Galman Kochiigit, Bekzat Maxutkan, Gulzhan Toktassyn, Galym Rakizhan, and Tilek Niyazbek cooperated with the interviews and in preparing this series)
Biitter Winterhaは、カザフ人たちのが中国の新疆ウイグル自治区で”教育キャンプ”や刑務所に入れられ、恐怖の経験をしたありさまを、カザフスタンに避難した当人やその親族にインタビューし、ビデオに収録した。以下は彼らの肉声であり、このような虐待が同自治区で行われている事実に、民主主義を報じる国際社会が耳を傾けてくれることを希望している。
*Serikzhan Bilash氏はカザフスタンの代表的な人権活動家。新疆ウイグル自治区での”教育キャンプ”におけるウイグル人や他の少数民族に対する虐待行為の告発を続けていることで、繰り返し脅迫されている。
⓵ Anykbek Turdazhan「週3回、看守が唐辛子スプレーをかけるなど虐待」
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⓶ Abikesh Samenuly「父は、出国を認めると告げられた後に謎の死を遂げた」
Arshyn Abikeshは、彼の父親、Abikesh Samenulyについて語った。Abikesh Samenulyは、2017年11月に”教育キャンプ”に送られ、中国人による大量虐殺の犠牲となった。カザフスタンを頻繁に訪れ、金曜日にモスクに足を運んだことで、糾弾されたのだ。
1957年に生まれの Samenulyは、2013年に新疆ウイグル自治区のドルビルジン県のキガンス牧場から、カザフスタンに移住した。その後も定期的に中国との間を行き来していたが、2017年11月に中国に戻った際に拘束され、ドルビルジン県の”教育キャンプ”に入れられた後、ターガン思想改造所に送られた。Arshynは、父の逮捕、収容所送りには 正当な理由がないとして、人権団体に助けを求め、早期釈放が実現するよう努めた。
Arshynによると、父はスポーツマンであり、定期的に競技にも参加し、健康上の問題は全くなかったが、思想改造所で健康を害し、いったん医療施設に入れられたものの、もとの収容所に送り返された。肺の疾患と悪寒に悩まされた彼は「インフルエンザ・ワクチン」と称される薬を接種された、と2019年10月に釈放された後、息子のArshynに話した。だが、釈放後、カザフスタンに行くことを認められ、パスポートを取得した翌日に、死亡した。
Arshynは、父が病死したのではなく、収容所での虐待を表ざたにしないように、毒殺されたのではないか、と見ている。父が亡くなった時、家族全員がカザフスタンにいて、葬儀に出ることができず、埋葬場所も、葬儀の前に宗教的な儀式が行われたかどうかについても、当局から知らされていない。死因を明らかにするとともに、その責任を補償するよう中国政府に求めている。
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