Members of the executive committees of the Episcopal Conferences of Canada, the United States and Latin America (CELAM).
(2024.2. 29 Vatican News )
米国、カナダ、中南米の司教たちが2月26日から28日にかけて、米タンパ市でアメリカ大陸代表司教会議を開き、共に祈り、シノダル(共働的)な宣教する教会となるための友愛、傾聴、対話の在り方について話し合った。
会議には、ラテンアメリカ司教協議会連盟(CELAM)、カナダ司教協議会(CCCB)、米国司教協議会(USCCB)の代表たちが参加。会議の最後に、教皇フランシスコあての書簡をまとめ、その成果について 「私たちの対話は多くの実を結び、特に環境と移民問題の分野で、さまざまな共同イニシアチブの可能性を模索することになった」としている。
CELAM事務局長のリザルド・エストラーダ司教はVatican Newsのインタビューで、アメリカ大陸の教会は「情緒的かつ効果的な合議制」を実践している、と述べ、 「互いの意見に耳を傾け、共通の問題に直面し、アメリカ全土で私たち全員が抱えているこれらの課題に対応すること」と確認したという。
会談後に発表された共同声明の中で、司教たちは「私たちは互いに共通する課題と対応―司牧的奉仕、安楽死を含む道徳的問題、移民、環境問題、”シノドスの道”など―について話し合った」とし、「共に過ごした3日間で『アメリカ大陸は一つ』と語られた聖ヨハネ・パウロ二世教皇の言葉の意味をかみしめ、私たちが多くの共通点を共有しており、同様の司牧的、社会的関心を持っていることを改めて確認できた」と述べた。
さらに、共に過ごした時間が「キリストにある友愛の絆を強め、よりシノダル(共働的)で宣教的な教会とするために、”主のぶどう園”でさらに効果的な協力の進め方を理解するのに役立った」と付け加えた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南条俊二)