(2024.4.21 Vatican News Francesca Merlo)
教皇フランシスコは21日、復活節第四主日のRegina Coeliの祈りに続いて、パレスチナ、イスラエル、ウクライナの「戦乱の影響を受けている人々の苦しみを忘れない」ことを強調されるとともに、和平に実現を心から訴え、そのための対話を改めて関係国指導者たちに求められた。
教皇は、中東地域で外交的解決に向けた対話、交渉が進むことへの期待を改めて表明され、「主張の論理」に屈しないよう、次のように訴えられた。
「私は中東情勢を懸念し、悲しみながら見守り続けています。戦争の主張に屈するのではなく、多くを達成できる対話と外交を優先するよう繰り返し訴えます。私は毎日、パレスチナとイスラエルの平和を祈り、この二つの民族が早く苦しみを終わらせられることを願っています」。
さらに、教皇は、ロシアの一方的な軍事侵攻で始まり、今なお続いているウクライナ戦争を思い起こされ、世界の指導者に対して、「(戦争によって)悲惨な苦しみを味わっている」この地をこれ以上”曇らす”ことのないよう努力を求められた。