(2023.10.23 カトリック・あい))について話し合った、 としているが、
教皇フランシスコは22日午後、米国のバイデン大統領と電話で会談。ガザ地区、ウクライナはじめ世界のさまざまな紛争の現状や和平実現への道筋を定める必要性について意見を交換した。
バチカン報道局が同日夕発表した声明によると、二人の電話会談は20分にわたって行われた、としているが、会談で世界のさまざまな紛争の現状や和平実現への道筋を定める必要性について意見を交換した、とだけ説明。教皇がガザ地区やウクライナについてどのような要望をされ、大統領がどのように答えたかなど、具体的な内容は明らかにしていない。
これに対し、同日夕に米大統領府(ホワイトハウス)が発表した声明では、「バイデン大統領と教皇フランシスコが同日会談し、イスラエルとガザの最新動向について話し合った」とし、「大統領はハマスによるイスラエル民間人に対する野蛮な攻撃を非難し、ガザ地区の民間人を保護する必要性を確認した。 また、最近のイスラエル訪問と、ガザの人道危機を軽減するために食料、医薬品、その他の人道支援を確実に届けるための取り組みについて語った」と述べ、「 両首脳はまた、この地域の紛争拡大を防止し、中東における永続的な平和に向けて取り組む必要性についても議論した」と説明している。
教皇は大統領にどのような話をなさったかは、この声明には書かれていないが、教皇はこの電話会談に先立つ22日の正午の祈りの中で、ガザ地区の現状を深く悲しまれ、イスラエル、パレスチナによる対話、人道援助の継続確保、人質の解放などを強く訴えられ、ロシアの軍事侵攻が続くウクライナについても強い懸念を示されており、バイデン大統領との会談でも、同様に要請をなさったと見られる。
Today, President Joseph R. Biden spoke with His Holiness Pope Francis to discuss the latest developments in Israel and Gaza. The President condemned the barbarous attack by Hamas against Israeli civilians and affirmed the need to protect civilians in Gaza. He discussed his recent visit to Israel and his efforts to ensure delivery of food, medicine, and other humanitarian assistance to help alleviate the humanitarian crisis in Gaza. They also discussed the need to prevent escalation in the region and to work toward a durable peace in the Middle East.