・教皇、トルコ大統領と電話会談、「二国間解決」支持を確認

イスラエルによる空爆を受けたガザ地区南部カン・ユニス 2023年10月26日イスラエルによる空爆を受けたガザ地区南部カン・ユニス 2023年10月26日  (AFP or licensors)

(2023.10.26 Vatican News)

 トルコのエルドアン大統領が26日午前、教皇フランシスコに電話し、「中東の深刻な状況」に関して、電話会談を行った。大統領は、パレスチナ・ガザ地区の人道的状況に懸念を示し、教皇は現在進行中の出来事に苦しみを表明すると共に、「二国家解決」を支持するバチカンの立場を改めて確認された。

  バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長が、トルコ大統領府の声明を確認する形で明らかにしたもので、広報局長によると、教皇は現在の情勢に苦しみを表明するとともに「二国家」とエルサレムのための特別規約による解決に到達できることを願いつつ、従来のバチカンの立場を改めて示された、という。

 トルコ政府は、同日午前、エルドアン大統領はガザで起きていることを「殺戮」と定義し、教皇に深い憂慮を表したと伝えた。

 先日10月22日、教皇フランシスコは、米国のジョー・バイデン大統領とおよそ20分間、電話会談され、世界の紛争の状況と、平和への糸口を見つける必要について話し合われた。

(編集「カトリック・あい」)

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2023年10月27日