☩教皇「ウクライナ和平交渉へ―ロシア、ウクライナ両国訪問実現の努力続ける」ーロイターとの会見で

Pope Francis speaks with Reuters Senior Correspondent Philip PullellaPope Francis speaks with Reuters Senior Correspondent Philip Pullella 

 そして、「私は問いますーある問題を解決するために、人間の命を奪うことが、許されるのか、正しいのか」と問いかけられ、「道徳的に問われるのは、問題を解決するために人の命を奪うのが正しいかどうか、問題を解決するために”殺し屋”を雇うのが正しいかどうかです」と指摘された。

*中絶権利擁護派のペロシ米下院議長の聖体拝領問題

 教皇はまた、米国議会のナンシー・ペロシ米下院議長が家族と休暇でローマに滞在中、バチカンでの聖ペテロとパウロの祭日ミサに参列し、中絶権利擁護派であるにもかかわらず聖体拝領を受け、カトリック関係者から問題にされていることについても、質問を受けた。教皇はこのミサで説教はなさったが、膝の不具合で長時間立っていられないことから、ペロシ議長が教皇から直接、聖体を受けることはなかった。ただ、ペロシ議長が所属するサンフランシスコ教区のコルデレオーネ大司教は中絶の権利を支持する彼女日して聖体拝領を禁ずる決定をしていたため、バチカンでのミサでの聖体拝領を疑問視する声も出ている。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

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2022年7月5日