・「中国愛国天主協会」が「宗教活動の場の管理強化のための措置」を学ぶ会

(2023.9.4  中国天主教=Catholic Church in China=ニュース)

 中国のカトリック「一会一班」は4日、1日から施行された国家宗教行政令第19号「宗教活動の場の管理のための措置」を学び、話し合うための特別研究会を開いた。

 会を主宰した中国愛国天主協会の会長、李山・北京大司教は、この措置に対応した対策策定の必要性、策定の進め方、管理組織、監督と管理について詳細に説明。 今回の措置は、「宗教活動の場と信徒たちの合法的な権利と利益を保護し、宗教活動の場の管理の制度化と標準化を改善し、中国における宗教の『中国化』の方向性遵守に非常に重要な『宗教問題に関する諸規則』の徹底的な実施のための重要な措置だ」と指摘した。

 李山大司教は、今回の措置を受けて、「カトリック活動の場の民主的管理を実施し、人事管理システムの確立および改善、宗教活動、社会活動、および人々の国内での対外交流を規制することが求められる」と強調。 宗教活動の場は、「適切な規模、厳格な経済、安全、秩序の原則を遵守しなければならならず、 内部管理を強化し、管理体制を確立・改善し、現地関係部署の指導・監督・点検を受ける必要がある」と述べ、「 私たちは、全国のカトリック教会が、それを誠実に学び、広く公表し、措置の核となる本質と精神的本質を深く理解し、全国のカトリックの活動の場の制度化と標準化された管理をさらに強化し、中国のカトリックの健全な継承を促進するように導かねばならない」と参加者を促した。

 この後、研究会に参加した「一会一班」の各地の常駐リーダーと部局長が「施策」について突っ込んだ議論を行い、「宗教活動場の管理を包括的かつ綿密に規制し、宗教活動場の内部管理メカニズムを明確にし、人事管理、宗教活動管理、建設管理、安全管理の関連内容を追加し、監督メカニズムを改善すること」ことを、全員で確認した。 この措置はまた「厳格な教育管理、贅沢からの倹約と棄権、および緑の環境保護の概念」を具体的に示しており、 この措置の実施に伴って、宗教活動の場の管理のための規則と法律が施行された。これは非常に実際的な重要性と指導的意義があり、「 徹底的に研究し、学んだことを応用し、措置の実施を促進し、カトリックの活動の場の管理の制度化と標準化をさらに改善すること」でも一致した。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二=原文のまま)

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2023年9月14日