(2024.2.21 Vatican News Christopher Wells)
教皇フランシスコは、来年2025年の聖年を前に今年を「祈りの年」とすることを決められたが、バチカン福音宣教省が21日、世界の信徒たちが今年を「祈りの年」として過ごすためにガイドブック「Insegnaci a pregare(Teach Us To Pray=私たちに祈りを教えてください)」を出版した。
表題はルカ福音書に書かれた弟子たちのイエスに対する求めの言葉(11章1節)から取られており、信徒たちに「神との個人的な対話としての祈りを深め」、今日の世界における信仰と献身の在り方を振り返るよう、勧めることを目的としている。
福音宣教省のウェブサイトからイタリア語版が無料でダウンロードできるが、 英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ポーランド語版が間もなく利用可能になる予定。
教皇フランシスコは1月21日の正午の祈りの中で、来年の聖年に先立つ今年を「祈りの年」とすることを発表され、「この年は、個人生活、教会生活、そして世界における祈りの大きな価値と絶対的な必要性を再発見することに捧げられます」と説明されたうえで、世界の信徒たちに「この恵みの年をしっかりと生き、神の希望の力を体験する準備のために、熱心に祈るように」と呼び掛けられている。