・2024年キリスト教一致祈祷週間は1月18日から25日に。東京教区は21日にカテドラルで

(2023.12.6 カトリック・あい)

  バチカン・キリスト教一致推進省と世界教会協議会による2024年のキリスト教一致祈祷週間が1月18日から25日にかけて、全世界で行われる。今回のテーマは、「あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい」(ルカ福音書10章27節)だ。

 カトリック中央協議会によると、今年のキリスト教一致祈祷集会のための資料は、バチカン・キリスト教一致推進省と世界教会協議会が共同で任命した国際チームが決定したが、資料の起草は、キリスト教一致推進省から、ブルキナファソのエキュメニカル・チームに託され、エキュメニカルな召命を受けた同国のカトリック共同体であるシュマン・ヌフ協同体がまとめた。また、祈りと黙想の草稿作成には、カトリックのワガドゥグー大司教区、プロテスタント諸教会、エキュメニカルな各団体の代表者が協力した。

 ブルキナファソの政治的・社会的状況は不安定だが、そうした状況の中でキリスト教一致祈祷週間の小冊子を準備することは、キリストの愛がすべてのキリスト者を結び付け、その分裂よりも強いものであることを認識する助けとなった、という。

 日本でも、世界に広がる教会と心を合わせてキリスト者の一致を祈るため、カトリック中央協議会と日本キリスト教協議会が共同で翻訳した資料を小冊子『キリスト教一致祈祷週間』として発行し、ポスターとともに配布する。小冊子には①2004年のテーマの解説②エキュメニカル礼拝式文③八日間の聖書の黙想と祈り④作成担当国のエキュメニズムの現状-が書かれており、キリスト教一致祈祷週間の期間だけでなく、一致を求める個人の祈りや共同の祈りのために年間を通して用いることができるよう配慮されている、という。

 なお、小冊子は2024年キリスト教一致祈祷週間小冊子ダウンロード(PDF2.24MB)からダウンロードできるが、印刷物の希望者は、希望送付先の氏名・団体名・所在地・電話番号・FAX 番号・メールアドレス・希望部数を明記の上、PDFのFAX申込書で申し込む。小冊子およびポスターはともに無料だが、送料のみ受取人払い。

 問い合わせなどは、「カトリック中央協議会エキュメニズム部門」(Tel 03-5632-4445、Fax 03-5632-4465)または「日本キリスト教協議会」(Tel 03-6302-1919、Fax 03-6302-1920)へ。

 (2024.1.12)

    なお、東京教区では、日本キリスト教協議会(NCC)とカトリック東京大司教区の共催で「キリスト教一致祈祷週間 東京集会」が行われているが、今年は数年ぶりに対面で、以下の予定で行われる。

日時:2024年1月21日(日) 14:00〜15:30
場所:カトリック東京カテドラル聖マリア大聖堂 地下聖堂
司式:アンドレア・レンボ司教(カトリック東京大司教区補佐司教)
説教:金性済師(日本キリスト教協議会総幹事)

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2023年12月6日