(2024.2.26 Vatican News Linda Bordoni)
西アフリカ・ブルキナファソ北部の村にあるカトリック教会が25日、ミサ中に襲撃を受け、信者たち少なくとも15人が殺害され、2人が負傷した。
また、同国東部のナティアボアニにあるモスクで2度目の襲撃があり、数十人が殺害された。襲撃が起きたのはマリやニジェールとの国境地帯で、イスラム過激派によるキリスト教会への襲撃や聖職者の誘拐事件が相次いでいる。
教皇フランシスコは26日、パロリン国務長官を介してブルキナファソ・ニジェール司教協議会のローラン・ダビレ司教に送られた電報で、襲撃を受けて亡くなった人々に深く追悼の意を表するとともに、礼拝の場へ敬意を払い、平和の価値観を皆が共有するように、強く呼び掛けた。また、「憎しみは紛争の解決策ではない」との確固たる信念を改めて表明した。
(翻訳・編集「カトリック・アイ」南条俊二)