教皇、「いつくしみの金曜日」にローマ近郊の小児科病院訪問

教皇フランシスコ、ローマ近郊パリドーロのバンビーノ・ジェズ病院を訪問 – AFP

(2017.1.5 バチカン放送)教皇フランシスコが5日、ローマ郊外パリドーロにある小児科「バンビーノ・ジェズ(幼きイエス)病院」の分院を訪問された。

 教皇は金曜日を「いつくしみの金曜日」として、おおむね一か月に一回、医療や福祉施設などを訪問されており、この日の小児科病院訪問は、イタリアの子どもたちが贈り物を楽しみにしている「主の公現」の祭日、6日を前に行われた。

 「バンビーノ・ジェズ病院」は、教皇庁所有の小児科総合医療施設。1869年にローマの篤志家によってイタリア初の小児科専門病院として開業し、来年で150年を迎えるが、1924年に教皇庁に寄贈され、歴代の教皇の保護を受けて、ローマ市内に本部とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ分院、同市近郊にはパリドーロとサンタ・マリネッラに2つの分院をもつ、ヨーロッパ有数の規模と内容を持つ小児科総合病院となっている。

 教皇が訪問されたパリドーロの分院はローマから北へ30キロにあり、1978年に教皇パウロ6世によって創設された。同院の利用者の4分の一は、地元ラツィオ州以外からの患者。教皇は、様々な病棟を訪問され、入院中の子どもたちに挨拶と祝福をおくられると共に、両親や医療関係者に励ましの言葉をかけられた。

(バチカン放送の日本語訳を「カトリック・あい」が編集しました)

 

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2018年1月6日