「バンビーノ・ジェズ病院」は、教皇庁所有の小児科総合医療施設。1869年にローマの篤志家によってイタリア初の小児科専門病院として開業し、来年で150年を迎えるが、1924年に教皇庁に寄贈され、歴代の教皇の保護を受けて、ローマ市内に本部とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ分院、同市近郊にはパリドーロとサンタ・マリネッラに2つの分院をもつ、ヨーロッパ有数の規模と内容を持つ小児科総合病院となっている。
教皇が訪問されたパリドーロの分院はローマから北へ30キロにあり、1978年に教皇パウロ6世によって創設された。同院の利用者の4分の一は、地元ラツィオ州以外からの患者。教皇は、様々な病棟を訪問され、入院中の子どもたちに挨拶と祝福をおくられると共に、両親や医療関係者に励ましの言葉をかけられた。
(バチカン放送の日本語訳を「カトリック・あい」が編集しました)