・FABC総会16日‐主日ミサと16人のパネリストによる”バーチャル・トークショー”

(2022.10.16 FABC PRESS NOTE )

 FABC総会の最初の主日となった16日は、会場バーン フー ワーンの聖ミカエル・ホールでの朝の祈りとミサで始まった。ミサは、シンガポール大司教のウイリアム・ゴー枢機卿が主主宰。ゴー枢機卿はミサ中の説教で、「私たちは、教会の”羊飼い”としてしっかりと立ち、聖霊に完全に導かれ、識別者との役割を果たす責任がある」ことを思い起こし、祈ること、聖職者が一般信徒と共に旅を続けること、の重要性を強調した。

 ミサの後、13か国から選ばれた16人のパネリストによる”バーチャル・トークショー”が行われ、他宗教の信徒による結婚の問題、家庭問題、ひとり親の問題から、政治経済問題、人口の高齢化、身障者、女性、先住民、気候変動、テロなど、さまざまなテーマが取り上げられた。

 司会のアルウィン・ディシルバ司教は、会に先立って、参加者たちに「自分は誰の隣人になれるか」を考えるように、人々の発言を耳を澄まして聞くように求め、パネリストたちは、人々にこれらのテーマについて考える機会と希望のメッセージを提供。パネリストへの感謝の言葉の中で、総会の統括責任者であるオズワルド・グラシアス枢機卿は「私たちの心はあなたと共に鼓動している」と語った。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2022年10月17日