・COP28で諸宗教指導者たちが各国指導者に「協力と決断を伴う迅速な行動」を求める共同宣言

(2023.12.3 バチカン放送)

 ドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に参加した諸宗教リーダーたちは、12月3日、共同宣言を行った。教皇フランシスコは、バチカンの書斎から共同宣言に署名された。

 COP28に集った諸宗教指導者たちは共同宣言を通して、「1.5℃目標」(気温上昇を産業革命前比で1.5℃までに抑える目標)を中心に据えるとともに、気候変動の影響を受ける共同体を支えるために革新的行動を必要とするこの気候変動の危機の中で、団結と、責任の共有、人類の兄弟愛の精神を強調。

 そして、「この歴史の瀬戸際において、皆で立ち向かうべき挑戦の重大さを思いつつ、私たちは次世代への遺産を自覚し続ける」と述べ、「共通の行動と深い責任のタペストリーを紡ぐ」ため、また「傷ついた世界を癒し、私たちの”共通の家”の輝きを守る」ために、協力と決断を伴う迅速な行動をとるよう、COP28に集まった各国の指導者たちに呼びかけた。

(編集「カトリック・あい」)

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2023年12月4日