(2024.1.3 バチカン放送=Vatican Newsをもとに、1.4に更新)
教皇フランシスコは3日の年初の一般謁見で、能登半島地震の被災者への寄り添いを新たに表明するとともに、羽田空港での航空機事故の犠牲者のために祈られた。
謁見参加者への挨拶の中で、教皇は、戦争の犠牲になっているパレスチナ、イスラエル、ウクライナの人々、そして迫害されているロヒンギアの人々のために祈られた。そして、「日本で起きた(能登半島を中心とし、1日夕から続いている)地震に見舞われたすべての方々に、精神的寄り添いを新たにしたいと思います」と述べらてるとともに、2日夕に羽田空港で起きた旅客機と海上保安庁機の衝突炎上事故にも言及され、特に亡くなった方々を心に留められた。
また、教皇は、この地震と航空機事故の犠牲者の遺族、被災者たちの救助、支援にあたる人々のためにも祈られた。
教皇はこれらの言葉をイタリア語で述べられ、次いで関係者が同文を英語で読み上げた。
教皇は前日2日に、バチカンのピエトロ・パロリン国務長官を通して、日本の教会関係者に電報を送られ、能登半島地震の犠牲者へ哀悼の意を表明されるとともに、すべての被災者に連帯を示されている。
(編集「カトリック・あい」)