(2022.2.2 バチカン放送)
教皇フランシスコは2日、水曜恒例の一般謁見で、国軍によるクーデターから1年を経てなお多くの国民が悲嘆の底にあるミャンマー情勢を注視、紛争当事者や世界の指導者たちに対して、和平実現への努力を改めて求めた。
「この一年間、ミャンマーで繰り返される流血の暴力を、苦しみをもって見守ってきました」と述べた教皇は、同国の司教たちと心を合わせ、「当事者間の和解のために働きかけて欲しい」と訴えられ、「多くの兄弟姉妹の苦しみに、目をそらしてはなりません」とされたうえで、「苦しみを生きる人々のために慰めを祈り、平和のために皆が努力するよう神に願いましょう」と世界の信徒たちに呼びかけられた。
(編集「カトリック・あい」)