・教皇、4日間の初のバーレーン訪問に出発ーイスラム教関係者などと出会いを予定

(2022.11.3 バチカン放送)

 教皇フランシスコは3日午前、ローマのフィウミチーノ国際空港から、バーレーン王国への訪問に出発された。

 東洋と西洋の人類の共存をテーマとする「対話のためのバーレーン・フォーラム」(3,4日)を機会に行われる今回の訪問は、教皇フランシスコにとって第39回目の海外司牧訪問(イタリアを除く)。また、ローマ教皇がバーレーン王国を訪れるのは、今回が初めて。

 バーレーン中部アワリのサヒール空軍基地への到着は、およそ5時間後を予定。現地では同国中部のアワリと、北部の首都マナマを訪れ、バーレーン・フォーラムの閉会行事に出席するほか、同国各界代表との会見、イスラム教関係者やキリスト教諸教会代表らとの出会い、カトリック共同体や若者たちとの交流を予定されている。

 教皇のバーレーン訪問の詳細な日程は以下のとおり。

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 初日(木)午前、ローマからバーレーンに特別機で向かった教皇は、現地時間同日夕方、到着したアワリのサヒール空軍基地で歓迎を受ける。続いて、教皇はサヒール宮殿にバーレーン国王を表敬訪問する。宮殿の中庭で歓迎式に臨み、同国の各界要人との会見を行う。

 11月4日(金)、午前、教皇はサヒール宮殿の広場で「対話のためのバーレーン・フォーラム」の閉会行事に出席する。午後、宿泊先でアル=アズハル・モスクのグランド・イマームと私的に会見。そしてサヒール宮殿のモスクでイスラム長老評議会メンバーらとお会いになる。この後、アラビアの聖母に捧げたアワリのカテドラルで諸キリスト教会代表と平和の祈りを捧げる。

 11月5日(土)、午前、アワリ市内のバーレーン国立競技場で教皇はミサをとり行われる。午後、カトリック系の学校、セイクリッド・ハート・スクールで若者たちとの集いを持たれる。

 11月6日(日)、午前、教皇は首都マナーマのイエスの聖心に捧げた教会でアラブ世界北部地域のカトリック教会関係者との出会いを行う。現地時間正午過ぎ、アワリのサヒール空軍基地で送別を受け、特別機で帰途につき、イタリア時間同日夕方、ローマに戻られる。

(編集「カトリック・あい)

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2022年11月3日