
*神の言葉をすべての人に伝えよう、教会は”入場希望者”を断るな
続けて教皇は、イエスが「大宴会のたとえ話」で語られた、招待客に宴会への参加を断られ、僕に、街に出て、貧しい人たち、体の不自由な人たちなどを宴会に連れてくるように命じた主人の振る舞いを取り上げ、「この主人のように、神の言葉をすべての人に伝えるようしましょう。イエスがこのたとえ話でおっしゃりたかったのは、皆、皆、皆に・・・ということなのです」と指摘。教会も、来る人を選ぶ、来る人を『いっぱいだから』と断るようであってはならない、とされ、「教会は入場無料です。誰もが、イエスの招待の声を聞きます―『自分に従い、教えと秘跡の助けを受けて主の道を歩み、神の前にどのように立つか分かるように』という声です」と語られた。
*年配者も若者も互いに心を開け
教皇はまた、年配者と若者の対話の重要性について触れられ、「世代間の架け橋を築く人」になるように、若者たちを促された。
「世代間の連携によって、民族の歴史と文化は生き続けます」とされ、年配のエリザベトが身ごもったことを聞いて、喜びを分かち合うために急いで山里の彼女の家に行ったマリアのように「希望のしるし、平和と喜びのしるし」となり、マリアの謙虚さを見倣うことで、「あなたがたが生きている歴史を、変えられますように」と希望された。そして、 「年配のエリザベトは、歳を重ねることで得た知恵によって、聖霊に導かれ、若く、恵みに満ちたマリアを力づけたように」、若者たちは年配者から知恵と力をもらうことができる、と強調された。