・16日にルルドの聖母巡礼聖堂で初のオンライン巡礼・日本時間午後2時から

ルルドの聖母巡礼聖堂で、7月16日、初のオンライン巡礼開催ルルドの聖母巡礼聖堂で、7月16日、初のオンライン巡礼開催 

 フランスのルルドの聖母巡礼聖堂で16日、インターネット・メディア等を通した、初のオンライン巡礼が行われることになった。新型コロナウイルスの世界的大感染で巡礼者が激減しているルルドへの巡礼者の再来、そのための大感染の早期終息を願うと共に、同巡礼聖堂がその奉仕を続けられるよう、信者たちに連帯と支援を求めるのが狙い。

 「ルルド・ユナイテッド」と題されたこの国際的催しは、ルルドに聖母が18回目、最後の出現をした記念日、7月16日現地時間の午前7時から午後10時(日本時間:16日午後2時から17日午前5時)まで行われ、希望と連帯のしるしのもと、テレビや、ラジオ、ソーシャル・ネットワークなどを通し、世界中の巡礼者がルルドにおいて一致する。

 一日のプログラムは、10の言語(フランス語、タミル語、ベトナム語、イタリア語、アラビア語、ポルトガル語、ポーランド語、ドイツ語、スペイン語、英語)をそれぞれ用いたロザリオの祈りや、ミサ、朝や晩の祈り、宗教行列などからなる。

 現地時間午後4時から6時は洞窟より特別番組が中継され、社会や宗教界を代表する人々が自身とルルドとの結びつきを語るなど、連帯・兄弟愛・努力・支援・希望・意味の探求等をテーマに番組は展開される。ルポルタージュや、歴史的映像、ライブ・ミュージック、また巡礼聖堂の使命や活動の説明なども予定されている。

 ルルドの聖母巡礼聖堂は、その歴史上初めて、2か月間閉鎖され、すべての巡礼を取り消さなくてはならなかった。現在、部分的に再開されたものの、衛生上の厳格な規則により、巡礼者の数はかなり制限されている。巡礼者の訪れないルルドは、その使命を行うための、また、施設の維持と320人の職員の仕事を守るための財源を失うこととなり、その赤字は推定800万ユーロに達するという。

 オンライン巡礼「ルルド・ユナイテッド」の公式サイトおよびプログラムには、以下のURLよりアクセスできる。

 「ルルド・ユナイテッド」公式サイト⇒https://www.lourdes-france.org/en/lourdes-united/

 「ルルド・ユナイテッド」2020年7月16日、一日のプログラム⇒https://www.lourdes-france.org/wp-content/uploads/2020/07/affiche-programme-Lourdes-united_EN.pdf

(編集「カトリック・あい」)

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2020年7月16日