【シノドス総会】25日夕、参加者全員でロザリオの祈り「主に従い、命と希望と平和を証しできるように」

シノドス参加者らによる宗教行列  2023年10月25日 ロザリオの祈りの集いで バチカン・聖ペトロ大聖堂シノドス参加者らによる宗教行列  2023年10月25日 ロザリオの祈りの集いで バチカン・聖ペトロ大聖堂  (Vatican Media)

 バチカンで開催中の世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会・第一会期の参加者たちが25日夕、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、平和のためにロザリオの祈りを唱えた。

 聖ペトロ大聖堂の主席司祭、マウロ・ガンベッティ枢機卿の主宰によるこのロザリオの祈りの集いは、大聖堂のアトリウム(入口のホール)における導入の祈りから始まった。続いて、ろうそくの灯を手にした参加者たちは、十字架を先頭に、聖堂内奥の司教座の祭壇に向けて宗教行列を行った。

 参加者たちは、ロザリオの祈りの「栄えの神秘」の黙想を通し、戦争や暴力、憎しみや復讐、人の苦しみを感じない非人間性、子どもやお年寄りたちの涙にノーを唱えた。そして、復活の主に従い、命と希望と平和を証しできる者となることができるように、と祈った。

 また、互いの差異を超えた交わりの恵みの目に見えるしるしとなることができるように、互いの尊重、出会いと対話は可能であると示すことができるように、祈りが捧げられた。

 参加者たちは、ロザリオの祈りの黙想の中で、今回のシノドスを「新たな聖霊降臨」として神に感謝するとともに、シノドスで体験した「キリストにおいて洗礼を受けた者たちの兄弟的喜び」を強調。キリスト者同士の兄弟愛の証しが平和のパン種となることを願った。

(編集「カトリック・あい」)

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2023年10月27日