☩「イスラエルとパレスチナ武装勢力の停戦が維持されるように」教皇、復活節第六主日の正午の祈りで

A woman sits amid the rubble of her house in GazaA woman sits amid the rubble of her house in Gaza  (AFP or licensors)

(2023.5.14 Vatican News   Devin Watkins)

    教皇フランシスコは14日、復活節第6主日の正午の祈りで、イスラエルとガザ地区のパレスチナ武装勢力との間の停戦が維持されるよう祈られるとともに、聖地の平和を強く願われた。

 イスラエルとガザ地区のイスラム聖戦過激派は、イスラエルによる空爆で同組織の最高司令官3人が死亡した9日以来、武力による戦いを劇化させていたが、13日にエジプトの仲介による停戦が発効し、14日の日曜もこれまでのところ停戦が続いている。だが、停戦前までに、ガザ地区では、少なくとも4歳の子供を含む13人の民間人が殺害されたと報告されている。

 教皇は、「武器によっては、決して安全と安定を得ることができません。武器が”沈黙”しますように。戦う人々は、平和への希望を打ち砕くことにしか成功していないのです」と強調。

 イスラエル人とパレスチナ人の間の武力闘争で、「女性や子供を含む無実の人々が命を落としている」と強い悲しみを表され、停戦がこのまま継続され、さらに双方が武器を置くことに、強い期待を表明された。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2023年5月14日