・教皇入院7日目-20日₋熱はなく、「限局性肺炎」に若干の改善

The Gemelli Hospital in Rome where Pope Francis is being treated The Gemelli Hospital in Rome where Pope Francis is being treated   (AFP or licensors)

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2025年2月21日

・教皇入院6日目・19日ー容態は安定、血液検査で若干の改善確認

Rome's Agostino Gemelli HospitalRome’s Agostino Gemelli Hospital 

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2025年2月20日

・教皇入院5日目・2月18日ー両肺に肺炎、追加の薬物療法が必要に

Pope Francis continues treatment for a respiratory tract infection at Gemelli hospitalPope Francis continues treatment for a respiratory tract infection at Gemelli hospital 
2025年2月19日

・教皇 入院4日目、17日ー呼吸器の複数菌感染により適切な療養必要に、病状は安定

ローマのジェメッリ総合病院と聖ヨハネ・パウロ2世像ローマのジェメッリ総合病院と聖ヨハネ・パウロ2世像  (ANSA)

(2025.2.17  バチカン放送)

 呼吸器感染症でローマのジェメッリ総合病院に入院中の教皇フランシスコの17日午前中の様子について、バチカン広報局は以下のように伝えた。

 「ここ数日と今日の検査の結果、呼吸器の複数菌感染が明らかになり、治療法をさらに変更することになった。今日までに実施されたすべての検査は複雑な臨床像を示しており、これに伴い、適切な療養が必要とされる。」

 バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長は、報道関係者らに対し、「教皇は昨晩よくお休みになられた。朝食をとり、新聞を読まれた。治療は続く」と述べたほか、教皇は朗らかなご様子であることを伝えた。

 パレスチナ・ガザ地区の小教区主任司祭、ガブリエル・ロマネッリ神父は、教皇が入院後最初の2日間、いつものように小教区に電話をかけてくださり、ビデオで会話したこと、昨日は電話の代わりにメッセージを寄せてくださったことを、バチカンのメディアに語った。

   またバチカン広報局の17日夜の発表によると、 「教皇はその後も発熱はなく、指示された治療を続けておられ、臨床的な状態は安定している」。そして、この朝、聖体を拝領され、その後、仕事に関するいくらかの作業を行い、文書に目を通された。「今この時も、多くの親愛と寄り添いのメッセージを受け取り続けていることに感動されている。その中でも特に、現在入院生活をしている人々が絵やメッセージを通して伝える愛情に、感謝を述べておられる。教皇はこれらの人々のために祈ると共に、ご自身のために祈りを願われている」としている。

(編集「カトリック・あい」)

2025年2月17日

・教皇 入院3日目の16日―病状は安定、治療を継続

ローマのジェメッリ病院前広場の聖ヨハネ・パウロ2世像ローマのジェメッリ病院前広場の聖ヨハネ・パウロ2世像  (AFP or licensors)

 呼吸器感染症で14日からジェメッリ総合病院に入院中の教皇フランシスコの16日の様子について、バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長が以下のように発表した。

「教皇フランシスコは夜間よくお休みになった。臨床的状態は安定しており、医療スタッフより処方された診断に沿った治療プロセスを継続している。

 16日朝、教皇は聖体を拝領された。そして、テレビでミサをご覧になった。午後は、読書を交えながら休息された」

(編集「カトリック・あい」)

2025年2月17日

・バチカン行政機構の最高位に初の女性ー教皇、バチカン市国行政庁長官にSr.ペトリーニを任命

Archive photo of Sister Raffaella Petrini and Pope FrancisArchive photo of Sister Raffaella Petrini and Pope Francis 

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

2025年2月16日

・教皇入院2日目ー数値改善、絶対安静で回復に努め、主日の正午の祈り先唱は控えられる

ローマのジェメッリ総合病院ローマのジェメッリ総合病院  (AFP or licensors)

 バチカン広報局が15日夕、教皇フランシスコの入院2日目の同日夕方までの経過について発表した。発表内容以下の通り。

・・・・・・・

  教皇フランシスコは一晩中よく休まれた。発熱は見られなかった。日中に行われた検査により、呼吸器感染症を確認した。治療はその後の微生物学的検査に基づき、若干変更された。今日の臨床検査では、いくつかの数値が改善した。

 午前中、教皇は聖体拝領され、その後、休息と、祈りや読書を交互に行われた。

 回復を促すために、医療スタッフは絶対安静をお願いした。そのため、教皇は明日、16日の年間第6主日の正午の祈りの先唱はなさらないが、教皇はお告げの祈りの際の原稿を発表する意向だ。

 教皇は、寄り添いと親愛の情を伝える多くのメッセージに接し、感謝されるとともに、今後も、ご自身のために祈ってくれるよう、願われている。

2025年2月16日

・教皇、微熱のため呼吸器感染症の薬物治療を開始(Vatican News)

Pope Francis treated for respiratory tract infection at Rome's Gemelli HospitalPope Francis treated for respiratory tract infection at Rome’s Gemelli Hospital  (ANSA)

 

 

2025年2月15日

・教皇、長引く気管支炎の検査と治療のために入院(CRUX)

Pope Francis starts reading his speech during his Wednesday general audience in the Paul VI Hall at the Vatican on Wednesday, Feb. 12, 2025. (Credit: Alessandra Tarantino/AP.)

(2025.2.14 Crux   Elise Ann Allen

2025年2月15日

・教皇、気管支炎の検査と治療のためジェメッリ病院に入院

ローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院ローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院 

 バチカン広報局の声明によると、教皇は14日午前、予定されていたいくつかの謁見を終えられた後に、このところ患っておられた気管支炎のために必要な検査と、病院での治療を目的に、ローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院に入院された。

 教皇はここ数日、ミサや謁見などの場でご自身の気管支炎に言及し、準備された説教や講話を側近の代読に委ねられてきた。

 この朝、教皇はすべての謁見を、お住まいであるバチカンのサンタ・マルタ館で行われた。

(編集「カトリック・あい」)

2025年2月14日

・教皇の健康状態ー長引く気管支炎をめぐって懸念の声も(La Croix)

(2025.2.11  La Croix (with I.Media)

 教皇フランシスコ(88歳)が気管支炎で苦しんでおられ、ご自身で講話をするのに困難を生じ、バチカン宮殿でなく宿舎でご自身の宿舎でゲストと会見することを余儀なくされている。しかし、10日も通常通り予定されていた謁見はお続けになった。

教皇フランシスコは、2025年1月26日、サンピエトロ大聖堂のサンピエトロ大聖堂でミサを主宰します。(教皇フランシスコは、2025年1月26日、サンピエトロ大聖堂のサンピエトロ大聖堂でミサを主宰された。(写真:バチカンプレスプール)
 教皇は、ほぼ一週間にわたって気管支炎の重症例に苦しんでおられる。病気のために彼はスピーチを読むことができなくなり、使徒宮殿ではなく彼の住居でゲストを迎えることを余儀なくされた。

 冬にしばしば再発するこの新たな呼吸器疾患のエピソードにもかかわらず、教皇はいつものように聴衆と続けた。2月10日、88歳の教皇は、朝の議題である6つの公式会議すべてに出席した。

 「このひどい風邪で、話すのが難しいので、お詫びしたいと思います」と教皇は5日、水曜恒例の連続講話の代読を補助者の司祭に委任する前にこう言われた。翌日、バチカン報道局は、教皇が「気管支炎」に罹患したと述べ、宿舎のサンタ・マルタで活動を続けることを余儀なくされた。

 それ以来、会議はサンタマルタで通常通り続けられ、キャンセルはなく、スケジュールを軽くすることを余儀なくされた冬の呼吸器疾患の以前の状況とは異なる。2023年3月、教皇は感染性気管支炎のために入院された。「もしあと数時間待っていたら、もっと深刻になっていたでしょう」と数週間後にメキシコのテレビで語られていた。

 

 *「疲労が見える」

 

 2月9日、教皇は寒さにも耐え忍び、サンピエトロ広場で行われた軍のジュビリーの屋外ミサを祝った。しかし、彼は非常に疲れているように見え、弱々しい声で、「呼吸困難」のために彼の説教を読み続けることができなかったことを群衆に謝罪された。

 教皇に近い人々は、彼の顔が「疲労で特徴づけられている」ように見え、彼が体重を増やしたと指摘しており、これはコルチコステロイドによる治療に起因するものもあるが、公式には、教皇が健康速報の公開に消極的であるため、情報は公開されていない。 「彼は体調が良くない」とバチカンの情報筋は懸念を述べ、最近の彼の安定した状態は必ずしも「安心できる」ものではない、と指摘した。

 「教皇は非常に疲れていました」と、教皇が月曜日の朝に謁見したパリのグランドモスクのケムス・エディン・ハフィズ師は確認した。「彼は、バチカン宮殿の図書室で私たちを迎え入れるはずだったのに、(サンタ・マルタで)私たちを迎えられ、謝まられた。彼のことが少し心配だった」。「彼の顔には苦しさが出ていました。息切れしていました、それはかなり困難でした」と付け加え、高齢で「彼の肩に重い責任」を負っていることが分かった、という。

 しかし、約30分間の会見の中で、ケムス・エディン・ハフィズ師は、教皇が「とても愛想がよく、微笑み、とても友好的」で、「とても気配りが行き届いていた」とも述べた。「彼の知的に非常に鋭い所は変わっていない‥. 会見の最後に、彼は私の手を取り、ご自分のために祈るように、と願われました」と語った。

*「心配する必要はない…」

 2月8日、セビリア同胞団会議のスペイン代表たちは、教皇との会見が当初予定されていた20分ではなく、45分に伸びたことに感動した。バチカンのある関係者は「会見をキャンセルされない限り、心配する必要はない。だが、彼は88歳だ。彼の体に何が起こるかわからないことも確かだ」と述べた。

 2月12日、教皇はパウロ六世の謁見ホールで毎週の一般謁見を主宰する予定だ。来週、彼はバチカンを離れ、芸術家の聖年の行事のため、ローマ南東部のチネチッタ映画スタジオを訪れる予定。それにもかかわらず、第266代教皇は、知的能力を保持している限り、辞任するつもりはない、とすでに述べておられる。「統治は膝ではなく、頭でするものです」と彼は2022年12月のABCとのインタビューで語っておられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

(注:LA CROIX internationalは、1883年に創刊された世界的に権威のある独立系のカトリック日刊紙LA CROIXのオンライン版。急激に変化する世界と教会の動きを適切な報道と解説で追い続けていることに定評があります。「カトリック・あい」は翻訳・転載の許可を得て、逐次、掲載していきます。原文はhttps://international.la-croix.comでご覧になれます。
LA CROIX international is the premier online Catholic daily providing unique quality content about topics that matter in the world such as politics, society, religion, culture, education and ethics. for post-Vatican II Catholics and those who are passionate about how the living Christian tradition engages, shapes and makes sense of the burning issues of the day in our rapidly changing world. Inspired by the reforming vision of the Second Vatican Council, LCI offers news, commentary and analysis on the Church in the World and the world of the Church. LA CROIX is Europe’s pre-eminent Catholic daily providing quality journalism on world events, politics, science, culture, technology, economy and much more. La CROIX which first appeared as a daily newspaper in 1883 is a highly respected and world leading, independent Catholic daily.

2025年2月11日

・7月27日「祖父母と高齢者のための世界祈願日」のテーマは「希望を失うことのない人は、幸い」

バチカンで2024年4月に行われた、高齢者と若者たちの集いで バチカンで2024年4月に行われた、高齢者と若者たちの集いで   (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

(2025.2.4 バチカン放送)

 バチカンの「いのち・信徒・家庭省」が4日、7月27日に記念される第5回「祖父母と高齢者のための世界祈願日」のテーマを発表した。

 教皇フランシスコが選ばれたテーマは、「希望を失うことのない人は、幸い」( シラ書14章2節参照)。

 シラ書から引用されたこの言葉は、お年寄りの深い幸福感と、キリスト教的で和解した老後のための道として、主の中に置かれた希望を示している。

 教皇は、2021年に設けられた同祈願日を、この聖年に、「祖父母や高齢者の存在が、いかに各家庭や教会共同体の中で希望のしるしとなり得るか」を考える機会とすることを希望されている。

 「いのち・信徒・家庭省」は、7月27日のミサを、世界のすべての教区で高齢者のためのために捧げ、お年寄りへの訪問や、異なる世代間の出会いの機会を促すように、との教皇の勧めを新たにしている。

(編集「カトリック・あい」)

2025年2月5日

・バチカンが、 AIと人間の知性の関係に関する文書を発表

AIと人間の知性の関係めぐる教理省と文化教育省の文書発表AIと人間の知性の関係めぐる教理省と文化教育省の文書発表  (REUTERS)

(2025.1.28 バチカン放送)

 バチカンの教理省と文化教育省が28日、「Antiqua et Nova( Note on the relationship between artificial intelligence and human intelligence=人工知能と人間の知能の関係に関する文書)」を発表した。

 この文書は、教皇フランシスコの人工知能に対するここ数年の関心と注意を基礎としており、教育者や信仰を伝える立場にある人はもとより「人々と共通善に奉仕する科学技術」の発展に必要な条件を共有する人々にも向けられている。

 文書は6章・117節で構成され、教育、経済、労働、医療、人間関係の分野や、戦争を背景に、人工知能(AI)の開発上の課題や可能性に光を当てている。

*AIの危険-個人や企業の利益のために操作される恐れ

 文書は、AIの危険性を具体的に列挙すると同時に、神と人間の「協力の一部」として進歩するよう促す一方で、効果をまだ予測できないこうした技術革新に対し、不安を示している。

 そして、人工知能と人間の知能の区別に数節を費やし、「AIを指して『知性』という言葉を使うこと自体が、誤解を招きやすい」と指摘。AIは「人工的な知性の形」ではなく、「その産物の一つ」であるとしている(35項)。

 さらに、人間の創意のあらゆる産物と同じように、AIも「肯定的な目的にも、否定的な目的にも」使うことができ、「重要な革新」をもたらすことができる(48)一方で、「差別や、貧困、情報格差、社会的不平等の状況を悪化させる危険」も内包(52項)している、とし、「倫理的懸念」を生んでいるのは「AIの主な応用をめぐる権限のほとんどが、力を持つ少数の企業の手に集中していること」(53項)であり、「個人あるいは企業の利益」のために操作される恐れ(同)がある、とも指摘している。

 

*AIの兵器利用が制御不能な破壊力をもたらす懸念

 AIと兵器との関係では、においては、「人間の直接介入なしに標的を特定し、命中可能な自律的で殺傷力のある兵器システム」が深刻な倫理的懸念(100項)をもたらしており、教皇は、「人類または地域全体の生存」に関わる現実的脅威として、その使用の禁止を求め(101項)ておられる。そして、「戦争に制御不能の破壊力を与え、子供たちさえを含む、多く無実の市民を攻撃するリスク」がある、と文書は警告している。

*子供の成長や人間関係にとって有害にもなり得る

 

またAIは、人間関係についても、「有害な孤立」をもたらす可能性(58項)があり、「AIの擬人化」は、子どもたちの成長に問題を起こし得る(60項)ほか、AIを人間のように表現することを詐欺的な目的で使用する場合、「重大な倫理違反」となり、教育、人間関係、性的な文脈において、AIを使って人を欺くことは「不道徳であり、慎重な注意が必要 」(62項)とも述べている。

*経済・金融、労働分野への影響

 

経済・金融の分野でも同様に警戒が必要で、特に労働分野で、AIは技能と生産性を向上させる「大きな可能性」を持つ一方、「労働者から資格を取り上げ、自動化された監視体制」のもとに、固定化された反復的な役務に追いやる」可能性(67項)がある、としている。

*医療分野への影響

 

文書は、AIと医療の関係にも多くのスペースを割いており、医療分野での応用の膨大な可能性に触れながらも、「医師と患者の関係に取って代わるなら、病者に伴う孤独感を『悪化』させる恐れがある」とし、AIによって、「金持ちの医療」が強化されれば、経済的余裕のある人々が高度な医療の恩恵を受ける一方で、他の人々は基本的な医療サービスへのアクセスすらできない状況に陥ることが考えられる、と警告している。

*教育分野への影響

 

文書は、教育の分野においてもAIがもたらすリスクを浮き彫りにしており、「慎重に使用するなら、AIは教育へのアクセスをより良くし、学生たちに”即時の照”ができるようにする(80項)」が、問題は、多くのプログラムが「生徒が自分で答えを見い出す、あるいは自分で文章を書くように促すのではなく、単に答えを提供するにとどまる」ことで、その結果、「批判的思考を育てられなくなる」(82項)と警告。多くの「歪曲・捏造された情報」や「フェイクニュース」を生み出すプログラムがあることにも、注意を促している。

*”フェイクニュース”と”ディープフェイク”

 

フェイクニュースに関して、文書は、AIが「偽造されたコンテンツや、偽情報を生み」(85項)、それを「欺き、傷つける」ために拡散する(87項)など、深刻なリスクがあることを注意している。そして、常にコンテンツの「信憑性を慎重にチェック」し、「人を辱める言葉やイメージの共有」を避け、憎しみや不寛容を煽るもの」や「人間の性」の品位を落とすものを排除するように、促している(89項)。

*プライバシーと管理

 

「プライバシーと管理」について、文書は、ある種のデータが「良心にまで触れ」(90項)、すべてが「密かに覗き見られる一種の見世物」になりかねないリスクを持っている、と指摘(92項)。また「デジタル上の監視が、信者の生活や信仰の表現を管理下に置くために使われる可能性」があることに、注意を促している。

 

 

*共に暮らす家である地球をより良くするために

 

被造物のテーマにおいて、共に暮らす家=地球との絆をより良いものとするためのAIの応用は、「期待できるもの」とする一方で、現在のAIモデルは「大量のエネルギーと水」を必要とし、資源を集中的に消費するのみならず、「CO2排出に大きく影響する」という負の側面にも触れている。

 

 

*神との関係

 

最後に文書は、人間が「自らの産物の奴隷」となるリスクを警告し、「AIは『人間の知性を補完する道具』としてのみ使用されるべきであり、人間の知性の豊かさに取って代わることがあってはならない」(112項)と強調している。

 

(編集「カトリック・あい」)

2025年1月29日

・ 教皇、お住まいのサンタ・マルタ館で転倒、右前腕を打撲されたが、「公務に支障なし」とバチカン広報

教皇フランシスコと世界食料安全保障委員会ジェジル議長 2025年1月16日 バチカン宮殿世界食料安全保障委員会ジェジル議長と会見される教皇フランシスコ(2025年1月16日、バチカン宮殿で=ANSA)

(2025.1.16 バチカン放送)

 バチカンの広報局の声明によると、教皇は16日、ご自身の住まいであるバチカンのサンタ・マルタ館で、転倒のために右前腕を打撲された。これによる骨折はないというが、念のため右腕に固定処置がとられた。

 公務には支障がなく、教皇は同日、世界食料安全保障委員会のノシフォ・ナウスカ-ジーン・ジェジル議長との会見を予定通りなさった。

(編集「カトリック・あい」)

2025年1月17日

・バチカンに初の女性長官が誕生ー奉献・使徒的生活会省のSr.ブランビッラ

シモーナ・ブランビッラ修道女シモーナ・ブランビッラ修道女 

  教皇フランシスコが6日、教皇庁奉献・使徒的生活会省長官に、同省次官のシスター・シモーナ・ブランビッラ(59)を任命された。バチカンの省の長官に女性が任命されるのは初めて。

 副長官には、サレジオ会前総長のアンヘル・フェルナンデス・アルティメ枢機卿(64)が就任する。

Sr.ブランビッラは、慰めの聖母宣教修道女会の会員で、2011年から2023年10月まで、教皇庁の奉献・使徒的生活会省次官に任命されるまで同会の総長を務めていた。

 教皇フランシスコは教皇就任以来、女性の登用を積極的に進めている。2013年から2023年にかけて、教皇庁とバチカン市国で働く女性の割合は、19.2%から23,4%に上昇。

 女性を含む一般信徒が教皇庁の省はじめとした部署の要職に就くケースが増え、総合人間開発省のアレッサンドラ・スメリッリ次官、バチカン美術館のバルバラ・ヤッタ館長、バチカン市国行政庁次官ラファエラ・ペトリーニ次官などがその例だ。昨年12月には、Sr.シモーナ・ブランビッラと世界カトリック女性団体連合(WUCWO)前会長のマリア・リア・ゼルビーノを国務省の常任評議会議員に任命されている。

 さらに2022年には、教皇が使徒憲章Praedicate Evangeliumを出され以前は枢機卿や大司教に限られていた長官になる道を開いており、今回の  Sr.ブランビッラの長官任命はそれに基づくものといえる。

(編集「カトリック・あい」)

2025年1月7日