(2024.1.19 カトリック・あい)
世界で迫害されているキリスト教徒を支援する民間組織「 Open Doors」(本部オランダ)が19日までに発表した「 World Watch List 」2024年版によると、迫害が顕著な50か国だけで、3億1700万人が酷い迫害や差別に苦しめれている。 国別の状況などは次の通り。
【北朝鮮】
【 迫害が過酷さを増している】
3 億 6500 万人以上(キリスト教徒の7 人に 1 人)が、信仰のために過酷な迫害に直面しており、世界監視リストに登録されている国々では、迫害が危険なほど暴力的になっている。
2023 年には、これまでに記録された以上に多くのキリスト教徒が暴力的な攻撃に直面し、教会や関係施設に対する攻撃が急増した。
サハラ以南アフリカの国々では、 政情不安、戦争、過激派の台頭により、キリスト教徒にとって危険な状況が生じている。 無法地帯が生じ、アルカイダやボコ・ハラムなどのイスラム過激派武装勢力の動きが活発になっている。
弱体化した政府は彼らの活動を止めることができず、武装勢力は何の制約もなく、教会や関係施設への攻撃を繰り返している。
2023年に起きたキリスト教徒の殺害の大半はサハラ以南のアフリカの国々でなされており、 宗教を動機として殺人事件の10件中9件がナイジェリアで発生した。コンゴ民主共和国、ブルキナファソ、カメルーン、中央アフリカ共和国でも、キリスト教徒が殺された。
故郷を追われるキリスト教徒も増えており、 サハラ以南アフリカの国々で発生した国内・国外避難民3450万人のうち、約1620万人がキリスト教徒だ。
【好ましい動き】