(2022.5.20 バチカン放送)
教皇フランシスコが19日、ローマの教皇庁立ウルバノ大学で開かれた環境問題を考える教育イベント「ラウダート・シ教室」に参加された。
統合的エコロジーをテーマとする教皇の回勅のタイトル、「ラウダート・シ」からとられたこの催しには、中南米の国々やイタリア、スペインなど欧州の国々から約50人の若者たちが参加。
教皇はあいさつで、「環境問題への取り組みには『poésie(詩情)』と『勇気』が必要… 生活の中の詩は、本からではなく、働きながら、自然を観想しながら学ぶものです」と語られ、地球の環境を守るため、然りとして取り組みを進めるよう、若者たちを励まされた。
「ラウダート・シ教室」は、教皇が進める教育活動「スコラス・オクレンテス(出会いの学校、の意)の一環として行われた。教皇は先日、「スコラス・オクレンテス」を「国際的な性格を持つ信徒の組織」と定義するための文書と規則を発表されている。参加した若者たちは、今後一年間にわたり、世界各地で社会=環境計画に基づいた自然保護に取り組むことになっており、この教室では、そのための様々な目標が示された。
(編集「カトリック・あい」)