・日本政府が、ローマ法王としていた日本語呼称を「ローマ教皇」に変更

 (2019.11.21 カトリック・あい)

 日本政府は20日、これまで「法王」としていたローマ教皇の呼称を「教皇」に変更すると発表した。教皇フランシスコの22日からの訪日に合わせたもので、各報道機関もこの変更に倣うとみられる。

 その理由について、外務省は、カトリックの関係者をはじめ一般的に教皇を用いる例が多いこと、「法王」が国家元首を務めるバチカン側に「教皇」という表現の使用について問題がないこと、が確認できたためと説明している。

 これまで「法王」という呼称を使ってきたのは、東京にある「ローマ法王庁大使館」に合わせたものだった、という。カトリック中央協議会のホームページによれば、日本とバチカンが外交関係を樹立した当時の定訳が「法王」だったため、「法王庁大使館」になった、としている。

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2019年11月21日