(2024.1.19 By La Croix International staff )
キリスト教一致祈祷週間の1月22日から29日にかけ、ローマとカンタベリーで教皇フランシスコと聖公会のウェルビー・カンタベリー大主教が主宰する「Growing Togetherサミット」が開かれ、27カ国から50人以上の聖公会の主教とカトリック教会の司教が参加する。
参加者たちはそれぞれの聖跡を訪問し、キリスト教一致のための意見交換を行い、福音宣教において共に成長する方法について熟考する。教皇が聖ペトロ大聖堂地下の 使徒パウロの墓のそばで行われる参加者たちへの委嘱式は、聖公会とカトリック教徒の間の絆を象徴し、さらなるキリスト教一致への対話を促進する重要な瞬間となることが期待される。
教皇とカンタベリー大司教は、司教、主教たちに、キリスト教一致の証人として二人一組での派遣を委嘱する。 聖ペトロ大聖堂では、大聖堂を巡礼し、聖公会による夕べの礼拝に出席する。 聖バルトロメオ教会を訪問し、カンタベリー大主教が聖公会の祈りと説教をし、さらに西暦 597 年に教皇グレゴリウスが初代カンタベリー大主教の英国派遣を決めた聖グレゴリオ・ アル チェリオ教会を訪問する。
1月25日は、バチカンで教皇フランシスコとウェルビー大主教による晩祷で、キリスト教一致祈祷週間を締めくくるとともに、カトリック、聖公会それぞれの司教、主教たちの強い兄弟愛を確認し合う。
キリスト教一致祈祷週間は、1908 年にフランシスコ会の修道士によって始められ、 教皇ピオ10世(在位:1903年8月4日 – 1914年8月20日)が祝福を与え、教皇ベネディクト15世が1916年に世界的な行事とした。 第二バチカン公会議以来、この式典は世界教会評議会(スイス の ジュネーヴ に本部を置き、120か国以上から、カトリック、プロテスタントなど340を超えるキリスト教各派が参加)とバチカンのキリスト教一致推進省が共同で主催している。
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