☩「私たちキリスト者は一致を目指す巡礼者」-教皇、一致祈祷週間へ参加呼びかけ        

(2022.1.16 バチカン放送)

 教皇フランシスコは16日の正午の祈りの中で、18日から始まる「キリスト教一致祈祷週間」に言及された。

 今年のテーマ「私たちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです」(マタイ福音書2章2節)について教皇は、「救い主である王としてお生まれになった方を拝むために、東方からベツレヘムへ旅した東方三博士のエピソードに基づいています」とされた。

 そのうえで、「私たちキリスト者は、異なる宗派と伝統の中にあっても、完全な一致を目指し、歩み続ける巡礼者。私たちの主、イエスに眼差しを注げば注ぐほど、その目標に近づくことができます」と説かれ、「『キリスト教一致祈祷週間』の間、私たちの努力や苦しみも、キリスト者の一致のために捧げましょう」と世界のキリスト教徒に宗派を超えて呼びかけられた。

 「キリスト教一致祈祷週間」は、「すべての人を一つにしてください」(ヨハネ福音書17章 21節)というイエスの祈りのもとに、すべてのキリスト者の一致を共に願い祈ることを目的に、毎年1月18日から25日までキリスト教諸教会の参加のもとに行なわれている。

 今年のテーマ選択、それに沿った祈りと黙想のテキストは、教皇庁キリスト教一致推進評議会と世界教会協議会(WCC)の協力のもと、中東地域の諸教会が参加する中東教会協議会(本部:ベイルート)が中心となって作成された。

(編集「カトリック・あい」)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年1月17日