・教皇、スロバキア首相とロシアのウクライナ侵略について意見を交換

Pope Francis shakes hands with Eduard Heger, Prime Minister of SlovakiaPope Francis shakes hands with Eduard Heger, Prime Minister of Slovakia  (Vatican Media)

(2022.3.14 Vatican News  Devin Watkins)

 教皇フランシスコは14日、スロバキアのエドゥアルド・ヘゲル首相と会談し、ロシアの侵略から逃れるウクライナの避難民に対する支援について意見を交換された。

 会談の冒頭、教皇と首相は2021年9月の教皇のスロバキア訪問を話題にし、「良好な二国間関係と社会における教会の役割」の重要性を確認。

 そのうえで、ロシアによるウクライナ軍事侵略を取り上げ、「地域的および国際的レベルへの影響」を含めて「徹底して」話し合い、特に、「ウクライナにおける人道的状況と避難民民の受け入れ」について重点的に意見を交換した。

 その後、へゲル首相は、このあと、ピエトロ・パロリン国務長官、ポール・ギャラガー外務局長とも会談を持った。

 またへゲル首相は、教皇との会談に先立ってVatican News のインタビューに応じ、今回のバチカン訪問の目的について、教皇のスロバキア訪問に感謝することだった、と述べ、教皇との会談では、特に、260万人以上のウクライナ人が国外脱出を余儀なくされているロシアによる軍事侵略について、意見交換したい、と述べた。

 首相によると、スロバキアには、2月24日のロシア軍ウクライナ侵攻が始まって以来、これまでに約20万人のウクライナ避難民が入国しているが、「ロシア軍の攻撃が激化するにつれて人数が増えており、今後、急増するとみている」とし、非難民を受け入れる体制を強化していく方針を明らかにした。

 教皇は、へゲル首相との会談の前日、13日の正午の祈りの中で、ウクライナからの多くの避難民を積極的に受け入れているスロバキアを含む欧州諸国への感謝を表明されるとともに、ロシアによる軍事侵略の即時中止を求める世界中の人々の列に加わり、「神の名において言う。苦しむ人々の叫びに耳を傾け、爆撃、攻撃に終止符を打ちなさい!」と訴えられている。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2022年3月15日