまでの間に約15万人の先住民の子どもたちを家族から引き離され、全土に設けた139の寄宿学校での生活を強制した。子どもたちは民族固有の言語を話すことを禁じられ、虐待されることもしばしばあった。カムループスの先住民の子どもたちの寄宿学校は、そのひとつで、1890年に開校し、カトリック教会によって運営され、80年以上にわたって活動を続け、1978年に閉校、墓地も放置されていたとみられる。

 「先住民寄宿学校制度に関する真実と和解​委員会」が5年前に発表した約4000ページにわたる報告書には、先住民の子どもたちに対する寄宿学校などでの虐待の詳細や、その虐待や子どもたちに適切なケアをしなかったために死亡した子供たちが少なくとも3200人に上ることが明らかにされている。

 カナダ司教協議会は5月31日に、この出来事に「大きな苦しみ」を表明。同国の先住民族共同体に対する寄り添いと努力を約束した。

 (編集「カトリック・あい」)

2021年6月9日

・独のマルクス枢機卿が大司教辞任申し出ー聖職者性的虐待問題など引責

German Cardinal Reinhard Marx resigns as Archbishop of Munich-Freising.German Cardinal Reinhard Marx resigns as Archbishop of Munich-Freising.  (AFP or licensors)

(2021.6.4 Vatican News  Salvatore Cernuzio)

 ドイツのカトリック教会の最有力者で、教皇フランシスコの“盟友”でもあるラインハルト・マルクス枢機卿が4日までに、教皇に対し、ミュンヘン・フライジング大司教辞任を願い出た。枢機卿は、「聖職者による性的虐待問題への対応の誤りだけでなく、教会の組織運営上の誤りの責任をとるため」と説明している。

 マルクス枢機卿は、教皇フランシスコに提出した辞表で、ドイツにおける聖職者の性的虐待が引き起こした危機への対処における「個人的な失敗」と「管理運営上の誤り」だけでなく、「制度的あるいは体系的な失敗」の責任を取って辞任したい旨を伝えた、という。

 ミュンヘン・フライジング大司教区のウェブサイトに掲載された枢機卿からの「個人的な宣言」によると、教皇は枢機卿の辞表の公表を許可され、「大司教の職務は、教皇が判断を下されるまで、続ける」としている。

 辞表の中で枢機卿は、ドイツ教会が直面している危機は外的要因だけでなく、「私たちの個人的な失敗、私たち自身の罪によっても引き起こされた」とし、 「私たちは”袋小路”にいるが、これが”転換点”になる潜在的な可能性もある」と希望を残している。

*虐待の危機における共同責任

 また個人的宣言で、「この 1 年間、大司教を辞任することを考えて来た… ここ数ヶ月、辞任について繰り返し考え、内省し、祈りと霊的対話において正しい決定を下そうと努めた」とし、辞任によって「過去数十年にわたる教会関係者による性的虐待が破局をもたらしたことに対する責任を共有することが重要」と説明した。

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 マルクス枢機卿は過去数か月、ケルン大司教区での小児性愛事件の最初の調査を依頼された Westpfahl Spilker Wastl 法律事務所に、自身のミュンヘン・フライジング大司教区における性的虐待の第三者調査を依頼。また、大司教区に、性的暴力のすべての犠牲者に「癒しと和解」を提供するための財団「Spes et Salus」を、自身の資産の大半を注ぎ込んで設立した。

 

*個人的な失敗と管理運営上の誤りー教会のあるべき改革

 枢機卿の教皇宛ての書簡は複数の言語で翻訳されたが、その中で、枢機卿は、過去10年間の「調査」と「報告」について言及し、「管理運営上の誤りだけでなく、制度的あるいは体系的な失敗もある」ことを認める一方、ごく最近の論争や議論を見ると、「教会関係者の中には、共有すべき責任があること、制度としての教会が起こったことに批判を受けること、を認識するのを拒む者がいる。彼らは、性的虐待が引き起こした危機の文脈で教会の改革と刷新について議論するのに反対している」と批判。

 そして、この問題に対して考えねばならない側面として、「個人的に責任のある失敗」と「教会の変革と刷新を必要とする制度上の欠陥」があり、「私たちが”シノドスの道”ー”霊的識別”を実際に可能にする道ーを進むことだけが、今の危機を脱する”転換点”をもたらす、と考える」と訴えた。

 

*司教たちの教会的、社会的な信望が地に落ちた

 また枢機卿は、自身の司祭としての 42 年、司教としての 25 年間を振り返り、こうした教会での長い経験を踏まえて、「嘆かわしいことは、司教というものの、教会での、一般社会での信望が著しく損なわれたこと。どん底まで落ち込みました」と指摘し、自分の考えでは、「責任をとること。報告書が失敗や誤りについての決定的な証拠を提示した時だけ対応するのは、十分ではない。私たちは司教として、教会組織全体を代表しているのだ、ということを明確にせねばならないのです」と強調した。

*最大の過ちは、性的虐待の犠牲者を見過ごしたこと

 さらに、枢機卿は「問題を過去の時代や、かつての教会当局者と単純に結び付け、起こったことを”葬り去る”ことがあってはならない」と述べ、問題が起きているのに黙って、何もせず、結果的に犠牲者たちを見過ごしたことに「個人的に罪悪感と責任を痛感している」としたうえで、 「2002年以降、さらに2010年以降、性的虐待を受けた人々がさらに前面に出てきており、過去の過ちには程遠い。犠牲者たちを見過ごし、無視することは、私たちの、これまでで最大の過ちでした」と自省した。

*新たな始まりの合図となりたい

 「私たちは失敗しました」と枢機卿は繰り返し、この場合の「私たち」には自分自身が個人的に含まれていることを率直に認め、それが彼が辞表を提出する理由であり、責任を負う意思を表明する行為だ、と語り、「ドイツ国内だけでなく、教会の新たな始まりへの私なりの合図」となることへの希望も付け加えた。

 そして、最後に、「福音宣教の最前線は(教区や教会の)事務室ではない。そして、福音宣教も司牧の一環… 司祭、司教であることを享受するために、司牧活動に専念します。教皇が『理にかなって、役に立つ」とされる所であればどこにおいても、司牧牧活動に専念したい」とし、司牧ケアと教会の霊的刷新への取り組みを支援するにことに自身を捧げることを誓った。

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 マルクス枢機卿は、2013 年に教皇フランシスコが設置した枢機卿顧問会議のメンバーとして、世界の教会の統治支援し、バチカン改革の研究と計画策定などで、教皇を支えてきた。また 2014 年からは、バチカンの経済・財政政策を担当する経済評議会のコーディネーターを務める一方、ドイツ司教協議会の会長を2012年から2020年2月まで務めていた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2021年6月5日

・ニュージーランド司教団も「シノドスの旅」の準備開始

View from the Synod of Bishops with Pope FrancisView from the Synod of Bishops with Pope Francis 

 デュー枢機卿は「教皇フランシスコは、司教、司祭、そして信徒たちに、教会の共通の使命を共に歩むよう、頻繁に呼びかけてこられました。教皇は、神の民に耳を傾けることが不可欠であると確信しておられます。それは、現地の教会で司祭、信徒たちの言葉を聴くことなのです」と強調した。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2021年6月5日

・欧州のカトリック諸団体、環境回勅「ラウダー・ト・シ」推進へ協力改めて誓う

(2021.5.29 Vatican News  Lisa Zengarini)

 地球温暖化防止と社会正義の促進に協力する欧州のカトリック諸団体の連盟が、「ecological conversion(自然環境保全への回心)」と「integral ecology(総合的な自然環境保全)」のためにさらなる協力を進めるという誓いを新たにした。

  教皇フランシスコの環境回勅「ラウダー・ト・シ」発出6周年を記念して27日にELSi’A(「倫理的・法的・社会的な課題」連盟)が主宰して開いたオンライン・イベント第4回Laudato Si’ Reflection Day で合意されたもの。欧州司教協議会連盟(COMECE )、カリタス・ヨーロッパ、イエズス会欧州社会センター、 カトリック社会正義運動諸団体、カトリック地球温暖化防止運動などから100人以上がが参加した。

*「夢、計画、道」

  「夢、計画、道」と題されたオンラインイベントでは、長期的な思考の重要性と、創造性のより良い醸成に向けた欧州における教会と地域共同体社会の役割、そして、「ラウダー・ト・シ」のもたらす長期的な影響を基礎に置くことなどに焦点が当てられた。

*人類が新たな道を共に作る

 開会のあいさつで、ELSi’A の名誉会長で欧州司教協議会連盟(COMECE )会長のジャン=クロード・オロリッシュ枢機卿(元上智大学副学長、イエズス会士)が、世界が直面している多面的な危機と、そうした現状にどのように変化をもたらすことができるかについて語り、人類が新しい道を共に作り、調和の中で生きる「地球共同体」が可能であることを強調した。

 

*世代間の連帯の必要性

 続いて発言した人々の中には、教皇フランシスコが強調しておられる「長期的な思考」「世代間の連帯」を強調し、目先のことや現在の専制政治的傾向に囚われないようにすべきだ、との主張や、地球の未来は、天然資源の枯渇につながるような経済成長を追い求めるのでなく、循環型の無駄のない経済を作り出すことでバランスの取れた繁栄を可能にする持続可能な経済モデルを目指すべきだ、との主張が目立った。

 また、これまでの政治、社会、経済に変化を起こすために、市民と政治指導者が共に関与させることが重要である、との指摘も目立った。

*「ラウダー・ト・シ」の原則を実践する具体的な取り組み

 このイベントでは、各地域レベルで「ラウダー・ト ・シ」の原則を実践する具体的な取り組みについて学ぶ機会も提示され、具体的手法として、カトリックの地域共同体が環境保全の取り組みに参加して環境保全とカトリックの社会教説のつながりを示す、いつくかの草の根プロジェクトや啓発プログラムなどが挙げられた。

*「貧しい人々を犠牲にしない」環境保全へ

 イベントの後半では、カトリック教会と欧州連合の視点から、地球環境保全のための協力の目標と分野を特定するのに役立つ問題提起があった。バチカン人間開発省のアウグスト・ザンピーニ次官補は、教皇が繰り返し警告されている「無関心のグローバル化」に世界の人々が陥る危険性を指摘する一方、「これまで各国、関係機関、団体がとって来た政策は根本的に変えねばなりませんが、それは、あくまで貧しい人々を犠牲にしない形での変更です」と述べた。

*公正な未来の夢の実現

 イベントの最後に、カリタス・ヨーロッパのマリア・ナイマン事務局長は、たとえそれが急進的なものであっても、必要な変化を恐れないこと、を強調し、「教会は、『道』を一人ぼっちで歩んでいるのではありません。長期的な計画が求めれており、『ラウダ・ト ・シ』で教皇が説かれておられる『夢』を単なる夢想に留まらせないようにすることが必要です」と訴えた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2021年5月30日

・イタリアとラ米の司教協議会が”シノドスの旅”へ決意表明

74th General Assembly of the Italian Episcopal Conference

74th General Assembly of the Italian Episcopal Conference  (Vatican Media)

(2021.5.25 カトリック・あい)

 「For a synodal Church: communion, participation and mission(「カトリック・あい」仮訳は「共働する教会へー交わり、参加、そして派遣」をテーマとするカトリック世界代表司教会議(シノドス)の第十六回通常総会は、今年10月9、10両日のバチカンでの教皇ミサ、そして全世界の教区でのミサで始まり、以後、教区、五大陸、世界の3段階で3年にわたる長期の”シノドス(ギリシャ語で「共に歩む」)の旅”という異例の形をとることになったが、世界の司教協議会では、これに対応した取り組みが始まっている。

*イタリア司教協議会は定例総会で「シノドスの旅」への決意確認

 Vatican News が24日付けで報じたところによると、イタリア司教協議会は24日から4日間の予定でローマで定例総会を「再生の今、福音を宣言するーシノドスの旅への出発」をテーマに開始した。

 総会の開会式に参加した教皇フランシスコは質疑に入る前に、会議のテーマに関連して、10月から始まるシノドスについて、「小共同体、小教区から始まる”ボトムアップ・プロセス”(注:下からの意見を吸い上げて全体をまとめていくやり方)をもとにせねばなりません。それには、忍耐と苦労が求めらる」と強調。そして、「信徒の人々に自由に意見を述べ、『神の民の叡智』が生かされる場を提供する必要があります」と指摘された。

 開会あいさつに立ったイタリア司教協議会会長のグアルティエロ・バセッティ枢機卿も、「イタリアの教会の『シノドスの旅』」に重点を置いて語り、「励ましと祈り、そして、父としての祝福」を教皇に願った。

 さらに、枢機卿は「”神の民”の関与を強調」したシノドス事務局の声明に言及し、「私たちが始めようとするプロセスで、神の民が私たちを支えてくれる」と述べ、イタリアの詩人、小説家のアレッサンドロ・マンゾーニの名作「婚約者」で、主人公の司祭が司教に教えた言葉「自分が勇気を持たねば、相手を勇気づけることはできない。重要なのは、恐れず、大きな夢と希望を持つことです」を引用して、”シノドスの旅”を歩む決意を表明した。

 *ラテンアメリカ司教協議会も定例総会で「シノドスの旅」へ組織再編の指針決める

CELAM’s 2021 General Assembly 

CELAM's 2021 General Assembly

 また、ラテンアメリカ司教協議会(CELAM)は18日から5日間の日程で開いたオンラインによる定例総会を開き、ラテンアメリカとカリブ海地域の信徒たちにより効果的に奉仕するための組織再編指針を圧倒的多数で承認した。

 24日付けVatican Newsによると、承認された組織再編指針は、この地域の福音宣教活動を活性化し、聖職者と信徒が共働する、シノドス的な教会とすることを目的とし、9つの分野ーsynodality(共働性)、 collegiality(合議性)、統合的な回心、預言的な声、統合的な展望、有効性、ネットワーキング、分権の促進、教導権への支持と貢献ーから成っている。

 会議の中で、司教たちは、この地域で、とくに新型コロナウイルスの世界的大感染の中で社会的不平等が一段と顕著になっていることを共に認識したうえで、”神の民”の叫びの中にある聖霊の啓示を聴くことを通し、共同性、合議性のもとで識別していくことを確認した。

 会議後の声明ではまた、教皇の言葉ー私たちは皆、同じ船に乗っており、誰も一人で救われることはないーを受ける形で、「”神の民”の羊飼いとして、私たちは、大地の叫び、貧しい人々の叫びを合わせて聴くことを望み、神の国の福音を聴くことを望む。私たちが現在の危機に、共に、より効果的に打ち勝つことができるという希望をもって」と言明。

 「私たちは今、直面する数多くの課題に”圧倒されている”と感じている」が、神ー常に驚かせ、刷新し、力づけ、教会司牧の創造性を刺激してくださる方ーを信頼し、あふれ出る聖霊の助けを得て、課題に立ち向かっていく、ことを約束した。

 さらに、教皇がアマゾン地域シノドスの結果を受けて出された使徒的勧告「Querida Amazonia(愛するアマゾン)」で提案されている「社会的」「文化的」「生態的」「教会的」の四つの預言的な「夢」に言及し、もっとも貧しい人々の権利のため、今よりも公正な社会のために戦うように、この南米大陸を力づける教会となる意思を示している。

 

2021年5月25日

・子供たちを性的虐待から守るオンライン・シンポジウムへ、教皇が成果期待のメッセージ

(2021.4.8 Vatican News  Linda Bordoni) 

 米国のハーバード大学がバチカンの未成年者保護委員会、アメリカカトリック大学と共催する国際オンライン・シンポジウム「Faith and Flourishing: Strategies for Preventing and Healing Child Sexual Abuse(信仰と繁栄:子供たちを性的虐待から守り、癒すための戦略)」が8日から3日間の日程で始まった。

 シンポジウムには世界の宗教関係者、様々な分野の学者、専門家が参加。教皇フランシスコも、未成年性的虐待根絶のための取り組みへの支持と期待を表明するメッセージを寄せた。

 メッセージで教皇は「今回のシンポジウムを通じて、宗教指導者、学者、さまざまな分野の専門家が、調査・研究、実際の活動、司牧の経験と成果を共有することで、未成年に対する性的虐待という深刻で重大な悪を根絶するために社会のあらゆるレベルでの効果的な協力促進につながること」への期待を強調した。

 8日の最初のセッションは、ハーバード大学の健康・宗教・精神に関する問題担当部門長であるジェニファー・ウォーサム博士の司会で始まり、カトリック教会を代表して、バチカン弱者保護委員会のショーン・オマリー委員長・枢機卿が発言し、「教会の信徒たち、特に未成年者、若者、精神的・肉体的な弱者を保護しケアする道徳的、法的義務」を強調。

 さらに、「すべての宗教的、市民的、社会的集団で、私たちが奉仕する対象となる人々は、当然、保護を受けることを期待している。にもかかわらず、そうした相手への彼らの信頼は、『魂を世話する』という神聖な責任を負う人々によって裏切られるケースがあった」と述べ、「『性的虐待』という裏切りは、人間の尊厳をひどく傷つける行為だ」と指摘した。

 そして、教会が聖職者による性的虐待の根絶を約束し、そのための取り組みを続ける過程で、被害者と関係者たちを精神面でケアすることに十分に気を配る必要がある、とし、最後に「自らに起きたことを勇気をもって語ってくれる虐待の被害者たちを高く評価し、感謝したい。子供たち、若者たち、精神的・肉体的に弱い成人たちの保護、そしていくつもの被害者支援プログラムは、私たちのあらゆる生活の場面で中心的な構成要素になりつつあります」と締めくくった。

 World Childhood Foundationの創設者であるスウェーデンのシルビア王妃は、20年前にこの財団を創設する決意した時、「児童の性的虐待はほとんど社会的な問題になっていませんでした。当時は、被害者たちは『だれにも話したくない』、他の人たちは『被害者たちに会いたくない』という状況でした」と振り返った。

 そして、今、ようやく虐待被害を認め、予防のための一歩が踏み出されたものの、「テクノロジーの進歩とインターネットが新しい形態の性的虐待を招来し、新型コロナウイルスの世界的大感染が事態を悪化させています」と指摘。

 「”沈黙”は、虐待する者以外の誰も守らない。子供たちに”恥辱の重荷”を負わさないように、沈黙を破らねばなりません」とし、「重要なのは、声を上げる勇気をふるう子供たちの話に耳を傾け、彼らを信頼すること」と強調した。

 2018年のノーベル平和賞受賞者でコンゴの産婦人科医・社会活動家デニス・ムクウェゲ氏は、戦乱の中で性的暴行が”武器”として広く行われていたコンゴ民主共和国での医師としての自身の体験を語り、「私がパンジの町の産科病院で目撃した痛みと恐怖はたとえようもなかった。祈りとすべての関係者の信仰だけが、被害者たちが生きる力になりました」と述べた。

 そして、「私は、世界で最も壊滅的な暴力の中で、信仰、精神力、希望を持つことの重要性を痛感し、身体的な治療だけでは、彼らが負った傷から立ち直るのを助けるのに十分でないことが分かった」とし、その経験をもとに、医療と心理社会的支援、法律サービス、活動への参加の四つの柱からなるケアモデルを開発したが、具体的には、地方レベルで、宗教関係者や地域の指導者が協力し、男女の平等と女性と子供の権利についての住民たちの理解を深める機会を作り、国レベルでは、市民社会組織や政府機関と協力して、性的暴力の被害者支援ネットワークを構築し、補償し、安全・安心を保証する永続的な体制作りに取り組んでいる、と説明した。またコンゴはまだ安定的な平和に時間が必要で、国際的な支援も欠かせない、とも述べた。

 さらに、ムクウェゲ氏は、性的暴行は今でも、世界の多くの地域で戦争の”武器”に使われている。それを終わらすために、私たち宗教者には果たすべき重要な役割がある。また、被害者が受けた虐待に恥辱を感じないようにケアする責任があります。彼らを理解し、敬意を払い、彼らが無力感を抱くことなく、物事を変える力を持てるようにすべきです。沈黙することなく、語る機会を作る必要があります」と訴えた。

 シンポジウムでは3日間に「児童の性的虐待を防止するための課題と機会」「デジタルの分野での安全確保と新型コロナの世界的大感染に関連する緊急かつ新たな課題への対処」「子供たちに対する性的虐待の防止と癒しにおける信仰と、信仰の指導者の役割」「児童の性的虐待の防止と癒しにおける宗教指導者の重要性」などがテーマとして取り上げられる予定。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2021年4月9日

・バイデン米大統領、信仰に基礎を置く組織を再開(Crux)

(2021.2.15 Crux National Correspondent John Lavenburg)

 米国のバイデン新大統領は14日、国内の宗教関係者や団体の要請に応えて、ブッシュ政権の下で創設され、オバマ政権まで続けられていたホワイトハウスの「信仰を基盤とし隣人との協力を推進する室」を再開する大統領命令に署名した。

 オバマ大統領当時の2013年から2017年にかけて室長を務めたメリッサ・ロジャース氏がトップに復帰し、大統領選挙でバイデン候補の信仰面を補佐したジョシュ・ディクソン氏が副所長に就任する。また選挙中にアフリカ系米国人との連絡役を務め、現在はホワイトハウスで市民参加担当の上級顧問になっているトレイ・ベイカー氏は、同室の黒人コミュニティとの連絡を担当する。

 バイデン大統領は14日の発表で、再開される部署は、米国が直面する問題のいくつかを解決するのを助けるために超党派で対応するためのであることを強調。「危機に瀕している地域社会の最前線であり、私たちの癒し、団結、再建を支援できる、さまざまな信仰と背景を持つ指導者と協力するため」にこの部署を再開することを決めた、と説明した。

 そして、「現在の新型コロナウイルスの感染の中で、命を落とし、職を失い、飢え、住まいの立ち退きを迫られ、人種差別や気候変動の危機の矢面に立たされたりする人々に、民主党員も共和党員もありません。皆、同じ人間。米国人です。私たちの国は、周りで苦しんでいる人々を黙って見ている国ではない。私たちが何者かでもない。どのような信仰が私たちを動かすかでもありません」と、苦しむ隣人を助ける努力を結集するよう訴えた。

 Jubilee USA Networkのエリック・レコンテ代表はCruxのインタビューに、「大統領が、この部署を再開するのは素晴らしいことだが、何より素晴らしいのは、この部署が、このような5つの分野を推進する使命を帯びていることです」と期待を込めて語った。Jubilee USA Networkは、就任式の翌日に大統領に、部署の再開を求める書簡を送った50の信仰を基盤とする組織・団体の一つ。

 他には、「NETWORK Lobby for Catholic Social Justice」「 Church World Service」「 Pax Christi USA」「 Leadership Conference of Women Religious」「 Catholic Labor Network」「National Advocacy Center of Sisters of the Sisters of the Good Shepherd」などが所管の署名に参加しており、「NWTWORK…」代表のシスター・シモン・キャンベルは「オフィスが再開されたことにとても感謝しています。すべての信仰共同体に役立つでしょう。協力して対処することを楽しみにしています」と、ロジャース室長にエールを送っている。

 

2021年2月16日

・「女性の司祭叙階と女性の役割拡大は別問題」と国際修道会連盟事務局長

(2021.2.2 Crux SENIOR CORRESPONDENT Elise Ann Allen)

 ローマ発―世界のカトリック教会で最も有力なシスターの一人である国際修道会連盟(UISG)のシスター(UISG)・パトリシア・マリー事務局長が、1日開かれたオンラインセミナーで、女性の司祭叙階を巡る議論について「この問題は、叙階された聖職と教会の意志決定への参加とを分けて考える必要性を強調する、もっと深い問題を提示している」との考えを明らかにした。

 「女性の力・昨日と今日」をテーマにしたこのセミナーは、駐バチカン・アイルランド大使館が主催したもので、マリー事務局長は講演で、まず、現在カトリック教会で話し合うべき主要課題として、「識別」の重要性を強調。

 彼女が所属している女子修道会、The Institute of the Blessed Virgin Mary の霊的な伝統は、教皇フランシスコの”本籍”であるイエズス会の創設者である聖イグナチオ・ロヨラの(識別を重視する)教えがもとになっている、としたうえで、「全世界のカトリック教会の奉仕に聖霊が何を求めておられるのか深く考察することを、まさに『識別』が求めているのです」と指摘。

 そして、「それは性急にできるものではありませんが、試みられるべきもの。X、YあるいはZについて”圧力団体”に即座に答えるのではなく、世界が求めるもの、特定の場で教会が求めるものに対する人々の意見表明に深い関心をもち、吟味し、それから、何がしかを試し、すこしずつ前に進むようにするのです」と説明した。

 さらに、アイルランドの尊者ナノ・ネーゲル(18世紀にSisters of the Presentation of the Blessed Virgin Maryを創設)と尊者キャサリン・マコーレー(19世紀にthe Sisters of Mercyを創設)の生涯に触れ、「この二人は、最終的に成し遂げたことよりも異なる点の多い計画を立てていました。歩き続けながら見識を得たために、そうなったのです」と述べた。

 そして、カトリック教会で議論が高まっている女性の司祭叙階問題について、「教皇フランシスコが私たちに言われていることの一つは『確かにこの問題についてさまざまな声が出ているが、司祭職を変えることについて、私たちが司祭職を一般的にどう見るのかについて、もっと奥の深い問い掛けがある』ということです」とし、「教会におけるすべての司牧活動は、それがカトリック要理を教えることであろうと、病気の人や瀕死の人のケア、貧しい人への奉仕であろうと、育成される必要があります… 世界には、神に奉仕するためにさまざまな仕方があるのです」と語った。

 さらに、「聖職にもさまざまなものがあり、叙階された司祭職のように、特定の聖職は時間をかけて育てられると思います… 叙階された司祭職は、確かにとても重要ですが、同じように重要な他の聖職には、ふさわしい重さが置かれていません」とし、「私見では、教会における女性の役割の問題は、司祭叙階だけに絞ることはできない、と思います」と言明。

 また、「現代世界における女性の力と信仰」についての考察で、 教会組織における女性と、神の民の一員、修道者、そして一般信徒として教会共同体全体に奉仕する女性に焦点を合わせ、北半球の先進国で生活し奉仕する多くの女性の一方で、女性信徒の大多数は南半球に住んでおり、貧困、紛争、戦争、差別が北半球よりも横行しているが、北半球でも貧富の格差が広がりつつあり、それが女性が奉仕する環境に複雑さを付け加えている、と指摘。

 そして、教区の活動に奉仕する女性、ミサで朗読をする女性、聖体を配る女性、教える女性、医療施設や刑務所、ホームレス保護施設、難民キャンプで働く女性など、何百万人という女性たち、アマゾンや南スーダンなど辺境や危険地域で働く宣教師たち、人身売買の犠牲者や新型コロナウィルスに感染した人々を助けている人々を称賛し、聖職者、一般信徒の区別なく、世界中で、女性たちは信仰の故に「連帯と慈しみに招かれていることを感じています… これらの女性すべてが、イエスの使命を実際に感知できる手段を通して、目に見えるものにしているのです」と語った。

 教会の組織運営に関して、この数十年の間に、女性たちは「教会の役に立つために、自分たちの見方や洞察を通して、意思決定に参加したい」と自由に発言することが増えてきています」とし、実際に、第二バチカン公会議以降、教会の中で女性が自分たちの場所をさらに拡大させてきたことに注意を向けた。

 具体的には、神学や教会法を学んだり、高い水準のテーマを教えたり、書物にしたりする女性、教会法の専門家の中に一般信徒の女性が増えていること、数え切れないほど多くの女性が教皇庁で重要な地位に任命されてきていること、多くの女性が世界代表司教会議に招かれていること、などを挙げ、「カトリック会の脱聖職化と、叙階制度と教会運営に関する政策決定過程の繋がりを絶つプロセスに焦点が合い始めており、重要な変化が必要になるでしょう」とも述べた。

 また、洗礼を通してカトリック教徒は「教会の使命と司牧を平等に分かち合っている」とし、教皇フランシスコが2013年に出された使徒的勧告「Evangelii Gaudium(福音の喜び)」で語られている言葉を引用したー「私たちが秘蹟の力について話すとき、私たちの役割は『働く』ことであり、『威厳』や『聖性』をもたらすことではありません」。

 このように、さまざまな司牧活動で、教皇の見方に倣う必要があり、「教会の組織の中で、女性は役割と機能の両方を広げつつある」ことを付け加えた。「私自身、ローマにいた時、様々なレベルでの考察、識別、政策決定への、女性の参加という変化を、数多く目の当たりにしました」と述べた。

 そして、「今の教会で女性にとって最も大きな課題は、依然として、私たちの声が聞き届けられること、教会のあらゆるレベルで女性が参加できる場所ができること、なのです」と強調。「教皇フランシスコはその模範となってくださっている、と思います。簡単なことでありません。困難はつきものです。しかし、女性のための場所が作られ、小教区や教区でもそれが起こりつつあるのです」。

 この変化は、一様ではなく、世界の場所、段階によって異なっているが、「その方向に物事が進み始めれば、それ以降の進展は時間の問題です… 私たちは尊厳と勇気を持って真実を語り、私たちの場所を主張せねばなりません」と訴えた。

(翻訳「カトリック・あい」田中典子・南條俊二)

・・Cruxは、カトリック専門のニュース、分析、評論を網羅する米国のインターネット・メディアです。 2014年9月に米国の主要日刊紙の一つである「ボストン・グローブ」 (欧米を中心にした聖職者による幼児性的虐待事件摘発のきっかけとなった世界的なスクープで有名。映画化され、日本でも昨年、全国上映された)の報道活動の一環として創刊されました。現在は、米国に本拠を置くカトリック団体とパートナーシップを組み、多くのカトリック関係団体、機関、個人の支援を受けて、バチカンを含め,どこからも干渉を受けない、独立系カトリック・メディアとして世界的に高い評価を受けています。「カトリック・あい」は、カトリック専門の非営利メディアとして、Cruxが発信するニュース、分析、評論の日本語への翻訳、転載について了解を得て、掲載しています。

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2021年2月5日

・14日まで一週間で少なくとも10人のカトリック高位聖職者がコロナで死亡(Crux)

(2021.1.18 Crux Inés San Martín

 新型コロナウイルスの世界的大感染が続く中で、カトリックの高位聖職者の感染、死亡が相次いでいる。

 新年に入って8日から14日のわずか一週間で、世界中で10人の司教が亡くなり、さらに17日には、南アフリカの主要教区であるダーバンのアベル・ガブザ大司教がコロナで命を落とした。教区長のポストを彼に引き渡す予定だったウィルフリード・ネイピア枢機卿は同日、声明を発表。「ガブザ大司教は、その優しさと思いやり、温かな性格を通して、全ての人に大きな影響を与えてきました。彼の死は南部アフリカの教会にとって大きな損失です」と追悼した。

 この期間で司教の死亡が集中したのは1月13日で、3つの大陸でザンビアのハムンゴレ司教を含めて4人の司教が亡くなった。英スコットランド最大のカトリック教会共同体、グラスゴー教区を率いてきたフィリップ・タータグリア大司教(70)、イタリア・ファーノ教区のマリオ・チェッキーニ司教(87)、ブラジル・リオデジャネイロ教区の教区長を引退していたエウゼビオ・オスカー・シャイド枢機卿(88)だ。

 このうちシャイド枢機卿は、コロナウイルス感染が分かり入院して、数日後に亡くなった。枢機卿が亡くなった際の慣習として、教皇フランシスコは、リオデジャネイロ大司教のオラニ・ジョアン・テンペスタ枢機卿に弔電を送り、深く哀悼を示すとともに、その功績を讃えた。ブラジルは、コロナ感染で米国に次ぐ多くの死者を出している。

 また、この一週間の初めに亡くなったのは、ベネズエラ・トルヒーヨのカストル・オズワルド・アズアヘ・ペレス司教(69)。ベネズエラの司教として初のコロナによる死者となったが、同国では、少なくとも8人の司祭と数人の修道女がコロナで亡くなっている。

 南米では、コロンビア・サンタマルタのルイス・アドリアーノ・ピエドラヒタ・サンドバル司教(74)が、昨年12月23日から入院治療中だったが11日に亡くなり、コロンビアで最初の司教の死者となった。。

 スコットランドでは、タータグリア大司教が亡くなった翌日の14日に、ダンケルド教区のヴィンセント・ローガン名誉司教(79)が死亡している。

 欧州では、ほかにポーランドのアダム・ディツコウスキー名誉司教(88)が10日に、ルーマニア・クルージュゲルラのフロレンティン・クリハルメヌ司教(61)が12日に、それぞれ亡くなった。

 南米メキシコも大感染が続いており、すでに100人近くの司祭が死亡しているが、メキシコシティの元大司教、ノルベルト・リベラ・カブレラ枢機卿も、コロナ感染で16日に入院している。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

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2021年1月18日