(2024.5.1 Vatican News Francesca Merlo)
教皇フランシスコは「聖母マリアの月」の初日、労働者聖ヨセフの祝日である1日の正午の祈りで、世界中の戦争で犠牲になっている人々に思いを寄せ、ウクライナ、パレスチナ、イスラエル、ミャンマーの犠牲者のために祈り、「戦争で最も利益をもたらす投資先は、兵器産業に関連したものになっている」と強く批判された。
特に教皇は、「現在、とても苦しんでいる」ウクライナのために、またパレスチナとイスラエルに住むすべての人々のために祈るよう求められ、ミャンマーのロヒンギャ難民にも思いを寄せられて、「平和を求めましょう。これらの人々と全世界に真の平和を求めましょう」と呼びかけられた。
そして最後に、残念なことに「今日、最も多くの収入を生み出す投資先は兵器工場です」と出席者全員に改めて注意を喚起され、「 死から利益を得ることは、ひどいことだ」とは繰り返された。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)