・ミャンマー軍政の刑務所で昨年、34人が死亡している(RFA) Burmese inmates are seen at Lashio Prison in Myanmar’s northern Shan state, Aug. 5, 2020. Photo by RFA (2024.1.10 Radio Free Asia) ミャンマーの人権監視団体「Myanmar Political Prisoners Network」と「the Assistance Association for Political Prisoners」が9日発表したところによると、2023年1年間でミャンマー軍事政権の全国の刑務所で少なくとも34人の政治犯が死亡した。うち18人は拷問などで殺害され、16人は適切な治療を受けられずに死亡したと見られている、という。 発表によると、この数字は、ミャンマー国内で政治犯が最も過酷な扱いを受けていると言われるパテイン、ダイクー、ミンヤン、モンユワ、マグウェ、タールヤルワディ、インセイン、カレーの刑務所における受刑者の死傷者数についての調査結果をもとにしたもの。 2021年2月に国軍がクーデターによって政権を握って以来、政治犯に対する拷問が増加しており、他の拘置所への移送中に逃亡したという理由で、殺害された政治犯もいる。 監視団体の代表は、RFAの取材に対して、「国軍は戦闘で敗北しつつあるが、刑務所を”戦場”とみなしており、政治犯への弾圧をさらに強めている」としている。 同氏は述べた。 (翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二) ツイート